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痴漢冤罪にあったら・実用(の可能性ありそう)編

電車の中で「痴漢です」! 叫ばれたらどうしたらいいのか
弁護士・井上薫さんに聞く


痴漢冤罪tagがある当ブログとしては、やっぱこーゆー記事にトラバしとかんと。

痴漢冤罪を避ける決め手になる方法がないのは、ある意味当然で、
だって痴漢冤罪を避ける決め手になる方法はそのまま痴漢しても捕まらない方法の決め手になるからだ。
て、思ってみたら、このJ-CASTの記事の題名も、どっちにも使えるようになってる・・・。

この記事では痴漢冤罪を避ける方法として、「逃げる」がかなり真面目に検討されているんだけど、これは至極当然のことだ。
俺としても、痴漢冤罪をされる一番確実な方法は
すぐに逃げて、そして決して捕まらないこと(←ここ重要!)
が、一番お手軽かつ確実かなって思っている。お金も使わないし。
体力に自信ある人じゃないとお勧めできないけど。

また、記事で紹介されていた、
「本当に会社に行かないといけないので、この場での足止めは困る」と名刺を渡して、追いかけられないようにしてその場を立ち去る

というのも、良い方法だと思う。
こちらは頭脳派向きだ。
捕まえる側はたいてい頭に血が上っているから、それを冷静にさせることができるかがポイントになろう。
頭が冷えれば女性の方も、揉め事が面倒くさくなってくるはずだ(もちろん美人局型の場合はこれがきかない。初めから冷静だから)。

女性の側は「とりあえず駅事務室へ」と考えているが、「駅事務室」がベルトコンベアの出発点だから、これは避けなければならない。
ベルトコンベアの流れに1度のってしまうと、どんどん、冤罪から逃れる可能性が遠ざかってゆく。
まあ、不良品がベルトコンベアからはじかれるみたいに、助かる場合もあることはあるが。

駅事務室へ行きたがらないと女性に知られると不信感を抱かれるので、ここは説得術の問題。
女性の方はこちらが痴漢だと思っているのだから、その確信を揺るがすことが重要であろう。
・・・難しいね。

まあ、容姿に自信のある人なら、女性が
「痴漢かもしれないけど、まあ、今回は見逃すか」
と、思ってくれることに賭けても良いが
・・・やるなら自己責任でね。


追記 警察の中の人のコメント
1262 感熱紙 [sage] Date:2009/06/02(火) 23:29:52 ID:1vH/mSLs0 Be:
常人現逮にならないようにするためには、とりあえず「自分で警察を呼ぶ」ことが一番でしょう。
その場で下手に否定したり逃げようとするより、「被害者」に有無を言わさず自分で110番して「自分のことを痴漢だと名指しする女性と車内でトラブルになっている」と説明して、警察官の臨場を求める。
こうすることで、警察の臨場事案名が「車内でのもめ事」になり、警察の「まず通報者から話を聞く」という習性を利用することで、自分の主張を話すことができ、「被害者」からの一方的な訴えを防止することができる。
また「逃走、証拠隠滅のおそれ」が無いことも証明できます。
こうなると、よっぽど被害の状況がはっきりしているとか、目撃者がいるとかいうのでない限り、警察は常人現逮にはしなくなります。
事情聴取に時間が掛かる可能性は高いですが、問答無用で手錠を掛けられるよりは良いのではないでしょうか?

(注)  常人現逮・・・一般人による現行犯逮捕

知力及び体力に特別な自信のない通常の方がとる方法として
今のところ一番現実的な方法なのではないかと思う。
本物の痴漢に悪用される恐れも低いし。


追記 2012.3.22
弁護士に聞く!痴漢を疑われた際の本当に正しい対処法

定期的にこーゆー記事って出るのかなー。
この手の記事の中には、やたら弁護士呼べ呼べいうのがあるけど、
弁護士が無料で書く記事は、所詮弁護士の宣伝て意味も混じってるってこと、
理解した上で読んでね。
 …いや、呼ぶなとは言わないけど、医者にかかっても手遅れな場合があるように、弁護士呼べばすべて解決って思わないでねってこと。

で、この記事の、
(1)服の上から触ったレベルの痴漢
のとこの
少なくとも現行犯逮捕はされません(刑訴法217条)。

の部分は、間違いだと指摘しておく。

刑訴法217条は一定の微罪(30万円(刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、2万円))以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪の場合は原則として現行犯逮捕はできないと規定している。
(例外は「犯人の住居、氏名が明らかでなく、又は犯人が逃亡するおそれがある場合」)
服の上から触るレベルは、法律的にいうと迷惑防止条例違反。
条例だから地域によって内容が違うこともありうるが、痴漢行為が罰則にある場合はまず、
2万円以下の罰金、拘留又は科料などとという、やる気のない罰則はあり得ない。
ちゃんと知りたい人は、自分の住んでる地域の迷惑防止条例、又はそれっぽい名前の条例を調べてね。

