ペンギンはブログを見ない

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。
『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』2 妄想的な意味ある場所
タイトルのネタ元
http://togetter.com/li/598755
c0030037_22542639.jpg



ポツネン氏は落ち着くところに落ち着いた。
では、なぜ落ち着けるようになったのか。
彼の、名付けられることを嫌うあの整理できない感情はどこに住処を見つけ、何になったのか。

今回の話には、今まで出てきたモチーフが多くちりばめられている。
ざっくりまとめると



「虫」のことを知りたいと思ったポツネン氏(今回は髪に片桐さんぽいパーマをあてている)は、電球に集まる蛾を捕らえるべく虫取り網を振り回していたが、蛾の集団に逆襲され、網を取られてしまったうえに、電球が切れて真っ暗になってしまう。
そこに蛍のような光の粒が降りてくる。電球の中に光を捕らえるポツネン氏(このトリックはKKTVで説明されている)
光の粒は昆虫ではないようだった。何だかわからないそいつはそこいらのものをがつがつ食って成長し、鼻兎のような目をした無愛想な「球根ちゃん」(カテコで小林がそう呼んでいた)になる。
球根ちゃんは、ポツネン氏が吹く(豆腐屋の)ラッパだけは気に入ったらしく、それには反応して鳴き返す。
ポツネン氏は球根ちゃんを教育することにして、独自の、飴と鞭と意外性に満ちた教育を施す。
教育?を通じて、球根ちゃんはポツネン氏になつき、仲良くなる。

一方、通販で買った謎の機械をくぐり抜け、巨大なきのことビルが混在する町にポツネン氏は迷い込む。翁の能面をつけた者を追いかけて、塔のてっぺんまで行き、そこで翁と対峙する。大方の予想通り、面を取った翁はポツネン氏自身であった。
塔から落ちるが、もちろん、ばっちり着地を決めるポツネン氏。

王であり大工でもあるポツネン氏は城を作るが、壁に窓を開けるのを忘れたため、暗闇の中に閉じ込められてしまう。やっと開けた小さな窓から外を見るポツネン氏。
窓に顔を突っ込んでいるポツネン氏を翁の面のポツネン氏が揶揄して笑う。
そこにふわりと現れる球根ちゃん。
球根ちゃんは翁の面のポツネン氏もポツネン氏がとらわれていた壁も全部食べてしまうことで、ポツネン氏を救い出す。

…と、いう夢を見たポツネン氏。
目が覚めていつものように球根ちゃんを呼ぶも、球根ちゃんは脱皮の皮の一部を残して、居なくなっていた。
脱皮の皮のかけらを拾いながら街をさまよって球根ちゃんを探すポツネン氏。
塔のてっぺんに登ったとき、街の向こうに、塔よりもはるかに巨大な、ブロッコリーのような大樹(つか、ブロッコリーの写真画像)をみかける。
ラッパを吹いてみると、大樹は地響きを立てて鳴き返し、たくさんの光の粒を振りまく。
光の粒の1つを電球に入れてまた持ち帰るポツネン氏。


何だかわからないやつである球根ちゃんのことを、俺は最初、ジョンみたいなやつかな、と思っていた。しかし、ポツネン式教育を施しているときに、これは、彼の子供だ、と感じた。
自分の一部でありながら、名付けられることを拒否し、コントロールできない情念。自分由来のくせに、全く手に負えない子供。共通項があることを手がかりとして2つを同一化させたのだ。
言葉でない情念はどんなにがんばっても自分の中で増殖するだけで、意味は付与されず、落ち着くところに落ち着いてくれない。でも、他人でもある球根ちゃんなら社会的に意味を持たせて根付いてくれる。きっと。
だから、この2つを同一のものだと考えれば、情念から生み出される作品も、きっと、観た人が意味づけして、根付かせてくれる。舞台は子供とは全然違って、観る人の人生からみればほんの一部に過ぎず、影響力はとっても小さなものだけど、でも、まるでないわけではない。
だから、きっと大丈夫。
作品が何だかわからなくても大丈夫。
観る人が意味づけてくれる。
観る人の数だけ、小さな意味が付与される。たくさんのタネをまくように。

えー、て、ことわあ。
俺は思った。
結局、小林さんが作りだしたものって、作品と、子供ってわけ?そんで、子供と作品が同列なんだー。

しょーもない。

けど
それで本人が精神的に落ち着けるなら、ま、いっかあ

そう思うくらい、俺も年を取ったのであった。



小林賢太郎ソロパフォーマンス「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」 [Blu-ray]
小林賢太郎ソロパフォーマンス「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」 [DVD]
[PR]
by k_penguin | 2014-12-22 00:00 | エンタ系 | Trackback | Comments(53)
トラックバックURL : http://shiropenk.exblog.jp/tb/23237562
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by のんきなK at 2014-12-22 17:19 x
公演を観ていないのにコメントさせていただきます。
今回賢太郎さんはホームページのメッセージで「小林賢太郎は劇場にいます。」と言っています。これまではずっと「劇場でお待ちしています。」だったんですよね。これを読んだ時に腑に落ちる感じと違和感の両方がありました。
あぁ、そうなのね。ほかのこともいろいろやりはするけれど、自分のことを好きでいてくれるひとが集まる劇場しか居心地のいい場所はないのね、と。
片桐さんが役者としてさまざまなテレビドラマや舞台に出たり、また苦手と言っていたバラエティーでトークをしたり、街頭インタビューまでしたりするようになったのとは対照的ですね。
賢太郎さんももっと外に出て多くの人とかかわって世界を広げて欲しいと思ってしまいます。
Commented by k_penguin at 2014-12-22 22:24
のんきなKさん、お久しぶりです
「小林賢太郎は劇場にいます。」については、
"P"のときの「 " います " カード」
ネタを意識したコメントだと思いました。
まあ、劇場が小林さんの居場所であることは間違いないですけど

