<   2006年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧   

『TAKE OFF』Take3 篠田はフライヤーを供出したのか   

こんばんは。
ここ1ヶ月、ほとんど社会性が無くなってしまっているブログに顔をしかめている白片吟K氏です。
『TAKE OFF』なんですが、こーゆー解り辛い作品を無理に理解してやる義理も筋合いもない、と知ってはいるのですが、何となくムキになっています。


Take2で示したが、篠田がフライヤーに対する独占欲に支配されている状態から、フライヤーの幸せを考えるという成長をとげたということ、そしてそれはあびると織部が自転車とスクーターを供出したように、フライヤーを供出する、という形で示されている、という推測については、大まかには間違っていないと俺は思っている。
が、当該エントリーには反対するコメントもつかず、賛成するコメントもつかず、という状態だ。
無理もない。フライヤーはモノであって人じゃないからだ。
フライヤーの幸せって、フライヤーに意思がない以上、人間の側が勝手に決めるだけだし。それって結局篠田の一人芝居。
しかし、この点をクリアすれば、この話は一通り筋が通り、そしてそれは、初見の印象よりかすごくましである、とはいえると思う。
とゆーわけで、前置きが長くなったが、篠田はフライヤーを供出したのかについて、考察、検証する。

最終更新日9月23日
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by k_penguin | 2006-06-25 22:19 | エンタ系 | Comments(0)

『TAKE OFF~ライト三兄弟~』 Take2 離陸前夜の出来事についてのサポート   

『TAKE OFF』の飛行テスト前夜の出来事について、篠田の心の動きがわからないという意見が散見されている。
実は俺も最初はわからなかったが、コメント欄でのやりとりを通じてやっと理解できた。皆さんに感謝。

とりあえず結論のみ書く。作品の理解の参考にしていただきたい。
突発的なメモなので、散文的だけど、ご了承を。何か質問あったらコメント欄で。
ネタバレがどーのとか文句言う奴は、見るな。

飛行機オタクの篠田はフライヤーを独占したかった。他の2人からフライヤーを奪い取りたかった。だからこっそり盗み出し、「金持ちのバイヤー」に売ろうとした。
ここでの目的は金ではない。フライヤーの独占だ。それを愛と呼べるかどうかはここでは保留しておく。

篠田は「金持ちのバイヤー」が自分の味方だとは思っていない。ただ、フライヤーの運命は自分の手の中にあることを他の人に見せつけたかっただけだ。見せつけるためには、フライヤーを不幸にすることもいとわなかった(ここでのフライヤーの幸福とは、飛ぶことだ。「飛行機は飾るものではなくて飛ばすもの」だから)。
この独占欲が他の2人を裏切るものであることを篠田は十分承知していた。
いや、誰だってそのくらいはわかるだろうけれど、篠田はそれ以上の罪悪感を感じていた。だって、それは愛するフライヤーをも裏切ることだったから。
篠田は既に罪悪感と独占欲(もしくは愛)の板挟みにあった。
欲に目がくらんではいたが、どこかで誰かに自分を止めて欲しかった。
織部が、篠田にあびるが殴りかかるのを止めた後、「仲間に戻るなら今しかない。その気がないなら、俺達に一発ずつ殴らせろ。」と言う。
最後のチャンス。行くか戻るか。
その瞬間、篠田の頭に浮かんだものは、多分仲間の2人の顔ではない。自分の欲でもない。
フライヤーだ。

篠田の「離陸」したい動機。
篠田自身が離陸したかったのではない。
篠田は離陸させたかったのだ。愛するフライヤーを。
愛するフライヤーを離陸させ、幸せにすることこそが、篠田の「TAKE OFF」だったのだ。
フライヤーを手放し、その場に崩れ落ちる篠田の未練を断ち切るように織部は言う。
「飛行機は、卒業だ。」
子離れしろ、という意味だ。

あびるは自転車、織部はスクーター、自分の一番大切な乗り物を差し出した。「離陸」するには金属パイプとエンジンが必要、だからだ。
篠田だけが出していない。
篠田が差し出したものはフライヤーだったのだ。
「離陸」するには「仲間が3人」必要だからだ(フライヤーが必要なのではない)。

この話の真の主役は、フライヤー「HAE」だ。
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by k_penguin | 2006-06-21 00:26 | エンタ系 | Trackback(1) | Comments(0)

