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出張のマイレージは誰のもの?(&ポケモンジェットの民族性)

読売。
要は、経費を使った出張でためたマイルは会社(or国or地方公共団体)のものか、出張した当人のものかってことね。
出張が多いか少ないかで、この問題への興味はかなり変わるようだけど、マイルとANAのポケモンカードは馬鹿にならない、というのが俺の認識だ(むかしANAに搭乗するともらえるポケモンカードを3枚セットでオークションに出したら、えらい高い値段が付いたことがある。今もこのサービスやっているのだろうか)。

法律的にいえば、これは契約の解釈の問題になる。
会社の用で(つまり、会社の機関として)出張するために、個人のカードでチケットを買う。で、マイルをためる。これは誰と誰の間の契約か、ということ。
片方は航空会社。これは確か。
もう片方は個人か会社か。これは当事者意思、つまり、航空会社は誰を相手としていると解することが合理的な意思か、という解釈問題だ。
チケットを買うのとマイルをためるのは別の機械でやるので、まず、マイルは何に対するサービスとしてついているか、だ。
「当社のサービスをご利用くださいまして、ありがとうございます」の意味なら、チケットを買った人に対するサービスだし、
「当社に出資していただきましてありがとうございます」の意味なら、出捐者(お金を出した人)に対するサービスだ。
で、まあ、率直に考えて、チケット買った人に対するサービス、と考えるのが通常だと思う。チケット買ったからマイルがつくのだ。

次。チケット購入、つまり運送契約は、誰と誰の間で結ばれているか。
まあ、乗せた当人と航空会社だろう。運送契約は、誰を運ぶかが問題なのであって、その人が何の用で、または誰の代理で飛行機に乗っているかなんて、どーでもいいからだ。
旅費は会社から出ているかもしれないが、航空会社は、金を払ってもらえればいいのであって、それが実は誰の懐から出ているかについては頓着しないだろう。

と、ゆーわけで、マイルは、個人のものだ。あと、ポケモンカードもね。

ただ、会社と個人間で、マイルを会社によこせ、という契約を結ぶのはまた別の話だし、そーゆー命令を下すことによって、労働意欲がそがれたり、文句が出るのも、また別の話。


*おまけ*
関係ないけど、羽田でポケモンジェットを初めて見たとき、何つーか、日本人ってすげーなって思って、感動した。
その感動が、どういう類のものなのか、日本人がどう「すげー」のか、それを表現する術を探しながら、しばらく腕組みをして眺めていたが、『らんま1/2』のひよこ先生が住んでるマンションが頭に浮かんだだけで、うまい言葉は見つからなかった。
しかし、最近、鴻上尚史の言葉を見て、これだな、と思った。
ので引用。
文学がまずあって演劇にいった国と、
弁当ひろげてお気に入りの役者を観にいくことから演劇が定着した国との違いでしょうね。
「千本桜」でね、静御前が義経との別れの時にずーっと泣いているでしょ。
泣いているんですけど、突然、静御前がおどり出す(笑)。
で、イアホンガイド聞くと
「この場面では、静御前が微笑んでいる顔が見たいというお客さまの要望におこたえして、踊っています」っていう(笑)。
なんてファンキーな民族なんでしょう(笑)。
このいいかげんさはたいしたもんだと思いますよ。

この「お客さまの要望におこたえ」する「いいかげんさはたいしたもんだ」。
ポケモンジェットの感動はこれなのだ。
日本人って、ファンキーなのだ。
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by k_penguin | 2006-07-29 02:07 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)  

ゲームと現実、その接点

えー、最近のコドモはテレビやゲームの悪しき影響のおかげで、現実と絵空事の区別がつかなくなってて嘆かわしいわい。
と、いう話ではない。
こちら。朝日。
一部引用。
勤務先のオンラインゲーム管理会社のシステムに不正アクセスし、ゲーム内で使う仮想通貨を勝手に増やしていたとして、警視庁は、東京都狛江市岩戸北3丁目、元会社員戸枝雅亮容疑者(26)を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した、と20日発表した。

