小林賢太郎テレビ8 ~ wonderland ~   

2016年 06月 29日

今回の特徴は、やっぱり片桐さんを起用したところにあるんじゃないかと思う。
片桐さんと小林さんが共演するとなると、ラーメンズを想起せざるをえないのだが、
前回のKKTV7のとき、深読み的には、「もうラーメンズは作らない、別な物を作る」って言ってたので(自分はそう解釈していたので)、今回の番組を見るにあたっては、ラーメンズじゃないお初のコント番組として見たし、それは、もうラーメンズを見なくなってけっこうになる自分には難しいことではなかった(何しろ、指摘されるまで、「桶屋・・」がラーメンズのものと半分くらいかぶっていることにも気がつかなかったくらいだ)。
ただ、サブタイトルからして、それが「ALICE」を意識しているものだと言うことぐらいは気がつくことはできたので、後から戯曲集をチェックした。

さすがに片桐さんが入ると、深読みアンテナの反応度合いが大きくなる。が、悲しいかな、年を取ったせいか、単に仕事の後で疲れているせいか、うまく言葉には出来ない。
とりあえず、視聴した方のコメントも募集したいので、メモ書きで、放り出しとく。

今回のキモは、2つの世界を1つのカメラが行き来すること。毎回そうだが、お題コントはただのおまけではない。それも含めてすべてがコントロールされている。
2つの世界とは、新幹線の隣の不思議な車両とこちらの車両のことでもあるし、新幹線の中と外の世界でもあるし、『ALICE』とKKTV8のことでもある。『ALICE』とKKTV8は、単体の作品としても見ることができるし、2つを合わせてみることもできる。

若葉の黄緑色は小林を象徴する色である。「仕事場」の外の過剰な鳥の声、ドライブするときの服の色。
クライマックスはもちろん、ロケの長テーブルクロス引き(長テーブルクロス引きなら、マジなやつを「大科学実験」でやっていたとかいうのは野暮)。

最後、新幹線の中の世界が外界に流れ出ていることに注意。ただ、基本的に安定している。
どういう意味で安定したのかはまだ不明。王様の片桐さんを消しちゃうと、カラスが出てくるから気をつけてね。

オープニングCG好き。


KKTV8 その2 どこに行くか分からないなら
[PR]

by k_penguin | 2016-06-29 00:16 | エンタ系 | Trackback | Comments(16)

トラックバックURL : http://shiropenk.exblog.jp/tb/25744836
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by さと岡 at 2016-06-30 12:07 x
初めてコメントいたします。
今までブログもコメントも読むだけでしたが、今回の放送は自分の中でもやっとするものがあり、こちらの記事が更新されるのをたのしみに待っておりました。
ツイッター上などで「ラーメンズ復活か」などの深読み(というか希望的観測というか)がなされていますが、
自分はそう視聴者が感じるように誘導させようとしている、作為的なものを感じて、なんだかウーン、手放しで面白かったとかつまらなかったとか言えないなあ…という気持ちになりました。
片桐さんと共演したことは大きな意味があると思いますし、これを期に2人での活動に何かの動きがあるのかな。
まとまらない感想をここに書き込んですみません。
これから深読み、なさるのかな。たのしみにしています。
Commented by k_penguin at 2016-06-30 23:37
さと岡さん、コメントありがとうございます。

一応普通の感想書いてから深読みしようかなと思って、
今日録画を見直してみたんですが、
特に普通の感想を思いつきませんでした。
別に悪いわけでは無いんですが、
今回は、ALICE、ノケモノノケモノなど、連想する作品が多く、深読みの方に忙しくなってしまうのです。

ラーメンズ復活についてですが、
小林さんと片桐さんが共演すればラーメンズってみんな思っちゃうし、
小林さん自身も片桐さんと面白いことできれば良いなとは思っているようなので、
(それがラーメンズと呼ぶ物なのかどうかはともかく)
できれば継続して片桐さんとやりたいとは思ってるんじゃないでしょうか
ただ、本当にできるかはまた別だと思います。

今回の作品は、ノケモノノケモノに似た不安感に覆われた作品です。
うまくやっていけるかなあって、不安に思っているんだと思います
その辺、後ほど記事書きたいと思います。
Commented by あけみ at 2016-07-02 14:14 x
期待少し、でもやっぱり見ないと落ち着かず見ました。
片桐さんが変わってないのにホッとしました。
小林さんは、すでに現実の世界で挑むことをやめてしまっていると感じました。芸人がなぜ表情のわからない白塗りをしたり、目を隠すメガネをかけるのでしょう。
しゃべりかたも、いつからか子供の人形のゃうになってしまって小林さんの生身が見えません。
Commented by k_penguin at 2016-07-02 22:46
あけみさん,コメントありがとうございます。

