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小林賢太郎のソロライブもこれで4回目。
そして、今までの3回、俺はろくに誉めたことはなかった。特に前回の『DROP』はひどくて、虚しさを小手先の技術で誤魔化す器用貧乏といった体であった。

そんなわけで、今回は何一つ期待しないまま出かけた。
2階席だったけど、まあいーやって思った。


小林賢太郎ソロはラーメンズほどには人気はないと認識しているけれど、それでも東京グローブ座はほぼ満席だった。
客の男性率が前よりも上がっているような気がする。
フライヤーは相変わらずよくわかんない。
コバケン好みのブラックオンブラックの印刷だが、インクが変な匂い。
そんなわけでテンションもあがらないまま、舞台は始まった。

ライブポツネンはドミノ倒しみたいなものだ。
しかもドミノを並べる作業から見させられるドミノ倒し。
最初の方、つか大半は地味にドミノを並べているわけで、良く言えばミニマム、悪くいえば情報が薄い。
もはやコントだとは思っていないから、笑いどころがないのは別によいのだが(1階席から笑い声が立ちのぼっているのに、2階席は静か、ということがかなりあった。どうにもお追従笑いの客が多い)
見ているうちに眠くなってくる。
最後に向けて綿密な伏線が張られているので、物語を作る上にいろいろと目に見えない拘束があり、そのせいで情報が薄くなっているらしいと頭ではわかっているのだが。
 でも眠い。


今回のお題は「スポット」だが、スポットライトだけではなく、「すぽっ」という擬音とか、「ポット」とか、なんかちょっと苦しいものも出てきている。
また、1つ1つの技は今までとはさして変わっていない。アナグラムとか、謎の装置とか。
ハンドマイムなぞ、背景に流す映像が、手描きの一枚絵をなめ撮りしたものになっていて、技術的には後退している。

しかし、見ているうちに『DROP』とは違う気分になってきた。
・・・まあ、これはこれでいいじゃん。
と、いう気分になってきたのだ。
どの作品も一応「ないものを表現する」という方向で一致していて、全体的にまとまっている雰囲気をまとっている。

「(ないものをあるように)粧うこと」とか「(偽物が)本物のふりをすること」とかは小林賢太郎の十八番であったが、今までそれをこのように正面から肯定的にとらえたことはなかった。
この何気ない視点の変化が、何というか今までと同じなんだけど違う感じを漂わせている。
ちょうど、見慣れた小道具に当てるライトの方向を変えると、
何の意味もない影の形が象のシルエットに変わるように。


なんといってもミニマムにこぢんまりとやっているため作品自体の力がどうしても弱く、
観る方もなかなかテンションがあがらないし、相変わらずと言えば相変わらずの、なんか持って回った言い回しだしで、
今までと大きく違っているとは決していえないのだが、
とにかく俺としては
前と比べて良くなったということで、
今回は満足したのだった。

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ディズニーの『アリスインワンダーランド』(ティムバートンのアリス)のCMを観て思い出したゲーム。

『アリスインナイトメア』

ティムバートンといえど所詮ディズニー。まるで甘い!
ほんとうの「本物」はこうだぜ!と思わせるきちがいぶりを楽しめるゲーム。
火事で家族を失い、自らも正気を失ったアリスは精神病院に重症患者として入院していた。
自分を救うためにアリスは、
持っているだけで確実にお巡りさんに捕まってしまう長さの刃渡りのナイフをつかみ、立ち上がるっっっ!
血まみれのアリスが目をつり上げて切りまくり、耳障りな悲鳴を上げまくる。
グロテスクだが美しさのある世界がすばらしい。

公式サイトに体験版あり。

俺は実は体験版すらクリアできなかった。かなり難しい。平気で後ろから斬りつけてきたりするしw


日本では2001年に発売されたゲームだが、09年にPC用廉価版が登場していた!
買おうとしたとき思い出したのだが、
俺のPCのディスクドライブは2台とも故障していたのだった!

EA Best Selections アリス・イン・ナイトメア

買った時用参照リンク
アリスキン
アリスインナイトメア用のスキン集。アリスを着替えさせられる。
Dズニー的アリスにも出来るぞ。

それにしても難しい。
Youtubeを探せば、全クリアの動画があるのだが、それを観て諦めた。


なお、現在続編開発中だそうで、あのグロテスクな世界がよりリアルになるのかな、
と思ったら・・・


・・・まるでシュワンクマイエルのような不気味さを持つ粘度人形アリスではありませぬか・・・。

そっちの方向にリアルになるのかあ!
それはすごいなあ!