 戸枝容疑者は、仮想通貨を外部業者に売って現金化し、半年間で約3000万円を稼いだといい、警視庁は詐欺の疑いもあるとみて調べている。

ヤフオクなんかで仮想通貨が売られているのは知っていたし、それがトラブルの温床なのも2ちゃんの法律相談板でちょいちょい目にしていた。
しかし、詐欺罪が出てきたのだ。
毎度お世話になってるブログ、モトケン先生のとこでも問題提起されているが、詐欺罪は財産罪だ。財産というのは、お金に変えられる価値のことだ。プライスレスな思ひ出は刑法の上では財産ではない。

本来、ゲーム内の仮想通貨はゲームの中だけの存在で現実のお金に換える窓口はない。
ゲーム内の敵を倒したりなんなりして働いてお金を得る。それでゲームの中のお店に行ってゲームの中だけで使える装備を買う。
現実と接点はないはずだ。
だから仮想通貨は刑法上の財産ではない。
しかし、働くのがいやな人はどこにでもいる。
そこで仮想通貨を現実のお金で何とかしよう、という需要が出てくる。
需要あるところに供給あり。
かくして仮想通貨を取り扱う業者さんが出現し、ゲームと現実はお金を接点につながる。
考えてみればお金というのも高度に抽象化された概念だ。理論的には、当然なのかもしれない。

今回の事件、詐欺罪という構成は、たぶん、被害者は業者さんで、不正データを売ってお金をもらった(つってもこれもオンライン上の振り込みだろうと思うが)行為そのものを欺く行為ととらえたのではないかと思う。

オンラインゲームの中には基本的に現実の法律は適用されない(考えてみりゃ名誉毀損はありだな)。
「プレーヤーキラー」とよばれる「殺人鬼」もいると聞く。
もし、他のプレーヤーから仮想通貨を騙しとっても詐欺罪にはならない。はず。
では、ゲーム会社のコンピューターに忍び込んでデータを変えて仮想通貨を得たら?
得た仮想通貨をゲーム上で買物して使った場合は?
(買物をゲーム上のサービスととらえれば「財産上不法の利益」となりうるから電子計算機使用詐欺か?)
それを業者に売って本物のお金をもらったら?
どこから現実の問題になって、どこから法律は適用されるのだろう。

ゲームと現実、意外と曖昧?


追記 8月17日
このゲーム(「ラグナロク」)ではついにインフレ対策がとられるそうだ。
現在の仮想貨幣の流通量はサービス開始時の数万倍以上(朝日新聞記事)。
ちなみに、記事の社員が増やした貨幣量は流通量の約3分の1に当たる、という情報も得ている。モトケンさんとこのコメント欄でだけど。

追記2 10月23日
結局不正アクセス禁止法違反のみでの起訴になったらしい。
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by k_penguin | 2006-07-21 21:32 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)  

お祭り中?

モトケンさんのブログは、今の俺が社会性を保つ最後の砦と言っていいところだ。
時事問題についての発言などは、ここんとこ大体ここでやっている。
ただ、法律的な発言はほとんどしていないが。

さて、そのモトケンさんが、先週末に、祭りを仕掛けた。
このエントリだけ見ると、サヨクっぽい臭いがするが、この数日前に、北朝鮮を非難するエントリも書いているので、全体を通してみれば、中立的っつーか、ふつーのブログだ。
むしろ彼の言いたかったことは、ラベリング(レッテル貼り)の危険性な訳だが、なかなかチャレンジャーな言い回しもしていて、「かかってこいやあ」的な雰囲気も感じられる。

お祭りは楽しいが、炎上の危険もはらむ。
管理人の腕がないと、ちょいとしたコメントに過剰反応した結果、たいした祭りでなくとも炎上、閉鎖、という結果を招く。
昨年、俺のブログでちょいと祭りがあったとき、コメントしてくれたギャラリーの方が言うには、ケンカしている両方とも頭に血が上っていなければおもしろくないから盛り上がらない、のだそうだ。
片方だけでも冷静な対応だと祭り的にはダメらしい。
その点から言えば、モトケンさんのブログは「盛り上がらない」ことになりそうだ。
しかしまた、管理人の腕に問題がなくとも、DQNなコメンテーターが勝手に活躍したりして、なんかがどーにかなって、しかも、管理人が忙しかったりして対応をとるタイミングが遅れたりすると、無意味なAAの羅列やコピペを貼りまくったり、F5アタックをかけたりするやつが大量に出現する危険が生じる。
この流れが1度成立してしまうと、誰にも止められなくなる。