片桐さんはいつでもどこでも片桐さんですね。
それが良いことなのかどうなのかよくわかんないですけど。

小林さんは「芸人」と思わない方が良いんじゃないでしょうか
まるちあーちすと、かなんか?だと思った方が。
KKTVも、コント番組だからと、笑いを期待すれば、がっかりすること必然だし、
ピタゴラとか、ジョンウッド・アンド・ポールハリソンみたいな、アート系の何かと思ったほうが。
白塗りも食い倒れ人形みたいなメガネも、アートなんですよ。きっと。多分。
Commented by ゆき at 2016-07-10 16:40 x
はじめまして。
20年来のラーメンズファンですが、KKTVには全くはまらずいつもモヤモヤ~っとした少しの不快感が残るだけ。
そこでこちらのブログでどのような解説がされているかと、覗かせていただきました。

KKTV8も、録画していたものをだいぶ寝かせてから先日やっと視聴したのですが、(大泉洋の演技が嫌いということも手伝って)繰り返し見たいと思えるものではなかったのですぐに消去してしまいました。

特にお題コントがひどかったように感じます。
相手の瞼と指で押さえて・・・とか、カメラのレンズを紙でふさいで・・・とか、大昔からある子供の遊びや手品のタネを、あたかも自分が今思い付いたかのようなテンションで披露されても、溜め息しか出ません。
もちろん新しい手品のタネを考えるコーナーではないので、最終的に出来上がったコントが面白ければなんの文句もなかったのですが。

年に一度の貴重なテレビがあのレベルでは、一部で「ラーメンズ好き=信者」のような言い方をされてしまうのも納得です。

再び、大好きな賢太郎さんに感情が揺さぶられる日が来ることを望みます。
Commented by k_penguin at 2016-07-10 21:38
ゆきさん、コメントありがとうございます。
20年来のラーメンズファンということは、初期のラーメンズの作品と同じようなものを理想としているということなんでしょうか。
昔のラーメンズはもうずいぶん前に失われてしまって、もう諦めるしか無いと思うのですが…

でも、ゆきさんは、事実上活動していないラーメンズのファンを続けているのですから、
多分小林さん単独の舞台は嫌いではないとお見受けします。

で、KKTV8ですが、これを小林さんを知らない友人といっしょに見る機会があったのですが、友人は途中で「大泉洋が出てなきゃ見るのやめてる」と、言ってました。
視聴者の画面を見続けるモチベーションの維持を大泉さんに任せる部分が多いんですね。
んで、小林さんはやりたいことを勝手にやってる。
これでは、大泉さんの演技に魅力を感じない人は、KKTVを見る気が出なくて仕方が無いと思います(実は私も大泉洋はあまり好きではありません。引きつけ方はうまいと思いますが)。

お題コントには、そういう小林さんの作り方が一番はっきり現れていると思います。
ただ、ワタシは思うのですが、
アレを、大昔からある子供の遊びや手品のタネとして有名なものを使っているだけだとか、できたコントが面白くないとかいう批判をしても、それは小林さんが既に想定しているものです。
お題コントが期間や機材を限定されているものであることが明示されているのは、できあがりがしょぼいことの告知みたいなものですし、トリックはなるべく単純な、わかってみると「なーんだ」というようなものでやると本人が製作中に明言しているのも、前ふりです。
小林さん的に大切なのは、あらかじめ予告したとおりの作品を作ってみせた、計算通りの物を作ったと言うことで、面白いかどうかでは無いです。
多分、あの中で没にした方法(鏡を使うとか)も、何らかの前ふりでしょう。一連のコント作成自体が計算された作品なのですから。

