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小林さんの2017.01.01の公式メッセージについて

ラーメンズが、今までのライブ映像を全部つべにうpしました。

これによる広告収入は、日本赤十字社を通じ、各地での災害の復興に役立てていただきます
・・・だそうです。

 立派ですね。立派すぎて、何かきな臭い感じがします。
 前にポツネンDROPのチケットの転売禁止とかやったときもそうだったんですが、
なんでそんな感じなんだろうなってそういう感じの釈然としないそういうのがあります。
小林さんはいつもこうで、
自分の行動が自分個人だけのものだと思っていて、社会的地位に伴い、自然と行動も社会性を帯びるということに無自覚です。
で、取り巻きもそろってオタクなので、言われたとおりに処理して、ちゃんと説明した方が良いよとか言わないんですね。

おそらく、違法アップロード対策は、以前からの問題だったはずです。
事務所が小さいから、Youtubeに削除要請ができないからです。
そして、その対策の1つとして、「公式に全部つべに上げちゃって、アクセスを公式に誘導し、広告収入の利益を吸い取る」 はありうる選択肢です
その広告収入をどうしようと、それはラーメンズとその権利を持つ方々の勝手で、それは、今までのソフトの売り上げをポニーキャニオンや事務所や小林さんや片桐さんの間でどう配分されてきたのかを、いちいちお知らせする必要がないのと同じことです。
しかし、利益を放棄するとなれば、それには理由が伴うはずです。それは、違法アップロード対策とはまったく別の話です。

関係者各位のご理解とご協力を得て寄付する、つまり、みんなが権利を放棄することにしたよ。ということを発表するなら、どのような趣旨のもとで寄付をするのか、説明するのが当然だと思います。
それなのに、被災地に向けたメッセージが特に添えられているわけでもなく、ただ、広告収入は、各地での災害の復興に役立てていくよ。と、それだけ。

本当に災害の復興を願ってのことなのか、それとも、儲けるつもりはないよってポーズにつかってるのかわからない。
て、ゆーか、儲けるつもりはないよって言うポーズだと私は思います。プロが儲けるつもりはないって言うポーズを取らなければならない理由がわかりませんが。

小林さんはこういう、オカネを忌避する傾向がぬけない。とくに、ラーメンズに関しては。

さらに続けるとすれば、去年の最後の公式メッセージの中の、リーダーの仕事と、組織の中の「困ったやつ」についての不愉快なグチと、今回の利益放棄を結びつけることは容易なんですが、
それをしても、自分的には新しい発見はないので、正月ですし、この辺でやめとこうと思います。


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by k_penguin | 2017-01-02 01:04 | エンタ系 | Trackback | Comments(32)  

瀬戸内国際芸術祭2016 夏 その3 豊島(2)と高松(ヤノベケンジ展)

岡崎展望台から瀬戸内海
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檸檬ホテル。
2人でカップルになり鑑賞するシステム。ですので、シングルの俺は知らない人とペアを組まされた。音声ガイドから流れるハイタッチしろとかの指示をすべて無視して、でもせっかくだから、レモンを持った写真を互いに撮影した。
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レモンスカッシュはすばらしい出来。スライス国産レモン(今年は寒波のおかげでレモンの出来はかなり悪いと聞いているが、良いレモンがごろごろしていた)がたくさん入っている。もちろんスライスレモンも残さず食べた。

暑さのあまり毎日お世話になったいちご家
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唐戸の清水
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清水の近くにウサギニンゲン劇場があるが、これは瀬戸芸とは関係ないんだそうで、パスポートとは別料金だ。手作りの大きい機械2台によるパフォーマンスで、1台は音楽を製造し、もう1台はリアルタイムで映像を吐き出す。
身近なものを大写しのカメラを通すことで新鮮な感じがするのだが、もう少しマテリアルに凝って欲しいというのが希望。ワイヤーをくしゃくしゃっとしたやつのどアップとか、そんな見たいと思わない。折角豊島なんだから、自然物とか、拡大することで面白くなるものはたくさんあると思う。

