ペンギンはブログを見ない

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。
カテゴリ:エンタ系2(ライブレビュー)( 80 )
『仕事の前にシンナーを吸うな、』
3ヶ月ほど前、外出中の同僚から「ねえ!この人、この人誰だっけ?!!思い出せない!」というメッセージと共に写真が送られてきた。そこには、神楽坂の団子屋の前でテレビカメラに囲まれてちんまり、というか、くったりと座っている初老の男がいて、そしてそれは、紛れもなくきたろうなのであった。
そんなわけで俺はシティボーイズを思いだし、今回の公演を観ることにした。
前回の公演のときは、ちょうどいろいろ忙しかったので観る機会がなかったのだ。

観ることに決めてから、ちょっと調べて、それで前回が「ファイナル」と銘打たれていたのを思い出し、なにしろシティボーイズのことだからと、あまり本気にしなかったことも思い出した。
それでも、今回の公演が、18時30分開演の回と20時30分開演の回があると知ったときはびっくりした。長くても1時間の公演と見積もらなければなるまい。おじいちゃん達は大丈夫なのだろうか?18時30分の回だけで、疲れたとか言い出さないだろうか?ゲストがライスで、シティボーイズが1本コントをやってライスが1本コントをやるらしいが、30分で全部終わったりしないだろうか?
そんな風にワクドキしながらよみうり大手町ホールの小ホールに向かう俺だった。
とかいっても、彼らが、チケット代として払っただけのものは見せてくれるであろうことは信頼していた。

会場は幅広い年齢層の成人の客がいて、男性も多かった。若い人たちの姿がほとんど見られないのは、20時30分の回であるためであるとも思われる。舞台に設置されたテーブルをはさんだ2脚の赤くて透明なレジンの椅子、下手にある赤い棚の上の赤い電子レンジがシティボーイズぽい。
阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんが安定の語り口で案内放送を担当していた。

時間になって、素敵なピアノの生演奏と共に幕が開いた。ピアノ奏者の顔をどこかで見た覚えが確かにあるのだが、イマイチ思い出せないうちに暗転してしまった。
話は、薬物更生施設での話、らしかった。と、くれば、シティボーイズの舞台を知っている人ならぴんとくると思うけど、「あの感じ」満載のドタバタだ。
演出が三木聡なんだけど、なるほどって感じ。「目が大きくなるプリクラで撮った百目小僧」とか「グーグルマップのピンみたいなすごい内出血」とか。どう?見たい?ほらね、「あの感じ」。
で、フリスク!。大量のフリスクが雨あられで、特に斉木しげるに大量にぶちかまされて、席は前の方じゃないんだけど、フリスクの匂いが座ったままで感じ取れたのはすごかった。
そんなわけで、すっごいシティボーイズらしいコントだった。演じる方も熟練の技で、きたろうは最初から絶好調でかんでいた。それにつっこむ大竹まことも「俺だっておまえに言いたいことはずいぶんあるよ」と言い返されるくらいあやふやな喋りがあった。でも面白い。
カーテンコールで、ライスの関町が「面白ければ、噛んでもいいんだって(思った)」と言っていたが、なんというか、面白い噛み方と面白くない噛み方があって、きたろうのは、「何を言いたかったのか雰囲気で分かるけど、でも変」という面白い噛み方なんだなあ。とか思った。斉木しげるは相変わらず無邪気で、比較的台詞が少なかったせいか、大きな破綻はなくてよかったよかった。

 シティボーイズのコントは40分くらいだった。で、ライスが新作を10分くらいやって、カーテンコールでぐだぐだ喋って、全部で約1時間だった。そうそう、最後になって思い出したが、ピアノ奏者は大竹マネージャーだった。人力舎でマネージャーやってる大竹まことの息子だ。マジ歌選手権を見たことのある人はその芸達者ぶりを知っていると思う。
そんなわけで、すごいじゅーじつした舞台だった。客はアンコール欲しそうだったが、電子レンジの音楽で追い返された。
物販もないし、なんてゆーか、潔い公演だったなって思った。
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by k_penguin | 2017-06-14 17:07 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)
カジャラ#2 裸の王様
小林さんの、男5名による新ユニット、カジャラの第2弾がお目見えした。

