三浦さんの「プライバシー」   

プライバシーにもいろいろあるとかゆーことを前の記事のコメントに書いていたら、折良く三浦アメリカじゃ容疑者がプライバシー侵害で監視システム開発・販売会社とコンビニを訴えた(注:「アメリカじゃ容疑者」の部分は三浦さんの呼称ね)。

朝日は「プライバシー」といっているが、主張内容からすれば、
私的領域に対する侵害としてではなく、むしろ財産的侵害を訴えている。

映像はコンビニの防犯カメラの映像だから、個人の家を隠し撮りしたとかいうのとは違う。コンビニの店内なんてオープンだから、個人の私生活を乱したという「平穏のプライバシー」の使い方ではない。
そして、三浦さんが問題にしているのは、映像をマスコミが大々的に公開したという点ではなく、「販売促進用DVD」や会社の「ホームページ上で公開」して、警備会社の宣伝に使ったということなのだ。
これは、「金もうけの道具にされているのは許し難い」という三浦さんのコメントからもわかる。
三浦さんは、この問題を個人の私生活の侵害ではなく、オカネの問題としてとらえているのだ。
これはプライバシーというよりか、「肖像権」というのがより正確かと思う。

「肖像権」というのは、法律用語ではないから、定義が固まっていないところがあるのだが、ゲーノージンが言う場合と、フツーの人が言う場合とでは権利の性質が変わる。
フツーの人が言う場合は、純粋にプライバシーの一種で、みだりに個人が特定できる写真を撮影されたり公開されたりしないことをいう。
しかし、芸能人の場合は肖像権は財産権でもある。芸能人は顔で商売をしているからだ。

つまり隠し撮り写真をネットで公開した場合、それが隣のねーちゃんである場合と仲間由紀恵である場合とでは損害賠償額は違うのだ。写真の価値が違うから。
そのかわり、芸能人は私生活でのプライバシーの保護される範囲は一般よりもやや狭い。有名税ってやつね。

三浦さんが財産権的な主張をしたということは、
俺はそこらのじじいじゃない。俺の映像には財産的な価値がある、と主張したということだ。
でも、三浦さんがゲーノージンなのかどうかはなかなか難しいところだ。
とりあえず日本じゃ「元社長」という肩書きであって、タレントとかそーゆー肩書きではない。

今回の訴えは、三浦アメリカじゃ容疑者日本じゃ無罪元社長だが今は何だかわからない、が、自分をどうとらえているかの一端を垣間見たような気がする。


追記
この記事を書いてから他の記事を調べてみたら、三浦さんが主張しているのを共同通信は「肖像権」としていて、毎日は「名誉」としている。
どうも被侵害利益が何かについては記者が独自に認定しているらしい。一体どーゆープレス発表をしたんだろう。
主張内容からすれば、警備システム会社に対しては肖像権侵害で、コンビニに対しては名誉侵害、というところだと思うが(TV局を相手にしてないとこがみそね)。
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by k_penguin | 2008-05-20 21:58 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)

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Commented by バイダール二世 at 2008-05-22 12:38 x
こんにちは。三浦アメリカじゃ容疑者って何だかナイスなネーミングですね。販促用DVDに無断に使用って、それはダメでしょと思います。因みに、映像はコンビニの所有物なんですか?警備会社がコンビニの了解を得て映像を使ったって事でしょうか。了解得る所を間違えたって事?。もし、使ったのなら、基本的に販促になるのかなぁ。。。
ところで、仲間由紀恵さんのファンですか?
Commented by k_penguin at 2008-05-22 20:51

>警備会社がコンビニの了解を得て映像を使ったって事でしょうか。
 多分そんな感じだと思います。
コンビニに対しては「目的外使用だ」と主張しているので、防犯などの正当な目的内では映像を使用して良い、
というなんかの規範があるんだと思います。

>仲間由紀恵さんのファンですか?
 違います(きっぱり)
具体例として今一番の芸能人を出したいけど、誰なんだろう、と考え、
そうだ、YAHOOの芸能ニュースを開けて一番最初に目についた人にしよう、と思ってそうしたら、
視聴率「CHANGE」、「ごくせん」に及ばず!
という記事が目に入ったので、
木村拓哉<仲間由紀恵
と、考えたのです。

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