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植草さんvsサンデー毎日 二審

一審ではかろうじて勝った植草さんですが、二審で逆転しました。
一審判決のときに記事を書いたので、軽くフォローしておきます。

一審判決は「セクハラ癖は事実」と認めたが「業界では有名」の部分が名誉棄損に当たるとした。

これに対して、山本裁判長は「『業界では有名』の部分は性的モラルが低いことを強調するための記述とみることができる」と指摘。記事全体は真実と認められ、名誉棄損には当たらないとした。


一審が「業界では有名」を「セクハラ癖」と別の事実と扱ってそれぞれに真実証明を求めたのに対し、
いや、「セクハラ癖」一個でいーんじゃね?
っつー判決のわけだ。

一審判決のときの記事に、セクハラ癖が真実ならもう真実性の証明として十分なんじゃないかという、町村先生の意見を追記したが、二審はそれとほぼ同趣旨の判決と見られる。

まあ、「セクハラ癖があって業界では有名!」と週刊誌に書くのと
「セクハラ癖があるが業界で知られてない!」と週刊誌に書くのとで、大した差は無いからなー。


追記

久しぶりに2ちゃんの植草さん関連スレを覗いてみまして、
ちょっと書きたいことなどもありましたが、植草さんの擁護にもアンチにも関わりたくない気分なので、ここにこっそり書き加えます。

今回の裁判は04年5月の記事についてのものなので、3年以上経っていて、時効消滅しているのでは、という話がありましたが、訴えたのは、07年4月です。
ギリギリセーフなんですね。

04年5月の記事が真実であることの理由として、雑誌が発売された時以降の有罪判決、及び現在係争中の裁判の判決(確定していない)をあげたのはおかしいという意見が、擁護のみならず、アンチからまで出ていましたが、
04年5月に植草さんにセクハラ癖があったという事実を認定するのに、04年5月以降に出てきた証拠を使ってはいけないというルールはありません。
06年にセクハラ癖があるおっさんは、普通に考えて04年にもセクハラ癖があるでしょう。
ただ、現在係争中の裁判の判決については、それがひっくり返らないだろうとかなり確実に見込めるかどうかが吟味されていると思われます。

こーゆー証明が可能ということは、つまりは、
確たる証拠もなくてきとーに記事を書いたら、たまたまそれが真実だった。
というときもオケになってしまうということですが、
刑法230条の2は、真実でありさえすればそーゆーのでもオケという立場です。
そして民事でもその基準が使われます。
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by k_penguin | 2009-02-19 00:43 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)  

『小林賢太郎テレビ』

NHKBS-hiでやったライブポツネンのTVバージョンて感じの番組。
BSとはいえ、テレビで小林さんソロを見るのは初めて。
他のチャンネルの賑やかさのなかにあって、シンプルな空間とテンポが独自の存在感を感じさせていた。

やはりライブでやったネタが完成度が高くて面白く、TV用の新ネタは思いつきをそのまま流したようなやっつけ感があったが、
今回初めて小林賢太郎を見る人はそんな違い気にしないだろうし、特番の番組として充実した内容だったと思う。

放映後、このブログの小林さん関連エントリのアクセスも急上昇していることだし、成果は上がっているんじゃないかな。
もしかして番組のシリーズ化も視野に入っているのかも。

番組制作側からお題を与えられた最後の作品は、
自分の作品に他人の思惑が入ることを苦手とする小林賢太郎の弱点が出て
「やっちまったな!(byクールポコ)」感がある。
固定カメラ、編集無し、という与えられた条件を潜脱することに執心しすぎて、話そのものの完成を放棄してしまった。
結局、映る人の方が動いてカメラを動かしたり編集したりしたように見せるのだが、
先日のが~まるちょばのライブで、マイムでカメラの回り込み表現だけでなく、倍速、スローモーションまでやってのけた、ずっと完成度が高いものを見たばかりだったのも、そう感じた理由かもしれない。

今後テレビのお仕事をしていきたいのなら、抜け道を考えるだけでなく、他人とのすりあわせ方も考えなければならないだろうとは思う。

*深読み編*
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by k_penguin | 2009-02-18 01:12 | エンタ系 | Trackback | Comments(11)  

が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2009

今年初めてのステージは、が~まるちょば。
ケラとPiper、そして小林さん関係に観るものが固定されがちだったので、誰か御新規さんをと思い、aiwendilさんがお勧めしていたが~まるちょばを入れてみた。
正直それほど客が入るだろうとも思っていなかったのだが、今年に入ってからTVでけっこう見かけるようになり、あれあれと思っているうちに銀河劇場は満杯。客の中にはお子様もいらっしゃる、という事態に。