で、感想の前にいうけど、
小林さんについては、去年の年末の公式HPコメントで、片桐さんが邪魔だから切り捨てたとも取れるコメントをしたこと(そうだと俺が受け取ったということだけど)、正月のラーメンズのYoutube配信の唐突さ、とかから、何か小骨がのどにひっかかったような気分が続いていた。
でも、楽しめるとこは楽しんでおきたいから、なるべくそういうとこは考えないようにして、銀河劇場に行くことにした。

銀河劇場に来る客層を観察するに、以前よりも男性率が上がってきている。年齢層も幅が広くなっているように思う。
前回がちゃんと面白かったので、今回もまあちゃんと面白いだろうけど、片桐がいない分だけ、インパクトには欠けるかもしれない。
と、漠然と予想していた。

で、まあ、
予想通りだったなって感想で
帰ってきた。

前回のは、ラーメンズ+ゴールデンボールズって感じだったけど、片桐がいなくなった今回は、野郎共が楽しく馬鹿やってる感が強くなって、KKPぽい感じになった。
面白いは面白いんだけど、野郎共が楽しく馬鹿やってるだけのコントは珍しくなくて、特別感が足りない。個性がないわけではなくって、幕間の動きとかに独自性はあって、隅々まで気を配ってる感はあるけど、それが、言葉遊びやナンセンスな作品とリンクして特別な雰囲気を出してる、わけではなく、頑張る意味があまり感じられない。
結局、何がやりたいの?って感じ。
「コントマンシップ」とか「上質なコント」とかしきりに言うけど、その中身がまったくイメージできない。

ネタバレと悪口があるよ!
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by k_penguin | 2017-03-18 01:42 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(23)
KAJALLA#1『大人たるもの』
カジャラ、と読むらしい。
この記事を書くにあたって、ちょっとだけネット検索をしてみたら、なんか知らんけど、カジャラをラーメンズの新作ととらえてる人もいるみたいで、そんなこと露程思ってなかった俺はびっくらしただよ。
ラーメンズなんてどこにも書いてないし、小林と片桐だけじゃなくて、竹井亮介と安井順平と辻本耕志も出るわけだしね。

俺的に気になっていたのは、小林と片桐の共演じゃなくて、「高校生以下のお客様を対象としたチケット」(公式HP)である学割チケットがあることだ。この作品は、高校生以下のお客様を意識したものなのだ。
ということは、タイトルからして、これから大人になろうとする人へのメッセージが含まれていると思って良いんじゃなかろーか。と、俺は思ったわけだ。
そういえば、今年は2016年で、2000年に生まれた人は16歳になり、その多くが高校に入った年なのだ。そうか、もうそんな経ったかしみじみ。
しかし、それはおいといても、小林さん自身があんまり大人とも思えないので、大人になろうとする人へのメッセージなんて、果たして上手くいくんだろうか。いやそれ以前に、ちゃんと面白いんだろうか?

ともあれ、仕事の後に、ポケモンがたくさん出そうな外観のグローブ座に向かった。客の構成は、いつもの小林さんソロの舞台よりも男性率が高いように感じた。
チケットをもぎるときに、劇場スタッフから撮影、録音の禁止を伝えられた。さらに、場内アナウンスで撮影・録音の禁止、携帯電話の電源オフが伝えられ、ご丁寧に開演5分前に舞台に黒子が出てきて、マイムと場内アナウンスで、携帯電話の電源オフを指示し(黒子の中の人は小林さんでは無いようだった)、さらに劇場スタッフがさざ波のように携帯の電源を切るよう呼びかけた。
俺は小林さんのこの手のしつこさが嫌いだったのでうんざりしたが、携帯の電源OFFは確認した。確かに上演中に携帯を振動させてしまうのは大人的では無い。

内容は、GOLDEN BALL LIVE+ラーメンズ÷2という感じで、ひらたく言って、面白かった。久々に小林さんの舞台でよく笑った。
全員が基本的にスーツ姿で、ほとんど着替えをしなかったから、場面転換が早い。さらに、場面転換の間も照明を落とさずに、全員が計算された動きで場面転換を行う。
連続医者コントがしんどかったが(医者コントは、医者がイカレているか、患者がイカレているかの2パターンしかないから)、後は面白かった。
片桐は天然を発揮していたし、脚本も彼をよく生かしていたと思う。小林と片桐が絡むと客が無駄にきゃあきゃあ言うのが多少うっとうしかったが。