『カーズ』   

御難続き、PIXARの新作を試写会でお先に。

まず、キャラクターが車と知ったとき、「そりゃ無茶だよー。」って思ったのだ。
だって車だよ。手足ないし、かわいげもないんだよ。レースシーンは興奮するけど、これはのどかな田舎町の話。どこに見せ場もってくんだよ。

で、見てみた結果、
やっぱり無茶だったなって思った。

いや、すんげーがんばっているのはわかるのだ。
目と口しか動かさないで(しかも両目の間隔が変わらない。フロントガラスは1枚だから、両目が同時に動くことしかできないのだ)多様な感情表現をやっている。滝の下を走るサリーは色っぽかった。
こーゆーのって、作ってて不安になるんだよね。どこまで伝わってるかなって。よく作りきったと思う。
しかし、このやりかたで、ふと迷い込んだ田舎町で自分の生き方間違ってたんじゃないかって考える車、とか、ちょっとすてきな異性(車だが)に心が動いて、これって恋かなー、いやん、違うよお、なんてもじもじする車、とか、一度は捨てた人生に再チャレンジをはかる車、とかの表現をしようって、そりゃ、無茶だって。
表情を読もうとフロントガラスばっかり注視しているうちになんか不条理な気分になってきてしまった。
内容もちょい渋くて大人向け。客席のお子様はむずかり出す。
アメリカの田舎町に居そうなキャラクターたちで、スタンド・バイ・ミー風味なのだが、これって、日本でどのくらい通用するかなあ。
あ、イタリア移民の技術ってばかに出来ないとゆーのは聞いていたけど、これ見て、あー、ホントだったんだなあって思った。

最初と、そして最後のレースのシーンは手放しですばらしいと言える。むずかってたお子様も大盛り上がり。

そうそう、PIXAR作品に毎回ついてくるおまけのショートアニメ、今回の『One Man Band』はすごいぞ。必見。
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by k_penguin | 2006-06-16 22:29 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

秋田小1男児殺害事件弁護士会見のいろいろスゴイとこ   

朝日だけど、この記事読んで、「何かいろいろすげーな」って思ったのだ。

まず、「弁護士が…、供述した内容を詳細に明かす異例の会見」ってとこがすごいでしょ。弁護士がマスコミ対策で積極的な先制パンチを繰り出すのって、大会社の場合だってそんなに見ないのに。
2年ほど前かな、どっかの弁護士会が出したブックレットか何かの中に、弁護士のためのマスコミ対策指南みたいなことが書いてあったのをちょっと見たことがあるけれど、むしろ防御の方に力点が置かれていて、積極的な記者会見については間違った情報が流布することを防ぐ場合くらいしか書かれていなかったと記憶している。
今回は「(1)容疑者の親族には、取材しない(2)親族の顔や姿の写真や声を、掲載・放映・再生しない(3)親族の取材は、弁護士を通じて書面で」という要望がついているから、つまり、容疑者の親族のプライバシー保護との交換条件付きの完全な交渉の意味合いを持つ情報公開だ。
昔、宮崎って被告人の幼女連続殺害事件のとき、被告人の両親が、息子はおとなしい子だっていうことをアピールする目的で、ビデオでいっぱいの部屋を公開したら、逆効果だったという事例もあり、積極的なマスコミ対策は神経を使う難しい技術だと思う。
この「先制パンチ」が有効打かどうかはまだよく分かんないんだけど、とにかくやったってだけでもすげーなって思った。


次に、計画性を強く否定している弁護士側の発表に対して、捜査側の計画性あったことを匂わせるコメントがついていること。
こーゆー、被疑者側と捜査側の綱の引っ張り合いって、今までこんな取調初期段階でマスコミの記事になることなんて無かった。だって今まで記事に載るのって、捜査側の提供した情報ばっかだったもんね。
裁判員制度がなければ、いくらマスコミ対策っていっても弁護人はここまでやったかな?
もちろんこの事件は裁判員制度で裁かれるわけではないけれど、制度が始まれば、一般へのアピールは重要になるよね。
しかも、こーゆー記事が出たおかげで、「一般に刑事裁判では、計画的な犯行よりも偶発的な方が、情状面で酌量されて刑が軽くなる。(リンク記事より)」なんてことが一般にもわかることになるわけであり、何か雰囲気的に裁判員制度にらんでる感じがして、何かそれもスゴイなって思ったのだ。