なお、トム・ナフーリに不具合が生じて、リアルタイムでは動かなくなっていた。
しかし、その説明書きによって、トムナフーリの色と現象の相関関係がやっと判明したので、メモっておく。
マルチカラーが超新星から検出されるニュートリノバースト
グリーンが太陽ニュートリノ
ブルーが大気ニュートリノ
 光りさえすれば全部ビッグバンというわけじゃあなかったのね・・

瀬戸芸も3回目になったが、今回は外国人観光客がめだった。欧米も多いし、台湾も多い。もともと何もない島(豊島に至っては負の遺産があり、それを特に隠そうともしていない)にこれだけの人が魅力を感じてやってくるというのはすごいと思う。
俺は去年、大分にしばらく住んでいたが、同じ観光を資源とする地域でも、瀬戸内の方が格段に人的なサービスが良い。大きくて便利なホテルが多いのは大分の方であるにもかかわらず。
大分も、別府「混浴温泉世界」など、瀬戸内型のアピールを行っているのだが、何となく、弱いような気がする。どこが違うんだろう
などと考えつつ、最終日に、高松市美術館のヤノベケンジ展へ。

福島で展示される予定の風神像をみながら、俺は、大分と瀬戸内の違いは、地方としての主張の強さにあるんじゃないだろうか、と、思った。
瀬戸内工業地帯のなかにあって、産業の発達の犠牲になってきた島々が、国や県の力を借りずに(福武の力は借りているが)自己主張する強さと、自然環境は豊かでありながら、あくまでも観光事業として地域の「魅力」を発信することを主眼に置く大分では、主張の強さが異なる。
そういう意味では、地方の怒りをも発信する福島は、強い発信力をもつことになろう。

衆議院のみならず、参議院まで1:2の定数均衡が要求されるとなると、人口が多い大都市の発言力がますます強くなり、地方が犠牲になってゆくことになる。
そんななかで、このような形で地方が発信し、自己主張している、ということに、しみじみ感じ入った俺なのであった。

お立ちあそばされるフローラと、スカートの中を激写する人々

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高松、おんまいルーヴのいりこ入りフロランタン
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by k_penguin | 2016-09-08 23:44 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

瀬戸内国際芸術祭2016 夏 その2 豊島(1)

家浦港から見た夕焼け。明日も暑いぞ!
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俺は瀬戸内トリエンナーレには初回から行っていて、豊島に行くのはこれで3回目だ。3回目ともなると、そろそろアート作品にも飽きてきた。
アートを見に行っておいて、飽きたもないもんだが、大概のアート作品は、2回も見れば十分だ。3回以上見ても飽きないというのは、良い作品というよりも、個人的に好きな作品であろう。豊島美術館は初回は非常に感動したが、2回目、1時間くらい入っていたら、すっかり飽きてしまった。だって、ずーっと同じ様な状況が続くだけだからね。
俺が喜んで3回目をみていたのは、直島の角屋と豊島のストームハウスくらいなものだ。

ともかく、そういうわけで、今回は、豊島にはアートだけではなく、また違う角度で切り込みたいかな、と思った。で、産廃処理場を見学しようと思ったのだった。
豊島の産廃処理場は、1978年から不法投棄され続けた有害産業廃棄物を処理するために作られた処理場だ。豊島は産廃で大きく環境が破壊され、国と香川県を相手にした調停の結果処理場が建設され、今なお処理が行われているのだ。
しかし、結論から言って処理場見学の予約を取るのに失敗した。
豊島民泊の予約のHPに、夕食オプションなんかとならんで産廃処理場見学予約をポチれるようになっていて、それをポチってすべてOKな様な気になってほっておいていたが、よく考えてみれば、こっちにもあっちにも都合というものがあるから、民泊の夕食と同じ調子で予約できるものではないのだった。慌てて電話をしてわかったが、処理場見学の予約は1人ではHPからは取れず、担当者に電話をかけて時間を確認しなければならないのだった。HPに注意書きがないのもどうかと思うが。
で、あれやこれやでばたばたしているうちに、電話をかける機会を逃してしまった。
というわけで、見学は出来なかったが、これを機会にいくらか調べたところ、ついに、今年か、今年度中に産廃処理が終了するらしい。
ちょっとお勉強できたので、これで良しとして、新作巡りに出発しよう。