追記 2011.4.1
上の動画はファンである個人が作った物で(再度追記:2013.7.27 ディレクターの1人が作ったんだって)、本物はこちら。

 ・・・まあ、順当なラインかなあ。どうも服を着替えられるみたいなとこはいいかも。
アリス マッドネス リターンズ 初回特典 オリジナルサウンドトラック ダウンロードコード付き



アリスといえばもう1つ思い出す思い出のゲーム。
『メルヘンメイズ』

ナムコの1998年のアーケードゲーム。現在はWiiでダウンロード販売。
私が最初に全クリアしたアーケードゲーム。シューティングよりもキャラの操作がポイント。

「アリスインナイトメア」とはうってかわってのほほんとしたゲームで、
敵の球(弾ではない)に当たっただけでは死なず、足場から落ちなければ良いというあたりが気に入った。
風船であがってきた直後、または一度死んで新しいアリスになった直後、少しの間無敵になるので、難しい局面ではわざと飛び降り自殺をして出直したりした。

ラスボスの赤の女王は頭が3つあるが、うち2つはダミーでいくらつぶしてもよみがえる。正しい頭はゲームの度に変わる。


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DVDレンタルで。
原作は読んでいないが、千明様(栗山千明)が出演されていらっしゃるので観る。

ぐったりするほどつまらなかった。2時間返して欲しいって思った。
あとで調べたら、笑う映画(コメディ)なんだそうで、そのことにびっくりした。

原作を読んでいないため、ホルモー同好会「青龍会」メンバーの顔と名前をちゃんと覚えることがなかなか出来ず、
そのせいか、クライマックスの戦いが同好会の内部分裂(つか痴話げんか)に起因する、同好会同期生間の戦いというスケールの小ささに唖然として、DVDブレーヤーの残り時間を確認したほどだった。

クライマックスの戦いは、神に「極上のホルモー」を見せなければならないという設定なのだが、
いかなる戦いが「極上」なのかが全くわからず、従って、弱小ホルモー部新入部員が「極上のホルモー」をお届けできる可能性が高いのか低いのかもわからないまま、ただ、だらだらと練習風景や戦いの様を観させられる羽目に。

考えてみれば、楽しむために必要なこれらの情報って、絶対に小説に書かれているはずだから、これは小説読んでからみるべきものなのかも。
(神様が「レナウン娘」の裸踊りを「良い」と判定するのは理解できる。)


鬼のCGは良かった。和製CGはしょぼいのが多いけど、これは良くできていた。
ただ、いっぺんにわらわらたくさん出過ぎて、目の焦点が合わず、結局連中が何をしているのか、戦いが優勢なのか劣勢なのか、よくわからないことが時々あった。

千明様は相変わらず素敵だった。
でも千明様はずっと凡ちゃんでいて欲しかった。
特に、最後の方、別に髪をロングにしなくてもいいと思う。

京都のあちこちでロケされていて、京都の雰囲気は良く出ていた。京都の人や京都に思い入れのある人は、も少し楽しく観ることができると思う。
「百万遍寮」の外観は素敵だった。


鴨川ホルモー [DVD]
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ツタヤに会員証の更新に行ったら、カウンターの横でめっさ宣伝されていた作品。
「心温まる家族」的なイメージの手作りのPOPや飾り付けよりも、モニターに映し出されていた電脳世界の配色とデザインのかっこよさにひかれ、
指さして「あれ観たい。」と言ったら、
更新手続きをし終わったツタヤのお姉さんがにこにこしながら棚から取ってきてレンタルの手続をしてくれた。
ええ人や・・・。

出来の良い作品だと言うことは映画公開の段階から噂で聞いていたし、CM観たときも楽しめそうな作品だとは思った。
田舎の旧家の大家族が最終的に一丸となって戦うって、ちょっとわくわくするしね。
それに加えて、キャラがアバターとしての姿で行動するネット世界のデザインのかっこよさも楽しめるのであるから、もうこれは鉄板作品。
期待して観た。
そしたら、

期待は違わなかったんだけど、期待を超えもしなかった、という感じ。

ネット世界は十分にかっこいいし、アクションは無重力感が気持ちいいし、とても満足した。
ただ、田舎の家族の描写が今ひとつ食い足りないような気がする。
どうも平板なというかテレビ的な「いろんな人がぶつかり合うが番組の終わる5分前に大団円の大家族」というイメージの範囲内で収まってしまう。
しかし、それってある意味当然で、だってこれは2時間以内に大団円にしなければならないアニメだからだ。
むしろ問題は、これが「2時間以内に大団円にしなければならないアニメ」であることを忘れさせてくれるような強烈な何かが欠けているということなんじゃないかなと。
で、その「強烈な何か」は多分90歳の誕生日を迎える栄(さかえ)おばあちゃんであろう、と。

ツタヤの手描きPOPには、この栄おばあちゃんがある意味主人公かも、というようなコメントが書かれていたし、このおばあちゃんは家長であるだけでなく作品の全体を通して精神的な支柱となる役割をする。
主人公の健二はこの出来事を通じて確実に1つ成長したが、
それは、家長であるおばあちゃんに「夏希をたのむ」と言われ、それを引き受けることを決意したことによる(決意したのは泣く夏希の手を握ったとき)。

