瀬戸内トリエンナーレに行くのも今回で3回目となった。今まで2回行っているし、新作の大物は大概夏会期から、というわけで、春会期の今回は、新作よりも、今まで行っていなかったところに行くことを目標とした。
行った会場は、沙弥島、大島、小豆島。
メインは夏会期といっても,週末はもう混み始めているようなので,アヤスイ手を使って平日に出かける。
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足がホンダワラにひっかかっちゃったアカクラゲさん(高松港)

沙弥島

春会期限定会場。高松空港から最初にこの会場に向かったのは、人が多いのがいやなのでみんなが使う高松港行きリムジンバスを避け、坂出・丸亀方面リムジンバスを使おうと思ったから。平日なのもあって、適度に空いていた。
沙弥島は島という名がついているが、四国と地続き。瀬戸大橋の近くだ。
さほど知っているアーティストが出品しているわけでもなかったし、公式ガイドブックに載っている作品紹介がイメージスケッチの段階のものが多くて現地にどんなものがあるのかよく分からなかったので,あまり期待していなくて、さっさと切り上げて、午後には高松港に戻って大島行きの船便をつかまえようかと思っていた。
しかし、見ていると面白い作品も多く、歩く距離も長いため、結構時間がかかってしまった。
ガイドブックと実際の差が大きい作品を紹介しておく。

ジティッシュ・カラット Rippled Sky for Hitomaro
ガイドブックはこちら

グーグルアースを使った、上から見た図であることはわかるが、肝心の作品が水たまりのようで、何が置かれているのかわからない

実際
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水を吹く暴れ木でした。

しりあがり寿 赤いネジ
ガイドブックはこちら

いや、ただ回転するネジ見せられても・・

実際
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床に小学校の図書館にあるような本がたくさん散らばっている。その中で回転するネジは中2病感が感じられて面白かった。ネジがこのまま深く刺さるわけでもなくただ回るんだろうという予感がぷんぷんする。さすがしりあがり寿。

それ以外の作品では、”そらあみ<島巡り>”も良かった
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大島

ハンセン病回復者の国立療養施設がある島で、ガイドツアー参加者だけが海上タクシーで島に渡る。そのツアーが何時に出発なのかがガイドブックに書いていないため、予定が立てにくかった。
どうも1日3便程度で、第1便は9時20分発らしい。俺が行った日は午前中海が荒れていて、第1便は欠航だった。第2便は11時20分頃、第3便は14時10分頃だと言われたが、毎日この時間なのかはわからない。ツアー定員24名。俺が行ったツアーは全部で7名。平日なので、カフェ・シヨルは休み。
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大島は基本的に閉鎖空間だ。島のあちこちにスピーカーが立っていて、「乙女の祈り」とかそんな音楽がずっと流れていて、全盲の島民でも今いる場所が把握できるようになっている。また、道路は二車線の幅がないのに、真ん中に白い線が引かれていて、視力が弱い人の助けとなっている。
午後3時になると、スピーカーから病院の予約の順番や、健康に関する情報(俺が聞いたのはエリンギに含まれている栄養素について)の放送がある。エリンギの栄養素については、2回繰り返していた。大事なことなのだろう。
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そんな島の日常のインパクトは強く、なまなかのゲージュツ作品では勝てないので、どうしても作品の印象は弱く感じてしまった。
今回の新作
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第1回目のトリエンナーレのときに日曜美術館で”大島資料室”http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/oshima/62.htmlを見て、島の人たちが使った道具を、その手で触る部分をぴかぴかに磨きあげて展示していると知って、それが見たかったんだけど、6年の月日のあいだに、磨かれていた部分が他の部分とほぼ区別がつかないくらいになっていた。

あと、海藻の押し花のカードは良かった

次回、小豆島
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前回の公演のときの記事で、ワタシはマジルはヨイチの息子だと解釈した。今も原則としてはそれは変わっていない。これは作品中では明言もされていなければ、匂わされてもいない解釈だが、そう考えれば腑に落ちるところもあるからだ。

作品説明では、
うるう年にうるう日があるように、「ないはずの1」が世界のバランスをとることがあります。これは、カレンダーだけの話ではなく、人間もそうなのです。世界でたったひとりだけ余った人間「うるうびと」。彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは……。