今回の主な新作は甲生地区にスプツニ子!その帰りにあたるところに大竹伸朗、唐櫃岡に檸檬ホテル、そのさらに山奥にささやきの森。家浦の行きやすいところに豊島横尾館。
そこで、甲生地区と、それ以外を別の日に振り分けた。
最高気温34度の予報が出ている日の朝、水をもち、パーカーのフードをかぶって,電動自転車にのって、一番遠いささやきの森へ。これが一番きついところにある。
十輪寺近くの駐輪場に自転車を止めて後は歩くようにとガイドには言われていたので、そのあたりで自転車から降り、十輪寺にはいって、そこにいたおっちゃんとしばし話し込む。
おっちゃんは俺が東京から来たこと、豊島は3度目であることを聞いて、あきれていた。
壇山に登れば良いじゃん、なぜ登らんの、的なことを言われる。電動自転車でもしんどいからなのだが・・。
ここからささやきの森まで、歩いても15分と言われ、ぎりまで自転車で寄せることにして、さらに自転車で登る。壇山頂上に向かう道との分かれ道あたりで、道が砂利道になって、自転車では危ない予感が強くなったので、そこで自転車を降り、歩く。けっこう歩いて、ついた。
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風鈴の短冊には故人の名前が記されている。5000円で、親しい故人の名前を書くことができるそうだ。
風が吹き抜くたび、風鈴がかすかにささやく・・んだろうが、そよとも風が吹かない真夏のじわじわくる日であったため、沈黙の森しか味わえなかった。
自転車を止めてあるところまで戻ったとき、ふとおっちゃんの言葉を思いだして、壇山に登ってみることにする。
電動自転車で10分ほど苦闘し、蛇が横切る道を上って、スダジイの森の横を通ると、簡素な神社?の前に出る。
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 ・・豊玉姫って、スプツニ子!の作品(豊島八百万ラボ)のモチーフだよね。てことは、豊島八百万ラボの本家ってこと?

豊島八百万ラボ
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新作の分家とのギャップに目が点になりながら、鳥居の裏に回ると、平成20年ころ建てられた鳥居らしい。

ふーん、と思いながら、岡崎展望台へ。(壇山の頂上の展望台とはまた別で、こちらの方が少し低い位置にあると後でわかった)
そこには、ぽつんと銅像が。
岡崎金次郎翁
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 ・・これは大竹伸朗「針工場」のモチーフである針工場を建てた人だね・・。

針工場
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2つの新作の元ネタに関わる建造物を2つも連続してみることができた。
それらが、鳥居とか、公園の銅像とかのいわば古い表現方法をとっていることから、あらためて、豊島の作品は、あらかじめ島の歴史に関する事柄からいくつかをセレクトして、アーティストに、これこれに関する作品を作って下さいって頼んで、作ってもらってるんだなあって、思った。

長くなるから、続く

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by k_penguin | 2016-09-07 00:48 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

瀬戸内国際芸術祭2016夏 その1 女木島、男木島、犬島、直島

ざっぱーーん
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今回の瀬戸内トリエンナーレは、春会期についで、夏会期も出かけた。パスポートに5000円も取られたので、2会期くらい行かなければもとが取れないと思ったのだ。
春会期は予定を詰め込みすぎてまったり度が足りなかったので、その反省を込めて、5日間という比較的長期の旅行。行ったのは、女木島、男木島、犬島、直島、豊島,高松。
今回は、新作を観ることが一応の目的なので、新作がたくさんある豊島がメインだ。

女木島
今までちゃんと回ったことがなかったので、ちゃんと回ってみた。
タイかなんかのラジオ音楽ががんがんかかる、東南アジアのデコトラ風の内装のバスに乗って鬼ヶ島大洞窟へ。
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バスはナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクションの作品の1つ。
女木島は昭和の頃、観光的な理由から鬼ヶ島伝説を主張している島であったことから(そういう話も鬼ヶ島大洞窟の案内の島の人が語る)、鬼をテーマとした作品が多い。カオス*ラウンジの中では、第2会場の今井新の展示が面白かった。
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やっぱりうどんの絵

あとは、レアンドロ・エルリッヒの"不在の存在"、盆栽も面白かった。

空中盆栽
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男木島
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カレードスコープ ブラック&ホワイト
風景を大きな万華鏡で見られる。青い部分は空と海(多分)