しかし、俺はこのおばあちゃんのキャラには疑問を持った。
養子の侘助が10年ぶりに戻った来たのをみて、最初におばあちゃんは「お腹がすいていないかい?御飯をお食べ。」と言う。
田舎の名前だけの名家の女性の家長というものはそういう言い方はしない。
ただ「御飯を食べなさい」と上から命令するだけだ。
相手のお腹がすいていないとかの抗弁は一切受け付ける気はない。
だから相手に腹が減っているかなぞという愚問も発しない。そういうものだ。
どうもこのおばあちゃんは「孫に大甘」の普通のおばあちゃん要素を表に出しすぎて、それが家長のイメージを減殺するようだ(なお侘助は養子だが、実質は孫と祖母のスタンスらしい)。
昔の知り合いに電話をかけまくって発破をかける行動力のエピソードなぞは良くできていたので、こういう日常の言動で、イメージにぶれが生じてしまうのが残念だった。

従って、おばあちゃん退場後の後半の方がすんなり話に入って行けて楽しめた。


あと、自分的に面白かったのは、リアルな存在としてネットが描けていること。
ネットはリアルではないと言われるが、現実にネットは社会システムを動かしている。ネットは現実の存在である。
コミュニケーションツールとしてのネットも、現実の人間の語らいには及ばない場面もあるが、ネットとしての特質を生かしたコミュニケーションも存在する。
それはリアルに存在する。

最終戦を前に、家族が集まって食事をするとき、健二の友人で離れた地でともに戦う佐久間敬も、高校の部室でパンと牛乳の食事をとる。
そのシーンになんとなく「リアルなネットコミュニケーション」を感じた。

総合的に、良くも悪くも優等生作品、という感じかな。


サマーウォーズ [DVD]
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エリカ様が芸能界に復帰するらしい。
確か事務所とけんかしていたのではなかったっけ、仲直りしたのかな、と思っていたので、「6箇条のご誓文」と聞いたときは、最初、エリカ様が事務所に対して誓約した、良い子になります的な内容かと思った。
そしたら全然違っていたわけで。

エリカ様はスペインに個人事務所を設立したのだ。これで好き放題出来るわけだ。
で、ともかくその第1歩として、エリカ様から日本のマスコミに「6箇条のご誓文」を提示したと、これらの誓文にサインしなければ公式サイトの情報は見られないと、
まあ、こーゆーわけだったのだ。

エリカ様の上から目線の態度にマスコミは怒っているようだが、「6箇条のご誓文」自体はすごくまっとうなことが書かれている。
(1)情報や声明は正確に伝える。わい曲や誤解を招くことを避ける
 (2)情報を公開する前にその信ぴょう性を十分確認し、根拠のないうわさ話は公開しない
 (3)一方的か屈辱的な表現や侮蔑表現を使わず、名誉棄損するようなコメントはしない
 (4)私生活やプライバシーにかかわる情報は許可なく公開しない
 (5)不正確、有害な情報を公開したら訂正する
 (6)私生活などを撮影した映像、画像は許可なく公開しない
以上、夕刊フジの記事より。

J-CASTニュースは見出しでこれを「不都合なこと書くな」 と要約しているが、 もちろんそんなことはどこにも書かれていない。てゆーか、情報を「本人の都合の良し悪し」で分けて取り扱ったりはしていない。
これを勝手に「不都合なこと」は書くな、と言うように理解して、
「要求を飲んでいたら、広報・PRメディアになってしまいますからね。」
と考える発想は、
芸能ニュースは「都合の良いこと」(宣伝など)を書くことの代償として、「都合の悪いこと」不確かな噂に基づくゴシップを垂れ流しても良いのだ、と思っていることの証であると思う。


しかし、それと同時に、エリカ様がこーゆー「まともなこと」を言うとゆーのも、もにょる感じが否めない。
だって「別に」のエリカ様だもの。「諸悪の根源は全て等身大の自分にあるもので、それを踏まえた上で、愛され上手の責任を取る考えです。」のエリカ様・・・あ、これは違うか。
とにかく本人がまともという感じはない。
てゆーか、文章作ったのは確実にエリカ様じゃないしね。
こんな「6箇条のご誓文」を守っていたら、早晩報道できることなんて無くなりそうだ。
この手の自分自身がブランドイメージと言う人は、ゴシップ誌と適度にうまくやって絶え間なくゴシップを流し、常に注目を浴びることで自分の商品価値を維持する、というのがお仕事の方法だ。
いわば、プライバシーと名誉を切り売りしているのだ。
こーゆーまともじゃないギョーカイでまともなことを言うなんて、それはやっぱりまともじゃないのだ。

もしかしてエリカ様自身はもうそれほど稼ぐ気はなくて(だって金は既にあるから)、
やってくるオファーを淡々とこなして静かな生活を送りたいと思っているのかもしれない。
でも、まともじゃないギョーカイで、そんなまともな生活、
果たしてできるのかなあ。

個人的には、エリカ様自身が派手なことやらかして全部をぶちこわしにしてくれる展開キボンヌ。


参考メモ
エリカ復帰CM 男性目線の表現禁止
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