となっている。
しかし、実際は、ヨイチの存在が世界のバランスをとっていることの理由らしきことは一切語られない。ヨイチは父親の実験の結果として産まれた、通常の人間よりも4倍歳をとるのが遅い特異体質をもつ人間にすぎない(ついでにいえば、戸籍と国勢調査は別に関連づけられたりしないので。別に国勢調査から逃げる必要はない)。
で、少年と友達になれなかった本当の理由も、この特異体質と結びつけられていて、好きになっても、どうせヨイチより先に死んじゃうから、とか言ってたが、そんなこと言ってたら人間は猫も飼えないわけで、友達になれない理由として筋が通ったもんではない。しかも、そんなこと言いつつも、40年後、マジルがヨイチと同じ48歳になったら友達になれるらしい。
別に体質は友達とは関係ないのだ。ヨイチがマジルと別れるシーンで言う「そう考えることができたなら、僕たちは友達になれただろう」 という言葉に示されるように、要するに、ヨイチの考え方一つの問題に過ぎない。そのヨイチがこだわっている考えがどういうものなのかが示されていないので、何だかよくわかんないままにヨイチとマジルは別れを余儀なくされ、同時に、勝手にヨイチは待ちぼうけモードに入り(ヨイチはマジルと別れた瞬間から、大人になったマジルが来ることを期待している)、ワタシは、何もかも他人頼みのヨイチにうんざりしながらも、「でも舞台の色使いだけはきれいだなー」とか思ったりするのだ。

More
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『うるう』前回公演から4年が経って、再演と相成った。
4年の時間は短いようで長い。
前回の公演では、当ブログはけっこうな大騒ぎとなり、喧々囂々した痕跡が今も残っているのだが、今回は公演が始まってもそんなにアクセスが増えるでもなし、静かなものだ。
ってゆうか、チケットも4年前と比べて確実に売り上げが減っているようだ。横浜公演の千秋楽の当日券が、イープラス発売開始の1時間後でまだ手に入るとは思わなかった。
唐突に手に入ったその当日券の席は後ろの方だったが、1階席だった。俺はチケットをコンビニで発券して、年の瀬の横浜に出かけ、混んでいる中華街を横目にKAATに向かった。
横浜公演のチケットが手に入ると思ってなかったので、観劇にあたり、前回の公演についてのブログ記事を読み直していなかったが、あまり覚えていない状態で見るのでいいやと思った。この機会に、余計な裏読みをしないで見てみようと思ったのだ。
んで、その結果。

始まって10分で、すごく帰りたくなった。
流れが悪くていらいらするのだ。テンポが遅いのではなく、逆に、立て板に水を流すようにやるので、まるで頭にひっかからないのだ。
ウサギの罠に落ちていた子供をすくい上げて、会話して、子供を帰したら、すぐにまたウサギ罠に落ちる、というくだりを、一気に3回もやられて、うんざりした。タメも何もないので、「こいつまたウサギ罠に落ちるぞー」という期待を抱く暇もない。楽しめるものが、ルーティンワークみたいに処理されるおかげで台無しだ。
話の処理は全部がその調子だった。前回よりも話が整理されていたが、メリハリがなく、全部平板にことが進む。
本当に作者はこの話を舞台にのせて、他人に見せたいのだろうか、と疑問に思った。前作をソフト化しなかったので、ソフトを作るために今回の上演をしているのではないのだろうか。
子供は俳優が出演せずに、小林のマイムと、チェロの音でその存在が表現されるのだが、まるで存在が見えなかった。
マジルの性格がまるでつかめないのも原因の一つだ。
初対面で、僕を食べるのと泣いておきながら、その数分後には、自力で出られる落とし穴にわざと落ちて、抱き上げてもらうことを期待する甘えっぷり、クラスの人気者で口が減らない頭も良さそうな子なのに、ウサギの捕まえ方を調べるのにネットすら使用しないで、「まちぼうけ」を差し出すナメっぷり、好き勝手に振る舞いながら、決してヨイチに拒否されないことを知っているあざとさは、子供というより、猫に見える。
小林のマイム自体はとても正確なものなので、彼の手が触れている部分は、例えば相手のの肩があったり、手があったりするのだろう、とわかるのだが、それに続く頭の部分が見えない。子供がヨイチの顔を見ているのか、うつむいているのか。どんな表情なのかもまるでわからなかった。
まあ、8歳の子供大の跳ね回る物体がそこにあるんだろうな、多分!
という程度(もしかしたら、マジルじゃなくてマカなのかもしれない)。