犬島
精錬所美術館はもう2回行ってるので、今回はパス。
今回は今まで行ってないところを見てみよう、ということで、裏手の犬の家まで行ってきた。
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向かいは犬ノ島。ガスに匂いをつけてる工場がある。
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直島

トリエンナーレ3回目にして、ようやく「きんざ」の予約をゲットしたので、行ってきた。
きんざは1回15分、1人だけ鑑賞ができるので、なかなか見られない。
入り口がすっごくわかりづらくて、係員に聞かなくてはわからなかった。
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見るのは初めてだったが、予想通りの作品。豊島美術館の方がインパクトが強い。
きんざはしょっちゅうメンテナンスをしているというイメージがあるが、それは客が歩き回ってビー玉を蹴ってしまうのではないか、などと作品を見ながら考える。
これで家プロジェクトをコンプリート。

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by k_penguin | 2016-09-05 00:29 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

多治見市モザイクタイルミュージアム

モザイクタイル全国一の生産量を誇る岐阜県多治見市笠原町に、モザイクタイルミュージアムができたのは6月4日だから先月のことだ。

オープン前から行ってみたいと思っていたのは、藤森照信の建築であることだけではなく、収蔵品の昭和レトロ感あふれるタイル模様に魅力を感じたせいでもある。
これは絶対うける!とくに、さぶかる女子とかに!なに?オープンから1か月少しで1万人以上の来場者だと?大変だ、いち早く行って、りゅーこーを先取りだ!

…で、日帰りで多治見まで行ってきた。
東京-名古屋の新幹線、その後中央本線で多治見駅、南口2番バス乗り場から、1時間に1本のバス(笠原線)でモザイクタイルミュージアムまで20分。
藤森照信の建物のイメージスケッチはなんか人を馬鹿にしたみたいなだと思っていたが、
行ってみたら、本当にスケッチ通りのものがそびえたっていてびっくりした。
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まず4階に行くと、名物のモニュメントと、藤森セレクションのモザイクタイル。
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眺めていると、スタッフポロを着たじいちゃんが、みんなを集めて解説を始めた。
まだなれていないのか、決して上手いとは言えない解説だったが、タイルとモザイクタイルの違いは一辺が8cm以上かそれ以下かにあるとか、建物の形は、タイルの原料を掘り出す粘土山をイメージしたもので、すみっこの煙突がポイントだとか言ってたのは記憶に残ってる

3階はモザイクタイルの歴史と、大巻 伸嗣(『Memorial Rebirth』の人)の特別展示。
特別展示はこんなの
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いろんなモザイクタイル
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2階は現在のモザイクタイル、つか、ショールーム。
ショールームと言っても、モザイクタイル全国一の町のショールームだから、大変充実している。
オリジナルのタイル面の施工を考えている方なんか、行ってみても良いんじゃないかと思う。
1階はショップとか
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こんなのとか
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これはモザイクタイルで覆われた自動車です。現代アートだそうです。

とにかく多種多様なタイルが見られる。
写真も撮れるから、入場料300円を考えると、とってもお得。
今後の希望としては、ショップの品をもっと充実させて欲しい。
タイル製品は重いから、小物とか、あと、タイル模様のパッケージのお菓子とか、そういうのが欲しいと思った。
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by k_penguin | 2016-07-12 23:52 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

KKTV8 その2 どこに行くか分からないなら

今回の作品は、片桐さんが入ったせいか、建て付けがしっかりしていた。建て付けがしっかりしてるってことは、フツーに言うと完成度が高いってことで、でも完成度が高いというのは、すげー笑えるという意味ではなくて、『不思議の国のアリス』の世界を小林流に変換しているという感じがすげーするということだ。
作品中謎めいた要素は多いのだが、それは、アリスの要素の引用であるという説明が出来ることが多い。
こういうのは、俺のように、専ら小林さんが建てたものを解体している側にとっては手強いことになる。こちらは、『不思議の国のアリス』ではなく、小林さんの内面に関連づけたいからだ。
で、今回は注意深く,あまり深くは掘らないことにする。