しかも、「今後の捜査は、同容疑者が仮に供述を翻しても将来の公判が維持できるよう、物証や目撃証言などを積み重ね、供述に頼らない立件を目指すことにしている。」と、きた。
立件を目指しているんだから、これは捜査側のコメントだよね。
自白中心から、物証重視にしますよ、無茶な取調なんてしませんからねってアピールしてるんだよね。誰かにむかって。
取調の可視化とも絡んでるってことだよね。

いや、何か、いろいろ漠然とスゴイなって思うんだよ、この記事。
時代は変わるねえー。
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by k_penguin | 2006-06-11 00:23 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)

KKP#5 『TAKE OFF~ライト三兄弟~』   

KKPは小林賢太郎プロデュースの略。

お金を払ってお芝居を観る場合、客はたいてい何かを期待している。笑えること、泣けること、感動すること。
そして、俺が今回コバケンに期待していたのは「失敗」だった。
何気に精神的危機を迎え、何気に最悪な事態は免れたバニー兄さんが次に狙うのは再スタートであるのは『TAKE OFF』というタイトルからしても確かだった。
しかーし!そう簡単に次のテーマが見つかるわけはないのだ。
そうそう簡単に成功されてたまるか。次の作品は失敗する。てゆーか、むしろ、失敗しろ。
ほとんど呪いをかけんばかりの勢いで、俺はそう踏んでいた。

そんな俺に順調にことは進んだ。
まずKKPの前作『LENS』が駄作だったせいか(解析的には興味深い作品なのだが)、ネットオークションは静かだった。千秋楽とかぶりつきの前列をのぞいて波風がなかった。札幌公演なんて出品自体ほとんどなかった。
次に主役の1人が公演直前で降板、交代した。体調不良だそうだ。作りかけのパンフレットは全てご破算だ。
万事順調。ほくそ笑んだ俺は心静かに下北沢は本多劇場に向かった。

東京の代表的な小劇場である本多劇場に行くのは実は初めてだった。
雑多でカラフル、ちょうど『TAKE OFF』のチラシの様な町の中に違和感なく収まりながら存在感を放つその劇場にしばし感心してから入場。
劇場はもちろん満員。補助席も出ていた。男女比3対7。『○maru』よりもやや男性が多いような感じがする。
ロビーではポツネントランプがよく捌けていた。男性の購入者が多い。かっこいいもんな、あれ。

んで、内容を一言で評価すれば「残念な作品」。
ギャグは面白い。キャラクター設定、世界観はほぼ完璧。
オレンヂは間がぎくしゃくしていたが、大目に見よう。
しかし、何がいけないって、話の押さえるべきところを全く押さえていない。
おかげでギャグがちょっと脱線して長引くと、すぐに今何のシーンだったのかわからなくなってしまう。
1つ1つのシーンが話の全体の流れの中でどの位置を占めているのかがわからなくなって、ばらばらしたドタバタギャグの掃きだめの様な散漫な印象になってしまうのだ(KKPはこういう印象のものが多い)。
パーツはそろっているのに、ネジとナットが1個もない。

具体的にいこう。

具体的にやったらネタバレも同然になりました
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by k_penguin | 2006-06-10 12:05 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback(2) | Comments(29)

粉飾決算とインサイダー・おばかさん用゚(゚´Д`゚)゚。   

そりゃ俺だって、連中が新聞やネットをにぎわせているのは知っている。
しかし、ライブドアとか村上ファンドとかが、何をやって、それはどのくらい悪いことなのか、どーにもぴんとこない。

新聞によれば、ライブドアは、「粉飾決算」をやったのだそうだ。
粉飾決算なら知ってる。赤字を黒字に見せかけるアレだ。稼いでないのに稼いでるように見せかけて株主とか債権者をごまかすのだ。アレは悪いよな、そーだろ。
でも、「自社株売却益を売り上げに計上した、粉飾」だそうだ。
自社株だって、買った値段より高く売れば利益だ。計上して何が悪いんだ?
とゆーわけで、調べたら、あった。これだ
つまり、利益は利益だけど、計上した部門が違うのだ。マネーゲームでもうけたのに、会社本来の仕事で儲けたように見せかけたのだ。赤字を黒字にしたり、利益を水増ししたわけじゃないのだ(赤字を黒字、というのも別口でやったらしいが)。
本業もがんばっていると見せかけたくて、見栄をはったというわけだ。
ライブドアが本業じゃ大したことなさそうなのは、何となく感覚でわかる。
特に魅力あるサービスがネット上で見あたらないからだ。どっかで数字操作しているだろーな、というのは漠然と思っていたし、IT関連はみんな似たり寄ったりのことをやっている。
ビッターズがオークションとネットショップの売り上げを合計して成績を出しているのと同じ様なものだ。
アクセス数と金って必ずしも比例してるとは限らないと思う。
ま、でも、嘘は嘘だ。会社本来の仕事でがんばって欲しいと思ってる株主もいるかもしんないし。そーゆー人には嘘ついたことになるよね。ほんとにいるかな?そーゆー人。知らんけど。
んー、やっぱどのくらい悪いのかぴんとこないなー。


