『カーズ』

御難続き、PIXARの新作を試写会でお先に。

まず、キャラクターが車と知ったとき、「そりゃ無茶だよー。」って思ったのだ。
だって車だよ。手足ないし、かわいげもないんだよ。レースシーンは興奮するけど、これはのどかな田舎町の話。どこに見せ場もってくんだよ。

で、見てみた結果、
やっぱり無茶だったなって思った。

いや、すんげーがんばっているのはわかるのだ。
目と口しか動かさないで(しかも両目の間隔が変わらない。フロントガラスは1枚だから、両目が同時に動くことしかできないのだ)多様な感情表現をやっている。滝の下を走るサリーは色っぽかった。
こーゆーのって、作ってて不安になるんだよね。どこまで伝わってるかなって。よく作りきったと思う。
しかし、このやりかたで、ふと迷い込んだ田舎町で自分の生き方間違ってたんじゃないかって考える車、とか、ちょっとすてきな異性(車だが)に心が動いて、これって恋かなー、いやん、違うよお、なんてもじもじする車、とか、一度は捨てた人生に再チャレンジをはかる車、とかの表現をしようって、そりゃ、無茶だって。
表情を読もうとフロントガラスばっかり注視しているうちになんか不条理な気分になってきてしまった。
内容もちょい渋くて大人向け。客席のお子様はむずかり出す。
アメリカの田舎町に居そうなキャラクターたちで、スタンド・バイ・ミー風味なのだが、これって、日本でどのくらい通用するかなあ。
あ、イタリア移民の技術ってばかに出来ないとゆーのは聞いていたけど、これ見て、あー、ホントだったんだなあって思った。

最初と、そして最後のレースのシーンは手放しですばらしいと言える。むずかってたお子様も大盛り上がり。

そうそう、PIXAR作品に毎回ついてくるおまけのショートアニメ、今回の『One Man Band』はすごいぞ。必見。
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by k_penguin | 2006-06-16 22:29 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
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