舞台は幕間も含めて流れるように進行し、メッセージ性は見事なほどに無い。
この手のショートコントが積み重なる舞台は、全体を通して語られる話があり、全体を通したテーマがあるのが普通なのだが、見事にそれが感じられず、後に何も残らない。
いや、あるはあるんだと思う。最後の第二成人式の話とか、やはり大人になろうとする人へのメッセージなんだとは思う。嘘をつかないようにとか、そういうことよく言ってるし。
でも、あの辺のメッセージは、いつも何言ってるのかわかんないし、今回も多分伝わらないんじゃないかと思う。いや俺なら第二成人式断るよ。60にもなって酒池肉林とか身体壊すじゃんよ。年寄りは健康第一なんだよ。どっちかって言えば野生の藪医者の方に興味あるよ!

口うるさく携帯を鳴らすなって言ってるんだから、この作品に力入れてることはわかるし、きれいに流れる優等生的な作品だとは思う。ただ、なんていうか、言ってることが宙に浮いてる感じ…。
 と、そこで気がついた。フライヤーの、びしっとスーツで決めた、宙に浮く男達。
   宙に浮いているオトナ。
大人になれと子供には言いながら、なぜ、何のために大人にならなければならないのか自分でもよくわからないオトナ
小林さんは、やはり、常に自分の現状を正確に作品にする人だ、ということなんだな。


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by k_penguin | 2016-07-30 02:25 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(10)
小林賢太郎演劇作品『うるう』 2016年版
『うるう』前回公演から4年が経って、再演と相成った。
4年の時間は短いようで長い。
前回の公演では、当ブログはけっこうな大騒ぎとなり、喧々囂々した痕跡が今も残っているのだが、今回は公演が始まってもそんなにアクセスが増えるでもなし、静かなものだ。
ってゆうか、チケットも4年前と比べて確実に売り上げが減っているようだ。横浜公演の千秋楽の当日券が、イープラス発売開始の1時間後でまだ手に入るとは思わなかった。
唐突に手に入ったその当日券の席は後ろの方だったが、1階席だった。俺はチケットをコンビニで発券して、年の瀬の横浜に出かけ、混んでいる中華街を横目にKAATに向かった。
横浜公演のチケットが手に入ると思ってなかったので、観劇にあたり、前回の公演についてのブログ記事を読み直していなかったが、あまり覚えていない状態で見るのでいいやと思った。この機会に、余計な裏読みをしないで見てみようと思ったのだ。
んで、その結果。

始まって10分で、すごく帰りたくなった。
流れが悪くていらいらするのだ。テンポが遅いのではなく、逆に、立て板に水を流すようにやるので、まるで頭にひっかからないのだ。
ウサギの罠に落ちていた子供をすくい上げて、会話して、子供を帰したら、すぐにまたウサギ罠に落ちる、というくだりを、一気に3回もやられて、うんざりした。タメも何もないので、「こいつまたウサギ罠に落ちるぞー」という期待を抱く暇もない。楽しめるものが、ルーティンワークみたいに処理されるおかげで台無しだ。
話の処理は全部がその調子だった。前回よりも話が整理されていたが、メリハリがなく、全部平板にことが進む。
本当に作者はこの話を舞台にのせて、他人に見せたいのだろうか、と疑問に思った。前作をソフト化しなかったので、ソフトを作るために今回の上演をしているのではないのだろうか。
子供は俳優が出演せずに、小林のマイムと、チェロの音でその存在が表現されるのだが、まるで存在が見えなかった。
マジルの性格がまるでつかめないのも原因の一つだ。
初対面で、僕を食べるのと泣いておきながら、その数分後には、自力で出られる落とし穴にわざと落ちて、抱き上げてもらうことを期待する甘えっぷり、クラスの人気者で口が減らない頭も良さそうな子なのに、ウサギの捕まえ方を調べるのにネットすら使用しないで、「まちぼうけ」を差し出すナメっぷり、好き勝手に振る舞いながら、決してヨイチに拒否されないことを知っているあざとさは、子供というより、猫に見える。
小林のマイム自体はとても正確なものなので、彼の手が触れている部分は、例えば相手のの肩があったり、手があったりするのだろう、とわかるのだが、それに続く頭の部分が見えない。子供がヨイチの顔を見ているのか、うつむいているのか。どんな表情なのかもまるでわからなかった。
まあ、8歳の子供大の跳ね回る物体がそこにあるんだろうな、多分!
という程度(もしかしたら、マジルじゃなくてマカなのかもしれない)。

