ペンギンはブログを見ない

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。
KKP#5 『TAKE OFF~ライト三兄弟~』
KKPは小林賢太郎プロデュースの略。

お金を払ってお芝居を観る場合、客はたいてい何かを期待している。笑えること、泣けること、感動すること。
そして、俺が今回コバケンに期待していたのは「失敗」だった。
何気に精神的危機を迎え、何気に最悪な事態は免れたバニー兄さんが次に狙うのは再スタートであるのは『TAKE OFF』というタイトルからしても確かだった。
しかーし!そう簡単に次のテーマが見つかるわけはないのだ。
そうそう簡単に成功されてたまるか。次の作品は失敗する。てゆーか、むしろ、失敗しろ。
ほとんど呪いをかけんばかりの勢いで、俺はそう踏んでいた。

そんな俺に順調にことは進んだ。
まずKKPの前作『LENS』が駄作だったせいか(解析的には興味深い作品なのだが)、ネットオークションは静かだった。千秋楽とかぶりつきの前列をのぞいて波風がなかった。札幌公演なんて出品自体ほとんどなかった。
次に主役の1人が公演直前で降板、交代した。体調不良だそうだ。作りかけのパンフレットは全てご破算だ。
万事順調。ほくそ笑んだ俺は心静かに下北沢は本多劇場に向かった。

東京の代表的な小劇場である本多劇場に行くのは実は初めてだった。
雑多でカラフル、ちょうど『TAKE OFF』のチラシの様な町の中に違和感なく収まりながら存在感を放つその劇場にしばし感心してから入場。
劇場はもちろん満員。補助席も出ていた。男女比3対7。『○maru』よりもやや男性が多いような感じがする。
ロビーではポツネントランプがよく捌けていた。男性の購入者が多い。かっこいいもんな、あれ。

んで、内容を一言で評価すれば「残念な作品」。
ギャグは面白い。キャラクター設定、世界観はほぼ完璧。
オレンヂは間がぎくしゃくしていたが、大目に見よう。
しかし、何がいけないって、話の押さえるべきところを全く押さえていない。
おかげでギャグがちょっと脱線して長引くと、すぐに今何のシーンだったのかわからなくなってしまう。
1つ1つのシーンが話の全体の流れの中でどの位置を占めているのかがわからなくなって、ばらばらしたドタバタギャグの掃きだめの様な散漫な印象になってしまうのだ(KKPはこういう印象のものが多い)。
パーツはそろっているのに、ネジとナットが1個もない。

具体的にいこう。



まず、3人が「飛行機を作ろう」と思った動機が明示されていない。
飛行機作りは男のロマンだ。ど素人が飛行機なんてめんどくさいものを作る以上、何か懸けるものがあったはずだ。それを口に出してこそ、盛り上がるってもんだ。
あびる(オレンヂ)は「やりたいこと」を探していた。織部(久ヶ沢)は初めの時点では子供の誕生日プレゼントのためだった。篠田(小林)は別に思うことがあったらしいが、それは置いといても、飛行機は好きだったし、自分がわざわざ呼び出され、必要とされたことに喜んでいたことも事実だった。
これらの動機は飛行機作りが決定されるシーン(篠田に織部とあびるが図面を示したシーン)で明示的に言葉にされなければならない。それがお話の「お約束」だ。
それが全くない。

