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火事とケンカはネットの華

さて、今回のネタは、モトケンさんのブログだ。
よく記事を取り上げるブログだが、今回取り上げるのは、記事自体ではなく、コメント欄でのバトル。
このバトルを取り上げる理由は、これが引用と著作権侵害という、ネットでありがちなパターンでありながら、その本質についてあまり多くの人がわかっていないだろうと思われるテーマを持っているからだ。
別にケンカを楽しんでるわけじゃないよ。ほんとだよ。

このバトルは、13個目のコメント、2006年05月28日 14:36 ぴぽぷさんに始まり、その19コメント後の、2006年05月28日 23:19 ぴぽぷさんのコメントで終了している。

バトルの中心となる事実は、モトケンさんがヤフニュース(from毎日)の記事を全文引用したことだ。ヤフニュースはすぐ消えてしまうことや、記事全体から感じ取れる雰囲気も読み取ってほしいという意図であったと思われる。

さて、引用が大量なため、著作権法で許される「引用」の範囲を超えているのではないか、というコメントを、まずは低姿勢で入れたぴぽぷさんだが、モトケンさんのレスの「正直言いまして厳密に考えるとやや問題かなと思っています。」という一文で、ヒートアップしてしまった。
ただ、俺の見立てでは、ぴぽぷさんはいわゆる荒らしではない。
多分本当に法を侵害していると思って、純粋に憤っているのだ(ネットには時々このような正義感が強い人が出没する)。
ぴぽぷさんの考えによれば、引用が正当な範囲内かどうかは、「引用が50%を越えないことという基準で考えれば良い」の量的基準の一つだけだ。当該エントリーで分量の割合が逆転すれば、それだけで違法状態になる。記事内容や他のエントリー、営利非営利も関係無しだ。
だからモトケンさんが「質」(つまり内容)を問題にしても、「また、本記事は質的にも主従が逆転しているとも思いましたが、 分かり易い量的な話に限定しました。」と言うにとどまり、「質」は重要ではない、もしくは、相手の言い抜けの便法にすぎない、ととらえている。

確かに「質」の判断は難しく、「量」はわかりやすい。50%という数字が出ればますますわかりやすいだろう。50%という数字は初耳だったが、なるほどね、と、俺は思う。
しかし、本来、引用というものが著作権侵害にならない理由は、報道、批評、研究活動に必要な正当な行為だからだ。つまり、主体となっている記事が何を目的としている記事なのか、内容判断は不可避なのだ。
モトケンさんは以前から裁判員制度については折に触れて取り上げている。それらのエントリのいくつかは、関連エントリとして当該記事にリンクされている。それらのエントリも含めて記事としてとらえるべきではないか、とも考えられる。

ところが、著作権法の解説を始めたモトケンさんにぴぽぷさんは怒ってしまった。
「量」の話を無視して法律の話なんか始めたので、自分の違法を認めたくないがために論点をずらそうとしている、さらには著作権法自体にけちを付けて自分を正当化しようとしている、ととらえたのだ。
法的な会話が成立しなければ、法廷に出してお上の判断を仰げとしか言いようがない。
で、そう言ったモトケンさんを、ぴぽぷさんはハッタリととらえた(訴訟をするという言葉は法律家にはハッタリにならないが)。
おかげで、「とりあえず、著作権者のYahooと毎日新聞に今後の対応を委ねることにします。」ということで終了した。
本当にヤフに連絡したかどうかは知らないが、どっちでも結果は変わらないだろう。


ネットにおいて、著作権は名誉毀損と並んでよくケンカの種になる。
バトル的にいえば、この場合、「親告罪」で対抗するのが一般だ。
この手の著作権法違反は(名誉毀損も)親告罪だから、告訴権者が告訴しなければ罪に問われず、赤の他人があれこれ言うことではない、と返す。
なぜかモトケンさんはこれを使わなかった。
なんにせよ、外野の俺には、ぴぽぷさんのコメントから、「引用」についてこのように認識する人もいる、とわかっただけでも収穫だった。

俺は引用基準については、著作権法の本に載っていた最高裁判例しか知らない。判例によれば明瞭区別性と附従性(主従関係)が要件だが、俺はこれを、「ふつーにやってりゃオケ」と意訳している。
自分の記事を書くのに必要な範囲内を引用とわかるように引用すればいいのだ。
「引用」は何も特別なことを言っているのではない。評論のため必要なことならふつーな範囲でやっても良いよ、ということを言っているだけだ。