ちなみに東京都は「六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金」(迷惑防止条例5条1項、8条1項2号)、携帯でパンツを写した場合は「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」(迷惑防止条例5条1項、8条2項)だよ。
これは、そこそこマジに重い罪。
触るより写メの方が罪が重いんだね。きっつい!
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by k_penguin | 2009-02-02 01:42 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(60)

犯罪者は更生しないわけではない

年末駆け込み記事。
刑罰と執行猶予の中間的な制度が導入される見通し。
導入を検討されているのは、「社会奉仕命令」と「一部執行猶予」。
社会奉仕命令は外国では、ウィノナ・ライダーとかのお騒がせなセレブがときどきやらされているアレ。
外国では刑罰の1つに位置づけられているが、日本では、執行猶予の保護観察制度の1つに位置づけられる予定。
保護観察は、更生プログラムである一方、刑罰は「応報」なわけで、相容れないイメージがあるけど、罰としてお掃除っていうのは昔からあることで、「応報」と「更生」は決して両立しない事柄ではない。

あと、このブログは痴漢冤罪についても扱っているわけだけど、
その絡みで、無罪を主張し続けると、無罪か懲役かの二者択一のリスクを負うことになりやすい(反省していない犯罪者とも見られるから)と書いたことがある。
社会奉仕命令が入れば、社会奉仕命令つき執行猶予、という選択肢もできるわけで、そうなれば、リスクの低減になるんじゃないかな、
なんて思ったりして。

もう1つの「一部執行猶予」。
実刑と(多分保護観察付きの)執行猶予を組み合わせたもので、毎日はこの制度を中心に取り上げているが、こちらは今んとこ評判が悪いようだ。
薬物犯や、これまで刑務所に入ったことのない人のように、刑務所入れると、もしかして逆効果かもしんないって人のための制度なのだが、
なぜかネット的には、
更生目的というのは方便で、実体は刑務所の過剰収容対策であろう
という推理が多い。
なんかしんないけど、犯罪者は絶対に更生なんてしないものだという前提でモノを考える方が多いようだ。

まあ、更生した犯罪者は大きなニュースを起こさないけど、更生しない犯罪者は犯罪を重ねた結果大きなニュースになるようなことをするから、
更生しない方の方がずっと目立つという事実はあるが、別に犯罪者がみんな更生しないわけではない。
2ちゃんには犯罪予告や名誉毀損の書き込みばかりあるわけではないが、ふつーの書き込みや真面目な議論はニュースにならない結果、まるでそんなモノがないかのように見えるのと同じだ。

犯罪者の更生について一般の理解はとても低いと思う。
刑務所をゴミ箱か何かのように思っていて、犯罪を犯したなら、ゴミ箱に捨てればよい。刑務所からまた出てくると聞けば、じゃあ死刑にすればよい。
そういう短絡的な意見が目につく(まあ、ネットだからかもしれないが)。
でも、刑事の実務って、そういう考えではなくて、むしろ刑罰の矯正的な側面が重視される。
犯罪者の将来について考えずに判決を下す裁判官はいない(その意味で実務では古典学派的な考えよりも近代学派的な的な考えに近い)。

本物のゴミだってリサイクルする時代なのだ。
犯罪者の処理についても、せめてエコ活動程度には皆様のご理解を得たいものだ。


・・・と、いう感じで、なんとか今年も社会派な記事で終えることができました。よかったよかった。

それでは皆様、良いお年をー。
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by k_penguin | 2008-12-30 23:53 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)

女性専用車両の差別を争う裁判を予測してみる

この前、女性専用車両についてちょっと触れたら、そこそこ反応があった。
調べてみて、女性専用車両に反対する活動っていうのもあることや、2ちゃんに女性専用車両スレっていうのがあるってことを知った。

ついでに女性専用車両にもいろいろあって、混雑する時間帯に限っているものだけでなく、終日やっているところもあるし、また、設置目的についても、各鉄道会社の言い分はいろいろある、ということもわかった。
前の記事では、山手線を念頭に置いて、女性専用車両は憲法の平等原則に反しないだろうと書いたけど、いろいろあるなら、路線によっては別の展開になることもありうると思う。
それで、男女差別を判断する場合の裁判所の考え方っていうのを
鉄道会社相手に戦う裁判を例にとってさらっとシミュレーションしてみる。

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by k_penguin | 2008-07-25 19:49 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(40)

女性専用車両と痴漢冤罪

暑いですね。人が多いところに行くとムダにムカツク季節になりました。
だからと言うわけでもないですが、女性専用車両。

うちは以前から痴漢冤罪はとりあげているんですが、それは、刑事司法の面からであったり、植草さんマターリヲチ的な面からであったりで、どっちにしても女性専用車両が話題になるってことはなかった。
自分がバス通勤であるため、女性専用車両に本当に女性だけ乗っている時間帯に電車に乗ったことがないと言うこともある。

