カテゴリ:エンタ系2(ライブレビュー)( 80 )

『ビーイング・ギドン・クレーメル』

誰も分からないだろうから、まず、説明しなくてはなるまい。
今回は当ブログ初の!クラシックコンサートだ!
場所はBunkamuraのオーチャードホール。シアターコクーンの方は行ったことがあるが、こっちは初めてだ!
で、内容は、こーゆーことだ!

タイトルにもなってる、ギドン・クレーメルは、とってもスゴイバイオリン弾きらしい!しかし悪いが俺のクラシックの知識は「夕方クインテット」止まりだ!
で、その人が楽団員を引き連れてやってくる!
そして一緒にやるイグデスマン&ジューってゆーのは、バイオリンやピアノのスキルを使ったコントっぽいことやる人達らしい!
つまりよくわからないけど音楽も楽しめるし、笑いも期待できそうというバリューセットだと思ってもいいんだね?!
 と、ゆーわけで、見に行くことにした。

到着してすぐに、オペラグラスを忘れたことに気がついた。
一応一階正面席の前半分にいるのだが、舞台上のピアノの下に置いてあるヘタレたような小さな人形がよく見えない。
しかも、オーケストラのセッティングがしてあるので、舞台上はごちゃごちゃしている。
コンサートだから基本的に客から舞台上がよく見えるかどうかは考えられていないのだ。
うーん、大丈夫かなー・・・。

始まってみてもっとよくわかったが、オーケストラが、マス・ゲームで動いてくれないと、わかりにくい。
ピアノの下のヘタレ人形は、「おもちゃの交響曲」で使うための物だったが、1人がおもちゃを使ってもわかりにくいのだった。
しかし、バイオリニスト達が演奏しながらそろって踊り出したり、悲しい曲(「All By Myself」)をやりながら、全員大泣きを始めたりというマス・ゲームになると迫力満点。
そういうのってテレビでありそうなネタじゃん、「どれみふぁワンダーランド」とか。BSだけど・・・と思うところだが、オーチャードホールで生で見るとなるとやはり違う。
照明もディスコのように・・・というか、蛍光灯をチパチパチパチパってやってディスコ風にしてみる遊びのように切り替わりまくって、クラシックの素材で目一杯遊んでいるって感じが逆にすごかった。
ときどきはいる台詞は、基本英語で、重要部分だけ英語で喋った後に日本語でも喋ったので、最低限の理解は出来た(英語も部分的に聞き取れた)が、やはり言葉の壁はあった。
やはりシンプルなアイデアのものがわかりやすくて気楽に楽しめた。
ケータイ着メロ生演奏、リモコンでオーケストラの演目切り替え。ありえないポーズで演奏。
生オケの迫力はやはりスゴイ。

スゴイと言えば、ギドン・クレーメルは本当にバイオリンがすごかった。
いやー、本当にスゴイ人だったんだなあ。と、ど素人はふつーに驚くのであった。
クレーメルは基本的にギャグはやらず、マジメなのであった。
芸術と名声は両立しないと語り、シューベルトがテレビでトークするなどありえないと語ったが、
それは単にシューベルトの時代にテレビがなかったというだけに過ぎないのではないかと俺は思うのだった。
ネタにも、売れるクラシックコンサートの3ステップとか、いろいろ大変そうなクラシックの裏事情に関するギャグがあったし、
だいたいこのコンサート自体も1階前方でも右ブロックは結構空席があって、公演日のちょっと前にe+で、会員限定の優待価格チケット(一割引パンフ付)の告知メールがいきなり来て、定価で買った俺はむっとしたのだったが、チケットをさばきたいらしいということはわかったし、まあきっと大変なんだろうな、とは思うのだが、
何と言ってもクラシック初めての俺には、「うふっ♥そーゆーことよくわかんなあい♪」のであった。

最後は客席も歌って大盛り上がり。満足して帰ることが出来たが、
ぶっちゃけクレーメルが喋らなければもっと良かったなあ、なんて思うのだった。
でも、それを喋りたいがためにクレーメルはイグデスマン&ジューと組んだのだろうということはわかったから、
敬意を表して文句は言わないのが、クラシック初心者の俺にできるせめてものことなのであった。
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by k_penguin | 2009-11-08 01:04 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(4)