この3人には3人なりの「飛びたい」理由がある。
自分のやりたいことがわからないあびる。
奥さんが息子を連れて実家に帰ってしまってからは、自分の価値に疑問を抱き始め、自分に何が出来るのか確かめたくなった織部。
協調性が無く会社をクビになった後でも一流会社の肩書きを捨てられない、リクツばかりの篠田は、自分に自信が無く、自分の愛するものすら売ろうとする(やはり最も興味深いのはこの男だ。付言すれば、彼は特に世界一周がしたかったわけではない。愛しすぎることが怖かったのだ)。
これらの動機は要所要所ではっきりと明示されるだけでよい。具体的には先に挙げた図面のシーンと、自転車とスクーターが召し上げられるシーン、そして篠田の裏切りがばれるシーンだ。
ここさえしっかり締めておけば、このお話は、ダメ人間たちがダメなりに飛び立とうとしてる話なんですよ、ということがはっきりするから、後は合い言葉で踊ろうが、プロテインを目にすり込もうが、台詞回しがおかしくなって全員で吹き出そうが、ちょっとやそっとドタバタしたくらいで話の流れが揺らいだりしないはずだ。
それほど長い台詞を必要としないはずなのに、ところがこれが全くと言っていいほど明示されない(織部だけが「最初は息子のためだったけど、今は自分のためだ。」と言う)。
おかげでこちらは笑ってる合間に必死で頭をフル回転させなければならない。

不思議なのは、キャラクターの設定や話の展開はテーマへの一貫性が保たれていることだ。だからこのように後からテーマを説明することができる。
織部にしても、最後に息子たちが飛行機の離陸を見に来てくれたから、このような動機があったのだと知ることが出来た。
つまり作者はわかってはいるのだ。ただ、言うべきところで言っていないだけなのだ。

最後、離陸のために飛行機を押して走るシーンは良いシーンだ。
離陸のためには助走が要る。
そして、これからどうするか、何も決まらない3人だが「やりたいことは探すものじゃない。出会うものだ。」
そう。簡単に次のテーマが見つかるわけはないのだ。まず、出来ることをやれ。走るんだ。
海岸で風に吹かれて微笑む小林賢太郎は、やはりよくわかっていた。
多分、俺よりも。

・・・ただ、言わないから伝わってないけどな。



追記 2008年8月29日

2007再演版のDVDが出たためか、このエントリのアクセスも上がっています。
『TAKEOFF』についての最もまとまっている記事は
『TAKEOFF』2007 Take2 ツンデレなシナリオ
です。
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by k_penguin | 2006-06-10 12:05 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback(2) | Comments(29)
トラックバックURL : http://shiropenk.exblog.jp/tb/4008686
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Tracked from ペンギンはブログを見ない at 2006-06-21 00:32
タイトル : 『TAKE OFF~ライト三兄弟~』 Take2 離陸前..
『TAKE OFF』の飛行テスト前夜の出来事について、よくわからないという意見が散見されている。 実は俺も最初はわからなかったが、コメント欄でのやりとりを通じてやっと理解できた。皆さんに感謝。 とりあえず結論のみ書く。作品の理解の参考にしていただきたい。 ネタバレがどーのとか言う奴は、見るな。 飛行機オタクの篠田はフライヤーを独占したかった。他の2人からフライヤーを奪い取りたかった。だからこっそり盗み出し、「金持ちのバイヤー」に売ろうとした。 ここでの目的は金ではない。フライヤーの独...... more
Tracked from ペンギンはブログを見ない at 2007-10-29 01:21
タイトル : KKP#5『TAKEOFF~ライト三兄弟~』(2007年..
この作品が再演されると聞いたとき、正直、「しまった。」と思った。 なぜなら、どうせ2度とやらないだろうとたかをくくって、初演の時さんざんなダメ出しをしたあげく、自分でこの作品はこうなるべきだ、とシナリオのクライマックスシーンの書き直しまでしてしまったからだ。 これでは客観的な目で再演版を見ることは難しくなってしまう。 どうしても前回との比較、という視点で見てしまう上に、めんどうなことに俺は自分の書き直しこそがベストだと信じているからだ(あそこまでたどり着くには苦労したんだ!譲らないぞ!)。 ...... more
Commented by ぶう at 2006-06-11 14:08 x
こんにちは。ぶうです。
早速、「TAKE OFF」の感想ありがとうございます。
いつになく、爽やか?な文面に、私も潮風に吹かれる想いで読ませていただきました。
この先また、貴方の鬱々とした思いが湧き出てくるかもしれないと言う心配もありますが・・・(とても期待してたりして)

