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山本さんの心配をしてみる

自分のブログ記事を読み返しながら思った。

・・・同じお笑いなら、小林さんの心配をするよりも、山本さんの心配をする方がアクセスアップにつながるのではないか?

今更こんな事に気がつく俺も俺だが、山本さんの記事を書かなかったのは、それがたいして面白味のない事件だからだ。
法律的にいえば、この手の男と女の事件は、女性の同意の有無によって評価が大きく変わる。ホテルまでついて行ってるとなるとビミョーだ。
同意というのは、結局女のさじ加減なのだが、当人、たぶん同意の有無なんて、いちいち考えて行動していないと思うのだ。後から何言い出すかわからない。
情報が足りない状態で下手な判定は下せない。
ここから発展させて淫行条例や児童ポルノ法(買春規定)を批判してもいいが、なんかそれも山本さんの味方のようで面白くないしな。

法律的でない面、特に心理的な面から見ればやや面白みがある。が、内面的なトラブルを抱えている人はお笑いには珍しくない。
山本さんがトラブルメーカーなのは『めちゃイケ』で知っていた。吉本上層部の反応の早さから見ても、今までもいろいろあったのだろう。
俺の見立てでは、もともとは痩せた二枚目であった山本さんは、太ってしまった今でも、内面が外見に相応しておらず、ギャップを抱えていたようだ。ひらたくいえば、自分がピザ野郎だっていう事実が頭では分かっていても、心で受け入れていなかったってこと。
相方の加藤さんも昔はけんかっ早いトラブル野郎だったが、結婚した今はちゃんと大人になっているように見うけられる(まあ、嫁のパンツをTVカメラの前に持ち出したりする「大人」がいるかどうかは置いといて)。
コンビはどうしても相方と比較される。大人になれない自分に山本さんは苛立っている。
普段は後輩たちからなる軍団山本の皆さんが山本さんの面倒を見て、トラブルの事前のストッパー&苦情受付アフターケア係として走り回っていたようだが、今回の事件が起きたのは、草野球の遠征先。軍団山本がついていなかったのが事件の原因の一つではあろう。

面倒を見るといえば、『めちゃイケ』もある。
常々思っていたのだが、芸人のプライベート暴露ネタを扱うバラエティ番組には、紛争解決機能をもつものが結構多い。
TVカメラの前では自分に正直であれ、という芸人のプロ意識を背後の強制力として、問題に直面させ、関係者一同を集めて仲裁をする。
TVカメラの前だから、暴力をふるったりの非常識な振舞いはできないし、喋ることが仕事の人たちだから、「お仕事」である以上、腹をくくって自分の気持ちをみんなに理解できるように伝えることに力を注ぐようだ。
トラブルも解決できて、お金ももらえる。数字もとれる。
これって、いいよね。
山本さんはちょいちょい『めちゃイケ』に面倒を見てもらっていた。
面倒を見てもらっていたといっても、ちゃんと番組として成立する事をやるのだから、彼にプロ意識はあるのだろう。

しかし、それにも限界がある。
6月に改名していたとこからみて、山本さんは最近ますます行き詰まりを感じていたのだろう。
今回のことがきっかけになって、少し大人になれればいいけれど。


・・・と、記事を書きましたが・・・コンビ名か山本さんのフルネームを入れないと、アクセスアップにはならないよね。
by k_penguin | 2006-08-07 00:57 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


by k_penguin