ところで、この記事を書いている一方で、2ちゃんでは、2ちゃんの面白いスレを集めたブログ(見てないが、アフィリエイトで稼いでいるらしい)への対策が問題となっている。
削除人のFOX氏が(彼は高校生だという噂を昔聞いたことがある。2ちゃんの削除人になるのに選考は特にないからあながち否定も出来ない。)いきなり無断転載の禁止をブログ管理人に向け発表するなど、('・ω・`)な対応をしているようだ。
これは「引用」の問題ではなく、著作権は誰にあるのかといった問題なのだが、それでもネットでの「ふつー」が難しいことを示していると思う。

法律というものは、本来、「ふつー」にやってる人を守るためのものだ。ふつーにやっていればまず違法状態にはならない。はず。
しかしネットでは刻一刻と「ふつー」が変わってゆく。おまけに著作権法はハナからグレーゾーンが大きい。
みんな自分の正当性をどっかで疑っているから、結局声の大きいものが勝ってしまったりもする。
「ふつー」って意外と難しい。


余談だが、ぴぽぷさんの言ったことで、もう1つ面白かったのは、「引用元がWebサイトだったら、リンクを使えばいいだけですよね? 向こうが消されたら困ると言うのが著作権者を無視した行為なのです。」という部分だ。
リンクを特別視するあたりがおもしろいのだが、この論法でいけば、画像の直リンは著作権上の問題が起きないことになる。
いや、実際問題ないのだが、外観は変わらないのに、自分のサーバーにダウンロードするか否かで法の扱いが変わる、という問題意識は出ないであろう点が面白かったのだ。
なお、「向こうが消されたら困る」に関しても、それが保護されるべき利益かどうかは議論の余地がありそう。当然新聞記事か個人の日記かで変わるんだろうなあ。
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by k_penguin | 2006-05-30 18:57 | ネット(ヲチ?) | Trackback | Comments(0)

法律家vsクリエーター

今月もまともな更新が少ない。
実はラーメンズの『ALICE』を1度見ただけで精神状態を悪くしてしまったのだ。
ここまできたら、さすがにバニー兄さんのせいばかりにもしていられないなあ、と、胃薬を左手に、睡眠薬代わりの風邪薬を右手に思う俺であった。

とりあえず、駄文を書いて、調子を取り戻そう。

最近はないのだが、俺は、弁護士を中心とした法律家連中とだべる機会が時々ある。
で、クリエーターといわれたり自称したりする連中ともだべる機会がある。
法律家というのは、基本的に地味だ。
異議ある方もおられるとは思うが、やはり地味だと思う。
だって、基本的に大量の文章をちまちま読むのが仕事なのだ。地味でなければやってられない。
橋下弁護士なぞ一般に派手だといわれるが、俺の見た限りでは、ええかっこしいなだけでやっぱり性格は地味だ。
法律家の良いところは、筋道さえ通っていれば、どんな奇異な響きのある意見でも一通り聞いてくれるところだ。比較的忍耐強いしね。
物事の価値の判定方法も、法律的思考に基づいた考量をするから、話しやすい。よって立つべき価値観がある、というのはやっぱりいいな、と思う。

ただ、どうしても俺の気に入らないことがある。
仮に、タクシーの運ちゃんや、飲み屋などで、客同士雑談をしていて、「仕事は何やってるの?」と聞かれるとする。
この質問に対して、答えたがらない弁護士が時々いるのだ。何故か嘘の職業は言わない。はぐらかそうとするのだ。たまさか場の雰囲気が険悪になることもある。
そういう人は、お水のプロのおねいちゃんや、プロでなくても、学歴があまり高くなさそうな若いおねいちゃんに対しては、自分の職業を告知することについてやぶさかではない。
醜い弱さを見たような気がして、俺はどうしてもこれが嫌いなのだ。
これはなぜか年の若い弁護士に見られる。ある程度年を重ねるとこれは起こらない(弁護士だと知られるとやっかいごとを持ち込まれそうな場合を除く)。