悪口ばっかり書くのも気が引けるので、良かったところも書く。
小林さんの舞台だから、もちろんマイムはきれいで、配色の妙もすばらしく、マフラーを巻いたヨイチが森の木の上で動かなくなるシーンは美しかった。あと、クレソン先生の歌のとこは面白かった。
後はまるで面白くなくて(クレソン先生の風邪薬のくだりは期待していただけに、流れが悪くて笑えなかったのはすごく残念だった)、まるで笑わなかった。

しかし、周囲の観客は大受けだった。小林さんが言うことなすこと大爆笑!なのだ。マジル(であろう8歳の子供大の空間)とヨイチの別れのシーンでは、鼻をすする音すら聞こえた。人より遅く成長する体質と唐突な別れの因果関係はまるでわからないし、愛するものが先に死んでしまうことを怖れていたら、猫なんて飼えないと思うのだが(マジルは8歳の子供大の猫なのかもしれない)。
まあ、それはともかく、小林さんが見られれば満足である観客が、今も一応劇場をそこそこ満たせるだけいるというのは、すごいことだなあ。
妙なことに感心しながら、劇場を後にして、中華街に中華まんを食べに走る俺だった。

次回、あまり深くない深読み編(ネタはあまりないです)
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by k_penguin | 2015-12-22 19:30 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(3)
『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』KENTARO KOBAYASHI SOLO PERFORMANCE 2014/2015
小林さんは多分もう40歳くらいだと思うのだが、いまだ自分がやるべきことがよくわからなくて、謎めいた町をさまよって、何かを探している。
しかし、いい加減40くらいになると、ふらふらすることを周囲の環境が許さなくなってくるというものだ。
この前竹熊健太郎がTweetで、
自由業は40過ぎたらだんだん仕事が減る。なんで減るかというと、仕事を発注してくる社員編集者が、だんだん自分より年下になるから。と、いうようなことを言っていて(https://twitter.com/kentaro666/status/520884631885713408)、なるほどと思った。
まあ、仕事の発注自体が減らなかったとしても、新しいことにチャレンジするのは、一緒に面白がってくれる人を見つけやすい若い人方が40過ぎのおっさんより格段に楽だ。
40を過ぎると、流行が2周3周していることを肌で感じるようになって、そうすると、あまり物事に新味も感じなくなるというものだ。
小林さんも最近仕事を頼まれるようになったようだが、そこでは「小林賢太郎っぽいこと」、言い換えれば、ピタゴラスイッチとにほんごであそぼを合わせたようなアレ、しか求められないだろうと思う。
そんな小林さんの変わりつつある環境を、小林さん自身はどう思っているんだろう?

前置きが長くなったが、そんなことを考えながら下北沢に降りたら、駅の様子がめっさ変わっていて、自分が降りるのが北口なのか南口なのかわからなくなり、しかも、駅前も様子が変わっていたので、更に迷ってしまって冷たい雨の中15分くらいかけてようやく本多劇場を見つけた。
かくのごとく、本人が変わらなくても社会のほうが変わっていくのだなあ。などどぶーぶーいいながら席に着く。
今回は、『P』と同じく、海外公演(パリ、ロンドン)の前振りで、日本では東京公演だけだし、てことは、多分、海外公演終わった後、『P+』みたいにリニューアルして「ちゃんとしたやつ」を日本各地でやるんだろうし、それはつまり、今日のこの公演は『P』と同じく、「有料リハーサル」に過ぎないということだ。それでも劇場はちゃんと満員だった。若い人も多い。
舞台上には見事なくらい何もなかった。バミリすら2つくらいしか見えない。奥にスクリーンが1つ。てことは、『P』と同じように映像と絡むやつがメインなのだろう。移動には便利そうだ。
アンケート用紙がないことに気がついた。これは俺が知る限り初めてのことだ。小林さんは、客の反応が大好物だと思っていたが・・・。