>賢太郎さんももっと外に出て多くの人とかかわって世界を広げて欲しい

小林さんも海外に出て、公演のために多くの人と関わるわけですが、
片桐さんと同じような世界の広げ方はしない(できない)と思います。
小林さん的な理解では、世界を広げるって、妄想的な意味ある場所を広げるってことと同じ意味です
今回、ポツネン氏は片桐さんみたいな髪型をしていましたが、
それはやはり片桐さんと同一化するという意味を持っていると思いました
でも、それはもう小林さんの目的ではなくって、
球根ちゃんの助けを借りて、世界(妄想的な意味ある場所)をもっと広げたいと思っているようです。
片桐さんがやっている挑戦は、小林さんの目には無意味に映ると思います。
Commented by のんきなK at 2014-12-23 09:11 x
ああ!「"います”カード」かぁ。なるほど。
そうですね。ありがとうございます。

片桐さんの挑戦は無意味に映る ですか・・・
うらやましくはないかもしれませんが、自分の手の中でオタオタしていた片桐さんが自立して、一抹の寂しさのようなものはあるんじゃないのかなぁ。
昔賢太郎さんが 片桐さんの髪を結ぶ・ほどく だけで普通の人・変な人を表現できる というようなことを言っていましたが、その片桐さんも髪を切ってしまって、ますますラーメンズ本公演は遠のいてしまいました・・・・・・
Commented by k_penguin at 2014-12-23 11:26
一抹の寂しさねえ…
言われてみれば、あるのかもしれませんね。
でも!ポツネン氏は振り返る暇も惜しんで自分の世界を広げる仕事にいそしむのです!
 って、感じなのかなあ。

今回、球根ちゃんという新しい相方を得たので、仕事(妄想的な意味ある場所を広げる仕事)上は、もう片桐さんは必要ないんですよね。
このポツネン氏のシリーズが評価されれば、
ラーメンズ要らないんじゃないかなあ

ま、球根ちゃんは所詮妄想の産物なので、
長期は保たないんじゃないかなあって気もしますけど、
とりあえず目先が何とかなれば、いーんじゃないっすか?
(アベノミクス的発想)
Commented by カオリ at 2014-12-24 02:02 x
突然すみません。小林賢太郎さんの作品を観たときたまにブログを覗かせていただいている者です。
最近の公演は、観劇後「うーん そうかそうか。」というよく解らない感情しか抱けなくて、他の人はどう思ったんだろう?と検索したりするのですが、ほっこりした・かっこよかった という軽めの感想も嫌で…
ここの内容を読んで なるほど、とスッとしています。
毎回一人で観ているので自分以外の人の冷静な感想がすごくありがたいです。
Pの時のカーテンコールの顔があまりにいつもと違っていて ちょっと自信なさげでもあって印象的だったんですが、今回またその顔を見た気がします。
目の前のお客さんが喜んでても「でも本番はこれからなので」という ここじゃない感
「ちゃんとしたやつ」の時はもっとリラックスすると思うのですが。
これからポツネンは、海外公演前提でやっていくと思われますか?
小林さんは日本語を使うのを辞めてまで、自分が海外で通用するかどうかを試したいのでしょうか。
台詞がたくさんあるものも好きなので少し寂しいです。
それからアンケートが無いのにびっくりしました、お客さんの反応が大好きだと思ってたのに…。
何か否定されたらツラいくらい今回弱っているのかと思ってしまった(笑)のですが、確かにもう感想はあまり必要ないのかもしれないですね。
長々と失礼しました!!
Commented by k_penguin at 2014-12-25 00:25
カオリさん、コメントありがとうございます。
当ブログの記事がお役に立てたようで、嬉しいです。

今回は、いつもならチケットの発売時にある、製作経過報告のコメントもなく、
よっぽど調子が悪いのかと思っていましたが、
作品を観て、今回は
お客は来てくれれば良くて、それ以上のアクションは要らない
というコンセプトだったんだろうなって思いました。
アンケートがないのも、その流れだと思いました。
だから、今後ずっとアンケートがないわけじゃなくて、
KKPとかだったら、アンケートあるんじゃないかと思います。

Pのカテコも、今回のカテコも、他のと違って、
小林さんは何かいじいじしながら喋りますね。
自虐キャラの子がクラスの親しい友達に話すようなしゃべり方だと思いました。
まだ未完成のものを見せておいて、「でも本番はこれからなので」といじける小林さんの方が
素っぽいと私は感じましたが。

>海外公演前提
 Pも今回も、海外からお呼びがかかってから作品を作ったものです。
お呼びがかかれば海外公演前提のものを作るだろうと思います。
そうでなければ、今までのようなライブポツネンになるんじゃないでしょうか。
ただ、国内では、KKTVがあるので、国内版ポツネン氏はライブをやるまでもなく
それでまかなえるんじゃないかなあ。

台詞がたくさんのをやりたいなら、
ポツネンよりKKPの方が作りやすいような気がします。
Commented by at 2014-12-25 21:22 x
ペンギンさん、はじめまして。
初めてコメントを書かせていただきます。
私もアンケートがないことにびっくりしました。まさに、小林氏、四十にして惑わずの境地に達したか、と思いましたが、違ったように感じました。
カテコでソワソワする小林氏。そんなにたくさん観てきたわけではありませんが、あんなに自信無気な小林氏は初めて拝見したように感じました。
普段より押さえ目?な運動量に感じましたが、ひどくお疲れのようすで、拍手には嬉しそうに応えてくれましたが、早く帰りたいオーラを感じました。
ぐちゃぐちゃ感想はいらない、単純にこの内容で笑ってもらえるかもらえないか、それだけが知りたかったみたいに思いました。
私的には、宙に浮くブロッコリーの中に巨大な飛行石があったら嬉しかったですが、外国人相手の公演では誰にも解ってもらえるわけではないので、ないよね!と思いました。
長々と失礼しました。
みんな、
Commented by k_penguin at 2014-12-25 22:33
し さん、コメントありがとうございます。
私は最前列だったので、カテコのときに
「せんせい!何でアンケートがないんですか?!」
と、手を上げて質問したくてたまらなかったのですが、結局できませんでした。