ラーメンズ好きな方たちのブログ、色々読ませていただいていますが貴方の感想に一番「愛」を感じてしまいます。
同性にこれほど、「こだわって」もらえる小林賢太郎が羨ましいです。
Commented by せっきー。 at 2006-06-11 14:39 x
はじめまして。せっきー。と申します。
いつも興味深く拝見させていただいておりました。
今回、私もTAKE OFFを見に行きました。
チケットを譲って頂くなどの機会に恵まれ2回見に行く事ができました。
で、最初はKKPに珍しくバックミュージックがかかっていたり、
STOMP?のようなシーンがあったり。飛行機の登場の仕方がマジック的だったり。シンプルなセットながら、場面転換があったので、新しい試みをしているのだな、と感動したのですが・・・
(美術を学んでいる手前、ラストの夜明けの浜辺の光の色が
良い色してるなぁと。照明さんグッジョブ!!と思って)
どこからどこまでがセリフでアドリブなのか、
それが解らない舞台に翻弄されて、そうしている間に終わっていた。というのが最初の印象でした。
ファンサービス満載で楽しかったけど、それでいいのか?と。
「価値ある遠回り」のセリフにちょっと刺された思いでしたが、
それが言いたいのだったら、もっと説明しなくちゃ!!
コバケンはサービス精神旺盛なので、物まねなどで楽しませてくれるけど、それに気を取られて主題が伝わっていないように思います。
もったいない(器用貧乏)のか、彼の意図なのか・・・。


Commented by せっきー。 at 2006-06-11 14:51 x
2回目は友人と見に行ったのですが、友人の感想はやはり、小ネタに気を取られていたようでした。
(友人共に某美大出身なので、墨壷がツボでした)
が、私は少し冷静に見ることができた気がします。

実は私は以前の○maruが初ライブだったのですが、
その○maruを日記で偉そうに、
お金を払って彼のオ○ニーを見に行った気分だ。と、
谷川俊太郎「うつむく青年」という詩が浮かびハラハラした。
けど、カッコイイ!!と、
愛のある批判をしたので、友人はビビっていたようですが・・・笑
このブログで同じように「愛ある批判」をされている方がいらっしゃると知り、嬉しく思います。
私はアンチラーメンズではありません。それどころか高校生の時にオンバトを見て以来のファンです。これからも感想楽しみにしております。突然のコメント失礼いたしました。
Commented by k_penguin at 2006-06-11 22:07
ぶうさんコメントどうもです。

ライブレビューの第1弾ははなるべく多くの人に読んでもらえるよう、あっさりとしたものを心がけています。
TB拒否をかけているエントリがディープな分析もの、と、自分なりに分けています。
篠田というキャラクターには妙に引っかかるものがあるので、「鬱々とした」「TAKE OFF」 in deep編が後日出るかもしれません(なんか自分でもイヤだなーそれ)。

小林賢太郎については、ダメ出ししながら自分の中の何かを探っている、という感じがします。
バニー兄さんにはいい迷惑でしょうが、もうしばらくおつきあい願いたいものです。
Commented by k_penguin at 2006-06-11 22:09
せっきー。さん初めまして。
夜明けの浜辺の雰囲気が出ていたのは、照明だったんですね。気づきませんでした。

>「価値ある遠回り」
あーありましたね。
ワタシは「遠回りの途中で客死する奴も少なくないけどな」とツッコミましたが。

>コバケンはサービス精神旺盛なので、物まねなどで楽しませてくれるけど、それに気を取られて主題が伝わっていないように思います。
ワタシは、彼はただの器用貧乏ではないと考えています。
彼の表現の伝わらなさには拗ねている少年のような意思が感じられます。
まあクリエーターなんてみんな拗ねている少年なんですが。
とりあえず、図面を篠田に見せるシーンだけは即刻直してもらいたいです。
アンケートにもそう書いたけど、どーせ取り合ってくれないだろーなー…。