そしたら、このほどよそのブログのコメントで何気に
>女性専用車両は、男性のためにも、「痴漢冤罪を防止する」という役に立っているという面があります。
と書いたら、何かえらい噛みつかれてしまった。
女性専用車両は、女性の特別待遇であるから、それを不愉快に思う人も多いらしい。
とにかく女性専用車両という面から痴漢冤罪を考えることに。


女性専用車両が痴漢冤罪を防止するという理屈は、
冤罪製造予備軍である女を1つ車両に押し込めて、その範囲内で冤罪が発生しないようにすれば、残りの車両内の男性にとって女性と接触する率が下がり、総合して冤罪発生率が下がる。
という考えに基づく。
早い話が、「痴漢痴漢とごちゃごちゃ騒ぎそうな女は専用車両に乗ってもらって、揉め事を起こすな」という考えだ。
ただ、これは男性専用車両を設置するよりは間接的な効果しかない。
女性専用車両の直接の目的はあくまで痴漢対策だからだ。
痴漢冤罪対策というのなら「男性専用車両」のほうがより効果的である。
痴漢に遭いたくない女性は女性専用車両に乗り、痴漢冤罪に合いたくない男性は男性専用車両に乗る。
女性専用車両を不愉快に思う人も男性専用車両を設置することは賛成すると思う。

ただ、賛成することと、果たしてそれに乗りたいと思うかは別なような気はするが。


先のブログのコメント欄を読んでいて気がついたことがもう1つある。
痴漢冤罪について、意外と多くの人が、女性の悪意によるでっち上げ痴漢のイメージを持っているということだ。
俺としては、なんつーか、そーゆー、確実に犯罪に属する事柄は、プロである捜査機関に任せるのが一番であって、痴漢冤罪としてより問題なのは、人違いや勘違いによる、いわば男も女も被害者であるパターンだと思っている。
でっち上げ痴漢(おれは「美人局型」と呼んでいる)は、善悪がわかりやすく、女を悪者にすればそれで間違いないという簡単さがあるが、あくまで痴漢冤罪の一類型でしかない。
また、「でっちあげ」といっても、金目当てに繰り返し行われるようなものではなく、車内でのマナーをめぐる口論から発展し、男女が距離的に接近した状態では、もう、でっちあげなのか、勘違いなのか、はたまた本当に触っていて男が忘れているだけなのかの区別もつきにくい。(これに関する記事はこちら)

このように、痴漢も冤罪もでっち上げも実は紙一重のところにあり、そしてその「紙一重」を客観的に証明することがきわめて難しいというところに痴漢冤罪の問題の本質がある。
痴漢vs痴漢冤罪、女vs男、という簡単な構図を作り上げることは、気休めにはなるが、問題の正しい解決にはならないと思う。


関連記事
痴漢冤罪を防ぐ究極の方法!
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by k_penguin | 2008-07-06 12:55 | ニュース・評論 | Trackback(1) | Comments(74)

痴漢冤罪を防ぐ究極の方法!

痴漢冤罪。
男性にとっての恐怖ですね。
女性のちょっとした勘違い、人違いから一生をめちゃくちゃにされるという意味では、自動車の当て逃げとにています。
そんな痴漢冤罪と一生関わりたくないのは、男なら誰でももつ願望でしょう。

当ブログは長年痴漢冤罪について扱っております。
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さて、痴漢冤罪を防ぐ方法としては、
1 電車に乗らない。
2 どうしても乗る必要があるときは、女性の近くには寄らない。
3 女性の近くに行く場合には、常に両手を頭上に上げている。

などが上げられています。
しかし、考えてもみてください。

例えば、頑張ってずーっと両手を上げていたとしても、それを誰も見ていなければ何の役にも立たないわけです。
また、見ていたとしても、その人たちが、赤の他人の痴漢騒ぎに関わりたくない人達ばかりで、誰も証人になってくれなければやはりアウトです。
必要なのは、「両手を上げていたからさわれないという事実」ではなく、「両手を上げていた」という証拠なのです。
女性の近くに寄っていなくたって、果ては電車に乗っていなくたって、それを証明する物、または人がいなければどうにもならないのです。
目撃証人が居なければ、「間違いなくこの親父に尻をなでられました」というDQNねーちゃんの一言で、あなたの苦労は水の泡。
要は、事実ではなく、証拠なのです。

つまり必要なのは、「この人は、ずーっと両手を上げていましたよ。」と、証言してくれる人、つまり目撃者なのです。
目撃者を確保しておきましょう。それが最重要です。
もしかしたら、ずーっと両手を上げていること以上に。