自信なさげには見えましたが、本当に自信がなかったら、もっと暗くなって謝るはずなので
内心、これで良いと思っていると思います。
それが、初見が多い外人向けとしてはこれで良いだろう、という意味なのか、
有料リハーサルなのだから、こんなもんで良いだろう、という意味なのかは図りかねますが
とにかく、基本コンセプトは成功で
このままブラッシュアップしたいと思っているし、
アンケートでファンにあれこれ言われてノイズを入れたくないとも思っているんだろうな
と、私は思いました
Commented by 五月 at 2014-12-30 23:21 x
こんばんは。
初めての生ポツネンということで、楽しみにしていたのですけど・・・。新作というよりは、今までの焼き直しという感じで正直物足りなかったです。
背景の絵に懲りすぎて時間が無くなったのかな?なんて考えながら帰りました。
ズレてる感想ですみません。
Commented by k_penguin at 2014-12-31 13:51
五月さんお久しぶりです
今回の舞台はデジャヴ感ハンパなかったですね
私個人としては、今までのポツネンをほとんど見直しもしていないし、仕事も忙しくなって、舞台を見る機会もなくなりそうだし、ということで
小林さんについてもそろそろ一段落かなー、
と思っていたので、
総まとめみたいな今回の内容は逆にちょうど良かった、
といったところでした。

パリロンドンのあとで、きっと、もっとちゃんとしたやつをやると思います。
そこではもう少し新しいアイデアも付け加わっているでしょう。
そして、背景の書き込みも増えているでしょうけどね…
Commented at 2015-01-04 08:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2015-01-05 23:03
コメントどうもありがとうございます
仕事の関係で九州に引っ越しをしたので、レスが遅れてしまいました。すみません
小林さん関係も一段落かなって思ったのは、この引っ越しも関係しています。
つまり、舞台により縁遠くなってしまったのですね。
年内に東京に戻る予定ですが、「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々・ちゃんとしたver.」やKKTV7とかは見られないかもしれないって思っています。

小林さんの方もしばらく見るべき動きはないような気がしています。
今の小林さんの心を乱すのはラーメンズくらいで、そして
ポツネン氏の海外公演がうまくいけば、ラーメンズは必要ないからです。

そんなこと言ってても、ワタシが見ていない間に、何かおもしろいことが起こっちゃったらやだなあ
とも、思っていますが。

そんな感じなので、このブログの行き先もよくわからないのですが
時々覗いてやってください。
Commented by kaz at 2015-01-08 21:37 x
初めまして、kazと申します。いつもブログを拝見させていただいています。
私は小林さんの舞台はDVDでしか見たことがないため、ペンギンさんの舞台の深読みをとても楽しみにしていました。小林賢太郎の作品がなぜこんなにも私の心を揺さぶるのかという疑問にたくさんヒントを与えていただきました。
小林さんの件はひと段落ということですので、思いきってコメントしてみました。
小林さん以外の記事もとても面白いので、これからも時々のぞかせてください。更新楽しみにしてます。
Commented by k_penguin at 2015-01-08 23:47
kazさん、コメントありがとうございます
小林さんの作品が心を揺さぶる、という言葉に、最初のポツネンを観たときのことを思い出しました。
最近の作品にはあの頃の激しさがなくなっていると思うのは私だけではないと思います。
今、またポツネンを観たらどう思うだろうとか、
今の小林さんはこれで良かったのだろうかとか、
そんなことも思うのですが、それを検討する時間とバイタリティが今はありません。
そのうち振り返れるときが来たら振り返ろうと思います。

ほかの記事も書きたいとは思っているんですけどねー…
とにかく、面白いことがあったら書きますので、
たまに覗いてやってください。
Commented by kaz at 2015-01-09 22:34 x
こんばんわ。つたないコメントに、温かいお返事ありがとうございます。
私は今、まさにポツネンとまるのDVDを見なおしているところでした。
初めて見た時は、トリハダと涙でグチャグチャになった私です。
私は鯨も好きなんです。今だに、ペンギンさんのおっしゃる「水晶玉」のような美しさとはかなさに涙します。
でも、ポツネンは心にガラスが突き刺さるような痛みを感じます。だからあまり何度も見れません。多分、私は彼の作品を通して自分の失ったもののために泣いているのだと、ペンギンさんの記事を読んで気づきました。
今回の公演がもしリメイクされて地方公演があれば、見に行ってみようと思います。花兎に、似ているエピソードがあったのを思い出しました。そういえばあれを読んだ時も泣いたんでした。小林さんの作品にいつも泣かされてますね。
ペンギンさんの考察は論理的でわかりやすく、面白いので、これからも楽しみにしてます。九州は意外と寒いので(私も九州なので)どうかお体ご自愛ください。
Commented at 2015-01-10 07:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2015-01-11 15:03
kazさん
暖かいお言葉ありがとうございます。
こちらは東京とあまり変わらない寒さだと感じています
でも、日の出は東京より少し遅いですね。西にあるから当然ですが
いずれ「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々の完成版」の福岡公演があると思います
ご覧になったら感想いただけるとうれしいです。

非公開コメントさん
熱いお言葉をありがとうございます
一級フラグ回収士って言われているんですか、小林さん。
KKPとか最近のものはそうでもないように思うんですが。
でも、たしかに本来緻密なストーリー構成をする人だからこそ、破綻部分から深読みができるのであって、
そうでなければ、ただの粗忽者でかたづけるところです。
次の小林さんの舞台を生で体験できると良いですね。
きっと、ソフトとまた違う印象が得られると思います
Commented by RK at 2015-01-15 01:38 x
お久しぶりです。前に一度コメントさせていただいた者です。
最近小林さんが落ち着いてきているのは薄々感付いていたのですが、今回の公演を見てそれが確信に変わりました。
2つ前のコメントの方が仰ってますが、私も一番好きな公演が「鯨」です。あのどうしようもない悲しさが小林さんの作品にひかれた理由でした。小林さんが40歳にもなって鯨と同じような作品を作っていたら流石に引きますが、小林さんの中でうごめくどうしようもない感情とはこんな中途半端な形ではなくしっかり決着を付けて貰いたかったです。
私は小林さんのファンではなくラーメンズのファンなので「このままお茶を濁してラーメンズやらないんだろうなあ」というのを今回の作品から感じてしまい悲しいです。
k_penguinさんの深読みをいつも楽しみに小林さんの作品を見ていたのですが、小林さんについてはひと段落ということでありがとうございました。また機会があれば是非お願いします。
Commented by k_penguin at 2015-01-15 20:00
RKさん、コメントありがとうございます。