>お金を払って彼のオ○ニーを見に行った気分だ。
○maruは、まあ、そうでしょうねえ。
ただ、ワタシは何か、それを舞台にかけなければ彼は生きてはいられなかったのではないか、と思いました。
死んじゃうんだったら、ワタシはおとなしくオ○ニー見物しますよ。
まあ、そーゆーふーに見ればなかなか珍しいやり方だし。うん。
Commented by せっきー。 at 2006-06-12 13:33 x
コメントありがとうございます。
そうか・・・クリエーターは拗ねてる少年なんですね。
私も一、クリエーターの端くれとしてそこは妙に納得しつつ、
反省点でもあり、譲れない点でもあります。(笑)
コバケンを見てるとニヤニヤするんですが、その理由が、このブログで言われてる事がまんま、私が普段言われている事だから。
だったりします。
完売地下劇場の朝生の彼のポジションはまさに、自分を見ているようで(こんな言い方をするのはおこがましいのですが・・・)
ますます彼に興味を持ってしまったキッカケです。
かといって分かち合えるかというと、ムリな話で。
友達になりたいのは片桐さんの方だったりします。
Commented by せっきー。 at 2006-06-12 13:42 x
私もどうも、シノダの何かあるんだろうと思っていたら、唐突に告白しだした・・・キャラが気になります。皆気にならないのか?と
思わずきいて回りたくなりましたもの。
が、2回目見に行った時、その、シノダがコッソリHAEを盗もうとして見つかり、背を向けて泣き出すシーンで私の後ろの席の人が、
「あざといなぁ・・・」とつぶやいたんです。
演技に?シノダに?解りませんが、とにかくそう聞こえました。
それで、ああ。少なくともそう感じた人がいるんだ。と。
何かあるんでしょうねぇ。きっと。それが上手く出せなかったのか、ギリギリまで出さないよ〜てな意地みたいなものなのか・・・
今回も、モンモンとさせてくれたので私は又ニヤニヤしています。
Commented by せっきー。 at 2006-06-12 14:06 x
>彼の表現の伝わらなさには拗ねている少年のような意志が感じられます。
ドッキリしました!まままさに、こういうことなんですよね。
私自身がずっと言われ続けている事で、しかし直そうとしない所です。
絵の先生に「お前は嫌なヤツだな」と言われた事がありまして。どういう意味ですか?と問いたら
「お前とキャッチボールするだろ?お前は笑顔で構えてボールを待ってるのに、こっちがボールを投げたら直前でスッとかわすんだよ。なんなの?」と・・・。
今の大学の教授には「出し惜しみしないで描け!奇麗にまとめようとしないでもっと失敗しろ!奇麗なのなんか見たくない。お前が失敗した所が見たいんだよ。自分で解ってるだろ?」
自分ではそんなつもりはないのですが、失敗が露呈しないように別の技術で上手く隠してくるので、イライラするそうです。そして参考にはするけど直さないですし。だからきっと彼も、シノダに図面を見せるシーン、直してくれないでしょうね・・・。(笑)
Commented by k_penguin at 2006-06-12 18:02
>せっきー。さん
遅ればせながら「うつむく青年」ググりました。
なるほど、彼にぴったりの詩ですね。
でも、うつむく青年当人には、決して「うつむく青年」の詩は書けません。
「まっすぐな矢のような魂」と谷川俊太郎とどっちかを選べと言われたら、
まあ谷川さんの方ですね。

完売地下劇場の朝生は2回ありましたが(B2、B8)、初回の方については、
http://shiropenk.exblog.jp/2785423 で言及しました。
今更こんなこと言っても仕方ないですが、TVを止めたのはいろんな意味でまずかったと思います。

