『ブロークバック・マウンテン』

この作品は、「良いけど多分賞は取れない」と言われていたので、前から見に行きたいと思っていた。俺は、こーゆー、メジャーじゃないけど良い、とゆー、山奥の秘湯的なキャッチフレーズに弱い。
ご存じの方も多いと思うが(アカデミー作品)賞を取れない理由は、監督がアジア系で、話がカウボーイの「やらないか」映画だからだ。
監督の人種はともかく、西部の白人達のマッチョな文化をよく知らない日本人にとっては、こーゆー禁忌ってぴんと来なかったりするので、話に入っていけなかったりする可能性もある。

などと思いつつ、見始めて1時間は、実は泣きたくなるほどつまんなかった。
2人がやっちゃうとこなんて、かなり唐突で、客席から失笑が漏れたほど。
主人公のイニスが不器用な男で、感情の表出が少ないため、キャラをつかむまでに時間がかかったのも理由の1つだ。
しかし、結婚して奥さんができ、子供ができ、生活に追われ、泥にまみれた心持ちの中で
ブロークバック・マウンテンの思い出が美化されていくにしたがい、徐々に盛り上がってきた。
主役の二人よりも、その二人を各々の立場から黙って見つめる脇役達が良い。特にイニスの奥さんと、イニスによく似て寡黙な娘。
そしてラスト近くの、ジャックの両親の家の静謐さ。このシーンのために、監督はそれまでの話を積み上げてきたんだろうなあ、と思う。
この家は外観も部屋の内装もシェーカー教徒のものと似ていたが、ジャックの母親は「メゾチスト派」だからシェーカー教とは関係ないんだろうと思うけど。この辺よく分からん。

*結論*
「やらないか」及び羊に興味のない人には、最初の1時間がきつく、その後も派手なシーンが余りありません。コドモには向かないでしょう。

あとお、終わってから後ろの席の人達が、ジャックの死因について議論ををしていましたがあ、死因は、リアではありませんよー。みんなここ注意ねー。
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by k_penguin | 2006-03-12 22:50 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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