>小林さんの中でうごめくどうしようもない感情とはこんな中途半端な形ではなくしっかり決着を付けて貰いたかった

 正直なところ、私もそう思っています。
ラーメンズのことにせよ、他のことにせよ、
小林さんは、あれこれ悩みながらも、結局
その場限りのごまかしを繰り返しながら、忘れるのを待つ、もしくは自分の都合の良いように認識をゆがめる。
という解決方法しかとりませんでした。
時間とお金を使って見物していたものにとっては
 なんだよこのオチわ!がっかりだよ!
と、いったところです。

しかし、それと同時に、
この人にそれ以上のことを求めても仕方が無いのでは
という気もしました。
その場限りのごまかしを繰り返しながら、忘れるのを待つ。というのは
ふつーの人が1番よくとる方法で、いわば、1番現実的な解決方法です。
小林さんは、作品において嘘は語りませんから、作品において現実的な解決方法しかとっていなくても仕方が無いのかもしれません。
要するに、小林さんはふつーの人で、ふつーの人にふつー以上のことを求めるのは酷なのです。

小林さんが自分で決着をつけないまま、Time Upになってしまったので、
一段落した現時点で、私はそのように結論づけます。
Commented by RK at 2015-01-16 16:35 x
ご返信ありがとうございます。小林さんは普通の人、ですか...ならば孤高の人を気取る自己演出はやめて欲しいと思ってしまいます。小林さんがもがき苦しみながらここまで努力してきたことは分かるので私はこれからも小林さんの舞台を観に行くと思います。自分はそれでもまだ小林さんに期待してしまうからです。
私も九州出身ではない九州在住(今回の公演の際は私用でたまたま東京にいました)ですが、なかなか独特な地だと感じます。環境の変化で体調など崩されないようご自愛ください。
Commented by k_penguin at 2015-01-17 18:12
お気遣いどうもありがとうございます。
新しい生活で、右往左往しているのですが、
うちから歩いて5分で、天然温泉にはいれるのは
うれしいです。

これからも生暖かく当ブログを見守ってやってください
Commented by k_penguin at 2015-02-02 21:17
小林さんが行ったパリって、表現とテロに揺れてるパリじゃなくて、ミニチュアのエッフェル塔があるジオラマのパリみたい。
Commented at 2015-04-04 16:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2015-04-05 13:28
お母さんがファンだったそうで、
第二世代の方ですね。
がんばってください。

あと、
好きものを好きと書くだけではなく、
好きな理由も書いてもらうと
こちらとしてはうれしいです。
Commented by masa at 2015-04-05 16:51 x
はじめまして。
検索サイト経由でたまたま訪れたのですが、ブログ記事がコメント欄での討論含め大変面白く、気が付けば読み耽ってしまいました。
ラーメンズのコントやその他小林さんの舞台が彼の内面を色濃く反映しているという視点は、自分には全く思いもよらなかった新鮮な考え方です。

彼の作品が客席ではなく相方に向けたメッセージであるという主張、最初は半信半疑でしたが、納得してしまいました。
相方のソロ活動・芸能界への意欲(裏切り)に対する糾弾&引き留めたい思い&嫉妬から始まって、お金関係の何かしらの感情、言葉への不信、そして孤独と外界の拒絶。
自分はのんきにラーメンズ再開を期待していた派ですが、自分が考えてたよりずっと溝は深いみたいですね。
肥大化する小林賢太郎ブランド(ペンギンさんのいう"例のアレ"の自分の中でのイメージです)がネタ切れと使いまわしで行き詰って、
恥やプライドを捨てて相方さんに泣きつかない限り再結成はなさそうだと思い知らされました。
まあ、相当の時間割いて自分が全部ネタ書いてるのに、マイムやその他能力の劣る相方の方がなんかヘンテコで面白くて、ネタ手伝ってくれるわけでもなしに(というか小林ブランドのネタは自分には到底書けないと相方さんは認識しているのだろう)仕事の幅広げていって今や立派に自立して有名になって、でも相方さんは悪気も自覚もなくて、ってなったら小林さんの気持ちも分からなくもないのです。

最後に、自分の好きな作品は「TOWER」(特に「名は体を表す」)「Sweet7」「TAKE OFF」です。
舞台で見たことは一度も無い、かつ、深読みなど考えたこともなかったので、ペンギンさんとは微妙に趣向が異なるようで、それはそれで興味深いです。
出会いは十数年昔のFlash全盛期の県名ネタですが、今では社会人となりお給金もいただけるようになったので、劇場にも足を運んでみようと思う次第です。
長々と失礼いたしました。
Commented by k_penguin at 2015-04-05 19:35
masaさん、コメントありがとうございます。
最近全く更新していない当ブログですが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。
当ブログが小林さんを扱いだして10年ほどになり、当時の作品を私が今から見ればまた違う感想になると思いますが、
でも、当時の感想が間違いというわけではないので、人や時代によって、いろんな見方があるのだなあ、と受けとめていただければと思います
それでも、ラーメンズの再開については、今も昔も小林さんの課題なんじゃないかと思います。

一時期の小林さんには、ポツネン氏が評価されれば、ラーメンズのこと言われなくなるだろうという期待があったんじゃないかと思いますが、
ポツネン氏が一定の評価を受けている今も、やっぱりラーメンズは期待されるようですし、そうなると、間があくほどハードルが高くなって、どんどん難しくなっていくのではないかなと思います。
ただ、片桐さんはお忙しくても、ラーメンズを断ると言うことはないと思うので、ラーメンズの成否は主に、小林さんのひがみ根性の問題ですし、年を重ねて、いろんなことの整理がつけば、小林さんも丸くなって、今までのことを水に流して新しいコンビとしてのラーメンズを考えることができるかもしれません。

 …と、まあ、そう言いつつも、丸くなったラーメンズなんて見たくないと思う私もいますけどね。

現在私はBSが見られないので、KKTV7を見るのは早くても6月以降になると思いますが、
時間が許せば感想などを書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
Commented at 2015-05-31 19:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2015-06-01 00:31
お久しぶりです。
今までの小林さんソロでは、最初のリハーサルverとちゃんとしたverではタイトルが少し変わるのが多かったのですが、
『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』は,ちゃんとしたver.でもタイトルが変わらないので、内容もほとんど変わらないかなって予想してます。
去年のでほぼ完成されていたし。