篠田の裏切りのシーンは、図面のシーンと並んでよろしくないんですが、
こちらにはコバケン独特の問題が絡んでいます。
篠田が何故改心したかがわからないのですが(コメディだから、というのは理由にならない)、これは何故裏切ろうとしたのかが不明確なためにこうなってしまった、と考えています。
この辺「○maru」のやぎさんゆうびんの話と似た構造を持ちます。
ちなみに、両方とも、懺悔は「僕は、嘘をついていた。」という台詞で始まります。
この辺、in deep編に持ち越せそうなネタですが、「TAKE OFF」は全体にざわついていて、よく台詞覚えてないんですよねー。
Commented by k_penguin at 2006-06-12 18:03
>彼の表現の伝わらなさには拗ねている少年のような意志が感じられます。
>私自身がずっと言われ続けている事で、しかし直そうとしない所です。
直した方が、いいっすよ(出た!ふつーの意見!)。
作品というものは、表現者の意図を超えてその人の内面を映し出してしまいます。鏡のように。
目の肥えた受け手は、表現者が無意識のうちに何を隠しているのか、何を出し惜しみしているのか、ある程度まで見抜くことが出来ます。
多分、先生方は、あなたの作品の中に何かを見つけたのでしょう。私がコバケンの作品の中に「それ」を見たように。
見つけてもらえて、それを出せと叱られてもらえるだけ幸せですよ。
(だからコバケンも私に感謝して図面のシーンを直ry)
Commented by rihito at 2006-06-13 12:36 x
初めまして。たまに拝見しております。
どれだけ苦い感想を書こうが次回公演はちゃっかり観に行く、
そんなブロガーの皆さんに対して、
いちいちあら探ししないであっさり楽しめばいいのに、
ていうかそんな事言うなら次観に行かなきゃいいのに。ていうか何様だよ。
と、よく思っていたのですが、
理屈っぽく考えることを楽しんでいる、ということでいいんでしょうか。
あなたの文章を見てそう感じるようになりました。
なんかね、イラっとこないんですよね(他の方のブログはたまにイラっときます)
愛情が伝わってくるのかも。なので楽しく読ませて頂きました。
あなたのような重々しく考える方のツボにどっぷりハマる小林氏もさすがだな。

あ、個人的にTAKE OFFに関しては、
とりあえず楽しかったので色々な疑問点は気にしないことにしてます。
Commented by ぶう at 2006-06-13 16:33 x
お返事ありがとうございました。ぶうです。
いやぁ~、ラーメンズ(小林賢太郎?)の事となると、コメント増えますねぇ。
それだけ、みなさんラーメンズとは何か、小林賢太郎とは誰なのか色々模索しているのでしょうか。
rihitoさんのコメントを読ませていただいて「ほほぉ~」と思いましたので・・・(rihitoさん、突然の横入りで気に障ったならごめんなさい)
貴方の「ダメ出し」を読んでいるうちに、k_penguin氏の深層心理に興味が移ってきました。
何故、そこまで小林賢太郎を追い込むんだろう?小林賢太郎が好きなのか?嫌いなのか?嫌いなら舞台を観に行ったりしませんよね?もし、「ダメだし」目的に作品を観ているとしたら、究極のドMですが・・・(そーゆう人も私は好きですが)
貴方が、小林賢太郎のどこに駄々を捏ねているのか、彼に何を望んでいるのか、この先どんな展開になるか(貴方の気持ちが)とても楽しみです。
私は、あと2回「TAKE OFF」してきますが、rihitoさんに同じく
>とりあえず楽しかったので色々な疑問点は気にしないことにしてます。


Commented by k_penguin at 2006-06-13 19:01
rihitoさん初めまして。
お笑いに関しては、ノイズを防ぐため2ちゃんとか全く見てないので、コバケンに否定的な人達が舞台をどう言っているかについてはあまり知らないのですが、悪いところはなるべく具体的に「こうだから悪い」と書くようにしています。

『TAKE OFF』は面白いです。「ポケモンジェットだけは許せない」には椅子から落ちそうになるほど笑いました。
だから喜んで見に行けるんですが、図面のシーンを直せば、今の数倍良くなると思ったのでそう書きました。
篠田の裏切りのシーンもうまく修正すれば、ウルトラCが出る作品になる、という気がするのですが、それはどう直せばいいかがまだ見えてきてないので、具体的に書いてません。