また、お祭りは始めるのは簡単だが、終わるのが難しい。
始めるのは管理人だけど、終わる時って、「誰もコメントしなくなったとき」だからだ。
誰かがコメントして、それに誰かが答えれば、管理人の意思とは無関係にバトルは続く。

そんなことをつれづれに考えながら、自分のブログはほっといて、他人様のうちに出入りしている俺なのだ。

追記
モトケンさんが「自分のブログは炎上しているらしい」と言ったので、「こんなん炎上なんて言わない」と茶々を入れたら、ニュー速+で晒されてる旨リンクをくれた。
でも、ほとんど話題になってなかった。
うちのブログは、もう5回ほど2ちゃんに晒されたが、全然アクセスがあがらなかった。
最近アクセスを稼いでくれているのは、どうも、ツンデレ関係の記事とコバケンらしい・・・。

追記2 26日
何かもうめんどくさくなって読んでなかったのだが、優雅なラリーが続いている。
こと在日関係のお題だと、腕に覚えありの論客が結構いるから、内容それ自体よりも論破することを目的とする人もいると思うが、釣りっぽい人にまでちゃんちゃんと対応しているモトケンさんは真面目だと思う。
俺なら、論点違い(というか不得手分野に導かれる)お題を持ち出されたら、「エントリ違い」を理由に絶対はねつけるのだが。
うちのボス弁が言っていた。
「こちらに有利な場合は論点を決してずらしてはいけない。不利なときはごちゃごちゃ言って、論点をうやむやにしろ。」

追記3 27日
「先生」って言われちゃった~♥
釣り師に。
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by k_penguin | 2006-07-19 21:26 | ネット(ヲチ?) | Trackback | Comments(0)  

4月に壊れた俺のHDDに捧ぐ

135 名前: [名無し]さん(bin+cue).rar [sage] 投稿日: 2006/07/15(土) 07:28:01 ID:9iymv15F0
MaxtorのHDD おいらのHDD
四年間いつも常時接続していた 御自慢のHDDさ
winny導入の次の日に 買ってきたHDDさ
今はもう動かないそのHDD
四年休まずにチクタクチクタク
おいらと一緒にチクタクチクタク
今はもう動かない そのHDD

何でも知ってるHDD おいらのHDD
キンタマに感染した その日も動いてた
(((( ;゚Д゚))))ガクガクな時も(;´Д`)ハアハアな時も みな知ってるHDDさ
今はもう動かない そのHDD
四年休まずにチクタクチクタク
おいらと一緒にチクタクチクタク
今はもう動かない そのHDD

真夜中に異音がした おいらのHDD
お別れの時が来たのを おいらに教えたのさ
天国へ昇るHDD 多くのキャッシュを道連れに
今はもう動かない そのHDD
熱帯夜にカッコンカッコン
おいらも連れてカッコンカッコン
今はもう動かない そのHDD
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by k_penguin | 2006-07-19 00:02 | 拾いもの | Trackback | Comments(0)  

Amazonのおすすめ

Amazonからのおすすめメールに、HUMAN AUDIO SPONGEのDVDがあった。
お、新作かあ、とふつーに思ってから気がついたのだが、俺はAUDIO SPONGEのCDをAmazonで買ったことはないはずだ。
「この商品は、お客様が購入または評価された次の商品を参考にご紹介しています:」をみると、MELONの『Deep Cut』だった。
MELONはプラスチックスの中西俊夫のグループで、昔ちょっと好きだったので、ふと思い出して買っただけで、しかも聞いたら、昔ほどよいと思わなかったのだが(クラブ・ミュージックの宿命か)。
ほかにも『 BLUE MOON BLUE』(高橋幸宏)、『Hm』(立花ハジメ)、『プレイズ・ワイエムオー(初回限定生産)』(Y.M.O.のカバー)、『full grown ~御挨拶 メロン完熟』(これはMELONのだけど)と、『Deep Cut』繋がりは多い。