自分の頭で考えた通りにことが進むこと、が、小林さんのやりたいことです。
そりゃ誰だって、頭で考えた通りにことが進めばいいと思うでしょうが、
でも、小林さんのはやり方として、いろいろ違うように思います。
Commented by なの at 2016-07-28 12:53 x
今更感はありますが感想を読ませて頂いて、また、放送をみての感想です。
前にもちょこっと言ったんですが、大前提として小林さんが「みている人に情報量の差をつけたくない」と言っていたことについてです。風と桶に関するーが始まった瞬間「ラーメンズのALICE知らなきゃ情報量に差が出るじゃねぇか!!」っていう感想を即持ちました(笑)それ単体の面白さももちろんあるし、それが伏線にもなっているのだろうけれど、それでもテレビと舞台の客は分けるべきなのかな?と思いました。(まあもっとも、小林賢太郎テレビを観るのはラーメンズファンに限られるのかなとも思いますが。)「ALICE」を連想させるために組み込んだのなら納得がいかないなぁ。そこは守れよ!と。(笑)
それから、私はまだ2回以上はしっかり観ていないので伏線だとか話の筋だとか掴み切れていない部分はあるし、単に私の読み込みの甘さとか、脳の弱さとかもあるのでしょうけれど、話がごちゃごちゃしすぎていて話の進行スピードに内容整理が追いつきませんでした。KKTV2(かな?)のようにひとつひとつが独立して面白く、また、オムニバスのようになっている方がみている方の負担も少なく、でも脳を使うという形で個人的には好きでした。
内容の深読みというより上辺というか構造?の感想になってしまいましたが(汗)
そんな感じです。
高3の私にはまだ難しかったようですね....(小声)(アホなだけ)
Commented by k_penguin at 2016-07-28 23:55
>「みている人に情報量の差をつけたくない」
 なのさんはキビシイですねー
いや、私が小林さんの腑に落ちない発言になれちゃってるせいかなあ。
小林さんは昔から、
”その作品でよくそんなことが言えるな!”というツッコミを入れたくなる発言をよくやります。本人は大まじめで言っているようです。
最初のうちは私も文句を言ってましたが、もうめんどくさいのでいちいち相手にしなくなりました。
今回のも、ワタシ的には、
「情報量の差をつけないようにがんばったので、引用は桶屋だけにした」という意味なんだよ、うんうん。
程度で処理しました。
情報量の差ということで言うのなら、そもそも「不思議の国のアリス」を読んだ人と読んでない人の間で情報格差が既に生じていますしね。

また、KKTV8の桶屋は、「ALICE」を連想させるためだけに組み込んだわけではないです。あれは「ALICE」とは別物の、いわばリミックス版です。

KKTV8の構造は、何かよくわかんないけど小林さんルールに従ってしっかりしてるんだと思います。何となくそういう気がします。
ワタシもよくわかんないです。
でも、わかんない物を作る方が悪いんだと思ってほっといてます。コント番組なんだから、それで良いと思います。

関係ないけど、なのさんは、カジャラは観る(or観た)のでしょうか。
私は今日観たんですが、あれをリアル高校生はどう受け取ったのかな、と聞いてみたい気分です。
もし観たら、そして、感想があれば、教えて下さい。

もちろんなのさん以外のリアル高校生や、既に高校生じゃ無い方、まだ高校生じゃ無い方の感想も待ってます。
Commented at 2016-07-29 01:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by なの at 2016-07-29 06:15 x
なるほど.....
やっぱり私の頭が追いつかなかっただけですね^^;
ぶっちゃけ私、そもそも「不思議の国のアリス」の内容もざっくりしか知りませんし;;;
桶屋ーに関しては、私もそう思います。「ALICE」ということ以外にもきっと伏線は張ってあるんだろうなぁとは思いますが、ちょっち腑に落ちなかったっていう(笑)

今年の夏休みは受験生ということもあり忙しくカジャラはチケットを取ろうとすらしませんでした...
行きたかったんですが......
GOLDEN BALL LIVEみたいな感じだったんですかね?
DVDがもし出たらその時にまた感想を書かせていただきます(いつになるかわからないけど)
主さんの感想を楽しみに待ってます!
Commented by k_penguin at 2016-07-30 00:41
非公開コメさん
カジャラの医者ネタのとき、ワタシは低血糖の症状が出てしまっていて、あまり聞いてませんでした。小林医師については、バニー部リメイクかなとちょっと思いました。
片桐さんが生き生きしていて、全体的に楽しかったので、良かったと思いました。

内容に踏み込んだことのコメント用にとりあえずカジャラエントリ作っときますねー
Commented by k_penguin at 2016-07-30 00:41
なのさん
カジャラは、ゴールデンボール+ラーメンズ÷2 と感じました。
普通に面白いけど、受験勉強を控えてまでして観るほどでは無いと思います。
も少し詳しい感想は近いうちにのせます
Commented by ゆき at 2016-08-18 21:10 x
ずっと前にコメントさせていただいたことがあるんですが、果たしてこの名前だったのかも覚えておらず失礼します、ゆきと申します。
penguinさん、HPの小林さんからのコメントはご覧になりましたか?
やはり今回のカジャラに関しては若い人へのアプローチを意識してるみたいな感じでした。
私は地方民なので今回はスルーなんですが、penguinさんの感想と考察を楽しみにしています。
Commented by k_penguin at 2016-08-18 23:52
ゆきさん