HEY!×3で、松っちゃんが「・・・この人達にギャラはいくら払えばよいので?」と言ったほどのマイムの芸達者2人組。
大道芸出身ということは、ブルーマンのように、客いじりがあるということだが、日本人なのできっとシャイな日本のお客様のことも理解してくれているさ、とこれはあまり心配しなかった。

前半は、テレビやYoutubeで観られるようなネタを中心にしたにぎやかなもの。
「やかん」が一番好き。
客いじりは、ブルーマンほどきつくなかったので、安心した。
遅刻してきた客を舞台上に誘導して椅子とりゲームをやらせていたけど、遅刻したんじゃー仕方ないよね。
マイムは本当にうまい。これが本格的なパントマイムというやつなんだなー、と思う。

後半はなぜか『街の灯』をやる。
あのチャップリンの映画の話をベースにしたもの。
盲目の花売り娘は口もきかずにマイムで感情表現するわけで、マイムの技術はより高度になる。
ラスト近くで強盗が刑事に捕まるシーンをスローモーションで演じたところが素晴らしかった。
刑事が強盗に手錠をかけるシーンは、小道具の手錠も使わなければ手錠がかかる効果音も入れないというストイックさ。

というわけで、テレビで観られるものにとどまらず、劇場まで来たかいのある内容に仕上がっていたわけだが、
それにしても、なぜ今さら、ふるーい作品の『街の灯』を?
と、思っていたら、プログラムにあったが~まるのHIRO-PONのコメントに、「あの(チャップリンの)『街の灯』の映像から受ける感動こそが、パントマイムそのものなのだ。」とあって、
なるほど、この人達は、あくまでパントマイマーであり、マイムという表現にこだわっているのだなと思った。

俺なんか、
1つの表現にこだわってないで、喋れるんなら喋っちゃえばいーじゃん。
って性質なんだけどね。
モヒカンのくせに意外と生真面目なやつなんだなー。
まあ、いいけど。

次はオリジナルのストーリーが見たいなー。
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by k_penguin | 2009-02-15 20:24 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)  

『罪とか罰とか』

成海璃子主演、ケラ監督、というのが売りらしいこの映画を試写会で。
試写会場が妙に混んでいる、と思ったら、舞台挨拶があった。
CM担当したオードリーが出てきて、春日がおきまりの台詞「みなさん、本物の春日ですよ。」を言ったが、本当に本物を目の前にしてその台詞を聞いたのは初めてだった。
その春日が映画をほめるコメントをしたとき、ケラが「『少年メリケンサック』見ても同じ事言いそうだな。」と、つっこんだので気がついたが、『少年メリケンサック』の対抗馬ってことになるのかな、この映画わ。

ストーリーは、売れないグラドル、アヤメ(成海璃子)の見た悪夢。
・・・って言っちゃった方が早いような気がする。
それくらい支離滅裂で、しかも素晴らしくご都合主義に話は進行する。
コンビニやアパートの部屋、街中はリアルなのに、アヤメが一日警察署長をやる羽目になる警察署の中だけはなぜか拷問室やら何やらが並び、廊下には鎖や首輪がごろごろしている非現実的な場所、というとこに最初はついていけなかった。
こーゆーのは映画よりも舞台の方がすんなり入り込める。

まあ、そーゆー細かいことにはこだわらないで、とにかく目の前のことに笑っていれば、話はぽんぽん進行していく。
何をやってもうまくいかないアヤメに、本当に署長としての権限が与えられていて、部下に指示を出さなくてはならない「一日警察署長」は悪夢だが、腹をくくって、思考を切り替えさえすれば大逆転は簡単だ。
悪夢は気の持ち方1つで楽しい夢になり、お目覚めすっきり、
夢と同じで30分もすれば内容は全部忘れて、油の浮いた水たまりのようなイメージだけが残る、といった感じ。
最後、風間マネージャー(犬山イヌコ)が、すごくまとめっぽい良いことを言いかけたのに「噛んじゃった。」ので、そこで止めてしまうのがいいな。

笑えるから良いけど、多分『少年メリケンサック』の方が入ると思う。

礼儀
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by k_penguin | 2009-02-11 00:24 | エンタ系 | Trackback | Comments(3)  

スマイリーキクチの災難

苦労して「らあめん花月」の記事を書いたそばから入ってきたニュース。

ブログに中傷書き込み、18人書類送検へ 名誉棄損容疑


スマイリーキクチは足立女子高校生コンクリート詰め殺人事件をときどきネタにしていて、オンバトで1度見たことはあったんだけど、
何で今さらその事件?に加えて、そういうことをネタにすることに余りよい印象を持たなかった。
だから今回の災難については、彼に落ち度は全くなかったとは言えないと思うが、それでもやってきた災難は予想以上に大きいものだったといえるので、書類送検された人たちが気の毒だとは全然思わない。