『ガス人間第1号』

東宝特撮映画として公開された作品を後藤ひろひとが脚色・演出、そして東宝系のシアタークリエで上演。
前にシアタークリエに行ったのがこけら落としの時だったから、かなり久しぶりだ。
なにしろ
両手に紙袋を持って歩くと
猛牛による「引き裂きの刑」に遭う
そんな都市条例を持つ「有楽町」にある劇場だ!
(後藤ひろひとのブログより)

ケラとか、ラーメンズとか下北沢のごちゃごちゃした街でやるごちゃごちゃした舞台とは違うのだ!心してかかるべし!
と、ゆーわけで地下鉄有楽町の駅から地上に出ると、早速バカラとか、ロイヤルコペンハーゲンとか、あと、何か名前は読めないけどきっと超一流の店とかが軒を連ねている。
劇場内のお客さんも、普段の後藤ひろひと作品ではあまり見かけないタイプのおハイソな年配のご婦人があちこちに見られる。
後藤ひろひとどころか東宝特撮映画とも縁がないままこれまでの人生を送ってきたであろう人種だ。
そういう俺も『ガス人間第1号』の映画を観ていない人だが、こういうところで、関西のりの大王(後藤ひろひと)が作品を作るって大変そうだと思った。

俺の隣もおハイソおばさん2人組。作品については全く何にも知らないようで、チラシを眺めて「この方(後藤ひろひと)、脚色もして、自分でも出るの?あらまあw」
そして、作品自体は面白かったのに前半全く笑わず、幕間の休憩でチラシを見直して「・・・コメディタッチ、だったのね。ああ、だからね・・・」
「泣くお話なのに・・・コメディ?」
おそるべし、おハイソの壁。
作品自体は、笑いと泣きのメリハリ十分の上に、中村中の素晴らしい歌まで聴けてサービス精神十分の良いものだったのに、
周りがこんな調子なので思い切り笑えなくて、ちょっとストレス。

SFXをどう処理するのかと思っていたが、ガス人間がガスを出し、それを操る様が素晴らしい出来だった。

山里亮太(南海キャンディーズ山ちゃん)の気持ち悪さがサイコー(レッドシアターの「付き人小佐谷」みたい)。
そして水野透(リットン調査団)のスベリ具合は尋常じゃない。普通にやればウケないはずはない台詞もこの人がやると、クスリとも笑えない。
スベリ芸ですらない。最早スベリテロリスト。

礼儀
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by k_penguin | 2009-10-17 19:20 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(4)

ナイロン100℃『世田谷カフカ』

ここ数ヶ月、舞台を観ていなかったので、とにかく何か観ようと思った。
で、ナイロン100℃のこの作品を予定に放り込んだ。
ほんとは今回のナイロンはパスするつもりで、なぜなら今回は今までの作品と違って実験的な作品だと聞いていたからだ。
ストーリーらしいものも無さそうだった。
でもまあ、いいや。何か観たいから。
期待しないで行けば、お、意外と良かったぞって展開になるかもしれないし。
とか思って俺は出かけた。
そしたら、期待に反して意外と良かった、という展開にはならなかった(自分が果たして期待したのかしなかったのか、最早自分でもよくわからない)。
がっかり、というほどではなかったが、3時間という上演時間の長さでぐったりはした。
学芸会だ、という批評があったらしいが、その気持ちもわからなくはない。
「稽古場でエチュードやディスカッションを重ね、アイデアを役者やスタッフにも出してもらう中からテキストを組み立てていった」(口上チラシより)ものだそうで、
見せることよりも、作品を作り上げる過程の方が重視されていて、その発表、という感じだった。

そーゆー、いわば掲示板のログを読むような作品というのも、別に悪くはないと思うのだが、でも、ちょっと疑問な部分もあった。
3人の俳優の「カフカ的な体験談」を元にした話と、カフカの未完の3作(『城』『審判』『失踪者』)を元にした話がいろいろ交錯するのだけど、計6つの話は俺の疲れたおつむには重荷だった。
作品を読んでないので『審判』と『失踪者』の区別がよくつかなかった。
「カフカ的な体験談」は、不条理な体験と言うことだけど、『城』『審判』『失踪者』のもつ不条理性が、社会との軋轢を感じさせる不条理だと感じた一方、3つの「カフカ的な体験談」はコミュニケーション不全がもつ不条理で、性質が違うように思った。

ちょいネタバレなので
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by k_penguin | 2009-10-11 00:58 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)

『僕たちの好きだった革命』(再演)