村上ファンド。インサイダー取引。
あー、これも知ってるYO。アレだ。あらかじめ株価を左右するようなお宝情報を知ってる人がその立場を利用して得しちゃうやつ。ずるってことだよね。
でも取引社会って、ちょっとくらいのずるは良いことになってる。競争社会は頭も使わなくちゃだから。ずるがうんとになったらイクナイのだ。
村上ファンドの「ずる」がちょっとなのか、うんとなのか、どうもイマイチわからない。問題の会話が何か世間話の延長みたいだからだ。
インサイダーかどうかっていうのは、その情報を何かの「立場」に基づいて知ったかどうかが問題なんだって何となく思ってたけど、指示したっていえば「立場」っぽいし、指示ってほどでもなければそーでもないようだし。
「そこ、もっと越後屋みたいに言って。」って注文付ければ、悪くも見えるって感じ。
共謀罪みたいなふいんきまでする。要するに、言い方だろっていうような(そういえば、共謀罪って、脱税の相談にも使えるのな)。
これはこれで、別の意味でぴんとこないなー。

困ったなー。この記事書いて1つお利口になろうと思ったのに、全然前と変わらないジャマイカ。
記事書く前と後とで変わらないと、オチが付けられないんだよなあ。
えーと・・・やっぱり、書き逃げするか・・・。


関係ない追記
コンビニで見かけた「TVブロス」に裁判傍聴の特集がほんの少しだが載っていた(その特集の次のページが合コンの特集だった)。
内容的には別に何てこともなかったけど、裁判員制度紹介のお役所ビデオの紹介とかあって、情報的に面白かったので。
あと、「見ててかっこいいかどうか」という視点で裁判官の名前まで出して語られているのにちょっとびっくりした。
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by k_penguin | 2006-06-07 12:49 | ニュース・評論 | Trackback(2) | Comments(0)

スレ紹介ブログ閉鎖相次ぐ   

ヤフ以外の大きなとこは取り上げていないようだ。

アレだな。庭の柿の実をねらう近所のガキめらに怒鳴る親父だな。
ほとぼりさめた頃、また来ればいいんだし、怒鳴ることでここに柿がありますよっていう宣伝をしてるも同然だし。
まあ、いまどき柿の実を狙う子供なんていないけど。

アクセス数が多いからって即アフィリの稼ぎになるわけでもないだろうが、それはこっちに置いとくとしても、稼いだ金の数%を2ちゃんに渡すなり何なりの取引を守秘条項付きでやる、という発想はないんだな。今が契約のチャンスなのに。
みんなお金欲しくないんだなー。
つか、人手がないんだろうな。
ひろゆきも2ちゃんの住民の動きをコントロールできる訳じゃないとはいっても、人ごとすぎるなあ。
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by k_penguin | 2006-06-03 19:48 | ネット(ヲチ?) | Comments(2)

『ALICE』   

ラーメンズ第15回公演DVD。
前にもちょっとふれたが、これを見て1週間、精神的に参ってしまった。
総公演数69ステージ、総動員数33000人のコントライブを見て閉塞感に苦しめられる方がおかしいという判断をせざるを得ないので、評論も書かないでおこうかと思った。
が、まあ、いいだろう。自分の方が少数だっていう自覚さえあれば、批評くらいしても良いさ。

このライブが持つ「イヤな感じ」は、基本的にカタルシスを与えることを拒否しているところからくる。
#10『雀』にもそういうところがあったが、こちらはより巧妙になっていて、一見これで良いかのような外観があり、そこがますます憂鬱になるところだ。

内容を観たこと前提で
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by k_penguin | 2006-06-01 19:20 | エンタ系 | Comments(29)