若い彼らには、自分が弁護士と呼ばれるほど、内容的に成熟していない、という自覚がある。
だから弁護士であることを隠したがる。その一方で、弁護士という立派な隠れ蓑でごまかせるものならごまかしてしまいたい、と思っている。んで、ごまかせそうな相手とみると、積極的にごまかす(お水のプロをなめているあたりがご愛敬か)。
年を重ねるに従ってこれがなくなるのは、中身が立派になるためか、弁護士なんて大した蓑ではないということがわかるためかは知らないが、とにかく、いい年になればこれはなくなる。
若い法律家と話す話の端々などに、このような醜さを不意に見てしまうときがあって、そんなわけで、俺は気が休まらないと感じるときがある。

これに比べればクリエーターはお気楽だ。自分をお高く見せる必要なんてないからだ。
ダメ自慢も出来るしね。
それにやっぱりお堅い職の人は、くりえーちぶな活動に対して理解が浅い。
5分で読み飛ばして電車の網棚のうえに放り投げる漫画雑誌が、どんだけの作業の重なりで出来るのか、真っ白な紙の上には無限の絵のあり方があり、そこから1つだけを見極めてかいているのだ、と、いう感覚は、説教するより描いた奴ならすぐわかること。
つか、「アニメって、子供の見るもんだろ。」って言われないですむだけ嬉しいよ、俺は。

しかし、その一方で、よって立つ価値観がない彼らは話が極端から極端に走りやすい。
しかも筋道だった話が苦手だ。
ちょいちょいネットウヨにもぶつかるしな。
自己評価も過小になったり、過大になったり、大忙し。
クリエーターってのは、基本的に皆様を楽しませて浮世の憂さ晴らしをして差し上げるのがお仕事。
やっぱ社会性が少なくなるんだよねー。どうしても。

こんなわけで、法律家、クリエーター、どっちもどっち。
「ちょうど良い塩梅」ってわけにはいかないんだな。人間って。
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by k_penguin | 2006-05-27 22:10 | Trackback | Comments(0)

スプーの快進撃

5月8日にこれがyoutube.comにUPされ
23日には、2ちゃんNHK教育実況板の1001がこうなる。

追記 6月3日
NHKからのクレームでyoutubeの動画が削除されたという噂が。

追記 6月7日
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by k_penguin | 2006-05-23 15:43 | 拾いもの | Trackback | Comments(0)

小林賢太郎 ○maruの傾向と対策

ラーメンズ第15回公演『ALICE』のDVDを見たので(公演を見てない)、ライブポツネン(『ポツネン』『○maru』)における小林賢太郎についての考察をまとめておきたいと思う(ライブポツネンて派生的なプロジェクトだったんだなー)。

今更ながら、小林賢太郎についての自分の記事を読み返してみると、ほぼ同じことの繰り返しになっていることがわかる。
それはコントではないと言い、では何だと問いかけるが、それに対する答えは出ない。
それは確かに「何か」なのだが、しかしなんだかわからないのだ。
もっと普通に考えりゃよかった。
なんだかわからないということは、それに名前がないということなのだ。
「それ」は名前を持たないというところに特徴を持つものだったのだ。

ようやくこれを理解できたのは、小林賢太郎が曲がりなりにも「それ」に名前を付けてくれたからだ。「ポツネン」ではジョンと呼ばれ、「○maru」では○と呼ばれたものだ。
ほとんどつける意味のないような名前であるが、それでも名前を呼んだことにより、「それ」はようやく表面に浮かび上がってきた。

以下、過去最長の難解な文が続く。
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by k_penguin | 2006-05-18 21:34 | エンタ系 | Comments(42)

DOB君vsマウス君(村上隆vsナルミヤ)

こんばんは。
パソコンがトラブル続きなのですが、ここで新しくパソコンを買うのは「負け」なのかどうなのか悩んでいる白片吟K氏です。

さて、村上隆が自身の作ったキャラクター「DOB君」がナルミヤの出しているキャラクター「マウス君」にパクられた、と申し立てた紛争が、高額の和解料金で和解しました。先月。
村上隆といえば、現代美術の分野で日本の株を上げているトップグループの1人です。あのノートン先生も村上の作品の熱心なコレクターで知られています。ワタシは個人的にはあまり好きじゃないんですが、Kokoちゃんのフィギュアは持ってます。はい。
対するナルミヤは、泣く子も黙る子供服ブランド、メゾピアノを持つ会社で、女の子を持つお母様ならみんなその名前を知っています。休日にお台場周辺に行くと、必ずメゾピアノの服を着たはしゃぎまくる女の子を見かけます。
このように、両者とも、特定の層に強いネームバリューを持ち、そしてこれら2つの層はおそらくほとんど重なってない、さらに、2つの層のどちらにも属しない人は多分何の興味ももたない、という大物なのでした。