そして舞台が始まった。
ポツネン氏は言葉は喋らない。台詞のような説明のような文がときどきスクリーンに文字で出る。
内容は大体『P+』と同じ。ポツネン氏はたくさんの扉をくぐって赤外線をくぐったり引っこ抜いたりして、あげく謎めいた町をさまよい、手男とか、ほとんど同じことをやっていた。

でも、作りは今までとは微妙に違ってきていて、
今までにあった「察して下さいオーラ」がなくなったな、と感じた。
変な説明をしてますます煙に巻いたりすることがなくなって、わからないことはわからないままでどんどん先に進む感じ。
また、笑いを取ろうとする意欲がますますなくなってきた、という感じがした。
面白い部分もあるはあるのだが、それは、客を笑わせよう、というよりは、客の目を引きつけておこう、という意図が感じられた。
自分の気持ちを察してくれなくてもいいし、笑わなくても、飽きずに舞台を1時間ほど観ていてくれれば良い。
作品がこういう物になったので、作品の意図と客の受け取るものがほぼ一致することになった。要するに、破綻のない作品になったのだ。
カーテンコールのときに、小林さんは
コントだかパフォーマンスだか何だかわからないものだけど、これはこういうものなんだ、と言った。また、これだけの人が劇場に来てくれただけで嬉しい。
と、いつも言うようなヒッキー的なことを言っていたけれど、今回初めて俺も
そう思うだろうなって思った。
作品もそう言っていたからだ。
客は来てくれるだけでよくって、もう感想も必要としないんだろう。
小林さんもそろそろ落ち着くところに落ち着くお年頃というわけだ。

次回、深読み編
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by k_penguin | 2014-12-21 01:12 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)
TOKYO DESIGNERS WEEK 2014
毎年行ってるTOKYO DESIGNERS WEEK。
前売りで2500円。
今年は小林さんも展示参加ということで、お得感があることだなあ。

しかし、今日は雨だったのだ。雨だとどうしても盛り下がる。
しかも、TOKYO DESIGNERS WEEKの楽しみの1つは美味しそうな屋台が並ぶフードコートだったんだけど、今年は1つしか店がなかった。
で、静岡バーガーというエビしんじょバーガーを食べたんだけど、あまり温かくないうえにエビが感じられなくて、厚揚げバーガーみたいだった。がっかり。

食事の間に雨は更に強くなっていた。
ハンドメイドマーケットが去年はテントの中だったけど、今年はメインストリートで、見やすくなった。でも雨に降られると辛い。

TOKYO DESIGNERS WEEKのもう1つの楽しみは、なんかやたらタダで面白い物配ってることなんだけど、これも今年はあまりなかった。(ヒトツブカンロのブースはお気に入りだったんだけど、今年は出てなかった)。どこも大変なんだな~。
それでも、スーパーロボット展、建築模型展はそうそうたるメンバーの作品が見られたし、ブースで、いろんな目新しいものが見られたし、
天気のことは仕方が無いから、今年はまあまあかな。



北斎漫画インスパイア展
北斎漫画をお題に52人のアーチスト達が競演。
小林さん、片桐さんだけでなく、漫画家からファッションブランドから、なんか現代アートの人、果てはホリエモンまで(この人、ただの素人だよねえ)が、北斎漫画に忠実だったり、まるで関係なさそうだったりする、平面だったり立体だったり映像だったりする作品を出す。
なんか統一感のない展示だと思った。
個人的には安西肇の温水Tシャツが面白かった。温水チョイスが。
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あと、キンコン西野さんの絵もあって、あの人はほんとに、絵は良いものを描くんだな~。喋らなければいい人なんだけどなー。
小林さんの展示は北斎漫画を使った50音かるた。キャッチーでわかりやすい。立ち止まってちゃんと全部読んでいく人が多い。多分面白いんだろうと思う。
こういう、口に物を入れたような言い方になっちゃうのは、この作品が、いかにも小林さんが作りそうなもので、読札の言葉も、いかにも小林さんが言いそうなことで(どんな口調で言うかも何となく推察できる)、きっちり読めば裏がありそうな感じが嫌で、あまりちゃんと見ていないからだ。
多分俺は、もうこの人の深読みをしたくないんだろう。
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by k_penguin | 2014-11-02 01:34 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)
小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』
当ブログは、小林賢太郎に文句を言うブログ、ではない。
ちゃんと、評価すべきと思うときは評価している、と思う。多分。
で、今回の作品について言えば、おそらくKKP初の、話が破綻していない作品である。
と、いうわけで、文句はない。
おしまい。