・・・おや、ちょっと待ってください。
とすると、目撃者さえ居てくれれば、手は上げていなくても良いんじゃないでしょうか。要は、事実ではなく、証拠なのですから。
通勤の間中ずーっとバンザイをするというバカらしい重労働から解放されることになります。これは目出度い。1粒で2度おいしいですね。

・・・ん?
・・・ということは、ひょっとして、「両手を上げていました」と言ってくれる目撃者さえ事前に用意しておけば、実際は痴漢をしてもばれないということではないでしょうか!
要は、事実ではなく、証拠なのですから。
これは発想の逆転ですね!すばらしい。
頑張ってバンザイをしてもその目撃者が出ることが期待できない電車の中なのであれば、こっそりやってる痴漢なんて、ますます本物の目撃者は出ないでしょう。
要は、事実ではなく、証拠なのです。
ばれなければきっと大丈夫。
やったね、コペ転!


・・・と、いうわけで。

痴漢冤罪を防ぐ方法は、痴漢してもばれない方法とほとんど同じなのであり、さらに、痴漢冤罪をでっち上げる方法とも同じなのだ。
痴漢と痴漢冤罪は、現実にはこれほど接近しているのだ。
事実ではなく、証拠がものをいうのが現実であり、そして、混雑した車内でもそもそやってることなんかに、まともな証拠が出ることなんて、そうそうないからだ。

ちなみに事前に用意した目撃者は、痴漢の場合、犯人隠避罪(刑法103条)になり、痴漢冤罪でっち上げの場合は、虚偽告訴罪(刑法172条)になる。
よい子はまねしないでね。
なお、今回の大阪のケースで自首した女性は、自白による刑の減免の対象となる(刑法173条)。


痴漢は悪いことだ。
しかし、痴漢と痴漢じゃない人の分別ができないのに痴漢だけを罰しても、痴漢対策にならないばかりか、痴漢冤罪という害すら産む。
こんなことなら、いっそのこと、迷惑防止条例を痴漢に適用するのをやめることだ。
現在痴漢に適用されている迷惑防止条例の条項は、本来痴漢に対応するために作られたものではなく、大声を出したり、騒ぎ立てたりする人に対応するためのものであることだし。

痴漢冤罪を防ぐ究極の方法は、
迷惑防止条例を痴漢に適用するのをやめることだと思う。



おまけ的に、今回の事件についての感想。

興味を持ったのは、痴漢冤罪の典型パターンの1つでありながら、なぜか今まで事件としての報道がされたことがなかった、「美人局パターン」の事件の報道ということ。
目撃者と被害者がコンビを組む「美人局パターン」は「十六茶パターン」「人違いパターン」と違い(パターンの分類は俺)、女性に悪意があり、「悪者」と評価しても良いパターンである。
ただ、なまじ女性が悪者であるだけに、このパターンがあまり派手に扱われると、
単なる痴漢されやすいタイプの女性が逆に美人局を疑われたり、本物の痴漢に逆ギレの手段を与えたりする(合理的に考えれば、ふつーの人より痴漢の常習者の方が痴漢冤罪から逃れる方法について真剣に考える動機は強い。痴漢が捕まらない方法と同じだから)。
今回のケースがマスコミに発表されたのは、女性が初犯であり、自首したという事情が大きいと思う。
発覚前の自首を奨励する意図もあるのだろう。
女性を非難する論調がマスコミにはないし、女性の名前が公表されていないしね。
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by k_penguin | 2008-03-15 12:55 | ニュース・評論 | Trackback(1) | Comments(15)

痴漢(冤罪だったりそうでなかったり)の敵は国家権力か、被害女性か

電車内で痴漢をしたとして逮捕された後、不起訴となった人が、都と国、被害申告した女性に民事の賠償請求したら、痴漢行為を認定されて請求棄却された、
という事件。


地裁判決時にはそこそこの反応があった事件だが、高裁段階では、もう余り反応は薄く、エキブロのトラバも3つほど、某SNSのニュースには取り上げられてもいない、だって小池栄子の結婚の方がずっとでかいニュースだから。
という感じなのだが、エキブロ内をぶらぶらしていたら、裁判に関わったらしい方の記事に行き当たった。
(この事件は一部で「沖田事件」と呼ばれているらしい)

こちらは原告男性側に関わっていたので、事件は携帯電話を注意したら逆ギレされ、痴漢のぬれぎぬを着せられたものという視点で記事が書かれているが、実際はもちろんどうだか分からない。それを知る立場に俺はない。
興味を持ったのは、この記事から、原告が警察、検察よりも被害女性を敵視していること、が分かったことだ。


刑事事件の痴漢に関する否認事件で、冤罪を主張する場合、被害者を非難するのは御法度だ。
敵はあくまでも無辜の者を罰しようとする国家権力。巨悪の前では、被害者は、「ちょっと間違えちゃっただけの人」だ。
痴漢冤罪を支援するグループだって、何で支援してくれるかって言えば、個人が巨悪に立ち向かうからだ。女の子をいぢめるためには支援してくれない。
仮に被害申告が女性の狂言だったとしても、小娘の狂言を見抜けなかった捜査機関が悪い、と考えるべきということになる。

でも、でも、だよ。
ぶっちゃけ、あの女が騒ぎ立てたりしなければ、こんな目には遭わなかったのだ。逮捕だって、勾留だってされなかったのだ。
冤罪とかそーゆーことはどーでもいいのだ。そんな大ごと、関わりたくねーし、そんな難しい話とも思えない。女が騒ぎさえしなければ済んだ話なのに。
一番悪いのは、女なんじゃないの?

