『VIDEO VICTIM』 『VIDEO VICTIM2』 『机上の空論』

小林賢太郎とteevee graphicsのユニット、NAMIKIBASHIの作品をまとめて。

見たのはとっくに見てたんだけど(『VIDEO VICTIM』なんか発売したとき買っていた)、感想を書いていなかったのは、特に問題点がないから。
小林賢太郎に関しては、あえてダメ出しばっかり書いているし。
で、急に感想を書こうと思ったのは、Japanese Tradition「鮨」編がなぜか最近2ちゃんで散見されるようになったから。
初めにそれを見つけたのが、それが収録されている『VIDEO VICTIM2』を買った次の日だったからちょっとショック。
その「鮨」編は、作られたのは「土下座」編とほぼ同時期、つまり3年ほど前だ。そのころ何回かBSで見た。
ビジュアル的にはカラーの「鮨」編の方があちこちに工夫があって目を引くが、俺的にはコバケンのキレっぷりがきれいに形になっている「土下座」編の方が好きだ。
ラーメンズの作品として、『news-NEWS』に「ダメ出しメールに節を付けて歌う」というのがあったが、感覚的にそれに似ている。
こういう、ピンチをチャンスに変える形の作品って、すごく好きなのだが、小林賢太郎は真面目すぎるのか、あまり見かけない。

「SAKURA WANDERFUL JET」「TRASH BOY」はまとまってはいるが、ネタ的には面白味がない。特に「TRASH BOY」。今どき個人情報を見張りたいのなら、手紙じゃなくて、電話やメールだろ、と、ふつーのツッコミ。
「BATH JACK」は、片桐仁は脱いだらすごい、という事実にビクーリ。金魚のカットが印象的なところから、小林賢太郎が撮影、編集したものをteeveeの中の人がリミックス編集したものと推測する。「心理ゲーム」と似た作り方だが、それよりも出来上がりは良いと思う。ループ仕様にしたのは賢い。どっちの人がしたのか知らんけど。

『机上の空論』は監督はteeveeの小島淳二だが、脚本と演出は小林賢太郎。
俳優紹介などのCGの入れ方がかっこいい。
小林賢太郎は普通のオトナの恋愛を描くのが苦手で、ツンデレの子供っぽい恋愛話になってしまっているが、作品としては、恋愛よりもギャグメインなので、見逃せる範囲内。
彼がライバル役に徹しているのがすっきりしていて良い。
しかし、仕方がないとはいえ、市川実日子との語らいよりも片桐仁と戦っているときの方が数倍楽しそうな顔をしているのは、「この人はいったい何のために女子にもてようと思ったのだろう」という思いが頭をかすめる。
そうそう、平田敦子GJ。

総じて彼は、コラボであれば「自分」の出力を押さえるので、表現としての問題が目立たない。
その方が見る側としては安心できる。コバケン側の事情は知らんが。


追記メモ 12月20日

友人からのメールで気づいた点。「鮨」編について。
鮨という日本文化について全くの嘘を語るのか、嘘のない範囲で誇張するのか、という点をもっと早く受け手に提示した方が親切。
トロの説明のところで初めて100%の嘘が登場するわけだが、やはり最初はここでとまどう。
嘘をつくのかつかないのかでやはり受け手の構えが変わる。
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Tracked from BLOG LIFE at 2005-12-18 14:03
タイトル : 文化の違い、環境の違い
ぶらぶらネットをさまよってたら面白いもの発見。 日本の形 鮨編 かなりツボにきた。 こういうジョーク風なのはかなり好きだなぁ。 まぁせっかくだからマジメに考えてみよう。 国同士の文化の違いから勘違いによる思い込みをしてしまうことは往々にしてある。 インド人は毎日カレーを イタリア人は毎日パスタを どこぞの先住民は虫みたいなのを毎日食ってるような印象がある。 インドは本当にカレーを毎日食ってるらしいんだが。 実際行ってみないとわからないね。 ただ問題は勘違いしたまま...... more
Commented by kafkahj1 at 2005-12-18 14:01
せっかくなんでDVD探してみようと思います。
土下座編のほうがおもしろいね!
Commented by k_penguin at 2005-12-18 16:14
土下座編は『VIDEO VICTIM』に入っています。
『机上の空論』は『Jams Film2』という4編の短編映画が入っているDVDに収録されていますが、他の3編がダメダメなのでレンタルして見るのががお勧めです。

(´-`).。oOダメ出しばっかしてるのに、布教しちったい。
Commented by fumi at 2008-10-03 00:26 x
こんばんは。
記事を読み進めております。
>彼がライバル役に徹しているのがすっきりしていて良い。
彼は脇役であるべきではないかと、初めて見たLENSのDVDで感じました。俳優では薄すぎる。そしてそれを知ってる作品の方が全体がうまくまとまるのではないかと感じます。そして、
>片桐仁と戦っているときの方が数倍楽しそうな顔
みんなに愛されたいと言う発言を耳にしますがそれはあくまで防御で、本気で惚れているのは仁さんではないかと思っていますので、ちょっと笑ってしまいました。

Commented by k_penguin at 2008-10-03 12:16
fumiさん
コバケン関連記事を追っている人にとって、あまり親切にまとまっていないブログなんですが、読み進めて下さり、ありがとうございます。

>彼は脇役であるべきではないかと

小林賢太郎の作品の主役はやっぱり片桐さんがぴったりはまると思います。

>みんなに愛されたいと言う発言

あらま、そんな優等生発言しているんですか。
嘘つきさんだこと♪
by k_penguin | 2005-12-17 22:56 | エンタ系 | Trackback(1) | Comments(4)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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