タレントブログのコメントに対する立件は今回が初だと思うけど、多分これからネットの書き込みに対して捜査側は厳しい態度をとるようになると思う。

こういう新しいタイプの犯罪に切り込む場合捜査側として心がけるべきことは、どこまでがOKで、どこからが犯罪になるかっていうのをみんなにはっきりわからせるってこと。
まず、小女子事件に代表されるような「犯罪予告」という類型が業務妨害罪として処罰されるようになった。
らあめん花月では、「某カルト宗教と花月は一心同体、または緊密な関連性がある」という「事実」を書いたHPが名誉毀損になった(ただし、緊密じゃない関係ならある、というビミョーさ)。
で、今回の事件では、名誉毀損罪の人と、脅迫罪の人がいて、名誉毀損の方は「足立女子高校生コンクリート詰め殺人事件にスマイリーキクチが関与していた」という「事実」を書いた人たちで、脅迫罪は「殺すぞ」という書き込みをした人だ。
つまり、当人のブログに根拠もなく犯罪行為に関わっていると決めつけた書き込みはしてはいけないし、
当人のブログに「殺すぞ」と書いてもいけない
たとえそれがあまり売れてないお笑いタレントでも。
ということは最低限、アホでもわかるようになっている。

じゃあ、当人のブログじゃなくて、2ちゃんにタレントの噂を書くのはどうかというと、これはまだわからないとして言いようがない(件のスマイリーの噂は2ちゃんにもさんざん書かれている)。
刑法の名誉毀損罪をあてはめるなら、当人のブログに書いても2ちゃんに書いても、自分のHPに書いても同じ事だし、相手がふつーの人でも大女優でもお笑いでも同じ事なんだけど、それが現実の逮捕を招くかといえば、
わからないけど、可能性はあるから何事もほどほどにね。
としか言いようがない。


「根拠もなく犯罪行為に関わっていると決めつけてはいけない」「人に『殺すぞ』と言ってはいけない」
・・・すごい常識だと思うけど、これがネットの中だと通用しなくなる。

ネットの外での情報流通はほとんどマスメディアだ。
でも、今回の事件、当初は「テレビのバラエティー番組などで活躍する男性タレント(37)」でスマイリーキクチの名前は伏せられていた。
ネットで調べればすぐにわかることが伏せられているということが、マスメディアへの情報操作の疑惑を呼び、伏せられている理由への勝手な憶測を呼び、話がどんどんややこしい方向へと曲がっていって、最終的にネットの中と外の常識をはるかに離してしまうのではないだろうか。

・・・ま、こんな面倒なこと言わなくても、「黒い噂」が好きな人は多いからなー。
ネットの中と外のいたちごっこは当面続くと思う。
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by k_penguin | 2009-02-05 21:39 | ネット(ヲチ?) | Trackback(1) | Comments(0)  

ネットの泥仕合と名誉毀損

ネット書き込みで名誉棄損、二審は逆転有罪
という見出しを見た感じでは「また2ちゃんか」という感じで、そんなバカ有罪だshit!
で、終わりなのだが、このラーメン店というのが「らあめん花月」で、宗教団体が日本平和神軍ということを知っている人たちはまた別の反応をすることが多いようだ。
みんなカルト宗教嫌いなんだなあ。
大勝軒しか行かない俺としては、別に花月の金を宗教につぎ込もうが勝手だと思うけど。

で、面白いのはこの事件で無罪を出した地裁判決だ(東地判H20.2.29 判時2009)
これは、個人のネットでの表現については、マスコミによる表現よりも名誉毀損の成立範囲を限定するという新しい基準を提示している。
それについてはこんな風にまとめられているのが普通のようだ。(読売)
1審判決は、個人がネット上に掲載した情報について、「信頼性は低いと受け止められており、被害者の反論も容易」として、〈1〉わざとウソの情報を発信した〈2〉個人でもできる調査も行わずにウソの情報を発信した--場合にのみ名誉棄損が成立するという新たな基準を提示。

判決自体をあたると、実はこの基準が適用されるのは個人のネット表現というだけでなく、
被害者が、自ら進んで加害者からの名誉毀損的表現を誘発する情報をインターネット上で先に発信したとか、加害者の名誉毀損的表現がなされた前後の経緯に照らして、加害者の当該表現に対する被害者による情報発信を期待してもおかしくないとかいうような特段の事情があるとき