捕まった痴漢被疑者のホンネだろう。これは冤罪かどうかに関わりない。
そのホンネを貫いた、という意味でこれは面白かった。

このホンネを刑事事件に載せることは難しい。
自分の痴漢の刑事裁判において、被害者は当事者ではないので、その過失等を裁判で直接責めることはできない。無実の立証を通して自分の有利に使えるだけだ。
責めることが出来るのは捜査手続きの過誤だ。
だから捜査機関を非難せざるをえない。

被害者を虚偽告訴罪で告発する、という手があるが、これは虚偽である旨の故意が認められなければならないので、まず起訴には至らない(今回これをやったのかどうかはわからないが)。
計画的な痴漢の言いがかりを付けてやる恐喝でもない限り、刑事事件にはのりにくい。
そこで、民事訴訟、ということになる。

ところが、民事訴訟は刑事訴訟と性質が違う。
一番でかいのは、刑事訴訟では「おまえ、やっただろ」と、いちゃもんを付けられる側の人が、
民事では、「金払え」と、いちゃもんをつける側に回る、ということだ。
いちゃもんをつける側がそれ相応の証拠を用意するのが公平なルールというものだ。
この事件の地裁の判決に目を通してみたが、どうも、いちゃもんをつけるには証拠が薄すぎる。
目撃者無し、第三者っぽいのは女性が携帯で話していた相手だけ。あとは当事者の証言のみ。しかも原告は事件当時酔っていた。記憶はあやふや。行動もただでさえアヤスイ。
判決を読んだ感想は、正直、ケンカを売るには手持ちの武器が足りなすぎる。
裁判官は、少ない証拠をやりくりして、それなりによく認定していると思った。

事実上も、民事の原告、つまり自分が言い出しっぺ、というのは、被告人になった場合よりどうしても「可哀想度」に劣る。裁判にしないと言われたものをわざわざ民事で自分から蒸し返したのだ。
当人にすれば、逮捕されて、勾留されて、自分が被害者だ、ということだろうが、普通の被告人は逮捕・勾留だけではなく、その上勾留延長食らったあげく公判廷にひきだされるわけだしね。

結局、女性を「合法的にやっつける」のは難しい、と言うことになる。


車内でのちょいとしたいざこざが、警察が出てきて、手続が進むと、「国家の犯罪」にシフトする。
でも、そんなご立派なことを急に言われてもピンとは来ない。
人間は、自分の周りのことを見るので手一杯。
「いざこざ感覚」からすれば、あくまでも騒いだ女性が敵になる。
ただ、その感覚のまま、訴訟制度にのせようとするとうまくはいかない。
訴訟は車内のいざこざという紛争を解決するのには不向きの制度だから。

映画「それでもボクはやってない」で、勾留中の主人公が、事件当時の車内の位置関係を思い出すためにメモを取っていて、被害者の女子中学生のうえに何度も強く抹消の線を引くシーンがある。
憎むべきではない相手を憎んでしまう人間の弱さを良く描写していると思う。
さすが映画だけあって、主人公は最終的にかなり人間がでかくなっていて、解脱の域に入っていたが、実際は、そうはいかないよね。

いわゆる痴漢冤罪事件で、一番難しいのは、自分に起こった出来事を完全に視点を変えてとらえ直すことを迫られること、つまり、無理矢理人間としてでかくなれって迫られることなんじゃないかなって思うときがある。


追記 09年6月11日
現在この事件は男性側が上告した最高裁で、「事件当時、姉ちゃんと携帯で話をしていた相手の証言について調べ直すよーに」と差し戻されている。
これは必ずしも男性が勝ったことを意味するものではなく、
この携帯で喋っていた相手というのが唯一の第三者なので、裁判の公正のために証拠をよく吟味するように、という意味と思われる。

追記 10年5月6日
差し戻し審 東京高裁 H21.11.26
痴漢行為の存否について明確な判断を示さず、立証責任により男性側請求棄却。

男性側は痴漢行為の存否にこだわったらしいが、
この判決のような立証責任による処理が妥当な線だと思う。
この判決はマスコミに取り上げられなかったので、ブログの掲載が遅れた。
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by k_penguin | 2007-09-02 11:26 | ニュース・評論 | Trackback(1) | Comments(2)