こちらの村上隆のHPで図版が見られますが、これだけみると、少なくとも図版1-4に関しては、正直、「パクったっていうか、両方ミッキーやん!」という感想です。
ただ、DOB君は当初、もっと邪悪なキャラで、体もついてなかったです。いろいろ発展していったうちの1つの形態がこれなんですね。
それはともかく、これだけ単純な形になってきますと、おいそれと類似性を認めるわけにはいきません。デザイナーが何も作れなくなってしまいますからね。
ナルミヤもこの辺、がんばろうと思えばがんばれたところですが、和解金を積んで引いてしまったのは、既にがっぽりもうけているのと(金持ち喧嘩せず)、現在のマウス君は類似性を否定された図版5のもので(これはメゾピアノの特徴を備えたキャラに仕上がっています)図版2-4はもう使用していないことなどから、訴訟を続けるよりも和解した方が得と計算したのでしょう(裁判所も類似性を認めたというのはつまり、このような解決方法が妥当と考えたと言うことでしょう)。
一方の村上隆側の訴訟の意図はよくわからないのですが、台所事情は悪くないだろうとは思うので、多分、本当にパクられたと思ったのでしょう。
クリエーターという人種は、自分が作ったもの(っぽくみえるもの)を他人が挨拶無しに利用することに対して非常に敏感です。ましてそれで金を儲けられたりしたら、もう。
芸術家が「似ているのは気のせい」といわれても納得できなくて公の場で白黒つけたい気持ちはわかります。
しかし、裁判という制度はそーゆー使い方をするものではありません。
判決を求めるのは吉ではないと考えます。
図版2-4ははっきり言っていい絵ではありませんし、それでがっぽり稼いだという点も考慮して、お金で解決、というやり方も今回はOK、とワタシは考えました。
ナルミヤに強請り目的の訴訟のような扱いを受けた村上側がちょっとかわいそうかなーとも思いますが。

さて、今になってこの件について書くのは、事件のイメージ的なとらえ方がワタシとは反対のブログ記事を見たからです。
主張はだいたい、著作権は権利ではあるが、過度の権利主張は自由な創作活動を妨げ、逆に創造性を害する結果になることがある、ということで、それ自体はその通りだと思います。
ただ、やはり紛争当事者は今後の権利のありかた、なんて広い心ではいられないものです。自分のことで精一杯。
その権利主張が過度か、過度でないか、ということは結局出してみなければ当人にはわからないのです。
また、デッドコピーをのぞく、翻案権が絡む紛争は、クリエーターvsクリエーターの図式ととらえられるわけであり、引用ブログもそのようにとらえているわけですが、実際上は本当にその図式になっているのか、つまり、ナルミヤは本当に当該デザインをしたデザイナーの利益を代弁しているのか、というのもワタシの疑問たるところです。
権利主体がデザイナーの利益を代弁しているとは言い難い企業である場合、著作権は文化の発展を支える権利というよりは、むしろ財産権的側面を強調して考えるべきではないか、と漠然とではありますが、ワタシは考えてます。

結局、ワタシとしては、個人のクリエーターでありながら、ナルミヤに何か言って一応相手してもらえただけ村上は偉いなあって感想です。
しかし、具体的紛争とは切り離して考えると、著作権法上の類似性に関するリーディングケースに今回のものが残ってしまうということは、今後の影響を考えるとやはりあまり良くなかったと思います。

ワタシは、自分の作品にこだわるクリエーターの気持ちもわかるし、創作活動を含む文化の発展を考える気持ちもわかるので、なんかこーゆー煮え切らない結論になってしまいました。
うーん・・・とかくこの世は住みにくいってことで、しめさせてもらいましょう。
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by k_penguin | 2006-05-16 01:22 | エンタテイメントと法 | Trackback(1) | Comments(8)

取調録画、三者三様

検事取り調べを録画 東京地検で試行

今まで局地的に話題になっていた取調の可視化の第1歩。へー、やるんだあ。
と、思って新聞を眺め、まず「ん?」と思ったのは、警察の取調じゃなくて、検察官の取調だってこと。
取調の可視化って、密室の中で無理矢理な取調や強制的な自白がゲットされているのを防ぐのが目的じゃなかったっけか。
検察官なんかよりはるかに警察の取調の方が必要なはずだけど。