前提として、8号車両の後部に貼ってあったカラスと書き物机のポスターに書かれていた言葉について。
カラスの方が「どこに行くか分からないなら、どの道を行ってもそこにたどり着ける」書き物机は「カラスが書き物机に似ているのはなぜか」。両方『不思議の国のアリス』の引用だ。

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by k_penguin | 2016-07-03 02:36 | エンタ系 | Trackback | Comments(2)  

小林賢太郎テレビ8 ~ wonderland ~

今回の特徴は、やっぱり片桐さんを起用したところにあるんじゃないかと思う。
片桐さんと小林さんが共演するとなると、ラーメンズを想起せざるをえないのだが、
前回のKKTV7のとき、深読み的には、「もうラーメンズは作らない、別な物を作る」って言ってたので(自分はそう解釈していたので)、今回の番組を見るにあたっては、ラーメンズじゃないお初のコント番組として見たし、それは、もうラーメンズを見なくなってけっこうになる自分には難しいことではなかった(何しろ、指摘されるまで、「桶屋・・」がラーメンズのものと半分くらいかぶっていることにも気がつかなかったくらいだ)。
ただ、サブタイトルからして、それが「ALICE」を意識しているものだと言うことぐらいは気がつくことはできたので、後から戯曲集をチェックした。

さすがに片桐さんが入ると、深読みアンテナの反応度合いが大きくなる。が、悲しいかな、年を取ったせいか、単に仕事の後で疲れているせいか、うまく言葉には出来ない。
とりあえず、視聴した方のコメントも募集したいので、メモ書きで、放り出しとく。

今回のキモは、2つの世界を1つのカメラが行き来すること。毎回そうだが、お題コントはただのおまけではない。それも含めてすべてがコントロールされている。
2つの世界とは、新幹線の隣の不思議な車両とこちらの車両のことでもあるし、新幹線の中と外の世界でもあるし、『ALICE』とKKTV8のことでもある。『ALICE』とKKTV8は、単体の作品としても見ることができるし、2つを合わせてみることもできる。

若葉の黄緑色は小林を象徴する色である。「仕事場」の外の過剰な鳥の声、ドライブするときの服の色。
クライマックスはもちろん、ロケの長テーブルクロス引き(長テーブルクロス引きなら、マジなやつを「大科学実験」でやっていたとかいうのは野暮)。

最後、新幹線の中の世界が外界に流れ出ていることに注意。ただ、基本的に安定している。
どういう意味で安定したのかはまだ不明。王様の片桐さんを消しちゃうと、カラスが出てくるから気をつけてね。

オープニングCG好き。


KKTV8 その2 どこに行くか分からないなら
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by k_penguin | 2016-06-29 00:16 | エンタ系 | Trackback | Comments(16)  

瀬戸内国際芸術祭2016 春 その2(小豆島)

沙弥島、大島の次は小豆島を1日半で回ることにした。レンタカーなら一日半あれば、十分回れるところだが、あいにく、自分は車を運転しないので、島内はバス移動のみ。
そこでどう移動するかを、手荷物との関係で結構悩んだ。午前8時を過ぎれば、高松港で荷物配送サービスをやってくれるが、その前に出航する船に乗りたかった。かといって、土庄港で荷物を預けて、あちこち回ってまた荷物を取りに行くだけのために土庄港に戻るのも面倒だった。
で、結局草壁港から入り、そこで荷物を預け、自分はバスで坂出に行き、そこからバスと歩きで土庄に行く途中で草壁港によって荷物を拾ってくる、という手を使ってみることにした。

坂出港名物 スターアンガー(ヤノベケンジ)
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そして、オリーブと醤油と佃煮と寒霞渓を一気に押し出してくる主張性あるモニュメント
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坂出といえば、ビートたけし+ヤノベケンジの"アンガー フロム ザ ボトム"
この作品は都現代美術館で見たことはあったけど、そこでは屋内展示で、5分に1回せわしなく水をはね散らかしながら出てきていた。
それに比べてここでは、大自然の中どんと構えているうえに、「美井戸神社」という神社まで作ってもらって、大切にしてもらってる感がある。こちらの展示の方がまじめに馬鹿っぽくて良いと思った。
井戸から伸び上がっているところを見たかったが、朝早いせいか、ちんまり頭を出しているだけだった。
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近くでの展示で、偶然行き当たって素敵だったのは、八木良太のこれ。
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坂出を離れて、醤の里へ。
小豆島は江戸時代から醤油製造が盛ん。
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醤(ひしお)の香りが漂う丸金醤油の工場などに寄って醤油サイダーを飲み、醤の里の作品を見ながらぶらぶら草壁に戻り、そこから、バスに乗って一気にホテルに行って荷物を預けてから、芸術祭線で常盤橋に行った。三戸半島はパス。