アリーの災難(ただし結果オーライの可能性を留保)

東大大学院教授が痴漢 JR山手線の電車内で (魚拓)
・・・ってことなのだが、もう、こーゆー記事を見ても、痴漢の容疑で逮捕されたってだけでは、本当にやったのかどうかわからない、としか思えなくなった。
ネットではやはりやったこと前提の記事が主流のようだし、俺も昔だったら、捜査の専門家が言ったことなんだし、本人も認めてるんだから、間違いないんじゃないのって思うとこなんだけど、今は、
 ホントにそーなんかなー・・・(;¬_¬) 
って気がする。

大体、午後6時台の山手線渋谷-新宿という、混んでいる電車の中で、スカートの上から尻に触ったの触らないの、しかも触ったのは決して十六茶ではなくて(※)、人間の手であって、おまけにそれが偶然や押されたものでなくて、下心を持って触ったものだ、ということの証明ができるだけの証拠を集めるなんて、果たして、できるのかなー。

※ 参考資料
652 名無し職人 2007/04/17(火) 12:50:05
満員電車内で、俺に背を向けて立ってたOLが
イキナリ後ろ手で俺がカバンに差してたペットボトルを引き抜いて
「この人チカンですっ!!!」
一斉に集まる乗客の視線の先には、高々と掲げられた俺の飲みかけ十六茶
俺ポカーン(゚Д゚)
乗客ポカーン(゚Д゚)
OL、自由の女神みたいなポーズで立ち尽くす
表情は見えなかったが、見る見るうちに首筋から耳まで
真っ赤になっていく後ろ姿に激しく萌えた


警察は「うちの繊維鑑定はバツグンだぜ」つってるけど
ホントかなー?大体、科学的な立証と裁判上の立証は必ずしも同じじゃないしね。

本人がやったと認めたのだって、真偽と関係なく認めちゃった方が面倒事に巻き込まれないという現実的な判断したためとも考えられる。
憲法学者であれば、痴漢の無罪を勝ち取ることがどんなに大変なことか知っているはずだ。
妥協したとしても不思議ではない。


でも、それと同時に、こういう「やってないかもしれないじゃん」的な意見をブログに書くのもめんどーだなーとか思ってしまう。
すぐに「こっかのいんぼー」とか言い出すバカがいるからだ。
痴漢をやる変態か、国家の陰謀か、どっちかの意見しかなくて、「やったかやってないか分からない」というすんごくフツーの意見が受け入れられにくい雰囲気っていうのがめんどい。

しかし、めんどいとか言っていたら、いつまでも記事が書けないので、続ける。
さて、「やったかやってないか分からない」と思ったとしたら、次に思うのは、
じゃ何のための報道なのってことだ。
あの記事では、何かを判断するには情報が足りなすぎるとしか思えない。
「東大」って単語出したかっただけちゃうんかと。
そして、仮に、逮捕後、認めれば事を大きくしないからと警察に言われて認めたのであれば、他の証拠のないままそれを報道機関に発表するって、どーよ?って思う。
東大教授という社会的な立場を考えても、勤め先に連絡するだけで十分だったのではないか。


痴漢の立件って、結局被害者がどんだけ捜査に協力する気があるか、という被害女性の心持ち1つにかかっているような気がする。
尻に触られたの何のということを何度もくどくど聞かれたり、現場再現に協力させられたりするのは、一時的にむかついて痴漢をつきだしただけの人にとっては、めんどくせーだけだし、そうでなくてショックが大きかったとしたら、それはそれであまりいつまでも触れられたくないだろう。
しかも、時間が経つにつれて記憶は定かではなくなってゆく。
「本当にこの人がやったんですか?」と何度も聞かれるうちにだんだん自信はなくなっていくが、手続は逆にどんどん進行してゆく。
被害者が喋る気をなくせば、証拠はそろわない。
捜査側は公判を維持できる証拠を得るまで被害者の「やる気」を維持させ、喋らせなければならない。
そういう風に考えると、被害者の証言が出るまで被告人が保釈されないのも分かる。


なお、今回の記事のタイトルについて。
ハリーとアリーを引っかけて付けたタイトルだけど、
アリーが痴漢をやっていればそれは「災難」じゃなくて「自業自得」なんじゃないかとしばらく考えた。
でもそれは「自業自得」よりももう「結果オーライ」と呼ぶべきだと思ったので、こーゆータイトルにしました。
語呂合わせやりたかったし。
おそまつさま。
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by k_penguin | 2007-05-19 17:38 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(4)