という限定が加えられているのだが、これは報道で省略されてしまっていて、
そのおかげで
「ネットに書き込めるなら自分で反論すれば。」という2ちゃんの荒らしが言いそうなことを地裁が言っていると受け取られているようだ。
まあ、地裁がつけた限定も、具体的にどんな場合なのかがピンとこないので、抜かされて仕方がないと言えばそうなんだけど。

この事件、花月側は決して一方的に言われっぱなしでいたのではない。ざっと見ても、どっちもどっちの怒鳴りあいに、脅迫コメントでエスカレートした泥仕合。批判HP側だけが訴えられているのはちょっと首をかしげる。
地裁の独自の基準は、そういう事情をくんでみた結果ではないかと思う。

こーゆー、「被害者とかいうけど、お前十分怒鳴り返してるじゃん」論理(対抗言論)は、昔、よしりん(小林よしのり)が訴えられた民事訴訟でとられたことがあったと記憶している。
これは、本人が言い返した分、社会的評価の低下が阻止されていて、最終的に低下していない。ということだから、「結局、名誉が毀損されていない」という結論を採るのが筋だ。
しかし、今回の地裁判決は名誉の毀損自体は認めているので、この筋は取っていない。
何でこれを取らなかったかというのは、これは刑事事件であり、「名誉毀損罪はいわゆる抽象的危険犯と解されるから、いったん表現された以上は、それが反論の容易なインターネット上でなされたものであるからといって、同罪の構成要件該当性を否定することはできないと考えられる。」
ということだと思われる。
社会的評価を低下するに足りる事実を公然摘示した以上、相手がその後どう対応しようと名誉毀損の成立要件は満たしちゃうのね。
だから、相手のその後の対応を先取りして名誉毀損の犯罪阻却要件に織り込まなくてはならなくて、それがさっきの「特段の事情」を含めた新基準の形をとったといえると思う。

この地裁判決の面白いとこは、
どうせ控訴審でひっくり返るだろうと予測して、ひっくり返しやすいまとめ方をしているとこ。

「従来の基準によった場合には、故意がないとして無罪になることもないと考えられる。」って一度書いた上で、新基準を理由を付けて書き、その理由を否定しさえすれば簡単にひっくり返した判決が書けるようになっている。従来の基準での事実のあてはめまでしてある。
なんだか、アライグマくんに言いたいこと言った後、殴り飛ばされるために静かに覚悟を決めてたたずむシマリスくんのような判決だ。


ところで、個人的には、個人のネット表現については何らかの形でマスコミよりも名誉毀損の成立を限定して欲しいと思っている。
地裁の基準を使わないとしてもだ。
プロ(一応)の草薙さんだって、書いて良いことといけないことの区別がついていないのだ。
普通の人にそれと同じレベルを要求するのって無理なんじゃないかと思う。
つか、俺も良くわかんないし。


追記 2010.3.17 最高裁が上告棄却
最決平成22年03月15日(リンク先pdf)
インターネットの書き込みも他の媒体による表現も名誉毀損の成立の基準は変わらないとしたもの。

これをインターネット上の表現も新聞などのマスコミ報道と同じ程度に資料を集めなければならないと解した記事があるようだが(J-CAST)、
「相当の理由の存否を判断するに際し,これを一律に,個人が他の表現手段を利用した場合と区別して考えるべき根拠はない。」
とされているので、必ずしもマスコミと個人を同一に扱うものというわけではないと思われる。
どちらにしても,「確実な資料,根拠に照らして相当の理由があると認められるときに限り,名誉毀損罪は成立しない」点では変わらないが、
具体的にどの程度の資料、根拠があればいいのかという判断はマスコミと個人で異なりうると解する余地はある。
俺としては、個人のビラまきなどとの比較で言っているのかな、という気がした。
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by k_penguin | 2009-02-04 00:06 | 裁判(判決評) | Trackback | Comments(0)  

痴漢冤罪にあったら・実用(の可能性ありそう)編

電車の中で「痴漢です」! 叫ばれたらどうしたらいいのか
弁護士・井上薫さんに聞く


痴漢冤罪tagがある当ブログとしては、やっぱこーゆー記事にトラバしとかんと。

痴漢冤罪を避ける決め手になる方法がないのは、ある意味当然で、
だって痴漢冤罪を避ける決め手になる方法はそのまま痴漢しても捕まらない方法の決め手になるからだ。
て、思ってみたら、このJ-CASTの記事の題名も、どっちにも使えるようになってる・・・。