悪口ばっかり書くのも気が引けるので、良かったところも書く。
小林さんの舞台だから、もちろんマイムはきれいで、配色の妙もすばらしく、マフラーを巻いたヨイチが森の木の上で動かなくなるシーンは美しかった。あと、クレソン先生の歌のとこは面白かった。
後はまるで面白くなくて(クレソン先生の風邪薬のくだりは期待していただけに、流れが悪くて笑えなかったのはすごく残念だった)、まるで笑わなかった。

しかし、周囲の観客は大受けだった。小林さんが言うことなすこと大爆笑!なのだ。マジル(であろう8歳の子供大の空間)とヨイチの別れのシーンでは、鼻をすする音すら聞こえた。人より遅く成長する体質と唐突な別れの因果関係はまるでわからないし、愛するものが先に死んでしまうことを怖れていたら、猫なんて飼えないと思うのだが(マジルは8歳の子供大の猫なのかもしれない)。
まあ、それはともかく、小林さんが見られれば満足である観客が、今も一応劇場をそこそこ満たせるだけいるというのは、すごいことだなあ。
妙なことに感心しながら、劇場を後にして、中華街に中華まんを食べに走る俺だった。

次回、あまり深くない深読み編(ネタはあまりないです)
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ハロウィンです。
人混みが嫌いなので、外に出られません(今は東京に戻ってきています)。
さて、ロンドンでのハロウィンが始まると同時に、Alice: Otherlandsのデジタルリリースが始まりました。

ずっと以前に紹介した、ホラー系不思議の国のアリスのゲーム、『アリス イン ナイトメア』『アリス マッドネス リターンズ』のスピンオフつーか、世界観は同じ感じでのショートフィルムです。
ソフトはどうも2本入りみたいで、片方は2Dレンダリング萌え系アニメなんですが、
もう1つが、シュワンクマイエルのごときこてこてクレイアニメで、ココリコ田中似のアリスがぎくしゃく動く、大変よろしい感じに仕上がってます。
プロなら、もうちょっとライティングに工夫があっても良さそうなものだとも思うのですが、まあ、これだけ作る苦労は計り知れないものがあります。

このアニメの製作は、キックスターターで出資を求めてのプロジェクトでした。
英語よくわかんないけどアリスならってんで私も金を出したので、最後の長ーーーいクレジットの中に私の名前も入っています。
出資者は物としてのアートブックとアニメ収録ソフトをいただけるんですが、英語よくわかんないから、アニメが実は2本ともダウンロードできるとか、アートブックのデジタル版もダウンロードできるとか、今知りました。
デジタルで先見ちゃってちょっと悲しいけど、本が届くのを待っています。

追記 11月1日
貼り付けたYouTubeの動画が今日になったら表示されなくなっていましたが、その場合はこちらから

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新しい記事もないので、この夏撮った写真でも

田ノ浦海水浴場から、別府を臨む。
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真玉海岸近く。海門温泉に続く道で。
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ちなみに、真玉海岸には、チームラボの作品が展示されているが、東京で見られるやつの規模がでかくなっただけ。

大分川花火大会
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椎茸の形の花火やキティ姐さんの花火が上がっていた。
椎茸は、どちらかといえば、マリオのキノコに似ていた。キティ姐さんに関しては、サンリオのハーモニーランドが大分県にあるから。

2015年夏!私の花火写真&お気に入りの夏ショット!
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録画から約1ヶ月たってようやく見ることができた。

感想
ラーメンズっぽくて、面白かった。

そりゃ
昔のラーメンズの方が良かった とか
片桐さんの天然の魅力には勝てない
とか言うことはできる。

でも、今期待される、ラーメンズって、なんだろう。
昔と全く同じ、一言一句同じものを作ったとしても昔と同じ評価は得られないだろう。
そもそも昔の評価ってなんだ。言うほどラーメンズは手放しで褒められていたわけではないぞ。
ずっとほっといているうちに変に伝説化されてしまって、勝手にハードルが上がっちゃっただけだ。
そりゃ、片桐を使ってKKTV7を作れば、ラーメンズと言ってもらえるかもしれない。
しかし、それはラーメンズであってラーメンズではない。小林も片桐も、客も、時代も変わっている。
ラーメンズの正解とはなにか。
もうそれは誰にも分からない。
天然の片桐、じゃない、コーラ虫を使って、カラメル味の炭酸を作れば国産コーラの復元といって良いというものではないのだ。
職人的には、それは昔の国産コーラの味じゃなければならないし、変に職人気質の親方が昔のコーラを大事に温めすぎたおかげで、味の正解が分からなくなったとしたら、もう作らない方がましなのだ。