カジャラは、笑えたのですが、心に響くものが何もなかったので、
深読み考察は、今のところ行わないつもりです。
非常に計算高い作品で、緻密な計算通りに上演することそれ自体が目的なのではないかと思うほどです。

ワタシ的には、2016.08.15(月)カジャラ大阪千秋楽 の公式コメントの方が本公演よりも興味深かったです。特に
>いつも公演後のアンケートには「おもしろかった」とか「また観たい」とか、ありがたい感想をいただくのですが、今回は「僕もああなりたい」というのがありました。親御さん「あんなんなっちゃいけないよ」と、きちんとご指導願います。

の部分。

唐突に「親御さん」が出てくるんですね。「あんなんなっちゃいけない」なら、そう「少年少女ら」自身に直接呼びかけるべきなのに、「親御さん」に頼むんですよね。まるで親御さんもこの舞台を観ているかのように。
いや、そもそも本気で「あんなんなっちゃいけない」と思ってるなら、あんなに計算しつくされたかっこいいもの作るべきじゃないですよね。あれじゃ憧れる人出ますわ。
「少年少女ら」に「大人になること」についてのメッセージぽいことを伝えることがテーマなのかと思っていましたが、そもそも少年少女らの判断力を信頼していないと言うことが垣間見えて面白かったです。
Commented by あまたん at 2016-09-24 13:28 x
はじめまして。
他者へのコメントに横から乗るのも失礼かな、と思いつつ自分も思うところがあります。

といっても!
最近、見始めたばかりでカジャラを知らず見ることはできなかったんですが……。

タイトルの「大人たるもの」ですが、これには普通なら後に続く言葉が二つあります。
ひとつは「かくあるべし」。大人とはこうであるべき、ということですね。
そのような解釈であれば、この公演はやはり若い世代に向けた応援のメッセージとなるでしょう。

でも、小林賢太郎氏のメッセージを読むと、ブログ主さまも指摘の通りどうやら違うみたいだと。

では、もうひとつ何が続くのかといえば「大人たるもの、○○してはならない」です。
こちらの解釈ならば、小林賢太郎氏のメッセージとも合致します。

ただ、公演を見ていない私には「なってはいけない大人像を描いて何をしたかったのか」、想像することはできません。
また、当然ながらこれが合っているという保証も持てません。なんとも無責任で申し訳ないのですが、書きたくなってしまいました。

雑文すみませんでした。
Commented by k_penguin at 2016-09-24 15:11
あまたんさん、コメントありがとうございます。
面白い想像ですね。
仮に、「大人たるもの、○○してはならない」だとすると、
○○には、子供っぽいことをすることや、ふざけること、くだらないことをやること、
そんな事柄が入るような感じです。
カジャラも、かぶり物やだじゃれなど、おふざけいっぱいでした。
そうだとすると、そーゆーものを、今後の日本を背負うべき若い世代に見せるって、どーゆーことなんでしょう。
マジメばっかりじゃ、つまんないからたまには息抜きしようってことでしょうか
それとも、
オトナもちゃんとした大人ばっかりじゃないんだよ。気楽に行こうぜ
ってことでしょうかね。

ワタシ的に気にかかるのは、
カジャラに保険屋コントというのがあって、
そこには小山内君という人が怪しい保険契約にぽんぽんハンコを押してしまいます。
小林さん演じる友人が最後にそれを止めようと「おさない!おさない!」を連呼するのですが、
これは名前の「小山内」とハンコを「押さない」そして「幼い」の3つの意味がかかっています(少なくとも私はそう思いました)
だとすると、このコントは「大人たるもの、怪しい契約に安易にハンコを押してはならない」をテーマとすることになります。
でも、それって、マジメなテーマですから、イメージと違うんですよね。

KKTV8もそうですが、小林さんは、中途半端にマジメなとこがあります。
根がまじめなくせに周囲に溶け込むためにマジメにお笑いを勉強して、しかも要領が良いために、そこそこ身につけてしまってる人
みたいな感じです。お笑いは、自己表現の手段ではなく、逆に周囲に溶け込み、自分を目立たなくする手段であるようです。

なんか、私も思うままに書き散らしてしまいました。

<< KKTV8 その2 どこに行く... 瀬戸内国際芸術祭2016 春 ... >>