瀬戸内国際芸術祭2016 夏 その2 豊島(1)

家浦港から見た夕焼け。明日も暑いぞ!
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俺は瀬戸内トリエンナーレには初回から行っていて、豊島に行くのはこれで3回目だ。3回目ともなると、そろそろアート作品にも飽きてきた。
アートを見に行っておいて、飽きたもないもんだが、大概のアート作品は、2回も見れば十分だ。3回以上見ても飽きないというのは、良い作品というよりも、個人的に好きな作品であろう。豊島美術館は初回は非常に感動したが、2回目、1時間くらい入っていたら、すっかり飽きてしまった。だって、ずーっと同じ様な状況が続くだけだからね。
俺が喜んで3回目をみていたのは、直島の角屋と豊島のストームハウスくらいなものだ。

ともかく、そういうわけで、今回は、豊島にはアートだけではなく、また違う角度で切り込みたいかな、と思った。で、産廃処理場を見学しようと思ったのだった。
豊島の産廃処理場は、1978年から不法投棄され続けた有害産業廃棄物を処理するために作られた処理場だ。豊島は産廃で大きく環境が破壊され、国と香川県を相手にした調停の結果処理場が建設され、今なお処理が行われているのだ。
しかし、結論から言って処理場見学の予約を取るのに失敗した。
豊島民泊の予約のHPに、夕食オプションなんかとならんで産廃処理場見学予約をポチれるようになっていて、それをポチってすべてOKな様な気になってほっておいていたが、よく考えてみれば、こっちにもあっちにも都合というものがあるから、民泊の夕食と同じ調子で予約できるものではないのだった。慌てて電話をしてわかったが、処理場見学の予約は1人ではHPからは取れず、担当者に電話をかけて時間を確認しなければならないのだった。HPに注意書きがないのもどうかと思うが。
で、あれやこれやでばたばたしているうちに、電話をかける機会を逃してしまった。
というわけで、見学は出来なかったが、これを機会にいくらか調べたところ、ついに、今年か、今年度中に産廃処理が終了するらしい。
ちょっとお勉強できたので、これで良しとして、新作巡りに出発しよう。

今回の主な新作は甲生地区にスプツニ子!その帰りにあたるところに大竹伸朗、唐櫃岡に檸檬ホテル、そのさらに山奥にささやきの森。家浦の行きやすいところに豊島横尾館。
そこで、甲生地区と、それ以外を別の日に振り分けた。
最高気温34度の予報が出ている日の朝、水をもち、パーカーのフードをかぶって,電動自転車にのって、一番遠いささやきの森へ。これが一番きついところにある。
十輪寺近くの駐輪場に自転車を止めて後は歩くようにとガイドには言われていたので、そのあたりで自転車から降り、十輪寺にはいって、そこにいたおっちゃんとしばし話し込む。
おっちゃんは俺が東京から来たこと、豊島は3度目であることを聞いて、あきれていた。
壇山に登れば良いじゃん、なぜ登らんの、的なことを言われる。電動自転車でもしんどいからなのだが・・。
ここからささやきの森まで、歩いても15分と言われ、ぎりまで自転車で寄せることにして、さらに自転車で登る。壇山頂上に向かう道との分かれ道あたりで、道が砂利道になって、自転車では危ない予感が強くなったので、そこで自転車を降り、歩く。けっこう歩いて、ついた。
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風鈴の短冊には故人の名前が記されている。5000円で、親しい故人の名前を書くことができるそうだ。
風が吹き抜くたび、風鈴がかすかにささやく・・んだろうが、そよとも風が吹かない真夏のじわじわくる日であったため、沈黙の森しか味わえなかった。
自転車を止めてあるところまで戻ったとき、ふとおっちゃんの言葉を思いだして、壇山に登ってみることにする。
電動自転車で10分ほど苦闘し、蛇が横切る道を上って、スダジイの森の横を通ると、簡素な神社?の前に出る。
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 ・・豊玉姫って、スプツニ子!の作品(豊島八百万ラボ)のモチーフだよね。てことは、豊島八百万ラボの本家ってこと?

豊島八百万ラボ
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新作の分家とのギャップに目が点になりながら、鳥居の裏に回ると、平成20年ころ建てられた鳥居らしい。

ふーん、と思いながら、岡崎展望台へ。(壇山の頂上の展望台とはまた別で、こちらの方が少し低い位置にあると後でわかった)
そこには、ぽつんと銅像が。
岡崎金次郎翁
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 ・・これは大竹伸朗「針工場」のモチーフである針工場を建てた人だね・・。

針工場
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2つの新作の元ネタに関わる建造物を2つも連続してみることができた。
それらが、鳥居とか、公園の銅像とかのいわば古い表現方法をとっていることから、あらためて、豊島の作品は、あらかじめ島の歴史に関する事柄からいくつかをセレクトして、アーティストに、これこれに関する作品を作って下さいって頼んで、作ってもらってるんだなあって、思った。

長くなるから、続く

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by k_penguin | 2016-09-07 00:48 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
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