あ、あとですね、
私はコバケンのアンチではありませんと声を大にして言いますが、
それと同じくらい大きな声で言います。
「俺は、コバケンを、愛してるわけじゃねえ!」

みんな、誤解しないでね。
Commented by k_penguin at 2006-06-13 19:07
ぶうさん
>いやぁ~、ラーメンズ(小林賢太郎?)の事となると、コメント増えますねぇ。
そーなんですよ。びっくり。
このブログ、法律系時事問題ブログにするつもりだったんだけどなー。○| ̄|_

私の深層心理、というか、「小林賢太郎とわたくし」については、他所様のブログでコメントする流れになってしまったことがあります。
かなり女々しくて恥ずかしいのですが、ネットに公開された以上、もーいーや。
http://inframince.at.webry.info/200602/article_5.html#comment
の2006/02/21 01:39から2006/02/21 20:59までのコメントです。
『ポツネン』と『○maru』の間の時期ですね。
2006/02/21 20:56で言及されているTV番組は、「現代片桐概論」のオンバトです。

>あと2回「TAKE OFF」
あの、すいません。お願いなんですが、
篠田が何故改心したのかがわからないので、
篠田の裏切りのシーンで、篠田が、誰の何という言葉をきっかけに「後ろを向いて泣き出した」のか確認してくれませんか?
あそこ、絶対おかしいと思うんですよ。
だって、「飛行機は飾るものじゃなくて飛ばすもの」なら、
テスト飛行後に、売ればいいじゃん。
Commented by at 2006-06-13 23:35 x
泣き出したのは、多分織部があびるが殴りかかるのを止めた後、「仲間に戻るなら今しかない。その気がないなら、俺達に一発ずつ殴らせろ。」みたいなセリフの後だったと思います。
私はここの流れのまさかの陳腐さと、ジレンマが何処で解消されたか分からず「?」、その後の「飛行機は卒業だ」に「??」、最後のスタンディングに「これで満足なの!?」と一気に引いてしまいました。
いっそあそこが丸ごと無ければ、「あー、甘いけど楽しかった。KKPだし。」で納得いったのに。
製作上のトラブルとか、試験飛行の失敗とか、“転”の持って行き様はいくらでもあったと思うのに、篠田であのエピソードを用いてあの有様、というのが気になるところです。
Commented by rihito at 2006-06-14 12:04 x
>テスト飛行後に、売ればいいじゃん。
シノダのセリフで「海風の当たる海岸で、壊れるかもしれない飛行実験」というのが
あったので、飛ばした後では、売れる状態でなくなる可能性がある。とか。

>k_penguinさん、>ぶうさん、お返事ありがとうございました。
ラーメンズに関してはどうしても、
お客さんの方にも興味が行ってしまってあれこれ検索しております(笑
自信満々な解釈や批評(っぽい感想)が、人それぞれにあっておもしろいです。
こちらもまたちょくちょく覗かせて頂こうと思います。それではお邪魔いたしました。
Commented by k_penguin at 2006-06-14 19:43
玲さん、ありがとうございます。思い出してきました。
rihitoさん、コメント、ご意見ありがとうございます。これに懲りずにまた来てねー。

