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ラーメンズの作品とか語り合うエントリ その7

ラーメンズの作品とか語り合うエントリ その7

発端・『TOWER』エントリ
その1・主に「上下関係」「採集」の話
その2・主に『CHRRY BLOSSOM FRONT 345 』
その3・『STUDY』『TAKEOFF』『DROP』
その4・ライブポツネンの小林さんについて、そしてコンビとしてのラーメンズについてなど
その5・コンビとしてのラーメンズについてとか、KKTV,ロールシャッハなど
その6・主に『THE SPOT』
その6の2・『うるう』 01-3 コメント用その2が途中からなんとなく雑談エントリになる。

ラーメンズ・小林さん関連のBBS的エントリです。
個別の作品についての感想はその作品の記事の方にコメントいただければ助かります。
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なんとなく『絶望先生』の1カットを。
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by k_penguin | 2012-04-22 15:00 | エンタ系 | Trackback | Comments(99)

大阪地検特捜部証拠改ざん事件 4月1日付朝日社説

フロッピー前田(俺の中での呼び名)の上司の裁判の結果は楽しみにしていた。
・・・楽しみにしていた、つもりだったが、何か自分でも「あれっ?」ってほど事件の細部を覚えていないのだ。
これというのも震災のおかげだ。事件から裁判の間に地震が挟まってしまい、しかもさっきもまた揺れたからだ。

でも、朝日の社説「特捜部長有罪―検察の体質も裁かれた」はちょっとおかしいと思った。
証拠改ざんの疑惑が表面化する発端は、村木さんの初公判だった。問題の証拠が検察の主張と矛盾することを弁護側が指摘したのだ。
(中略)
改ざんがわかった時点で誠実に対応していれば、村木さんの無実はもっと早く証明されたはずだ。
 この事件を検証した最高検が、報告書で「引き返す勇気」の大切さを説いたのは、そうした反省からだった。

フロッピー前田が書き替えた件のFDは公判には出なかったはずだが…。

そこでFDの流れを調べてみた(意外にもWikiに載っていなかった)。
朝日の記事「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に
によると、こんな感じ。

1 FD押収
  この時点では、村木元局長が事件に関与しているという上村元係長の供述がとれていたので、データが供述と矛盾していても大したことないだろうと考えられている。
2 村木元局長の強制捜査着手。
3 FDの中味をプリント、捜査報告書に記載される。(改変前の事実記載)
4 上村元係長起訴。→中味はもうプリントしたんだから、FD返そうか(還付)という話になる。
  このときまでに上村元係長は供述を翻し単独犯だと主張している。(=FDの中味が検察にとって不利な証拠だとはっきりしてくる)
5 書き替える→返す。
6 弁護人、FDのデータを見て捜査報告書と異なることに驚き、単独犯を主張する上村被告にとって不利になる証拠ととらえて表に出さない。
  一方、捜査報告書(改変前の事実記載)が公判部に引き継がれ、公判で使われることになる。(「特捜」事件は起訴を境に捜査と公判を別の検察官が担当する)
7 第1回公判。捜査報告書の記載に基づき弁護側は反論する。→記載内容が論点となる。→捜査報告書の元になったFDも必要かもって公判担当検事は思う。
8 同僚がフロッピー前田にtel「何でFD返しちゃったんだよ!」→「書き替えちゃった」
9 公判担当検事、上司に言いつけるも何もなかったことにされる。
10 検察内部の誰かが朝日新聞にチクって大騒ぎに。


どうも社説を書いた人は、改変前のFDの内容が記載された捜査報告書と、FD自体を間違えたらしい(この2つはもちろん別個の証拠だ)。
だから
改ざんがわかった時点で誠実に対応していれば、村木さんの無実はもっと早く証明されたはずだ。

というのも、違う。

そもそも改ざんの発覚が村木さんの無罪判決後とかなり遅くなったのも、改ざんの発表が弁護士からではなかったのも、
公判でその証拠が使われず、結局裁判に影響を与えていないからだ。
最高検報告書の「引き返す勇気」とは、無実を早く証明すること、ではない。
自分の見立てが間違っていることを認めることだ。

なんというか、
 雰囲気的に検察組織全員を叩く感じにしておけば後はだいたいでいーんじゃないの?
というアバウトな姿勢が感じられる。
後半部分は良いことを書いている社説なのだが、前半のせいで信用性が落ちてしまう。
どうも残念な社説だ。


それにしても、FD書き換えの動機がイマイチ分からない。
フロッピー前田本人の有罪判決の判決文では

本件フロッピーディスクが検察官の立証を弾劾する証拠として公判に持ち出されて審理が紛糾することや,報告を怠っていたことについて上司から叱責を受けて信頼を失うことをおそれ,証拠開示の対象となる手持ち証拠から本件フロッピーディスクを排除すべく

と、なっているが、捜査報告書が出てしまっているんだからあまり理由にならない。
改ざんが意味を持つのは、
捜査報告書が公判に出ていなくて、かつ、上村元係長の気が変わって村木元局長との共犯だと主張を変えた場合。
であるが、その可能性は低い。

もちろん可能性が低いことは、フロッピー前田がしたことの悪質さを軽くはしないが、このシュールさが上司の無罪主張の実質的根拠になっている。
 そんなわけ分からんこと故意にやるなんて、思うわけないだろ!
  =犯人隠避罪の故意がない
ということだ。

今日は、ほんとはこのテーマについて記事書こうとしてたんだけど、
最高裁のHPにまだ判決文がうpされてないから、またあとで。


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by k_penguin | 2012-04-02 00:46 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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