面白いという噂を何となく聞いたので、見に行くことにしたのだが、そういえば鴻上尚史作品を生で見るのは初めてなのだった。

何と、開演前から舞台の上で出演者達が学生服でたむろっている。
全共闘時代の学生サークルの雰囲気で、ギターをつま弾いたり、ごろごろしたり。
客席やロビーにまでふらふら出て行ったりする。
なぜか片手にカーペットを掃除するコロコロを持った中村雅俊も、塩谷瞬も歩き回っている。
最後の方には、鴻上尚史も学ラン姿で出てきてあぐらをかいてフォークを歌い、客の小学生と握手していた。

お話もわかりやすかった。
あらすじは公式サイトで読んでもらうこととして、
映画とかテレビとかにもできるストーリーなんじゃないかと思う(と思ったら、映画化の企画は既に存在するらしい)。
1969年の学生運動のノリのまま、1999年に47歳のおっさんとして存在する山崎のキャラは中村雅俊で一応成功している。
暑苦しくてウザいリクツを並べ、古いギャグを平気で口にし、「ムカツク!」と怒鳴るやつにはちゃんと大正漢方胃腸薬(!)を手渡すが、フォークはしみじみ歌い上げる。
ただ、やっぱり中村雅俊なので、ちょっときれいごと過ぎるようにも思える。
1969年には俺はまだ生まれたばかりだったので学生運動を知っているわけではないが、学生運動をやっているやつは、あんなにちゃんとモノを考えてはいなかったと思う。所詮高校生だし。
むしろ日比野(塩谷瞬)のように、好きな子がいたからおっかなびっくりやっているだけで、実は別にポリシーとかないノンポリ(死語!)が口先だけでやっているのが大半だったと思う。
機動隊のおっさんが懐かしそうに「全部『不退去罪』で逮捕だーっ!」と言うというミスもあるし(適用されるのは不解散罪(多衆不解散罪、刑法107条)。警官は決してこういうミスはしない)、学生運動を知っている人たちならつっこめるところが多いのではないかという気がする。

それに比べて、1999年の方はさすがに良くできている。
ノストラダムスに2000年問題のおかげで、何か大きなことがありそう、という予感とそんなはずはないという諦念の間でおろおろしている日比野と、そんな流れとは無関係に自分の道を見つめる小野未来(ミク)(片瀬那奈)。
人気ラッパー、タイトキックさんを学校の文化祭に呼びたい(加藤鷹も呼びたい)という、ちょっとしたことをきっかけに、ちょいとした学生運動が起こる。
ラップというのもこの時期が一番良い時期だったかもしれない。
実は社会に主張したいことなんて何もないということがまだばれていなかったし。

大騒ぎの文化祭のシーンは賑やかで楽しいし、気分よく見られるので、学生運動にこだわりがある人でなければ楽しめると思う。

少しネタバレ
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by k_penguin | 2009-05-23 16:03 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)

ナイロン100℃『神様とその他の変種』

今回のナイロンは、笑えるというだけでなく、総じて「かっこえー」と思った。

そもそも、首都圏外郭放水路で撮った宣伝写真がかっこよかったので、行こうかなって思ったのだ。
『シャープさんフラットさん』と同じ趣向の、実写と実物を合成するオープニング映像もかっこよかった。
で、最後の雨もかっこよかった。

礼儀
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by k_penguin | 2009-05-14 01:01 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(2)

シティボーイズミックスPRESENTS『そこで黄金のキッス』

今年も還暦前のおじちゃん達の学芸会の季節になった。

おじちゃん達はあまり台詞を覚える気がないので、公演の頭はなるべく避けたかったのだが、諸般の都合で、2日目を見ることになり、
きっとぐだぐだになるんだろうな、
と覚悟した。

覚悟した以上俺は腹を決め、その辺をかき回して一番バカっぽく見える服を引きずり出し、それを着て新国立劇場(オペラやクラシックをやる劇場だと思っていたが、不景気で宗旨替えしたのだろうか?)に出かけた。
席も後ろの方だったので、オペラグラスを持っていった。
台詞が飛んだりするハプニングのときのおじちゃん達の表情を眺めるためだ。

ぐだぐだ対策をここまで整えて臨んだ俺だったが、現実は期待を上回るぐだぐだっぷりだった!
昨日一度やったんだから、今日はできるだろう、とか思っちゃいけないんだなって
しみじみ思った・・・。