『それでもボクはやってない』

周防正行監督のこの作品は、観ようかどうか結構迷っていた。
この映画は、広告とか見る限り、裁判の実態を知らない方に驚きの事実を教えることをメインとする作品で、そして、そうだとしたら、一応仕事で冤罪にも少し関わったことがあり、その関連でこの論点を少し考えたこともある俺は、この映画の想定する観客には入らないことになる。
「こんな驚きの事実が!!みなさーん、こりが日本の刑事裁判なんですよ、きゃあこわーい>_<;」
で、終わられたとしたら、がっかりだ。
文句を言うだけなら、小学生にだって出来る。
数日間ぶつぶつ迷っていた俺だが、迷うのが面倒くさくなったので結局観ることにした。

さて、裁判もののオチは2つだ。
「無罪」か「有罪」。
無罪の方が話は無難だ。正義は勝つ。
しかし周防監督はかなり長期間の綿密な取材をしているらしいから、単純に「正義」を振り回すだけのオチにはしないだろう、と思った。
無難な結論を採るか、それとも有罪を採って、何かを言うか。
そしてその場合、何を言うのか、という点が興味のポイントだった。

アニメばかり観ている俺には新鮮なほど映画館はおっさん率が高かった。
観て感心したのは、本当に裁判がリアルだったこと。
ちゃんと作っているだろうとは思っていたが、本物の手続通り、人定質問から始めて、刑事裁判を手続きに沿って進行してゆく。手早く裁判傍聴したのと同じ気分が味わえる。
そして、その当然の結果として、地味だ。
裁判シーンはただでさえ絵面が地味なのに、リアルさを出すために過剰な演出を押さえているからだ。
もっとも、裁判で使われるあの眠気を誘う言い回しが多いにもかかわらず、客席は終始映画に集中していたように見受けられた。本物よりもはるかに要領の良いやりとりをしているからだ(そこまでリアルを追求すると、みんな寝ちゃうもんね)。
ただ、やはり法律用語や、裁判で使われる言い回しに慣れた人と、そうでない人とでは、理解に差が出るのではないかと思う。

また俺に言わせれば、「裁判」はリアルだったが、出てくる数人の弁護士の人物造形は、やや理想型。役所広司の弁護士はあれはやっぱちょっと違う。
中小の事務所で刑事弁護が好きな弁護士は、俺のイメージとしては『エレン・ブロコピッチ』に出てくる弁護士みたいなちょこまかした奴だ。
有能な弁護士は法廷と依頼人の前ではどっしりしているが、それ以外ではたいていちょこまか歩き回るか、大きな風呂敷を抱えている。

裁判に興味がある人にはお勧め。
そうじゃない人はどうなんだろう。キャラ立ちを二の次にしてる作品だから、集中しきれるのかどうか不明。
あ、あと、知らない人のためにお知らせしとくと、ラストカットの背景は最高裁判所ね。

*ネタバレつき評論編*
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by k_penguin | 2007-01-25 23:35 | エンタ系 | Trackback(1) | Comments(19)

冤罪の建前と本音

半年以上前にブログに書いたことがあるけど、ちょっと冤罪(っぽい)事件を扱ったことがある。
うちの事務所は、刑事事件なんて当番弁護くらいでしかやらないし、それもなぜか外国人事件に当たらない(刑事弁護センターの方で配慮してくれてる?)という、限られた範囲なのに、冤罪に当たったということは、宝くじに当たったと考えるべきなのか、意外と冤罪の件数は多い、と考えるべきなのかはおいといて、それはなかなか考えさせられることが多い体験だった。

考えたことの一部については、ここで記事を書いたり、某冤罪関係者支援ブログにちょいちょいコメントしたり、おかげでそことケンカになって、ID拒否を食らうというナスイ流れになったりしたわけだが、その際、考えたけれど、あえて書かなかったこともある。

なぜ冤罪はいけないのか?
についての一般の人といわゆる専門家との意識の違いだ。

何もしていないのに犯罪者の汚名を着せられるなんて、とんでもない。
ま、ふつー、これだわな。
では、そのときはたまたまやってなかったけど、実は前に何回も同じことをやっていて、それがばれていなかったとしたら?
同じ犯罪じゃないけど、同程度の違法性がある別な犯罪をやっていて、それがばれていなかったとしたら?
その場合、それは「犯罪者の汚名」というのかな?
「自業自得」とか「天罰」と言えるんじゃないかな?

法律的に言えば、冤罪は実体法の問題ではなく、手続法の問題なので、前に犯罪を犯していようといまいと関係はない。刑事罰は人罰であって天罰ではない。
その手続に出た公訴事実の有無だけが問題となるし、それ以外の事実を考慮してはいけないという建前だ。
しかしまあ、建前は建前なのだ。
実際、痴漢の冤罪で戦っていた人が、その最中に痴漢の現行犯で捕まってしまい、しかも自白した、という例がある。
建前から言えば、そのことと、以前の痴漢が冤罪であることは何の関係もないのだが、現実問題として、支援者がっくし。戦意喪失は避けられない。
専門家はこういう混同は起こさない。
とか言いつつも、量刑において余罪等が間接的に影響を及ぼす場合があり、これなんかニュアンス的に似たような感覚なのではないだろーか。

