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VALUを買い煽っても違法ではない、のか?

最近全然法律のことなんて書いてなかったら、その間に、世間はすんごく進んでいたのだった。
 どのくらい進んでいたかというと、こんなわけわかめなことが起きるくらい。

 YouTuberがVALUで買い煽りをして売り逃げてフルボッコされてる(←今ここ)。

…いやー、横文字多くて、もうおじさん、さっぱりだよ。
YouTubeはよく見ているけど、YouTuberの動画は見たことがない。ああいうの見るのって、小学生とか、せいぜい中学生の暇つぶしだと思っていた。
で、VALUも何それおいしいの状態なんだけど、どうも、個人を会社と見立てた場合の株式にあたるもの(VA)を売買するところ。らしい。

つまり、このほどVALUに参加して、自分のVAをたくさん発行した「有名ゆーちゅーばー」のヒカルさんは「自分株」を買い煽って値段を上げてから、手持ちの株(VA)を全部売って、何千万の単位で儲けたらしいのだ。 

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by k_penguin | 2017-08-31 16:06 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(6)

ヨコハマトリエンナーレ2017

毎回行ってる横浜トリエンナーレに今年も行ってきた。秋に入ると混み出すから、今回は割と早めに見てしまおうと思ったのだ。
今回の会場は、横浜美術館と赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館の3つ。赤レンガ倉庫が会場になると横トリって感じがして嬉しい。

今回は、比較的少数の作家の作品を複数展示するパターンで、その作家の持ち味をじっくり味わう展示だった。
しかし、せっかちな小市民である自分は、とにかくさっさと回りたいのだ。作品の「つかみ」が悪いとすぐに次の展示に行ってしまう。60分の映像作品とか、絶対見ないから。
また、今回は生真面目な作品が多く、ぱっと見でわからない物も多かった。無料のガイドブックは読みにくく、解説のない作品も多くて、何が何だか分からんまま、前を通過せざるをえない作品もあった。多分音声ガイドを借りればフォローしてもらえるんだと思うが。
そういうわけで、つかみが良くて、ストレートにテーマを伝える作品が高評価になってしまうのは致し方なし。

ミスター
夏のワンフェスに出ていたでかいフィギュアが展示されていた。立体は何か塗りがこてこてしていて昭和のマネキンみたいで好きではない。平面の方が妄想感あっていい感じ。
で、やっぱ、まどほむだよね。
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プラバワティ・メッパイル
ワイヤーを張った空間は繊細だが、落ち着く雰囲気が良い。ミニマルだが、技術の高さが垣間見えて、安心感がある。

ザ・プロペラ・グループ
2つの銃弾をジェルブロックの中で衝突させた、「AK-47vsM16」はインパクト大でしかもかっこいい。
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ザオ・ザオ
今回の横浜美術館での展示の中で一番印象に残った作家。
タクラマカン砂漠に冷蔵庫を持っていく「プロジェクト・タクラマカン」は9つのモニターで行程を見せるやり方が、全体像を把握しやすくて良かった。
両親との共同作品(?)の「スーツ」も、ガイドブックの説明を必要とはするが、結局作者の父親の長文の文章を読んでしまうという引きつける力がある。
99,999元のふんだんに刺繍が施された高級スーツ(ジャケットだが)と、それを模倣して作者の母親が仕立てたスーツが並ぶが、作者の母親は、息子のためにとても丁寧な作業をしている。ぱっと見では差が分からないほどだ。それでも、コード刺繍の部分をビーズ刺繍で代用するなど、じっくり見るとオリジナルに比べ、見劣りがする。99,999元は伊達ではないのだ。
オリジナルのスーツをめぐる両親とのやりとりを読み、2つのスーツがまったく異なる「価値」を背負っていることにしみじみ。

赤レンガ倉庫1号館会場

クリスチャン・ヤンコフスキーと宇治野宗輝が楽しくてインパクトもある。
ラグナル・キャンタンソンの映像作品は通して見ると60分以上あるのだが、ちょうど入った頃に終わりにさしかかっていて、各スクリーンで演奏していた奏者たちが三々五々1つのスクリーンに集まり、歌いながら野に出て行くラストを見ることが出来た。これはラッキーだった。

横浜市開港記念会館

会場間無料バスがこの会場を通らないのは残念。しかし、柳幸典の展示とあっては行かないわけにはいくまい。ガイドブックをチェックしていたら、今回は「アーティクル9」が出展されると書いてあった。俺はこの作品を生で見たことはなく、ずっと見てみたいと思っていた作品だったので、うれしかった。
会場は地下の階で、犬島精錬所美術館と同じ、鏡を使った仕掛けが施されていた。鏡にはこれまでの原爆実験や投下の記録が刻まれていて、今回は原爆や戦争をテーマとしていることがうかがえた。
「アーティクル9」はその名の通り、憲法第9条をモチーフとした作品。
俺が柳幸典の作品の好きなところは、社会問題の全体像をイメージとして一発で把握させてくれて、しかも政治的意図がない無色透明さがあるところだ。
「アーティクル9」を最初に知ったのは、もしかしたらもう20年前かも知れない。新聞で白黒写真が1枚載ってただけなのは覚えている。9条の解釈が諸般の政治的な理由によって、細分化した条文をあれこれ操作するという面倒なことになっていて、2項は1項を前提としているからその範囲でとかいろいろやってるんだけど、それでも、9条を無いものにはできない以上、戦争の抑止力は厳然として存在はする、という状況を、文節ごとにバラバラにした9条を電光掲示板でバラバラに点滅させたり、ときには全文が点灯するという、端的な表現で見せたことに感動した。
で、今回ようやくご対面、となったわけだけど、・・・あれ?こういう作品だったっけか?って、なぜか思った。
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初対面なのにおかしいんだけど、この作品が、こんなに不安感がある作品だとは思ってなかった。もっとニュートラルな顔をしている作品だと思ってた。
まず、電光掲示板がすべて消えて真っ暗になっている状況が長すぎる。それから、電光掲示板が全部点灯している状態でも、条文を通して読める状態にはならない。順番がめちゃくちゃになっている。最初に条文は全文通して掲示はされるけど。そして、全部の文節を見渡せる位置に移動すると、どうしても中心にある瓦礫を思わせるかわらけの中に踏み込まざるをえなくて、足元で乾いた音がする。
この作品、最初からこうだったのかな?それとも、リメイクしたのかな。最初に知ったときから、集団的自衛権とか憲法改正手続の法律とかあったしな。作品の年は2016年ってなってるけど、時代に合わせて変えたらこんな不安要素の強いものになったってことなのかな・・?

というわけで、今回の柳幸典は良かったぞ。
という感じで、まあ、チケット代分は楽しめた今回のトリエンナーレでした。

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by k_penguin | 2017-08-27 02:39 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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