この記事では痴漢冤罪を避ける方法として、「逃げる」がかなり真面目に検討されているんだけど、これは至極当然のことだ。
俺としても、痴漢冤罪をされる一番確実な方法は
すぐに逃げて、そして決して捕まらないこと(←ここ重要!)
が、一番お手軽かつ確実かなって思っている。お金も使わないし。
体力に自信ある人じゃないとお勧めできないけど。

また、記事で紹介されていた、
「本当に会社に行かないといけないので、この場での足止めは困る」と名刺を渡して、追いかけられないようにしてその場を立ち去る

というのも、良い方法だと思う。
こちらは頭脳派向きだ。
捕まえる側はたいてい頭に血が上っているから、それを冷静にさせることができるかがポイントになろう。
頭が冷えれば女性の方も、揉め事が面倒くさくなってくるはずだ(もちろん美人局型の場合はこれがきかない。初めから冷静だから)。

女性の側は「とりあえず駅事務室へ」と考えているが、「駅事務室」がベルトコンベアの出発点だから、これは避けなければならない。
ベルトコンベアの流れに1度のってしまうと、どんどん、冤罪から逃れる可能性が遠ざかってゆく。
まあ、不良品がベルトコンベアからはじかれるみたいに、助かる場合もあることはあるが。

駅事務室へ行きたがらないと女性に知られると不信感を抱かれるので、ここは説得術の問題。
女性の方はこちらが痴漢だと思っているのだから、その確信を揺るがすことが重要であろう。
・・・難しいね。

まあ、容姿に自信のある人なら、女性が
「痴漢かもしれないけど、まあ、今回は見逃すか」
と、思ってくれることに賭けても良いが
・・・やるなら自己責任でね。


追記 警察の中の人のコメント
1262 感熱紙 [sage] Date:2009/06/02(火) 23:29:52 ID:1vH/mSLs0 Be:
常人現逮にならないようにするためには、とりあえず「自分で警察を呼ぶ」ことが一番でしょう。
その場で下手に否定したり逃げようとするより、「被害者」に有無を言わさず自分で110番して「自分のことを痴漢だと名指しする女性と車内でトラブルになっている」と説明して、警察官の臨場を求める。
こうすることで、警察の臨場事案名が「車内でのもめ事」になり、警察の「まず通報者から話を聞く」という習性を利用することで、自分の主張を話すことができ、「被害者」からの一方的な訴えを防止することができる。
また「逃走、証拠隠滅のおそれ」が無いことも証明できます。
こうなると、よっぽど被害の状況がはっきりしているとか、目撃者がいるとかいうのでない限り、警察は常人現逮にはしなくなります。
事情聴取に時間が掛かる可能性は高いですが、問答無用で手錠を掛けられるよりは良いのではないでしょうか?

(注)  常人現逮・・・一般人による現行犯逮捕

知力及び体力に特別な自信のない通常の方がとる方法として
今のところ一番現実的な方法なのではないかと思う。
本物の痴漢に悪用される恐れも低いし。


追記 2012.3.22
弁護士に聞く!痴漢を疑われた際の本当に正しい対処法

定期的にこーゆー記事って出るのかなー。
この手の記事の中には、やたら弁護士呼べ呼べいうのがあるけど、
弁護士が無料で書く記事は、所詮弁護士の宣伝て意味も混じってるってこと、
理解した上で読んでね。
 …いや、呼ぶなとは言わないけど、医者にかかっても手遅れな場合があるように、弁護士呼べばすべて解決って思わないでねってこと。

で、この記事の、
(1)服の上から触ったレベルの痴漢
のとこの
少なくとも現行犯逮捕はされません(刑訴法217条)。

の部分は、間違いだと指摘しておく。

刑訴法217条は一定の微罪(30万円(刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、2万円))以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪の場合は原則として現行犯逮捕はできないと規定している。
(例外は「犯人の住居、氏名が明らかでなく、又は犯人が逃亡するおそれがある場合」)
服の上から触るレベルは、法律的にいうと迷惑防止条例違反。
条例だから地域によって内容が違うこともありうるが、痴漢行為が罰則にある場合はまず、
2万円以下の罰金、拘留又は科料などとという、やる気のない罰則はあり得ない。
ちゃんと知りたい人は、自分の住んでる地域の迷惑防止条例、又はそれっぽい名前の条例を調べてね。

ちなみに東京都は「六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金」(迷惑防止条例5条1項、8条1項2号)、携帯でパンツを写した場合は「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」(迷惑防止条例5条1項、8条2項)だよ。
これは、そこそこマジに重い罪。
触るより写メの方が罪が重いんだね。きっつい!
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by k_penguin | 2009-02-02 01:42 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(60)