ペンギンはブログを見ない

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。
植草先生の保釈不許可をノイズを交えつつ語る
どーも。
ブログのアクセス数が急に跳ね上がると、「ああ、にしおかすみこがTVに出たな」とわかる白片吟K氏です(←こーゆー無関係な話がタイトルにいう「ノイズ」ね。にしおかすみこは別に関連記事はないのによく検索に引っかかります)。

植草先生の今回の裁判は被告人側の意見陳述書なんかも出たし、結構情報がネットにも出回っているのだが、おしむらくは、裁判自体には興味を引くようなとこが全然無い。
多分被告人自身も裁判で勝つなんてことは全然考えていないと思う。
俺としては、外部の誰かに対するポーズとりしか考えてない依頼者を持った弁護人は大変だろーなー、いや、それよりもApple「Macを始めよう」のCMの脚本は誰が書いたのかなー、今月の『広告批評』に載ってないしとか思うくらいだ(←ノイズ)。

その中で、やや気になったのが、保釈請求の否定のされ方の経緯だ。
保釈請求は2回されていて、で、結局2回とも保釈には至らなかったのだが、保釈が認められないこと自体は珍しくない(理由については、自殺のおそれだとか、いろいろネットで取りざたされている)。
だからそれ自体はまあ、いいんだけど、ただ保釈の決定の際に検察官の意見は聞かれるから、そこで保釈申請が却下されるというのが、普通の流れだ。
この場合、検察官の意見が聞かれたにもかかわらず1度保釈が決定されていて、それから準抗告、つまり、検察側の異議を待ってからそれが取り消される、というワンクッションが入った流れになっている。
その辺が、それに意味があるのかないのかも含め、よく分からなかった。

で、モトケンさんとこや何かで聞いた結果、
「そんなに大した意味はない」ということで落ち着きました。


   , - ,----、
  (U(    )
  | |∨T∨
  (__)_)
ご迷惑をおかけしました


   (↑ノイズ?)
あれこれ言っても、最初の保釈を決定する裁判官は1人だ。その人が保釈について広く認めてゆこうという考え方であれば、保釈決定されてもおかしくはない事例だ(←ノイズ?詳しくはコメント欄)。
で、異議があった場合審査するのは別な裁判で、多分合議体だろうから、まあ、「固い」考えになってもこれまたおかしくはない。また、そういう判断でも決して不当とは言えない事例でもある。
モトケンさんのコメントを引用すれば「検察としては証拠を固めているとは思いますが、現段階では多くの重要な書証が不同意とされているでしょうから、裁判所から見れば証拠が固まっているとは見えない場合がけっこうあります。」
と言うことだからだ。

そういうわけで、結局、まあ、やっぱり、見どころも何もない裁判なんだよね。

・・・あ。
ICCの八谷和彦のメーヴェ展覧会は見に行かなくては(←ノイズ)。
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by k_penguin | 2006-12-11 02:00 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(14)
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Commented by uneyama_shachyuu at 2006-12-11 10:34
確かに、あのまま外へ出したら、あらゆる脅しや懐柔を被害者や証人にかける可能性も否定できない、という感じがしますね~。
…ワタクシだけ??(汗)
Commented by とおりすがり at 2006-12-11 11:04 x
準起訴? 準起訴? (刑訴262条)

それから、今回の保釈許可は、受訴裁判所(この事件では合議体)が決定したんじゃないですか? (前回のは、初公判前の予断排除で、「裁判官」だったけど。刑訴280条)
そして抗告を受けて、その裁判所が「再度の考案」をしたと。それでもなお保釈よしとして高裁へ送付したと。(刑訴423条)
本案を担当している裁判所が、二度考えて、保釈よしと判断していることが大きいと思います。
Commented by k_penguin at 2006-12-11 11:33
>uneyama_shachyuuさん
いや、モトケンさんとこのコメント欄でも、その危険はありありだって流れですよ。
誰かさんブログで目撃者探してるようですが、
それも本人の目にはどう映っている事やら(読んだと仮定してね)。

>とおりすがりさん
間違いのご指摘ありがとうございます。御覧のようにやる気のない記事なので、
何かあったら指摘して下さい。
準起訴じゃなくて、準抗告。
2度目の保釈については合議体で審査、ですね。
考えてみればその通りですねえ。
記事の記載は知り合いの弁護士に聞いたのを書いたのですが、あちらもてきとーに答えてたんですねー。

人質司法の現状を背景にすれば、保釈許可とするのも決して不当ではないと思います。
てゆーか、人質司法の現状を背景にしてもなお、保釈取消が不当と言い切れない意見陳述書出してるっていうあたりがアレなんですが。
Commented by すがいきん at 2006-12-11 13:01 x
とおりすがり改めすがいきんです。
あんまり法律家を信用しないほうがいいっすよw
植草先生、出ても大変だから、じつは出る気ないのかなぁ。