  で、終わらせてしまいたくなるくらい、話が破綻していないってだけでほっとしている。
大して笑わなかったけど、コントだと思わないで、演劇だと思ってればいい。そば屋のイミフな動物例えやりとりとか、楽しいとこもあったし。
人物の掘り下げが相変わらず浅くて、これが小林さんが作った作品でなかったら、中学生か高校生の作品かなって思っちゃうとこだけど、その辺は、演劇だと思わないでコントだと思っておけば良い。一応、主人公が自分を否定するのをやめたってことなんだろうなって解釈できるし。
テーマの主張が弱いけど、『振り子とチーズケーキ』よりずっとまし。
だから文句は言わない。
とにかく話が破綻していないでよかった。うんうん。

小林さんの脳内世界の表現という点で、今までの作品と変わらないし、また、相変わらず小林さんは、のけ者中ののけ者で、ひとりぼっちなんだけど、いままでは言葉やストーリーに反映されていた黒い部分が、今回は、ストーリーではなく、美術の面で表現されているように思う。視覚表現だと黒いとこも雰囲気で流せるし、背景の動かし方や作りが、折りたたみ式ボードに映像投影という手作り感ある小林さんらしいちゃちさであるところも(これは文句ではない)、黒い部分を余り気にしないですむような効果が出ている。
ま、とにかく、話が破綻していないってことだけで、十分っすよ。
これから観るみなさん、楽しんできてね~。

物足りない方とあらすじが欲しい方へ、ネタバレと深読みちょっとだけ
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by k_penguin | 2014-05-22 00:19 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(60)
イモニトロンナイト
泥のように疲れたが、幸せいっぱいの1日になれた。
イモニトロンナイトは、ディズニー・チャンネル文化祭の中のイベントの1つで、ファイアボール、ファイアボールチャーミングのファンの集い。

CSとUSでしかやってなかったアニメ、しかも1話が2分ほどというアニメのファンの集いに一体誰が来るんだ?
つか、なぜファンイベントをやるんだ?しかも、新作の話もソフトが出るという話もない今になって?
という疑問をもったが、それはそれとして、
最初で、多分最後のイベント。行ってみたい!

そこで、やってなかったTwitterのアカをとり、嫌いなディズニーに登録してディズニー文化祭のチケットを買い、前日までに仕事を無理矢理片付け(てなくて、今もしわ寄せが来ている)、当日、18時30分からのイベントのために、朝8時半に舞浜駅に降り立った。

なぜ朝っぱらからかというと、定員150人のこのイベントにどれだけ人が来るのか全くつかめなかったから。
公式Twitterには”絶対行く!”的なコメントがいくつか寄せられていたが、
 コメントした人と俺以外に、誰も来なかった。
というオチもありうるのがネットの怖いところ。
しかし、万が一、もありうる。一応ディズニーだし、商品もそれなりに売れていることからして、150人くらいならちゃっちゃと来てしまうかもしれない。
絶対行きたいのなら、朝早く行くに限る。ファイアボール以外に特に見たいものもないのなら、待機で拘束されてもそれほど腹も立たないだろう。
そこで、「朝7時に既に20人ほど」という情報が入った時点で、出かけてしまうことにした。
で、まあ、朝8時半だ。場所はイクスピアリ。
ディズニーランドに最後に行ったのがもう20年以上前の俺は知らない施設だった。要は、ディズニーランドに来る客を当て込んだ総合商業施設だ。
40人ほど居た。
結局、10時半頃に100人になり、最終的に13時前に定員になったようだ。
後から考えれば、朝イチに来たのなら、最初にディズニーストアに行って、なんか買い物してから来た方が効率的だった。
でも、絶対逃したくない!と思って、バカ正直に待機している人たちが少なくとも40人いたというのはすごいことだ。