きたろうおじさんがグローバリゼーションを説明する長い台詞を噛みながらもなんとか喋っただけで失笑と拍手が湧いた。
斉木しげるは言うまでもなかった。
特にすごかったのは、オチの「れんたん君」がやってきた後にれんたんに関する前フリを思い出したことだった。
大竹まことは舞台袖からでもつっこみまくってみんなの失敗を笑いに変えるのに大忙し。
ついには、照明さんまで照明チェンジのタイミングを間違えていた。

あーあーあーあー、とか思いながらも、なんか和む感じ。
晩年のジャイアント馬場の試合って、こんな感じなのかなー、とか思ったりして。
シティボーイズの3人が、舞台でバカなことやりながら嬉しそうな、そしてなぜか得意そうな顔をしているのを見るだけで、素直によかったなー、とか思えた。
最後のトークで「お客さんに救われた」と3人とも言っていたけれど、確かにそんな感じがあった。
客がなんというか、優しい目で投げやりになってる感じ。
公演後、アンケートを書いていたら、となりのカップルの男が女に向かってずっとコントのダメ出しをしていた。
嬉しそうににこにこ笑いながら。
女の方もケラケラ笑いながらアンケートを書いていた。

みんな、それなりのスタイルでぐだぐだを楽しんでいるんだなー・・・。


印象に残ったネタは、れんたん君はじめとするゆるキャラ3人組。
あと、ノートに書いたわけわからないキャラが具体化するやつも個人的に好き。
「長い夜」の少年達はビミョー。
俺も魚貝類アレルギーのやつを知っているのだが、本当に大まじめにああいう感じなので、余り笑えなかった。

テレビではできない様な危ないネタっていうのも、売りの1つなのかもしれないけれど、
危ないことを言うだけなら今ではネットでいくらでも見られるから、それほど俺は重視していない。
むしろ、普通であれば、言うだけで終わらせてしまうことをどのくらいコントの形にできるかって方が気になる。
そんな下らないことをそこまで形にするか?!
って方が面白い。


カーテンコールのトークで、物販のTシャツを、「ラーメンズのTシャツと同じ値段で布がずっと厚い」と宣伝していた。
ラーメンズを比較の対象にしたということは多分、ラーメンズは物販の売上が高いんだろうと思うんだけど、
Tシャツの布の品質はおいといて、
少なくとも今のラーメンズとシティボーイズはやってることは全く違うと思う。

大人が子供っぽいことをやっているという点では似ているけれど、
シティボーイズが完全に開き直っているのに対して、
ラーメンズには「俺、こんなことやってる場合ではないのでは・・・」という後ろめたさがある。
率直に言って、ラーメンズは観た後の後味が悪い。
夢中で遊んでいる最中に、ふと
「俺、こんなことやってる場合ではないのでは・・・」と思うとき
それはイヤでも大人になるときなんだと思う。
時間の流れは冷酷で、
なりたくないのに大人になってしまい、それを認めたくないラーメンズと、
大人の仕事と子供の仕事を分けて続けるシティボーイズ。
シティボーイズはずっと子供のままでいられるよね・・・

と、思ってたら、トークで
来年還暦を過ぎても果たして公演を続けるのか、
もし斉木しげるが亡くなったら、きたろうは公演に出るのか、という話をしていて(最初に亡くなるのは斉木しげるに決定しているらしい)、
しかも、家に帰ったら、キヨシローが58歳で亡くなったとかニュースが入って、

そーかー、
永遠に続くことなんて無いんだなー、
と、
変にしみじみしてしまった今回の公演なのでした。
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by k_penguin | 2009-05-04 16:23 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(2)

ラーメンズ第17回公演『TOWER』

今回の公演には、実はあまり期待していなかった。
現在小林賢太郎の手札は1枚しかない。
「話がかみ合わない仲間」の一枚だけ。
『TRIUMPH』も『小林賢太郎テレビ』もそうだったから、多分今もそうなんだろう。
話がかみ合わないのなら、噛み合うまで膝つき合わせて話すればいいのに、と思うんだけど、
とにかくそれは絶対しない、言葉は信じない、と『TEXT』は言っているので、しないんだろう。

オークションは前回の『TEXT』以上に値段が高騰し、東京は3万越える物件も出ている程なので手が出なかった。
しかし今回は本多劇場の当日券がネットで取れる。
幾多の敗北を乗り越えてついに俺はコンマ1秒以下の闘いを制し、補助椅子席にすべりこんだ。