Amazonのおすすめはうざいんだけど、なかなか侮れないところをついてくる。
でも、ラーメンズのDVDでレーモン クノー『文体練習』をすすめられるのはよくわからない。
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by k_penguin | 2006-07-17 15:22 | Trackback | Comments(2)  

パソコン購入

2日前に届いた。
おかげで、今、部屋の中は不条理なほど箱でいっぱいだ。
その一方、未だ新しいパソコンの電源は入っていない。
モニタ、マウス(黄色く変色している初代インテリアイ)、キーボードを前の物をそのまま旧パソコンと共有しようとしたら、DVIだの、VGAだの、PS/2だのUSB2.0だののおかげで、うまく接続できていないのだ。
ツッコミ口だけの問題だというのに。

DVI端子しかついていないパソコンとVGA端子しかついていないモニターを送ってきたDELLに電話をしたら、親切にも「ジャンパを買えばいいですよ。パソコンショップに売ってます」と言ってくだすった。

・・・うまく接続できれば、あこがれのデュアルモニタになるのだが。


話は全然変わるけど、CD「新日本語学校」。ラーメンズの。
今から地方宣伝の看板出してるってことは、ポニーキャニオンも売る気あるとみてもいいんだよね。
宣伝のためのTV出演ってあるのかなあ。CMとは別の。
ソフト会社的には、やってもらいたいはずだと思うけど、バニー的にはどーなんだろ。
勝算あるのかなあ。


追記*14日
パソコンの電源を入れる。
が、切り替え機を使うとキーボード等を認識しないだの、入れたくもないマカフィーが窓を開いてでんと居座り、そのくせ何かと文句を言ってログインはさせない、だのの障害の前にまた電源を切る。
昔に比べ、パソコンは融通が利かなくなっていると思う。
死ねばいいのに。

追記 17日
何とか一応移転完了。
ただし、キーボードは古いものが認識されないまま。
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by k_penguin | 2006-07-14 02:38 | Trackback | Comments(0)  

『アンデルセン・プロジェクト』(白井版)

作者のロベール・ルパージュは映像の魔術師と呼ばれている人で、映像と生身の人間の組み合わせの妙が見所らしい。
と、いう新聞記事を見たのが数ヶ月前。
観ようかな、でもNHK『芸術劇場』でやるような予感もするな、と思って放置しているうちに、ルパージュ本人が演ずるルパージュ版は終了。で、その記事がまた新聞に載ったので、思い出してチケット衝動買い。
映像の演出は日本語版でも同じだろうし、なら日本語の方がとっつきやすそうでいーや。と、軽く考え、世田谷パブリックシアターへ。
公演後半に入った本日は、客は1階席ほぼ満員、2階、3階は空席が目立つ程度。
男女比1対3。特に男性の年齢層が高く、見たところギョーカイ率も高そう。
ルパージュ版も観たリピーターも多そうだ。

一応隠す
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by k_penguin | 2006-07-06 00:29 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback(1) | Comments(0)  

『TAKE OFF』Take4(ラストテイク) 兎は二羽

小林賢太郎の作品の読み解き方は、『ALICE』のフライヤー(orDVDパッケージ)に示されている(これを見たとき「ああ、種明かしだな」と思った)。
まず、文の流れを見て、何の話であるかを読み取り、その話であれば記載されているべきなのに記載されていないことを探し出す。次にその部分に何が入るべきかを読み取る(穴埋め)。
それから、埋めた言葉を中心にして作品全体を「反転」させる。
そうすると別の話が浮かび上がる。
具体的な例は、「○」のWやぎさんの話で、以前紹介した。
んで、暗号を解くような手間暇をかけた割には、得るものは少ないこともそこで述べた。
もちろん作品の全部が全部このやり方に対応しているわけではない。素直に見ればいいだけの作品も多い。

『TAKE OFF』は素直に見ればいいだけの作品にして欲しかった。何か考えるのが馬鹿らしいほどの賑やかな作品だからだ。
何も考えずに笑って、手拍子して、ビール飲んでおうちに帰って寝たかった。

ヽ(`Д´)ノウワァァン
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by k_penguin | 2006-07-02 13:33 | エンタ系 | Comments(0)