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ラーメンズの作品とか語り合うエントリ その2   

『TOWER』のエントリのコメント欄の話題が『ATOM』の「上下関係」「採集」の話に移り、
それからまた『CHRRY BLOSSOM FRONT 345 』(通称『桜』)の話に移りそうな、もしくは別の話題になりそうな感じなので、新エントリを立てました。

みなさん、まったりヲチしたり、まったり乱入したりしてください。

つなぎに前エントリの最後のワタシのコメントを転記します。
(自分の意見だけを記事にしちゃうのは管理者権限♪)

K☆SAKABEさん
KKPの作品って、そーゆー、才能あれど評価されない人がよく出てきますよね。
神の舌をもつダメパティシエ、編集者渦巻、天才的推理力を持つが破綻した話の小説家。
そういう人たちのどこが良くないから評価されないのかっていう指摘は作中でなされますが、じゃあどうすれば良いのかっていう解決はなされないか不完全に終わるかしています。
要するに、作者がどうすればよいかわからないので、解決がなされていないままなんだと思います。

テレビ出演してる人が偉いわけじゃないし、別にそーゆー事だけが表現活動の目的であるわけではないのですが、
だったら、何が表現活動の目的なんだ、というわけで。
初期のラーメンズのように片桐さんだけを相手にして片桐に言葉を使わず伝えること、を目的とするのでも別に良いと思います。
作者がそれでよいと思うなら、それで良いんです。
で、多分『桜』の段階ではまだ客は片桐さんだけを想定しているようですから(近藤さんは会場中がかっこわるいと思っていても気にしない。彼は大島君の評価しか気にしない。)、
「本人不在」の「テレビに出たほうがいいんじゃないんですか?」は額面通り「興味ない」と受け取って良いんじゃないかと思います。
(ただ、なんか豚と神様ゲームのあたりとかビミョーに自分に嘘ついてる感はあります)。

しかし、特定の個人ではない観客を「客」とするKKPであれば、観客の延長上に「社会」が出てくる。
小林賢太郎って何やってる人?パフォーマー?演出家?お笑い?
え?どうなりたいの?自分。何を目指しているの?
特に『ATOM』以降、片桐さんが「客」として力不足と感じ始めれば、このように社会との関連で必要とされたい、自分の存在を確かめたいと思うようになると思います。
別に俗な意味ではなくて、自分の存在意義のために社会的な成果が必要になるのではないでしょうか。
そーゆー点から見ても、テレビやめたのはまずかったと思います。


k03さん、お久しぶりー。
K☆SAKABEさんも、あと、『塔』エントリでふみさんも
片桐さんの客演とか友人達とかに関して小林さんが羨ましいと思っているのではないか
と言うことをおっしゃっていました。

ワタシは片桐さんの活動について余り興味を持っていないし(そこそこ作品は見るけど)、片桐さんの演じる役は片桐さんじゃなければできない役で、
小林さんがやることは絶対ありえないものばかりなので、
それほど気にしていませんでした。
ワタシが興味を持っているのは、小林さんの作品であって、そこから得られた情報を一番信頼しています。

で、その作品では、「後藤を待ちながら」まではほとんどそーゆーことについて言及されていません。
後藤とタワーマニアには、そういう友人達が出ていて、それらに対する敵意が示されています。
少なくとも作品の上では、友人がいることへの憧れはみられません。
タワーマニアでは、友人を作る方向で解決しようとしているような感じですが、
それは見せかけのものだとワタシは解釈しています。

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by k_penguin | 2009-07-27 00:11 | エンタ系 | Trackback | Comments(115)

『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』   

クレイアニメの名作、ウォレスとグルミットの新作!
・・・というわけで、鼻歌でテーマ音楽を歌いながらレイトショーを見に行った。
ちゃーちゃちゃ、ちゃーちゃちゃ、ちゃちゃー。ちゃちゃらちゃーちちゃららーとりりっとりりっ。

今までの短編3作を同時上映したんだけど、意外と新作を1番最初にやった。
予告編もなしだから、いきなりでっかい画面。
何か細部ばかり気になって画面全体を把握するのに時間がかかり、話が良く飲み込めないまま進まれてしまった・・・(パンが焼けていくところが美味しそうに出来ていたけれど、あれはCGなのだろうか?)。

話は今までで一番雑。
今回はパン屋さんをやっているウォレスとグルミット。
折りも折り、パン屋さん連続殺人事件が・・・犯人は?!
・・・と言いつつも、すでに映画チラシの段階で犯人が割れているという適当さ。
まあ、その辺は別に売りじゃないからいいんだろうけど、
アピールどころがはっきりしていない。30分で情報の詰め込みすぎか。
ウォレスはますますグルミット頼みになり、のびた君化が進む。
グルミットは大活躍だけど、一番オイシイのはプードルのフラフルス。
クライマックスのバトルシーンは、なんかのパロディなんだろうけど、何が元ネタなのかわからなかった。

新作の後に旧作をやったら、旧作のインパクトの方が強すぎて(もう何度も見たのにもかかわらず!)新作の印象が薄れてしまった。
やはり「ペンギンに気をつけろ」がすごい。
盗みの下見をするマッグローとそれを尾行するグルミット、路地裏のライティングが美しい。

恋の予感の演出が全部、男女の手と手が偶然触れてドッキリ。
というものであることに気がついてしまったのも、新作旧作一気上映のおかげ。

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by k_penguin | 2009-07-23 22:29 | エンタ系 | Trackback | Comments(4)