東京には週末に時々戻っているのですが、余裕がなくて、観劇も展覧会も行けてません。
あ。オープンした大分県立美術館には行きました。
ポツネン氏は、福岡で見ようかなと思っています。
なんか、携帯が古いとかでTBSラジオの先行予約ができなくなっていて、
スマホは持ってないし、一般販売で買えたら行きます。
Commented at 2015-06-04 00:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2015-06-04 20:24
美術館情報ありがとうございます。
大分県立美術館は,グッズが充実しています
アーティストの人生をすごろく仕立てにしたサイコロ型お菓子が面白かったです
http://tajimaya-roho.heteml.jp/onlineshop/products/detail.php?product_id=102

関係ないけど,知らないうちに2次プレが終わってました
東京公演のお知らせメールしか来ないからなー…
Commented by arancio at 2015-06-04 23:24 x
さいコロがし、やってみたい〜。
最近、貧乏美大生のお話読んだばかりで、アーティストの人生がすごく気になります。
Commented by k_penguin at 2015-06-05 21:42
さいコロがしのすごろく内容がほとんど丸見えの写真が、作ってるお店のHPにありました。
せっかくなんで新しく紹介記事を書きました。
興味持った方はどうぞ~
Commented by k_penguin at 2015-06-14 10:49
出遅れたら福岡公演のチケット終わってた。てへ。
Commented by ゆずひこ at 2015-07-13 09:19 x
こんにちは。
私は先日のグローブ座の公演を観に行った者なのですが最後の終わり方が、電球を持ち帰ったらまた蝶々が飛んで来てそれを眺めてたポツネン氏の舌が急にカメレオンみたいに伸びてパクッ!と食べてしまい、ワインを一口ごくり、「あぁ〜(美味しい)」というのだったのですが、ペンギンさんが観られた時も一緒でした?

あと、本番の海外公演が終わったというのがあるのかもしれないですけど私の回では小林さんめーちゃーめーちゃ饒舌に喋られてました。でもカテコのフリートークみたいなのも小林さんの場合はいかにも生っぽく喋っているようで用意して来た台本通りみたいなところがあるので分かりませんが。

そして、お話としてはキュウコンちゃんが成長して大木になったということで合っているのでしょうか?
でもそれは夢だったとペンギンさんの記事を読んで知って、じゃあキュウコンちゃんは何処へ行っちゃったのー?と。。
Commented by ゆずひこ at 2015-07-13 09:41 x
続き

あとあんなに最初採集したがってた蝶々を最後食べちゃうってー?どゆことー?
あとあの地下と翁の関係性は?
最初機械のパーツを探しに行った訳なのに結局ドーナツで事足りたってそれで良かったの?という。それもコントだよと言われたらそれまでですが...

なんだか色々な疑問を丸投げしてしまって申し訳ないですが、お返事頂けると幸いです。
Commented by k_penguin at 2015-07-14 00:34
ゆずひこさん、情報ありがとうございます
パクッと食べてしまうオチは私が見たときはありませんでした。

>お話としてはキュウコンちゃんが成長して大木になったということ
 それであっていると思います。私が見たのはそうでした。あと、夢の部分は、球根ちゃんがポツネン氏を城から助け出すとこで、大樹になったのは、夢から醒めた後だったです。

>採集したがってた蝶々を最後食べちゃう
 私が見たときは、ポツネン氏は最初に虫を「採集したい」とは言っていませんでした。
「虫について知りたい」という言い方をしていたと思います。
ポツネン氏は、最初、蛾に対して好奇心があるだけで、好きか嫌いかがはっきりしない立場にありました。しかし、電球に集まる蛾に攻撃されたので、蛾とポツネン氏は敵対する関係になるわけです。
私が見たときは、蛾の部分は導入部で重要であるにもかかわらず、これに対する答えがなかったので、
記事にあらすじとして書き残すだけにしておきました。
それが今回で、「食べてしまう」という処理がされたと言うことは、面白いと思います。
怪獣のお医者さんでも確か最終的に「食べてしまう」処理がされたと思いますが、
それがどういうことかはとりあえずおいといても、
 蛾の件は彼の中で処理済みになった
ということなんだと思います
(ワタシ的には、蛾は観客だと思っていますが)

機械のパーツとドーナツは、ワタシも
それでええんかいっ
って、思いましたが、本人が満足してるみたいなんで、それで良いんだと思います。あの辺よく分かりません
翁についても、ポツネン氏の別の側面だということはわかるんですが、それ以上のことは分からない
っていうか、正直、余り興味もわかなかったです。
ポツネン氏を追い詰めて塔から落としても、どうせ効果線つきで着地決めるだけだし、敵として大した存在ではないような気がするのです

ワタシの古い感想としては、そんなとこです。
あまり分かってなくてすいません(^-^;
Commented by はな at 2015-07-14 13:48 x
はじめまして。
賢太郎さんの舞台に行くたびに、こちらのブログも読ませていただいております。
今回のポツネンは、ようやく昨日、観に行けました。
アンケート復活?してましたよ。
(カテコの話は、ほぼ、昨年の公演と変わってないようですね。)

決着は、今回、食べちゃうってことにしたみたいでした。
えええ?って思いましたけどねw

まだまだ、賢太郎さんは、何かやってくれると期待して
見守っていきたいと思います。
こちらのブログも楽しみにしています。


Commented by k_penguin at 2015-07-14 23:09
はなさん、コメントありがとうございます。
アンケートも復活しましたか。
バニー兄さん通常運転に戻っているようですね。
よかったよかった

蛾を食べるってとこにインパクトあったので、「食べる」が気になっちゃったけど、
後から考えてみれば、
最初は気になっていた蛾が、光の粒(球根ちゃんのタネ?)のおかげでもう今では気になりません。
くらいの意味でとどめておくので良かったかな
とか思いました。

仕事が忙しくて更新が止まっちゃっているけど、
一応当ブログは生きているので、
何か感想等あれば、みなさんもよろしくです。
Commented by かまっち at 2015-07-23 17:07 x
グローブ座公演、見に行ってきました。
ブログを拝見して、大筋は海外公演前のままですが、細部にはいろいろ手を入れているのだと思いました。

