NHKスペシャル「裁判員制度」

まず1言。「被告人」と表記すべきところを全て「被告」としていた。「被告」は民事裁判で使う。
「行列・・・」の裏の時間帯でやったことはいいのか悪いのかわからん。

裁判官代表の人が陪審制度を前提とした発言しかしていなかったのがちょっと面白かった。
番組中にもあったように、裁判員制度は参審制度で、事実認定のみ一般人が関わる陪審制度とは違う。日本の法制度は一応陪審制は予定した作りになっているが、参審制を予定した作りにはなっていない。憲法32条、76条3項、憲法上の問題も多い。
司法改革も初めは陪審制の導入の話だったのに、なんで参審制になったのやら。
裁判員制度が実際に動き出したら、これによって裁かれた被告人側から裁判員制度の違憲訴訟が起きるのは必至だ。
そして、合憲の判決が下されるのも必至だけど。
ま、リクツはいいや。
とにかく裁判所が区役所並みに身近な施設にならなければ成立しない制度。難しいぞお。

ところでイタリアの例は興味深かった。
毎度あのようにいくわけではないだろうが、「仲間が裁くのだから」と被告人が言うっつーのはすごいと思う。日本ではまずあり得ない。
しかし、イタリアといえば、昔見た、島1つ貸し切りで行ったマフィアの大裁判。お礼参りもすごかったという。
うむむ。やはり難しいんだな。
そういえば、イタリアでは一般人にわかりやすくするためにどうやっているのかな。
日本の公判準備手続は起訴状一本主義との間で問題だと思うんだけど、イタリアもそうしているのかな。
それと、裁判員にアピールするイタリアの弁護士と検察官。何か「行列・・・」の弁護士達みたいな感じだったけど・・・。
つーことは、やっぱ弁護士もタレント化する方向でOKってことなの?

まあ、今の制度も結構行き詰まってるから、変えること自体は悪くないけど・・・せめて被告人の選択制にならなかったものかなあ。
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by k_penguin | 2005-02-13 22:50 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(0)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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