だったら、カレー虫を使ったカレーを作る方が良い。
親方だって、それほどコーラに思い入れがあるわけではない。
昔飲んだはずの国産コーラの味を覚えてないし、
天然の虫を材料にして何かを作りさえすれば、職人魂は満足なのだ。そんなもんなのだ。
別にカレーでも、多分、ブルーハワイでも良くて、
コーラをくれとか言う客には、
「うち、コーラおいてないんですよ」とつっぱねれば良いのだ。

カレーだってそこそこ売れているんだから。


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大分県立美術館、OPAMのオリジナルグッズの1つ。
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但馬屋老舗は「荒城の月」というお菓子が大分において有名らしい。なんで荒城の月かっていうと、大分県竹田市が滝廉太郎の故郷だかららしいけどよく知らない。

で、この「さいコロがし」は、アーティストの人生をすごろくに仕立てたものがついていて、それがおもしろい。
但馬屋のHPに、すごろくの内容がほとんどネタバレの程度まで見える写真が載っているよ。
リンク先の写真をクリックするとでかくなるよ
アーティストはつらいよ。
という感じですね~。

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タイトルのネタ元
http://togetter.com/li/598755
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ポツネン氏は落ち着くところに落ち着いた。
では、なぜ落ち着けるようになったのか。
彼の、名付けられることを嫌うあの整理できない感情はどこに住処を見つけ、何になったのか。

今回の話には、今まで出てきたモチーフが多くちりばめられている。
ざっくりまとめると

ネタバレ
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小林さんは多分もう40歳くらいだと思うのだが、いまだ自分がやるべきことがよくわからなくて、謎めいた町をさまよって、何かを探している。
しかし、いい加減40くらいになると、ふらふらすることを周囲の環境が許さなくなってくるというものだ。
この前竹熊健太郎がTweetで、
自由業は40過ぎたらだんだん仕事が減る。なんで減るかというと、仕事を発注してくる社員編集者が、だんだん自分より年下になるから。と、いうようなことを言っていて(https://twitter.com/kentaro666/status/520884631885713408)、なるほどと思った。
まあ、仕事の発注自体が減らなかったとしても、新しいことにチャレンジするのは、一緒に面白がってくれる人を見つけやすい若い人方が40過ぎのおっさんより格段に楽だ。
40を過ぎると、流行が2周3周していることを肌で感じるようになって、そうすると、あまり物事に新味も感じなくなるというものだ。
小林さんも最近仕事を頼まれるようになったようだが、そこでは「小林賢太郎っぽいこと」、言い換えれば、ピタゴラスイッチとにほんごであそぼを合わせたようなアレ、しか求められないだろうと思う。
そんな小林さんの変わりつつある環境を、小林さん自身はどう思っているんだろう?

前置きが長くなったが、そんなことを考えながら下北沢に降りたら、駅の様子がめっさ変わっていて、自分が降りるのが北口なのか南口なのかわからなくなり、しかも、駅前も様子が変わっていたので、更に迷ってしまって冷たい雨の中15分くらいかけてようやく本多劇場を見つけた。
かくのごとく、本人が変わらなくても社会のほうが変わっていくのだなあ。などどぶーぶーいいながら席に着く。
今回は、『P』と同じく、海外公演(パリ、ロンドン)の前振りで、日本では東京公演だけだし、てことは、多分、海外公演終わった後、『P+』みたいにリニューアルして「ちゃんとしたやつ」を日本各地でやるんだろうし、それはつまり、今日のこの公演は『P』と同じく、「有料リハーサル」に過ぎないということだ。それでも劇場はちゃんと満員だった。若い人も多い。
舞台上には見事なくらい何もなかった。バミリすら2つくらいしか見えない。奥にスクリーンが1つ。てことは、『P』と同じように映像と絡むやつがメインなのだろう。移動には便利そうだ。
アンケート用紙がないことに気がついた。これは俺が知る限り初めてのことだ。小林さんは、客の反応が大好物だと思っていたが・・・。