変更点としては、
・翁に「追われて」いたこと
(笑いながら追いかけてくる翁を見て、「笑わせなきゃ」って追い詰められているように思いました。)
・翁=小林さんとは別人の扱いになっていたこと(面を取ったときにはずっと客席に背中を向けていました)
があるかと思います。

もう一点、これは昨年のを御覧になった方にお伺いしたいですが、黒子の役割が大きくなかったですか?
球根ちゃんの操作と、通販で届いた謎の機械の中の人が舞台に上がっていました。ちょっとしたアドリブもありました。

黒子としてなので共演と言えるかどうかは迷いますが、カテコで顔と名前を紹介していました。後輩さんだそうです。

見て思ったのは、映像と一人の人間との共演でできることには限界があると思ったのかなと。
小さな球根ちゃんの操作はマイムやマジックの応用でしたし、落っこちてきて着地、も前のままですし。手の奴と本人との入れ替わりの流れはとってもスムーズでしたが、背景画をどんなに緻密にしても新奇性はない。

だったら生身の人間とその場でしかできない掛け合いをやってみると面白いんじゃ・・・ってところに戻ったような気がします。憶測ですが。


Commented by かまっち at 2015-07-23 17:14 x
連投失礼します。
「球根ちゃん」って何者だろうっていうのは、ずーっ
と気になっています。

子ども説も非常に興味深いですが、追っかけてきた翁を食べちゃうし、巨大化して町の庇護者的なポジションにおさまるし、最後には光の粒を降らせて、で、食われるんですよね。
子ども食べちゃまずいような。でも同化するって意味なら良いと考えることもできますし。
途中「超自我」的な位置づけ?と思ったのですが、食べられちゃうし。表層的な解釈で恐縮ですが。

観劇後ずっと、きつねにつままれたような感じが残っています。

長々と失礼いたしました。
Commented by k_penguin at 2015-07-25 01:34
かまっちさん、報告ありがとうございます。
おっしゃるとおり、大筋は変わらずで細部をつめて流れを良くしたっぽいですね。

翁に関する変更点は、そうだろうな、と思いました。
多分、翁は小林さんの中にいる敵なので、ポツネン氏を追いかける方がより正しいし、ポツネン氏と同じ顔をしているより、顔を見せない方が表現としてはわかりやすいと思います(でも、面を取った翁の顔を見てポツネン氏は驚くんだろうし、ポツネン氏が驚く相手って自分自身しかいないと思いますが)
私としては、翁の正体はポツネン氏のどの部分なのかが、面を取ったときの表情に出るはずだと思ったので、面をとった顔を見せてくれた方がありがたかったのですが、その表情は怒ったような無表情で、あんまり理解の役に立たなかったので、まあ、顔見せなくても同じかなー。なんにせよ、大した敵じゃなさそうですし。

黒子は去年どうだったのか、あまり覚えてないです。
球根ちゃんが小さいときは黒子が操っていて、あと、セルフポートレートとる写真機が黒子だった様に思います。モンブランズの何とかって人ですよね。
私が見たときは、黒子のアドリブはほとんど無かったように思いますが、それはまだ慣れていないからという感じでした。こなれてきたら、多少のアドリブはありかとは思います。それはあくまでも「多少」の範囲で、ポツネン氏の世界を壊さない程度のものです。

球根ちゃんについて
最後食べられるのは球根ちゃんじゃなくて、電球に寄ってきた蛾なのではないでしょうか。
食べる=同一化と考えると、話がややこしくなりそうだったので、
カメレオンが蛾を食べるようにぱくっといくなら、同一化とまで考えなくても良いのかな、採取程度で良いのかな、とか思いました。この辺、見てないから何とも言えません。
Commented by k_penguin at 2015-07-25 01:35
球根ちゃんが何者なのかは、もう、みなさん感じたままで良いのではないでしょうか。
作者も、そのへんは謎のままにして、観客に各自意味づけしてもらいたいらしいし、その作業こそがたくさんの光の粒になるんだろうと思います。
私個人的には、子供と作品が結合したものだと思ってます。はい。

公式HPに作品紹介がのりまして(公演終了前にのるのは珍しいですね)、
小林賢太郎が求めるのは「予備知識のいらない笑い」「人を傷つけない笑い」だそうで、
なんか、似非標語みたいなラベリングだなあと思ったのでした。
「予備知識のいらない笑い」「人を傷つけない笑い」と求めるって、大爆笑はいらないってことと同義ですよね。
いつものことですが、あの作品紹介は嘘くさいなあって思います。

なんかだらだらと書いてしまいました。
Commented by パイナポ at 2015-07-31 17:54 x
初めて書き込みさせて頂きます。7月28日の仙台公演を観劇してきました。初めての劇場での鑑賞ですごく楽しみにしていたのですが、かなり物足りなさを感じてしまいました。集大成と言えば聞こえは良いですが、悪く言えば焼き回しのオンパレードだった気がします。小林賢太郎にまったく興味のない知人も一緒に行ったのですが、全然面白くなかったと言われ、それも当然のように思いました。HPの紹介とは逆に予備知識が必要な笑いが多かったと思います。なんなら公演よりもカテコの雑談の方が面白かったくらいで・・・それでも公演終了後のお客さん達の会話は絶賛の嵐で自分はファンとしてずれているのかと思ってしました・・・
この収まりのつかない気持ちをここに書き込ませて頂きました。まとまりのない文章を長々と失礼いたしました。
Commented by k_penguin at 2015-07-31 22:37
パイナポさん、コメントありがとうございます
私も、小林さんの舞台を見に行くたびに、笑っている周囲の観客とのずれに戸惑い、面白くないと感じていることが、なんか申し訳ないような気分になります。
小林賢太郎テレビはまだ「普通に面白い」といえるのですが、今回の舞台は、なんだか、
 笑いのノルマはテレビの方で一応達成してるからもういいや
と言ってるように感じました。
マイムがきれいな人なので、無心に舞台に集中すれば、面白くなるのかなあ。でも、ネタが毎度同じ事の繰り返しだからなあ・・

