2017年 05月 13日 ( 1 )

 

特に惚けた老人でなくても振り込め詐欺にひっかかるということ

何年か前に、俺の母親が振り込め詐欺に遭った経験を記事にしたことがあるんだけど、
その記事を書いた後に、ある人に
 騙された母親を非難したり、惚けたと思ったりしなかったのですか?
という質問をされて、そういう発想は俺にはなかったから、逆にびっくりしたんだけど、
言われてみたら、そう思うのは普通のことかもしれなかったから、それであらためて考えてみたら、
俺が普通と違ったように考えた理由は、以前この手の組織的詐欺系の被疑者の刑事弁護に関わったことがあって、そういう詐欺って、どんな感じで行われているのかって一応知っていたからで、
で、質問されたときは、それがどんな感じなのかっていうのがうまく言葉で表せなかったんだけど、今日になって唐突に思いついた。ので、書いておく。

あの手の分業で行われる詐欺って、
穴が何カ所も空いているぼろい地引き網のどでかいやつを二、三重で引き回すような感じ。
ぼろい網だから、穴から漏れる魚は結構たくさん居て、それが「楽勝だったよ」とか言うから、「網がぼろい」って点だけがクローズアップされちゃうけど、
網の大きさが一般のイメージよりもはるかにでかくて、さらに、何回もかけるから、たまたま穴の空いてない部分にひっかかる魚はいるわけで、その魚が特に間抜けというわけではない。網がでかすぎるだけ。
質よりも量を重視して行われているわけね。

網の全体の大きさって、魚目線からはわからないから、振り込め詐欺に騙される方がバカって思っちゃうけど、それは違うって言いたい。
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by k_penguin | 2017-05-13 16:21 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)