一般的には検察官と警察官なんて同じ様なものだろうが、法曹界ではちょと違う。
警察官が被疑者を殴ったという話を聞いても
( ´_ゝ`)フーン (´ι _`  ) あっそ

ですが、検察官が殴ったとなると

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )ヒソ
オクサマキキマシタ? ヤーネードコノダイガクデタノカシラ

と、なります。
検察官はいちおー司法修習すませているからね。
つまり、「やばい取調」に関しては、警察の方が検察よりずっと危険度が高いのだ。
でも、録画は検察限定。Why?

で、記事を読んでわかったのは、この録画は「供述調書が適正に作られたことを公判で証明するのが狙い(最高検)」、つまり裁判員制度による裁判に提出する証拠とすることが第1の目的で、取調の可視化と言うよりは、わかりやすい裁判をねらったものなのだ。なるほどね。

ところが、記事の方はむしろ、取調の可視化ベースの話だ(リンク先のネットの記事はそれほどでもないが、新聞の方)。
主に弁護側に取材してるためと思われる。
弁護側としては取調のビデオ録画に「わかりやすい裁判」よりも、「取調可視化」を期待することになるわけだ。

そして、俺的に目を引いたのは、元東京地検公判部長本江氏の「米国のように司法取引や電話の傍受、おとり捜査が認められていない日本で録音・録画が認められたら、どんな捜査をすればいいのか」というコメント。
注目したのは、司法取引と取調録画をリンクさせていると言うところ(録画に否定的なところではない)。
取調の録音・録画を現実に実現させるには、司法取引を視野に入れなくてはならないのだ。司法取引って、あの、日本人の感覚に合わないと言われているアレだ。
取調の録音・録画は被告人に有利にも不利にも働く。当然捜査側にも。
捜査側と被告人側の駆け引きの要素がどうしても入るし、それが明るみに出ると言うことでもある。(電話の傍受とおとり捜査までも絡めてしまうあたりがなんかスゴイぞ)。
取調録画によって、日本にも司法取引の感覚が入ってくるのか。
実は俺的にはここのあたりが一番興味深いところだ。

「わかりやすい裁判」、「取調可視化」、「司法取引」
ビデオ録画を巡って、それぞれの立場からのそれぞれの思惑と期待。
あーんど、野次馬の、俺。

追記 5月11日
録画を検事取調に限ったことだけど、俺はむしろ逆にその方が良かったんじゃないかと思っている。
いきなり警察取調全部録画なんてやったら、まず連中、パトカーに遮光フィルム貼り出すだろうからだ。

TBが張られているモトケンさんとこのコメント欄で相変わらず興味深いやりとりが見られる。
俺も司法取引、と言ったけど、具体的にどんな流れでどんなことが行われるのかまでイメージできているわけではない。
組織犯罪の捜査で見られるようなものをイメージしていたけど、個人の犯罪の場合の量刑や起訴猶予と自白の取引、というのもあるし。
こーゆーのイギリスなんかでは、どのように処理しているのかなあ。
でも、日本型でもイギリス型でも、どっちにしても、法律知識のない素人は不利だよね。
どっちでもきっと、騙される人は騙されてるんだろうなあ。


追記 5月12日
元東京地検公判部長本江氏、判例時報に登場だ☆
ざっと目を通しただけだけど、録画が取調の機能を阻害するから、替わりの手段としての司法取引、という書き方は、なんつーか、正直すぎてあまりうまくないんじゃないかって思う。
いや、それが実務の正直な感覚だろうけど、別にアメリカは取調が出来ないから司法取引やってるんじゃないと思う。
司法取引はもうちょっと積極的なとらえ方が出来るんじゃないかって気がする。
今んとこ気がするだけだが。
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by k_penguin | 2006-05-09 22:04 | ニュース・評論 | Trackback(2) | Comments(0)

ツンデレ考

ツンデレっていうのは、もう流行を過ぎた言葉だと思っていたが、昨日の『くるくるドカン』で、今の検索上昇ワードとして取り上げられていたのでまだ一応「旬」としてとらえてもいいらしい。