ただ、今回は、内容的にも本当の集大成という感じがします。
と言うことは、さすがに次回からは新しいことをやるのではなかろうか
と思うのですが、
もちろん自信はないです。
Commented by はるか at 2015-08-22 14:53 x
初めまして。はるかと申します。
投稿主様のブログは、小林さんの作品に
触れ合った際にたまに覗かせてもらってました。
昨日行われた「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」
札幌公演を観劇したので、私が思ったことを
今回初めて、少しだけコメントさせて頂きます。

まず、私の観劇歴(?)は振り子とチーズケーキ2日間、
ノケモノノケモノ1日、そして今回のポツネン1日と
合わせて4回になります。
その中でもポツネンの公演は今回が初めてで、
とっても楽しみな気持ちで劇場に向かいました。
しかし、終わってみての感想は、
このコメント欄にいらっしゃる多くの方々と同じく、
なんだか物足りないなぁというものでした。
まず、今回の公演を観劇して改めて思ったことは
私は小林さんの声、喋り方が
好きなんだなということです。
だから、純粋に物足りなさを感じたんだなと。
一緒に行った友人も同じように言っておりました。
次に観られるなら、昔みたいなポツネンがいいねと。
しかしながら、つまらないとは思いませんでした。
笑えない、笑いのないところは、
ただ綺麗な絵だったり、音楽に圧倒されていました。
私は、好きになってしまったら、
その人のやることなすこと、
一定のラインを超えていれば、全てが面白く、
その姿を愛おしいと思ってしまうところがあるのですが
そのせいだと思います。
好きな人を否定できないんですよね…
なので、今回の公演に関しても、
ああだこうだ思いながらも、最終的には
「見れて満足くらい」に思ってしまうのです。
後は、カーテンコールで、これもひとつのコント?
というくらい流暢にいっぱいお喋りしてくれたので
チケット代の半分はカーテンコールに
払った気持ちでいます。

自分の感じたこと、思ったことを
ありのままに綴っていったら
とんだ拙い文章になってしまいました…すみません!
長文、乱文失礼いたしましたm( _ _ )m
Commented by k_penguin at 2015-08-23 00:48
はるかさん、愛あふれる感想をありがとうございます

今回はマイム中心で、喋りがなかったので物足りないと感じられたようですね。
考えてみれば、小林さんの舞台は脚本も画もみんな小林のわけで、舞台を見れば、「今の小林のすべて」が感じられるようにできているのですが、声がないと、小林さんのすべてが出し切れていないような気がするのかもしれません。
コメントを読んで、今回カーテンコールのトークが長いのは、本編で喋ってない分の埋め合わせなのかもしれないと思いました。

それにしても、いまだに、あれだけシンプルな舞台にお客を集中させるだけの「好き」パワーを引き出すのだから、小林さんは大したもんだと思います
ワタシは、40超えたら無理っしょ、とか思ってた。
・・・なんか、最後に、おっさんくさい感想を言ってしまいました(^-^;)
Commented by RK at 2015-09-05 21:45 x
お久しぶりです。福岡公演2日目を観て参りました。演出が少し派手なくらいで12月の本多と全然変わらないなー、と思って観ていたら他の方も仰っていた衝撃の食べちゃうオチでした。自分的にはかなりの鬱エンドだと思ったんですが会場では微妙なウケで流されていました。
カーテンコールのトークは12月と全く同じでした。何回目はこれを話す、という内容は完全に固定されているようで普通に観客としてなんだかなー、でした。(決まってると雰囲気で仄めかしてくれれば全然良いんですが今日だけのフリートーク風口調だったので)
考察にもなっていなくて申し訳ありません。またk_penguinさんの記事、楽しみにしています。
Commented by k_penguin at 2015-09-06 16:28
RKさん、感想ありがとうございます。
私は福岡チケットとれなかったけど、福岡公演の間、所用で東京にいかなくてはいけなくなったので、まあ、チケットとれなくて結果オーライだったな、と思いました。

食べちゃうオチが鬱エンドだと感じた理由は知りたいです。
何しろ私は見ていないので、断言はできないのですが、
最初は引きずり回されていた蛾を逆に食べちゃうのだから、それだけポツネン氏が強くなったというわけで、
それは多分おめでたいんじゃないでしょうか。

いや、本当におめでたいとは私も思っていないんですが、
食べちゃうオチは、ポツネン氏が球根ちゃんとの関わりで得た結果であって、かつ、ツアーをやった結果として加わったものでもあります。
それが観客にどう受けとめられたのかな、というのはちょっと気になります。

私個人的には、蛾は観客だと思ってるので、そうだとすると、カメレオンのように蛾を食べることと、
カテコでフリートークのように見せかけながら毎回同じ話をすることは、関連づけることができるのですが(客を「舐める」)、それはちょっと早急な結論かなとかも思ってます。
Commented by もろみ at 2015-09-09 11:42 x
はじめまして。友人に誘われて観劇に行きました。
事前に見ていたDVD(maru)のほうが好みでした。
千秋楽だからか熱心なファンに囲まれ、そちらの反応に気を取られ過ぎてあまり集中してみることができませんでした。
映像で見ると、また違う感想を持つのでしょうが、たぶん見ません。千秋楽の小林さんはショートのオールバックでした。
内容も最初の方の公演とだいぶ異なっているのですね。
こちらの考察やコメントも興味深く拝読いたしました。

さて、球根についてですが、小林さんの思う観客なのではないかと思いました。こちらの考察で片桐さんや子どもを投影したものという説も大変納得がいくものなので、茶々を入れるようで申し訳ありません。
お笑いの世界で成功(蝶)をつかみたい小林さん(ポツネン)。
そこに、ファン(光の粒)が。小林さんのネタ(冷蔵庫の中=頭の中?)を見て(食べて)だんだん増えた(大きくなった)。重圧(翁)から逃げたり、閉じこもったりしてたけど、球根が食い破ってきた。(スランプを感じても、ウケて安心?)そして、劇場湧かせて(さざめく大木)大量の観客が見える(光の粒)
そんな話なのかもしれないと考えていました。