ラーメンズの「採集」について語り合うエントリ   

『TOWER』のエントリのコメント欄の話題が『ATOM』の「上下関係」「採集」の話に移っていってしまったので、このエントリを立てました。

語りたい人щ(゚Д゚щ)カモォォォン

話のつなぎとして、コメント欄の最後の部分をコピペします。
Commented by k_penguin at 2009-07-10 12:03 x
>プリマが逃げなかった理由
現実を考えだすと、そもそも、体育館でちゃんとした剥製は作れないので、
(動物だって数ヶ月かかるのに人間の剥製なんてどうやって隠し通すんだ。雑菌が入ると腐るので、それなりの衛生設備も必要だし・・・)
現実的な理由付けっていうのは全部放棄するのが1番かもしれません。
作者は明らかに「逃げようとしても逃げられない状況」に設定しようとしているので、その意図を察してあげるってことで・・・。
ジャックが体育館に鍵をかけていくのがベストなんですが、そうすると外にある剥製を見る機会が無くなりますから、そうしなかったんでしょう。

でも、薬きいた状態で包丁をふりまわすくらいなら、寒い中裸足で逃げるけどな・・・ブツブツ。

Commented by k_penguin at 2009-07-10 12:03 x
この話は、最初に出てきた卓球台とかのアイテムの持つ意味が、話の流れによって変わってくる、というところに主眼があるわけで、
昔なつかしい学校の体育館が、自分を殺すためにお膳立てされた部屋に変貌していく様が見所のわけです。
でもそれなら、プリマは恐怖に打ち震えるべきであって(cf.「注文の多い料理店」客のリアクション)自己陶酔するのは、作品のあり方として間違っています。
ここから私の「深読み」がスタートします。
「死ぬ自分に陶酔している」を出発点にして作品を逆に読んでいくと、
「プリマは殺されたいのだ」となり、さらにあの部屋は「自殺のために用意した部屋だ」となります。
ここにいたって、プリマはもうプリマではなく、作者と読むしかなくなります。
作者がなぜ逃げられない状況に設定したかったのかも「実は殺されたいから」で理由がついてしまいます。
この話は、自殺の方法として、古い友人に、人間ではない扱いで死ぬこと、採集されることを選ぶ、という話である。
これで筋が通っちゃうんですね。
あとは、「なぜ死にたいのか?」です。

Commented by k_penguin at 2009-07-10 12:04 x
>「殺されるほど恨まれていたらどうしよう」という「上」としての不安なんでしょうかね?

ただ、ジャックは特に恨んではいません。
うらやましがってはいましたが、彼がやったことはあくまで人間の「採集」です。
プリマが死にたいとしたら、その動機らしいものは、
故郷の友人を差しおいて「勝っている」ことしか作品内に提示されていません。
ここから後は私にはわかりません。
でもポツネンの白やぎ黒やぎの話も設定が似ているので、この解釈路線でも完全な間違いとは言えないと思っています。

Commented by yuma at 2009-07-10 22:05 x
現実は一切勘案しないという観かたは賛成です☆
ただ、「プリマが死にたがっている」というのに混乱してきました(笑
色々考えてはみたんですが、エントリと全く関係ない話を引っ張るのもアレなので自粛しておきます・・・

これに限らず、彼らの作品は読み解こうと考えを進めていくと全てが「彼」の内面に繋がってしまって、そこから「作品」でなく「彼自身」の深読みみたいになってしまうのが、面白さでもありやりにくさでもある気がします。

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by k_penguin | 2009-07-11 13:09 | エンタ系 | Trackback | Comments(122)

橋下さん、賠償金減額   

植草さんの話題を久しぶりに書いた次は、橋下さんです。
この方は話題には事欠いていらっしゃらないのですが、当ブログは、府知事としての橋下さんには興味が無く、弁護士としての橋下さんを扱っていたので、ブログに登場するのは久しぶりとなりました。

そういえば、光市母子懲戒請求祭りの残務処理のような訴訟が二審になっていたのでした。
一審判決時の記事はこちら。

不法行為の成立は二審でも認められているんだけど
1審が一部の発言を名誉棄損に当たるとしたのに対し、2審では「意見などの表明であり、名誉棄損には当たらない」として、橋下知事に、1審より少ない360万円の損害賠償を命じました。

名誉毀損の分だけ賠償金が減額されたのね。
名誉毀損は「事実の摘示」によってなされるもの、とされていて、「意見表明」は「事実の摘示」じゃないから、名誉毀損には当たらない、という考えのわけだけど、この二つの区別は曖昧で、難しいところ。
つか、「懲戒請求の理由がないことを認識しながら、テレビの視聴者に懲戒請求を呼びかけ」たこと自体は名誉の毀損には当たらないんだー。へー。

原告団は、メインは業務妨害だったから、まあいーけどさ、的な感想で、橋下知事は
1審で発言の一部が名誉毀損と認定されて、言論活動のいしゅくにつながると思っていた。きょうの判決では主張が認められたが、言論活動がどこまで許されてどこからがだめなのか、最高裁の意見を伺いたい」と述べ、最高裁判所に上告する考えを示しました。

一審判決時では、「判決が不当とは思わないが、三審制ということもあり、一度、高裁にご意見をうかがいたい」
という感想で、三審制が控訴の理由になるなら、まあ、上告の理由にもなるんだろね。

一審判決時から、懲戒請求の呼びかけに不法行為が成立すること自体には文句はないようだから、何のための上訴なのかよくわからない。
コメントからも戦う気が感じられないし。

んー、最高裁判例集に載りたい、とか・・・??
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by k_penguin | 2009-07-02 23:29 | 裁判(判決評) | Trackback(1) | Comments(2)