 常盤橋では、長澤伸穂"うみのうつわ"がきれいだった。
そして、齋藤正人"猪鹿垣の島"からワン・ウェンチー"オリーブの夢"まで、地図上では川に沿ってひたすら歩けばつくみたいに見えたから、川に沿ってひたすら歩いたけど、公式のルートじゃなかったから、他に人も歩いていないし、案内板も無いしなんか山道に入っちゃうしで、すげーびびった。
結局かなり歩いた末に"オリーブの夢"の裏側についた。
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この作品は、竹でできた大きなお部屋で、中でおもっきしごろごろできる。
この日は天気も良くて風も気持ちよくて、気分良く歩いた疲れを癒やすことができた。
あと、床も竹を並べてできてるから、スマホ落とすと隙間から下に落ちちゃったりするよ。気をつけてね。

小豆島2日目は、土庄近辺をうろうろ。
土庄本町では、アートユニット、目の迷路を仕込んだ家屋が2軒あって、それが目玉らしい。内部の写真撮影は禁止で、それは多分ネタバレ禁止ってことなんだろうから、詳しくは語らないが、町役場の裏手にある新しくできた方は、養老天命反転地みたいだった。自分的には、西光寺の近くにある古いものの方がファンタジーの絵本みたいで面白かった。
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多分王子町の方には、エンジェルロードから歩いていけると思う。ただ、町自体も迷路のように細い路地が入り組んでいるので、迷っても知らない。

そんなわけで、今回もなかなか楽しめたが、ちょっと欲張りすぎて、計画を詰め込みすぎたと反省。
瀬戸内の島は、だらだらあるいて、島の人に「ちょっとお茶飲んでいきなせい」と言われたら、迷わず家に上がり込むくらいの余裕を持って旅行したいものだ。

おまけ
琴平電鉄のマスコットのイルカ
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by k_penguin | 2016-05-02 22:21 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

瀬戸内国際芸術祭2016 春 その1(沙弥島・大島)

瀬戸内トリエンナーレに行くのも今回で3回目となった。今まで2回行っているし、新作の大物は大概夏会期から、というわけで、春会期の今回は、新作よりも、今まで行っていなかったところに行くことを目標とした。
行った会場は、沙弥島、大島、小豆島。
メインは夏会期といっても,週末はもう混み始めているようなので,アヤスイ手を使って平日に出かける。
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足がホンダワラにひっかかっちゃったアカクラゲさん(高松港)

沙弥島

春会期限定会場。高松空港から最初にこの会場に向かったのは、人が多いのがいやなのでみんなが使う高松港行きリムジンバスを避け、坂出・丸亀方面リムジンバスを使おうと思ったから。平日なのもあって、適度に空いていた。
沙弥島は島という名がついているが、四国と地続き。瀬戸大橋の近くだ。
さほど知っているアーティストが出品しているわけでもなかったし、公式ガイドブックに載っている作品紹介がイメージスケッチの段階のものが多くて現地にどんなものがあるのかよく分からなかったので,あまり期待していなくて、さっさと切り上げて、午後には高松港に戻って大島行きの船便をつかまえようかと思っていた。
しかし、見ていると面白い作品も多く、歩く距離も長いため、結構時間がかかってしまった。
ガイドブックと実際の差が大きい作品を紹介しておく。

ジティッシュ・カラット Rippled Sky for Hitomaro
ガイドブックはこちら

グーグルアースを使った、上から見た図であることはわかるが、肝心の作品が水たまりのようで、何が置かれているのかわからない

実際
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水を吹く暴れ木でした。

しりあがり寿 赤いネジ
ガイドブックはこちら

いや、ただ回転するネジ見せられても・・

実際
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床に小学校の図書館にあるような本がたくさん散らばっている。その中で回転するネジは中2病感が感じられて面白かった。ネジがこのまま深く刺さるわけでもなくただ回るんだろうという予感がぷんぷんする。さすがしりあがり寿。