えーと、この際ちゃんと思い出したいので、
公演を観た皆さん、チェックしてください。お願いします。

篠田は、「お金が欲しくて」飛行機を売ろうとしたと言いましたよね。あびるに対してはお金の話しかしてなかったと思いましたが・・・。
で、織部がロープを投げ捨て登場。「お金」に関しては織部さん理解があるんですよね(だから話がぐだぐだになる)。
で、「仲間に戻るのなら・・・」ですよね。
んで、篠田さんあざとく泣いて、その後に「世界一周のために」お金が欲しい、と、動機を言った。
このあとに織部が「飛行機は卒業だ」
これでいいでしょうか。
Commented by ぶう at 2006-06-14 21:24 x
こんばんは。ぶうです。
せりふrihitoさんので大体合っていますが、一応補足します。
あびるの「僕たちのHAEを売り飛ばすつもりだったのか!」に篠田は、「これは、HAEなんかじゃない。幻のライトフライヤーなんだ!」「金持ちバイヤーはな、こいつを潮風の当たる海になんかもって行かないで、壊れるかもしれないフライトなんかしないで、状態の良いコレクションルームに眠らせてくれるんだ。」・・・私には、篠田はお金がすべてではなく、完成したライトフライヤーを、いつまでも眺めていたい、壊したくない想いが強かったように思えます。だって最初のシーンで篠田はずっと飛行機を眺めていたじゃないですか。
>「飛行機は、飾るものじゃなくて飛ばすもの」
は、篠田が自分自身に言っているのではないでしょうか?
>篠田が何故改心したのかがわからないので・・・
よく憶えていないので、あと2回しっかり「ガン見」してきます。



Commented by ぶう at 2006-06-14 21:25 x
「小林賢太郎とわたくし」大変興味深く拝見しました。今は「TAKE OFF」で盛り上がっているので次回以降コメントさせて頂きたいのですが、少し言うと貴方自身の矛盾を感じました。
私は、文面を感覚的に読んでしまうので(と言うか難しいことはわかんない)『いきなり相手の内蔵を見てしまったような恐怖は確かにその表現からもたらされたものでした。』と言う言葉にとても惹かれました。

Commented by k_penguin at 2006-06-14 23:16
あ、そっか!
あそこで対立してる利益って、お金vs友情(仲間)じゃなくって、コレクター的オタク心vs友情なのか。だからお金に関してぐだぐだになっても良いんだ。
そういえば最初のシーンはボーイング747の引退を惜しむところだったな。
じゃ、「飛行機は卒業だ」っていうのは、オタク卒業ってことか。
わ・・・わかりにくっ。なら金の話とかすんなよ。混乱するじゃないか。

・・・はっ、つい、取り乱しましてm(_ _)m
ぶうさん、ありがとうございました。
あのシーンは、「?」が多すぎて脳がフリーズしてしまったため、台詞を覚えていられなかったですが、徐々に再現されつつあります。
うーん、クライマックスシーンなのにこれじゃあ、問題多いな。
記憶できなくて他人頼みな俺の頭にも問題あるけど。
Commented by k_penguin at 2006-06-15 01:41
あのシーンの見方がわかりました。
あびるは自転車、織部はスクーター、自分の一番大切な乗り物を差し出しています。
篠田だけが出していない。
篠田が差し出したものはフライヤーだったのです。
あびるが自転車と、織部がスクーターと会話してお別れをしたように、篠田はフライヤーと会話をするはず。
「飛行機は飾るものじゃない、飛ぶものだ。」は、フライヤーへのお別れの言葉です。
世界一周云々は、あびると織部に対する言い訳ではない。愛するフライヤーに自分の思いを語っていた。
ずっと一緒にいたかった、と。
だから話している間、篠田の視線は2人にではなく、フライヤーに向けられているはずです(独り言だと思ってた)。
「TAKE OFF」するためにはお別れが、そして卒業が必要、なのです。
Commented by at 2006-06-15 02:58 x
なるほど。
あのシーンの見方、今までで一番納得がいきました。
キレイに対称を成してますし。
ただ、あびると織部が“自分の一番大切な乗り物”を差し出したのは、
半強制的没収でしたよね。
では、篠田は何故あそこで、フライヤーを差し出す気になったのか・・・
あ、それが織部の「仲間云々」のセリフに対して、“コレクター的オタク心vs友情”
がかかって起こるってことか。わかりにくっ。
次回この見方で納得がいくかどうか、観てきたいと思います。
Commented by けぴ at 2006-06-15 11:08 x
はじめまして。いつも拝見させていただいております。
ここの皆様のコメントを見て、やっとラストのモヤモヤが晴れました。
篠田から金の話が出ることへの違和感と、あんだけ好きだったのになんでいきなり卒業なんだよ、という疑問にグルグルしていたのでスッキリしました。本当に解りにくすぎる・・・

