法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。
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カテゴリ:エンタ系( 174 )

「下妻物語」
す、すげーいい。ハイライトシーン3回見ちゃった。
中島哲也監督は確か濱マイク(ドラマ)で、林家ペーパー夫婦を林家ペーパー夫婦本人役、しかも実は殺し屋だったという設定の話を作った人だと思ったが。
下妻を初め、「代官山」「ヴェルサーチ」「ジャスコ」「たかの友梨ビューティーコンテスト」その他ブランド名、固有名詞、そしてテレビ番組が乱れ撃ちだが、それがまたそれじゃなくちゃダメなんだな。いちごが追っかけてゆくのは「水野晴郎」じゃなきゃダメなんだよな。
キャラがいいからチョイ役も生き生きしている。

出だしに、ハイライトシーンの短いカットをつなげてしまうとことか、シーンのつなぎをなるべく目立たせないようカメラ回しとかで処理するとことか、表現方法の基本的な方向は「マインド・ゲーム」と同じなのだが(共通点はスタジオ4℃と吉本興業。なんでやねん!)、つぼを押さえているからわかりやすい。

「あなたじゃなくちゃダメなんです。」と言われた桃子が、帰る途中、いろんな赤の他人に「あなたじゃなくちゃダメなんです。」と言われ続けるとこ、「これこれ!この感じ」と思った。ウソだってわかってるんだけどね、でもすごいびっくりなんだよね。
一見突拍子もない表現だけど、言いたいことはすぐに伝わる。
トラックに吹っ飛ばされた桃子が、お母さんのお腹の中から出ようとするところ、ここは「マインド・ゲーム」でいえばクジラから出るところにあたる。この2つ、テーマも類似したとこがあるんだな。

結局この2つの差は作り手が大人か子供かってとこかな。キビシーな。
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by k_penguin | 2005-02-13 19:42 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
「マインド・ゲーム」
題名通り、やや幼い頭の世界観をゲームの世界観を描くように描いているが、幼いことは別に悪いことではない。幼いなりにがんばっているので、それで良いと思う。

短いカットを重ねて時代の雰囲気や個人の歴史を語るのは見る側の脳に負担がかかるので多用しない方が良いと思う。とくに、結局4、5人分の歴史をまとめて語ってしまっているので、ややこしいったら。
結局情報量をもっと絞って欲しいつーこと。

話の設定的にはむしろ私と似ているので感情移入がしやすいはずなのであるが、話が上滑りする感があるのでちょっと引く。
自分の頭の中の世界観と現実世界とのすりあわせをテーマとした映画は、「ノーライフキング」がハシリだと思うけど、「ノーライフキング」の方が良い。
バソコンの扱う情報量が増えるに従って、脳内風景とリアルの違いが薄くなってゆき、逆に、テーマが不明確になっていくような気がする。
現実世界は実は思うほど強固ではなく、脳内世界は思うほど楽なものではない。両者は互いに干渉しあっている。

西君が自分の思うがままに突っ走るようになるまで40分近くかかっているが、そんなもんなんだろうか。もう少し早くならないかなあ。
あと、ちょっとコリクツが多い。現実と脳内の間を行ったり来たりするので、その伏線というか心構えが必要なんだろうが、勢いがいいので、あまり気にしなくていいのではないかと・・・。
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by k_penguin | 2005-02-12 16:44 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
「シュレック2」
最初にいっとくが、俺はDreamWorksは「ツイスター」あたりからどうも技術の使い方に疑問を感じている。
まあ俺はCG技術については素人でマトリックスリローデットでネオがひゅんひゅんポールを回してスミス達を吹っ飛ばしているのを見て
「ネゴシックス」
とか言ってる奴だ。「ザ・カンパニーレ・ムービー」の合成の矛盾点もわからん。

しかしだ。ギャグがドメスティックなこと、曲が古いことをおいとくにしてもだ。
どうもDreamWorksのモーションの付け方、特殊効果の使い方、そして何よりストーリーの作り方が粗いのが気に入らない。
好みの問題でもあるのだが、基本的なモーション付けがDreamWorksは動きがリニアにすーっと入ってすーっと出る傾向にあり、Pixerはバネ仕掛けのようにためておいて急激に動かす。後者の方が自然な動きに見えると思うんだよな。
また、見せ場のアクションに今ひとつ華がないと思う。
長靴をはいた猫との最初の立ち会いは終わり方がぐだぐだだったし、最後のみんなで踊るシーンも、キャラに応じた踊りわけが出来ていない。だいたい軸足が移動したりしていてパスの上を動かしているだけって感じがする(歌って踊るの好きだなDreamWorks)。
ストーリーもおさえるべきところは一応おさえてはいるんだけどな。何かメリハリがなあ。ストーリー上の見せ場と視覚的な見せ場が一致していないような感じが・・・。
ただ、リアル表現はさすがに得意だし、レンブラント風の照明は上手いと思ったな。

「シャーク・テイル」は思ったよりも水の中の質感が出ていないように見える。
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by k_penguin | 2005-02-02 23:37 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
「ファインディンク・ニモ」ドリーについての考察
「シュレック2」を借りたので、3Dアニメつながりで、半年以上前にローカルの日記に書いたドリーについての考察を貼っておく。
ちなみに俺はPIXERをジブリ以上に高く評価している。

「ファインディンク・ニモ」にドリーという「忘れんぼう」の魚が出てくる。
PIXERの作品はキャラクターが非常に緻密で、また、リアリティがある。しかし、その中でドリーの忘れっぷりはぶっ飛んでいて、妙にういているのだ。
ドリーは会った奴から親兄弟のことまで大概のことをすぐ忘れてしまうが、「シドニー」という言葉だけは覚えていられた。まるで話のつじつま合わせのようだ。
しかし、ドリーだけがこんなにいい加減なキャラクターというのはいかにもおかしい。何か理由があるはずだ。覚えられた言葉が「ニモ」ですらなく「シドニー」である必要性が。

それは、マーリンに「読んでくれ」と頼まれた言葉だったからだ。
ドリーは人間の言葉が読めるしクジラとも話が出来るという驚異的な能力を持っているにもかかわらず、他人に必要とされなければ自分の記憶を維持できず、その能力を発揮できないのだ。
自分自身に興味をもてないので何もかもすぐに忘れてしまうのだ。
ドリーは「シドニー」という言葉を覚えていられたことに喜んで、マーリンについて行く。それは、マーリンのことを気に入ったからではなく、初めて必要とされたからだ。ドリーも自分の能力を発揮したいと願っていたのだ。

これに気が付いたときは愕然としたものだ。魚のアニメに何というキャラを出すんだ。しかも「忘れんぼうのドリー」でくくってるし。
恐るべし、ピクサー。

あっ、今回もブログの趣旨から外れているっ。
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by k_penguin | 2005-02-01 17:42 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)