で、感想なんだけど、
全体的に普通っぽくてあまり面白くない。
そりゃKKPやDropよりは面白い。
けど、ラーメンズなんだからも少し上を期待してた。
ラーメンズにしては普通の笑いが多いってとこががっかりした。
あ、3番目の話は面白かった。

以下ネタバレあり┳━┳
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by k_penguin | 2009-04-09 00:23 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(80)

が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2009

今年初めてのステージは、が~まるちょば。
ケラとPiper、そして小林さん関係に観るものが固定されがちだったので、誰か御新規さんをと思い、aiwendilさんがお勧めしていたが~まるちょばを入れてみた。
正直それほど客が入るだろうとも思っていなかったのだが、今年に入ってからTVでけっこう見かけるようになり、あれあれと思っているうちに銀河劇場は満杯。客の中にはお子様もいらっしゃる、という事態に。

HEY!×3で、松っちゃんが「・・・この人達にギャラはいくら払えばよいので?」と言ったほどのマイムの芸達者2人組。
大道芸出身ということは、ブルーマンのように、客いじりがあるということだが、日本人なのできっとシャイな日本のお客様のことも理解してくれているさ、とこれはあまり心配しなかった。

前半は、テレビやYoutubeで観られるようなネタを中心にしたにぎやかなもの。
「やかん」が一番好き。
客いじりは、ブルーマンほどきつくなかったので、安心した。
遅刻してきた客を舞台上に誘導して椅子とりゲームをやらせていたけど、遅刻したんじゃー仕方ないよね。
マイムは本当にうまい。これが本格的なパントマイムというやつなんだなー、と思う。

後半はなぜか『街の灯』をやる。
あのチャップリンの映画の話をベースにしたもの。
盲目の花売り娘は口もきかずにマイムで感情表現するわけで、マイムの技術はより高度になる。
ラスト近くで強盗が刑事に捕まるシーンをスローモーションで演じたところが素晴らしかった。
刑事が強盗に手錠をかけるシーンは、小道具の手錠も使わなければ手錠がかかる効果音も入れないというストイックさ。

というわけで、テレビで観られるものにとどまらず、劇場まで来たかいのある内容に仕上がっていたわけだが、
それにしても、なぜ今さら、ふるーい作品の『街の灯』を?
と、思っていたら、プログラムにあったが~まるのHIRO-PONのコメントに、「あの(チャップリンの)『街の灯』の映像から受ける感動こそが、パントマイムそのものなのだ。」とあって、
なるほど、この人達は、あくまでパントマイマーであり、マイムという表現にこだわっているのだなと思った。

俺なんか、
1つの表現にこだわってないで、喋れるんなら喋っちゃえばいーじゃん。
って性質なんだけどね。
モヒカンのくせに意外と生真面目なやつなんだなー。
まあ、いいけど。

次はオリジナルのストーリーが見たいなー。
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by k_penguin | 2009-02-15 20:24 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)

KERA・MAP #005『あれから』

今年の〆は見るかどうか迷っていたKERA・MAP。
迷っていたのは、脚本がなかなか書き上がっていなかったから内容が良くわかんなかったし、ケラは長くて、せーしんてきにもしんどかったりするから。
そして観ることにしたのは、券がオークションで定価割れしていたから。

2組の夫婦の話が中心なのだが、ややぶっ飛んでいるニチカ(余貴美子)ググ(渡辺いっけい)夫婦の話はとても良かった。
ビビ(赤堀雅秋)の病院での、ググを自分の病室に招かざるをえなくなるくだりは、新喜劇並みのベタさがあるが、逆にそこが泣ける。

しかし、割とありがちな感じのミラ(高橋ひとみ)ミクリ(高橋克実)夫婦の方はなんかありがちのままで特に余韻とかもなくて、がっかり。
『犬は鎖につなぐべからず』の、夫婦の間のビミョーで柔らかい空気感が良かったので、今回もそういうのを期待していたのだが。

ビビ、パゴ(山西惇)、ユウ(萩原聖人)、ピザ(金井勇太)など、周辺のキャラが良いキャラで楽しめた。

礼儀
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by k_penguin | 2008-12-25 01:40 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(4)

Shine!~トゥインクル設立10周年記念イベント

ラーメンズの作品についてだけ、走り書き。

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by k_penguin | 2008-11-18 01:40 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(5)


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


by k_penguin

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