ま、つまり、冤罪といっても、「その犯罪事実」についてだけなので、別にその人が何も悪いことをしないままこれまでの生涯を送ってきた人だ、というわけではない。


さて、こういうことを思い出したのは、うちであつかったその冤罪事件の被告人について後日談を聞いたのだ。
その人は実は、「その事件については冤罪だけど、他に余罪がてんこ盛り(常習、自白)」の人だったのだ。
正直「1つくらいもーいーじゃん」状態。
でも冤罪は冤罪なので、きっちり仕事はしたが。
うちは一審のみの弁護で、控訴審は別の弁護士に担当が移り、判決確定後、その人が「お務め」中に控訴審の弁護士は他界した。
お務めが上がると、その人は、控訴審の弁護士の事務所に電話をした。そして弁護士がもういないと知るや、通帳を3つ預けたはずだが、それが全額引き出されていると言ってきた。もちろん誰もそんなこと聞いたことがないし、預り書もないという。
やれやれだ。

それを聞いたとき、俺が思ったのは、
「あー、冤罪の被害者って、ホントにふつーの人なんだなー。」ということだった。
いや、一般の人には、「恐喝」とかそーゆー、恐ろしい災難のような感じがするかもしれないが、常習の人にとっては、それはなんつーか、「仕事につながることを期待した挨拶」みたいなもので、それ相応の対応をして、お金につながる見込みはないということを理解させてあげれば、お引き取りになるものなのだ。
「相応の対応」は面倒と言えば面倒なことだけど。でも、向こうも仕事なんだし。
冤罪で人生変わっちゃう人もいるけど、元気に人生続ける人もいるんだな。

この人は、お世話になった弁護士のとこに恐喝まがいのことをしたけれど、それも生きていくうえの仕事だから仕方がない。
この人と、この人に冤罪を被せることになった組織の責任とは、一概に比較は出来ないかも知れないけど、やっぱり組織の方が悪いという気がする。
冤罪の被害者は必ずしもいい人ってわけではないけど、それでも組織の病理の方がずっとヤな感じがする。

そんなことを俺は考えた。
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by k_penguin | 2006-01-14 02:11 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)

迷惑防止条例に引っかからないために(本題)

*前回のおさらい*
客観的に見て普通の行為は何考えながらやっても処罰されないよ。以上。

さて、とりあえず処罰される可能性のある行為は「普通でない行為」である。
カメラレンズを女性のスカートの下につっこむのは客観的に見て普通でなく、「客観的に見て一般人が、羞恥したり不安になる行為と評価する行為」なので犯罪となりうる。

しかし、ケータイを取り落としそうになって前のめりにつかみ直したりすれば、客観的には同じ行為になる場合があろう。
この場合は主観面、いわゆる「故意」が無いので犯罪にはならない。
ところが、故意は所詮内心の問題なので、証明が難しい。結局盗撮意思がないことを何らかの形で客観的に示していなければならない。
ケータイがカメラモードでなかったことはその証明になる。
でも、モードの切り替えなんて一瞬でできる。しかもどのモードにあるかは他人の目からははっきりしない。
はっきりさせるには、使うとき以外はカメラレンズにシールを貼っておくこと(「エチケットシール」として市販されているらしい)。疑われたら即座にそれを示すこと。

人間、常日頃やっている行為はつい「普通の」行為と思いがちである。
また、後ろめたいことがないからこそ、あらぬ疑いをかけられれば、逆に因縁を付けられたと思って逃げようとしたりもする。
カメラにシールを貼っておき、それをすぐに示すことだ。

もしも、貼ってなくて、即座の証明が難しいと感じられたら自分に賭けるしかない。
猛ダッシュで逃げろ。
誤解されたままで一生を過ごすことになるが、その場に残っていても誤解が解けることはないからだ。
あらぬ疑いをかけられることは、因縁と同じなのだ。たとえ相手が善意であっても。

マイケル・クライトン「ディスクロージャー」で、女上司(映画ではデミ・ムーア)の逆セクハラを断ったがセクハラで訴えられたトム(映画ではマイケル・ダグラス)が友人の弁護士に言う
「でもやってないんだよ。断ったんだ。」
友人は言う。
「何で断ったりしたんだ馬鹿者が。」

その通りだ。やってもやらなくても結局同じ事なのだ。小説や映画でなければ証拠が出ることは期待できない。
やってなくて犯罪者になることは、やっていて犯罪者になることよりもさらに悪い。災難からは全速力で逃げることだ。


・・・と、まあ、こう書いてきたけど、書いている俺自身もいざって時に適切な行動が取れるか自信はない。
あ、ちなみに俺はケータイは持っていない。
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by k_penguin | 2005-07-30 01:18 | ニュース・評論 | Trackback(1) | Comments(0)


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


by k_penguin

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