あ、そうそう。
ネットで、事実ってゆって、植草さんの名誉を損なうようなこと書いてる人たちがいますけど、事実でも、「その事実の有無にかかわらず」、名誉毀損したら、名誉毀損罪になりますよね?(刑法230条。3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金。)
だから、あれって犯罪じゃないの?と思うんですが、ペンギンさんはどう思われます?
Commented by k_penguin at 2006-12-11 19:51
改めてすがいきんさん、初めまして。

>あんまり法律家を信用しないほうがいいっすよw
いや、法律家というより、所詮、無料で聞けることはその程度のことだって事ですよ
'`,、('∀`) '`,、(答えてくれた弁護士に一応フォローを)。

>名誉毀損罪(刑法230条)
まー、条文(構成要件)に該当するなら、理論的にそれは犯罪と言うことになりますから、それを犯罪だと言っても、嘘ではないでしょう。
でも、それだけの事実には何の意味もないとワタシは思ってます。

ちなみに、「ネットで、事実ってゆって、植草さんの名誉を損なうようなこと書いてる人たち」にそれを犯罪だと指摘することも、場合によって名誉毀損罪になりえます。
「その事実の有無にかかわらず」、名誉毀損したら、名誉毀損罪になるから。

あとは刑法230条の2の真実証明による不処罰があるとか、
名誉毀損罪は親告罪で、告訴がなければ罪に問われないから
文句があるなら告訴してもらえとか、いろいろ言えますね。

法律は、悪意を正当化するためにあるのではなく、紛争を解決するためにあるのだと私は思っています。
Commented by ばいきんぐ at 2006-12-11 21:51 x
すがいきん改めばいきんぐです。

ご教示ありがとうございます。
まー、なんでもほどほどに、ってことですよねー。

また相談に乗ってくださいね。でわでわ。
Commented by k_penguin at 2006-12-12 20:51
改めてばいきんぐさん、初めまして。
またねー。

 次のHNは、きむじょんうぃる
 あたりかと思ってたけど、 外れたな・・・
(´-`).。oO
Commented by 七三 at 2007-04-27 03:37 x
ちょうどいいエントリーみっけ。
どうも。無理になんて言わないけど俺ぐらいの大馬鹿にご教授頂けるのはあなただけ、と勝手に法に詳しいと思って指名しちゃった。すんません。
名誉毀損についてなんだけど、前提として俺の知識はwiki読んだ程度だから、どっかのブログみたく無知の妄想になるけど。
私人だから事実でも名誉毀損なんて話は変だよね?公人私人の前に名誉毀損は信用毀損じゃないから事実かどうかはどっちでもいいみたいに勝手に思ってるんだけど。
Commented by 七三 at 2007-04-27 03:37 x
公共性・公益性・真実性って絡み合ってるみたいで理解し難くって。
まずwiki(名誉毀損の刑事の方かも)より
公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなされる(230条の2第2項)。
これって、起訴前犯罪だからモロに示談の話とか当てはまるんじゃ?ただ、示談そのものが真実かどうかだが。この場合は事実じゃないとダメだよね?
Commented by 七三 at 2007-04-27 04:00 x
民事であろうと刑事であろうと、以下の名誉毀損の成立阻却要件に準じたものである場合には、その責任は問われない。
公共の利害に関する事実に係ること(公共性)
その目的が公益を図ることにある(公益性)
事実の真否を判断し、真実であることの証明がある(真実性)

とあって、
真実性を証明できなかった場合でも、この趣旨から、確実な資料・根拠に基づいて事実を真実と誤信した場合には故意を欠くため処罰されないとされる(最大判昭和44年6月25日刑集23巻7号975頁)。
Commented by 七三 at 2007-04-27 04:07 x
って事はやっぱ真実の認定をした上で、やり過ぎじゃん?みたいな感じで請求額ががっくし減って支払命令でFAが妥当になるのかな?
被告人が事実を真実と信じていたとしても、そのように信じたことが相当であると認められるに足りる客観的な状況が存しないときは、故意を阻却しない。
事実が真実であっても、終始人を愚弄する侮辱的な言辞をこれに付加摘示した場合には、公益を図る目的に出たものということはできない。

この辺で真実でも出版側は情報源巻き込んで晒せないからgdgdに小さいお詫び載せておしまい、みたいなのがパターンなのかと。
Commented by k_penguin at 2007-04-27 14:37
レス長くなりそうなので、後で記事にして載せます。

「あられちゃん」の記事は今回の提訴の対象になっているのですか?
Commented by 七三 at 2007-04-27 18:46 x
あられちゃんは東スポになるのかな…であれば提訴はしてないはず。
Commented by k_penguin at 2007-04-27 20:06
記事をとりあえず書いてみました。
内容は法律的なことに限定しています。
http://shiropenk.exblog.jp/5960383/
植草さんの民事訴訟についてのコメント等は、新しい方の記事に付けて下さい。
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