ひたすら待機。やがて待機列は屋外から屋内へ。明るい屋外では本が読めたのだが、暗い場所に移動になったので、本が読めない。タブレットには有料のwi-fiは入れてないから、ネットもできない。おとなしく体育座りして目を閉じる。昨日遅くまで仕事をしたので、かなり疲れている。
待機から離脱できる時間が短すぎると抗議しているおねいさんの声がする。係員からカードをもらえば、15分離脱できる。トイレや食事のためだ。15分では短い、もしくは発券を早くしろ、と言っている。
彼女の言うことはもっともだ。日本人はおとなしすぎる。もっと権利主張しなくてはいかん。
と、思いつつ、ぴくりとも動かない俺。
やがて離脱時間が30分に延びる。えらいぞ!おねいさん。心の中で感謝。
13時15分前くらいになって、待機の人たちの落ち着きがなくなり、次々と列から一時離脱する。13時から1番くじの先行販売が始まるのだ。
スタッフ側もそのへん理解しているのか、待機場所は一番くじ販売場所の近く。
俺も離脱して、ドロッセルお嬢様等身大フィギュアの写真を撮ったり、一番くじを引いたりした。
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11月発売、1ばんくじファイアボールチャーミング。
奥から、ABE。あと、Fのクリアファイルと、Bがもう1つあたった。

食事はしない。あまり余計なもの(一番くじ以外のもの)に金を落としたくないのだ。
あと、もう疲れていて、下手なものを食うと胃が受け付けないおそれがある。
一番くじでテンション上がってると、16時予定の発券が14時半に早まるとのこと。
結局6時間列に並んでいた。

これだけの目に遭っても、
イベントが終わったときは幸せいっぱいになるのだから大したものだ。

イベントの詳しい様子は、2ちゃんで
みんながよってたかってレポしてくれてる。
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1364888528/454-
アニメイベントというものに今まで行ったことがなかったからよくわからんが、
これだけ詳しくレポされるということは、多分、良いイベントだったんだろうと思う。
年齢層もびっくりするほど幅広く、お子様連れの家族から、おっさんおばちゃんまで。
なんかシティボーイズの客層に子供を足したみたい。
そうそう、
イベント開始時に、MCが監督のことを、
ディズニー・チャンネル文化祭の監修をやっている、と紹介したときに、
なぜ新作もないのにこの時期にイベントを?という疑問が氷解した。
ディズニー・チャンネルの新番組であるトロン・ライジングと一緒にしてねじこんだのだ。
そうか。やったね!

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Tシャツ。イベントのハイペリオン式抽選会で当たったもの。
かなり芸が細かい。

あと、ディズニー・チャンネル文化祭に参加するともらえる缶バッジでもドロッセルのが当たった。

俺はファイアボールの世界観が好きなんだけど、
監督が言ってた、
ディズニーっぽくないとよく言われるけど、これは、やさしい王様や良い妖精がいなくなった後のプリンセス・ストーリーなのだ。
というのが印象に残った。
ディズニー作品についての言及は作中に多いけど、全部過去形で語られる。そういうものが全部過去のことになった未来の話。
1作目は絶望してたときに作ったけど、でも、作ってるうちに仲間ができてきて、最後は希望に向かって進む結末になった。チャーミングは最後は絶望のまま終わるけど、でも、きっと大丈夫だってわかっていられる。だから、この作品はやっぱりディズニー作品なんだ。
このイベントでみんなで笑って、仲間がいるって感じて、そして全部忘れて、次に進むのがこの作品の本当の完結になるのかもしれない。
大体多分そんな感じ。

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でかきゅんキャラ ゲデヒトニス
・・・ほんとに商品化するの?

追記 11月22日
19800円! よもや!


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by k_penguin | 2013-10-16 02:00 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)
『振り子とチーズケーキ』小林賢太郎演劇作品
小さくてかわいらしい作品だから
「私はこの作品が好き」という人はいるかもしれない。
レトロっぽいかわいらしさは女性受けしそうだし。

しかし、今、小林賢太郎の作品を見に来る客が何を期待して劇場に来ているのか、よく知らないのだが、
小林賢太郎の得意とする、マジックぽい表現や、脳トレ的な要素もほとんど無い。
もちろん話はgdgd。
つっこみどこがありすぎて、あらすじを書くだけで、悪口のオンパレードになるので、
とりあえずここで止めとく。
この作品を評価するという人の意見を聞きたいと俺は真剣に思っている。



小林賢太郎演劇作品『振り子とチーズケーキ』 [Blu-ray]