ツンデレな恋愛(もしくは女の子)については、俺は、子供っぽい、という評価を下している。
愛していることを人前で表現することを拒むという態度に、愛という言葉に伴う責任を回避しようする甘えを感じるからだ。
ツンデレ娘は、「愛している」という言葉を使わない。2人だけでいるときにでれでれしていても、決して愛しているとは言わない。
素直になれるというよりも、愛という言葉を使わずに、愛しているという気持ちが伝わっている、という一種のゲームを楽しんでいるのだ。
仮に後になって、第三者のいる前で、「あのときでれでれしていたくせに」と指摘されても、きっとツンデレ娘は動じないだろう。一言で否定するだろう。「愛している」という言質を取られていなければ、「あなたの気のせいよ。」で否定できるからだ。
そういう計算は子供にしか通用しない。

「愛している」という言葉を口に出したとたん、それは自分の中の気持ちから、人と人の間の関係性に変わる。
所有したりされたり、傷ついたり傷つけたり。自分の何気ない行動が非難の対象になる。めんどくせーったらありゃしねー。
そういうこと抜きで、おつきあいがしたい。自分の中のフェアリーダストな気持ちだけ相手と共有したい。それだけ。他はいらない。いらないっつーか、むしろ、お断りだ。
あまーい!・・・2つの意味で、甘ーい!
甘さの代償は、すぐに分かる。
愛の縛りから自分だけ自由って訳にはいかないのだ。自分が自由なら、相手も自由。論理の帰結。相手が別に女を作っても文句の言える筋合いではないのだ。
権利には責任が伴う。これが社会のルール。そして、人が2人いればもうそれは、社会なのだ。
自分の中だけの問題なら、そういうこととは無縁でいられる。
その気持ちは、ふわふわ浮き浮きしていて、軽やかだけど、儚い感じがする。
・・・まてよ。それって、もしかして、「萌え」?
うーん、なるほど。ツンデレ娘って、萌えてる女の子だったのか。ツンデレが流行るわけがちょっと分かったような気がした俺であった。

萌えるのはいい。個人の好きずきだ。
でも、萌え対象に声をかけたりしてはいけない。お弁当を作るなぞもってのほか。
自分の中だけにしておくべきだ。
それは、そういうものなのだから。


*おまけ*
俺の好きなツンデレキャラは断然鮎川まどかだ。電車の中で、誰かが読んでいた少年ジャンプをのぞき込んで初めて彼女を見たときの衝撃は未だに覚えている。
お小遣いが少なくて、そんなにジャンプは買えなかったけど、切り取ったカラーページをファイルに挟んだものは、今も手元にある(単行本12巻の最初の話)。
まー、あれこれ言っても、かわいいもんはかわいいよね。うん。
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by k_penguin | 2006-05-07 02:44 | エンタ系 | Trackback(1) | Comments(2)

HDDあぼーん4 まさかの続編

いやー・・・まさか、また壊れるとは思わなかったよ。
完全に壊れているかどうかはまだ不明で、カリカリ言ってるだけなんだけど、問題は、カリカリ言い出すと、パソコンがHDDの接続自体認識しなくなるってことにあるとわかった。
前回も、外付けHDDが壊れただけなのに、しばらくフリーズしてたのは、たぶんそーゆーことだったんだな。
今回不具合がでたHDDは、前回疑った内蔵HDDで、今はセカンダリに回っている。
カリカリ言い出した瞬間に素早く作業を終了させ、昨日徹夜で作ったデータを新しいHDDにコピーしたが、コピーの途中でフリーズしたようだ。

前回の騒ぎの後も、プリンタはエラーを出すわ、グラフィックボードはソフトと相性が悪いわで、まだ安定してないのになあ。
買い換えろってことなのかなあ。
同じパソコンを4年使うってそんなに悪いことなのかね?
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by k_penguin | 2006-05-07 00:32 | Trackback | Comments(0)

ちょっと好き


897 Name: 水先案名無い人 [sage] Date: 2006/05/02(火) 00:06:22 ID: t7qnTSRuO Be:
何の取り柄もないけど、あるがままの心で生きようと願う俺が来たよ

898 Name: 水先案名無い人 [sage] Date: 2006/05/02(火) 00:07:18 ID: +XmpzQe20 Be:
だからお前は傷つくんだよ
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by k_penguin | 2006-05-02 00:54 | 拾いもの | Comments(0)


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


by k_penguin

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