全体的にギャグで誤魔化された気分です。

Commented by k_penguin at 2006-06-15 13:14
玲さん
>では、篠田は何故あそこで、フライヤーを差し出す気になったのか・・・
そうです。次の問題はそこです。篠田の「TAKE OFF」したい動機がどこまで具体的に明示されているか、です。
あびると織部はなぜ泣く泣く自転車とスクーターを差し出したのか。
「離陸」するには金属パイプとエンジンが必要、だからです。
同じように、「離陸」するには「仲間」が必要なので、篠田は独占欲を捨て、フライヤーを泣く泣く差し出したのです。
「離陸」が話の要となっています。
私が気になっていたのは、あびると織部の飛行機つくりの動機が明示されていないことでした(推測はできるけど)。
この2人が明示されていなければ、篠田も明示されていないことになります。

>次回この見方で納得がいくかどうか、観てきたいと思います。
他人頼みでほんとすみませんが、よろしくお願いします。
公演見たときこっそり録音しておけばよかった。
Commented by k_penguin at 2006-06-15 13:14
けびさん初めまして。
コメントありがとうございます。
今回に関しては、2度目のダメだしを出さざるを得ませんねえ。
てゆーか、どうして誰も本人に指摘しないんだろう。
自転車、スクーター、フライヤー。
3つきれいに並んだのに、誰もわからないんじゃ、どうしようもないと思うのですが。
Commented by せっきー。 at 2006-06-20 22:06 x
東京公演終了しましたね。大変な盛り上がりだったようです。
そこで、まだ言えないけど何か企んでいます・・・という発言が
あったとか。普段は映像収録が入っているのに今回は入れてない事、まだ続く・・・?というニュアンスの発言があったようで、
コバケンは何をしようとしているのでしょうか?
9月に日本語学校のCDが発売されるそうで、その地方宣伝のピンクの看板が話題になっていますが、それも関係しているのでしょうか? つくづくズルイな〜と思っております。
Commented by ぶう at 2006-06-20 22:50 x
こんばんは。ぶうです。
先日、私が書いたあびると篠田のやりとりに訂正がひとつ。
篠田が「・・・状態の良いコレクションルームに眠らせてくれるんだ。」
と書きましたが、実際は「・・・状態の良いコレクションルームに眠らせてくれるんだって・・・」と、自嘲気味(突き放したような)な言い方でした。
そーすると、また意味が違ってきます。
3人で過ごした時がとても楽しくて、仲間と言う大切なもの見つけてしまった篠田は、自分の夢のためだけになんて愚かな事をしてしまったんだと言う、後悔を表現したかったのかも・・・
とても、細かい所ではありますが、気を付けて見ていると篠田のセリフの端々で、小林賢太郎が「お察しください」と囁いているように見えます。

だぁ~!ますます解らなくなって来ました・・・
Commented by k_penguin at 2006-06-20 22:55
せっきー。さん
日本語学校のCDって、あのプレミアついてる奴のリバイバルですかね、それとも新作なんでしょうか。
ワタシとしては、良い機会だから「home」「FLAT」「news」の権利関係を清算してDVD出して欲しいのですが。
少しくらい高くついても、今が売り出すチャンスだと思うんだけどなー。
Commented by k_penguin at 2006-06-20 23:12
ぶうさん
篠田は一筋縄ではいかないキャラです。
そーゆー意味で決してコント向きのキャラではありません。
ただ、コント向きの単純な性格(単なるオタクの守銭奴)にキャラを変えるのはあまりにももったいない豊かな心を持っているとワタシは感じています。

>篠田のセリフの端々で、小林賢太郎が「お察しください」と囁いているように見えます。
ワタシ的には、「お察しください」と囁くくらいなら、はっきり言っちゃえばいいと思うんですよね。
「お察しください」と囁いて察してくれるほど、観客は甘くはありません。
ま、察してなくともみんなスタンディングオベーションはしてくれる優しさはあるようですが。
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