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by k_penguin | 2013-10-11 22:39 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(112)
LIVE POTSUNEN 2013『P+』
小林賢太郎の、フランス、モナコ公演のための舞台『P』の日本凱旋公演、つか、リメイク。東京グローブ座にて。
元が日本語わからない人向けの作品だったので、比較的台詞が少ない。
その代わり、今までよりカラフルな仕上がりだし、エンタメ度は間違いなくここ数年のライブポツネンの中で1番の盛りだくさんだし、客の反応も良い。
最前列であったので、いろいろ細かいとこまで見ることができた。「んあえお」で声が遅れて聞こえるのが、音響でやっているのではなく、本当に発声しているのもわかった(それがわかるのもどうかと思うが)。
とにかく、これなら他人にお勧めできるな。特にカップルにお勧めできる。仮に相方が小林賢太郎を知らなかったとしても、KKTVを事前に見せておけばすんなり馴染むだろうし、毒にもならない薬にもならない、無難に楽しい90分(前回の『P』から30分も増えている)が過ごせる。8時半頃終わるから、その後1杯引っかけられるし。

でも、なんか嫌い。
それが終演後の正直な感想。とにかく徒労感に襲われて、ぐったりしてしまった。
90分が俺にとって長すぎたというのはある。1度に集中できるのは60分までだな、と、見ながら思ったし。ソフトであれば途中休憩を入れながら気楽に見られたと思う。
また、俺は元々、笑いたいがために小林さんの舞台を見に行くのではなく、深読みをしに行くのであるから、気軽に楽しむモードに入ってなくて、それでついて行けなかっただけかもしれない。

で、その深読みなんだけど、台詞が少ないせいもあって、今までで1番わかりやすかった。しかし、内容がほとんどないに等しかった。
作り方を変えたのかと最初思ったが、作品世界の整合性が緻密である点は変わってないので、変えてはいないようだ。

前回の『P』から、(彼にしては)大きく変わっていた。オープニングは映像作品になっていて、絵と実写の合成やプロジェクションが増え、虚構と現実を行き来することがテーマであることが明確になっていた。
彼の内部の世界と外の現実世界(「リアル」な世界というのが今風か)は劇場を通じてつながっている。舞台の彼から客席の彼に指令が飛び、客席の彼は舞台へ上がり、そしてお客様に彼の内部の世界をご紹介して反応を得る。こうして彼は今このライブを通して、外、そしてお客である皆さんとつながっているんです。
この永久機関のような構造はKKTV2でも示されていたし、すごく「小林賢太郎っぽい」わけだが、それが明確になっただけ、その薄ら寒い嘘くささも明確になってしまって、それが嫌なんだな、と今からすれば思う。

とにかく、『P』と比べて、引きこもり度が確実に上がった。
「シーッ」てやる作品では、しつこくかかってくる電話をついに水中に沈めてしまい、2度とかかってこないようにしてしまう。外とのつながりを自ら切ってしまったのだ。
客席を向いた「枠」が2つに減ったので、各々の担当が明確になった。小さい方の枠は雑に扱われていて、「シーッ」をやった後、下に乱暴に落とされる(最前列だったので、びくっとするほど音が大きかった)。これはいわゆる「外界」。
もう1つの枠、Pにおいては、「魅力があるけど怖いものがいる」ということしかわからなくて、解釈上説が分かれていたが、そっちの大きい扉の向こうは、「何か」がいて、やりあったり妥協したり、すると見せかけてやっぱりやり合ったりしている。そういうことをする相手は「例の奴」(ジョンとか○とかときどきによって変わるヤツ)しかいないので、そいつがいるということになる。
ちなみに「電話」は、家の中にありながら外の誰かの声を伝えるものであるから、彼と何らかの親しい関係にある者への気持ち、思いを意味する。そして「水の中」は彼の深層の精神世界を意味するので、電話を水中に沈めるというのは、忘れることにした、と言うことである。
 こういうことをやっておいて、当人は部屋の中でにたにたしながら本眺めている。しかもそれを客前でやって、笑いをとっているって。
これでもう取り返しがつかないくらい俺はどん引いてしまった。

そんなわけで、後は何やられても笑う気になれなくって、なんか嫌だなあって思うのだ。
それって考えすぎじゃね?と思う方であれば、楽しめると思う。

これ以降は、考えすぎたい方に
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by k_penguin | 2013-07-07 00:08 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(16)


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