それ以外の作品では、”そらあみ<島巡り>”も良かった
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大島

ハンセン病回復者の国立療養施設がある島で、ガイドツアー参加者だけが海上タクシーで島に渡る。そのツアーが何時に出発なのかがガイドブックに書いていないため、予定が立てにくかった。
どうも1日3便程度で、第1便は9時20分発らしい。俺が行った日は午前中海が荒れていて、第1便は欠航だった。第2便は11時20分頃、第3便は14時10分頃だと言われたが、毎日この時間なのかはわからない。ツアー定員24名。俺が行ったツアーは全部で7名。平日なので、カフェ・シヨルは休み。
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大島は基本的に閉鎖空間だ。島のあちこちにスピーカーが立っていて、「乙女の祈り」とかそんな音楽がずっと流れていて、全盲の島民でも今いる場所が把握できるようになっている。また、道路は二車線の幅がないのに、真ん中に白い線が引かれていて、視力が弱い人の助けとなっている。
午後3時になると、スピーカーから病院の予約の順番や、健康に関する情報(俺が聞いたのはエリンギに含まれている栄養素について)の放送がある。エリンギの栄養素については、2回繰り返していた。大事なことなのだろう。
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そんな島の日常のインパクトは強く、なまなかのゲージュツ作品では勝てないので、どうしても作品の印象は弱く感じてしまった。
今回の新作
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第1回目のトリエンナーレのときに日曜美術館で”大島資料室”http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/oshima/62.htmlを見て、島の人たちが使った道具を、その手で触る部分をぴかぴかに磨きあげて展示していると知って、それが見たかったんだけど、6年の月日のあいだに、磨かれていた部分が他の部分とほぼ区別がつかないくらいになっていた。

あと、海藻の押し花のカードは良かった

次回、小豆島
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by k_penguin | 2016-04-21 21:40 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)  

『うるう』2016版 02 森と接する場所

前回の公演のときの記事で、ワタシはマジルはヨイチの息子だと解釈した。今も原則としてはそれは変わっていない。これは作品中では明言もされていなければ、匂わされてもいない解釈だが、そう考えれば腑に落ちるところもあるからだ。

作品説明では、
うるう年にうるう日があるように、「ないはずの1」が世界のバランスをとることがあります。これは、カレンダーだけの話ではなく、人間もそうなのです。世界でたったひとりだけ余った人間「うるうびと」。彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは……。

となっている。
しかし、実際は、ヨイチの存在が世界のバランスをとっていることの理由らしきことは一切語られない。ヨイチは父親の実験の結果として産まれた、通常の人間よりも4倍歳をとるのが遅い特異体質をもつ人間にすぎない(ついでにいえば、戸籍と国勢調査は別に関連づけられたりしないので。別に国勢調査から逃げる必要はない)。
で、少年と友達になれなかった本当の理由も、この特異体質と結びつけられていて、好きになっても、どうせヨイチより先に死んじゃうから、とか言ってたが、そんなこと言ってたら人間は猫も飼えないわけで、友達になれない理由として筋が通ったもんではない。しかも、そんなこと言いつつも、40年後、マジルがヨイチと同じ48歳になったら友達になれるらしい。
別に体質は友達とは関係ないのだ。ヨイチがマジルと別れるシーンで言う「そう考えることができたなら、僕たちは友達になれただろう」 という言葉に示されるように、要するに、ヨイチの考え方一つの問題に過ぎない。そのヨイチがこだわっている考えがどういうものなのかが示されていないので、何だかよくわかんないままにヨイチとマジルは別れを余儀なくされ、同時に、勝手にヨイチは待ちぼうけモードに入り(ヨイチはマジルと別れた瞬間から、大人になったマジルが来ることを期待している)、ワタシは、何もかも他人頼みのヨイチにうんざりしながらも、「でも舞台の色使いだけはきれいだなー」とか思ったりするのだ。

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by k_penguin | 2015-12-26 01:52 | エンタ系 | Trackback | Comments(13)