そして舞台が始まった。
ポツネン氏は言葉は喋らない。台詞のような説明のような文がときどきスクリーンに文字で出る。
内容は大体『P+』と同じ。ポツネン氏はたくさんの扉をくぐって赤外線をくぐったり引っこ抜いたりして、あげく謎めいた町をさまよい、手男とか、ほとんど同じことをやっていた。

でも、作りは今までとは微妙に違ってきていて、
今までにあった「察して下さいオーラ」がなくなったな、と感じた。
変な説明をしてますます煙に巻いたりすることがなくなって、わからないことはわからないままでどんどん先に進む感じ。
また、笑いを取ろうとする意欲がますますなくなってきた、という感じがした。
面白い部分もあるはあるのだが、それは、客を笑わせよう、というよりは、客の目を引きつけておこう、という意図が感じられた。
自分の気持ちを察してくれなくてもいいし、笑わなくても、飽きずに舞台を1時間ほど観ていてくれれば良い。
作品がこういう物になったので、作品の意図と客の受け取るものがほぼ一致することになった。要するに、破綻のない作品になったのだ。
カーテンコールのときに、小林さんは
コントだかパフォーマンスだか何だかわからないものだけど、これはこういうものなんだ、と言った。また、これだけの人が劇場に来てくれただけで嬉しい。
と、いつも言うようなヒッキー的なことを言っていたけれど、今回初めて俺も
そう思うだろうなって思った。
作品もそう言っていたからだ。
客は来てくれるだけでよくって、もう感想も必要としないんだろう。
小林さんもそろそろ落ち着くところに落ち着くお年頃というわけだ。

次回、深読み編
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毎年行ってるTOKYO DESIGNERS WEEK。
前売りで2500円。
今年は小林さんも展示参加ということで、お得感があることだなあ。

しかし、今日は雨だったのだ。雨だとどうしても盛り下がる。
しかも、TOKYO DESIGNERS WEEKの楽しみの1つは美味しそうな屋台が並ぶフードコートだったんだけど、今年は1つしか店がなかった。
で、静岡バーガーというエビしんじょバーガーを食べたんだけど、あまり温かくないうえにエビが感じられなくて、厚揚げバーガーみたいだった。がっかり。

食事の間に雨は更に強くなっていた。
ハンドメイドマーケットが去年はテントの中だったけど、今年はメインストリートで、見やすくなった。でも雨に降られると辛い。

TOKYO DESIGNERS WEEKのもう1つの楽しみは、なんかやたらタダで面白い物配ってることなんだけど、これも今年はあまりなかった。(ヒトツブカンロのブースはお気に入りだったんだけど、今年は出てなかった)。どこも大変なんだな~。
それでも、スーパーロボット展、建築模型展はそうそうたるメンバーの作品が見られたし、ブースで、いろんな目新しいものが見られたし、
天気のことは仕方が無いから、今年はまあまあかな。



北斎漫画インスパイア展
北斎漫画をお題に52人のアーチスト達が競演。
小林さん、片桐さんだけでなく、漫画家からファッションブランドから、なんか現代アートの人、果てはホリエモンまで(この人、ただの素人だよねえ)が、北斎漫画に忠実だったり、まるで関係なさそうだったりする、平面だったり立体だったり映像だったりする作品を出す。
なんか統一感のない展示だと思った。
個人的には安西肇の温水Tシャツが面白かった。温水チョイスが。
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あと、キンコン西野さんの絵もあって、あの人はほんとに、絵は良いものを描くんだな~。喋らなければいい人なんだけどなー。
小林さんの展示は北斎漫画を使った50音かるた。キャッチーでわかりやすい。立ち止まってちゃんと全部読んでいく人が多い。多分面白いんだろうと思う。
こういう、口に物を入れたような言い方になっちゃうのは、この作品が、いかにも小林さんが作りそうなもので、読札の言葉も、いかにも小林さんが言いそうなことで(どんな口調で言うかも何となく推察できる)、きっちり読めば裏がありそうな感じが嫌で、あまりちゃんと見ていないからだ。
多分俺は、もうこの人の深読みをしたくないんだろう。
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