自分の生き方を肯定する話なのかな、と。
Commented by k_penguin at 2015-09-10 00:27
もろみさん、初めまして。感想ありがとうございます。
もろみさんの解釈もありだと思います。
小林さんの作品は、幾通りもの読み方ができるのが特徴なので、
球根ちゃんを片桐さんととらえることと子供ととらえることと観客ととらえることは、全部矛盾しないのではないか、
むしろ、成立する話の数が多いほど、作者の内面の正しい描写になるのではないかと思います。
なんにしろ、最後のたくさん降ってくる光の粒は、たくさんの観客(観客から得られるパワー的な何か)を示していると思います。
劇場において、「劇場で表現する自分」をテーマとした作品をやる自己言及性もポツネンの特徴だと思っていますし、結局、自分を肯定するのも小林さんの作品の特徴です。
いままでは、自己肯定に無理がある作品が多かったのですが、今回のものには一応無理はなく、作者は心情的には安定しているのではないかと思います。

ただまあ、私にいわせれば、子供と片桐さんと観客は完全に別物なので、それを抽象化するにせよ、同じもの扱いにする点に無理があって、
今はそれで済んでいても、そのうち歪みが出てくるかもしれないとは思いますが
まあ、そのときはまたそのときでしょう。
Commented by K2 at 2015-09-20 19:33 x
初めまして。数年前から拝見していました。
今回、k_penguinさんが公演を観られたかったので、感想を伺うことができず残念です。
本当はアンケートなりチラシの裏にでも書けばいいのかと思うのですが、アンケートに書いても、結局、彼自身がそう思わなければ変わることはないであろうし、かといって自分で溜め込んでおくのに限界を感じたこともあり、こちらに思いの丈を書かせていただくことにしました。
傍迷惑なことで申し訳ありません。
-----------------------------------
小林賢太郎自身は[いい][よい][質のよい][面白い][本当に面白い]作品を創り続けていると言っている。
(今回のカーテンコールで毎回、そう言っていました。若干、言い回しが変わることはありましたが)
本人にとってはそうなのだろう。
また、未発表の作品のアイディアがたくさんあるといっている。
それはそうなのだろう。
では、なぜ再演を続けていたのだろうか?

本人にとっては、おそらく完璧な作品を作ることが大切で
そのために美術や映像などをブラッシュアップして完璧な作品を創っているのだろう。

好みにもよると思うが客が求めているのは細部の完成度なのだろうか?
ほかの人は知らないが、わたしは細部の完成度を求めていない。
映像が日々追加・更新されることにより、
幹であるはずのストーリーがどんどん軽く・薄くなり、つまらなくなっていく。

再演初日の演目は映像ばかりが目立ち、
キャラが希薄となり、なぜそのような行動を起こすに至ったのか動機がわからなくなっていた。
その後、修正されたが、アンケートで指摘がなければ気付けないことなのだろう。
スタッフにそのような指摘をできる人材がいないことも問題である。

『うるう』が再演になる。
個人的に『うるう』は好きな作品であったが、再演には懸念を抱いている。
これまで再演された作品で、初演を上回ったと思えるものがひとつとしてないからだ。
好きな作品であっただけに、再演を観ることにためらいがある。
Commented by k_penguin at 2015-09-20 23:34
K2さん、こんばんは。
思いの丈をどうもありがとうございます

うるうの再演を公式HPで見たとき、何よりあれから4年たったということにびっくりしました。
「うるう」は、当ブログ的には盛り上がった幻の問題作ですが
4年経ってからまたやる意味が観客的にはあまり見いだせないのではないかと思われます。
小林さんは4年前の公式のメッセで、既に再演を視野に入れていることを述べていたようですが
大きくストーリーが変わることはないと思います。

ワタシ的には、小林さんの作品は、新鮮さが命ととらえています。
その当時の小林さんの内心の風景を産地直送でお届けいただくことで、「深読み」する側は美味しくいただけます。
その観点から言えば、小林さんは、繰り返し上演するごとに、主張の鋭さが鈍くなっていくという特徴があるので、再演はあまり美味しくはないです。
主張の鋭さが鈍くなるのは、小林さんが、物事を主張するためではなく、自分の中で物事を納得させるために
舞台を行っているためじゃないかと思います。
現実への異議申立がその矛を収め、妥協を重ねるほど、心は平穏を取り戻しますが、主張は鈍くなります(現実の方を変えるという選択肢は初めからない)。
うるうも、孤独な人と少年が何となく適当にいいかんじの交流したちょっといい話、になるだけなんじゃないかと思います。

そりゃ、美術や映像、演出的には、より洗練されることは間違いなかろうと思います。
子供をチェロの音がやるんですもの、なんかオサレじゃないすか。
観客の想像力を刺激するとか、そういう褒め言葉言えるしさ。
でも、それだけの作品になるんじゃないかと思います。

ワタシは、現在九州にいますが、年内に東京に戻りますので、
チケットが取れれば、東京公演を見ようと思います。
個人的には、パッヘルベルのカノン使うの止めて欲しいんだけど、
使うんだろーな...
Commented by K2 at 2015-09-21 20:14 x
k_penguinさん、レス、ありがとうございます。

東京に戻られるのですね。
本多はキャパが少なめなので激戦が予想されますが、チケット、取れるといいですね。
『深読み』、楽しみにしています。
<< 但馬屋老舗の 「さいコロがし」 『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々... >>


by k_penguin
プロフィールを見る
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新のコメント
元編集者
by お前 at 10:38
smashigeさんお..
by k_penguin at 21:32
お久しぶりです。お元気で..
by smashige at 20:06
箱蜂。さん、コメントあり..
by k_penguin at 00:23
初めまして。高校二年。ラ..
by 箱蜂。 at 16:43
ありささん、コメントあり..
by k_penguin at 02:02
初めてコメントさせていた..
by ありさ at 19:26
ラーメンズは復活しないと..
by k_penguin at 21:39
お返事ありがとうございま..
by agni88 at 22:49
>4つめの記事の価値ある..
by k_penguin at 22:51
agni88さん、コメン..
by k_penguin at 22:50
初めまして。textの記..
by agni88 at 02:03
りしこさん、コメントあり..
by k_penguin at 00:19
初めまして。ブログ、いつ..
by りしこ at 21:37
そのようですね。 外国..
by k_penguin at 15:19
ポツネン2017 東京..
by 南大介 at 13:52
クレイジーソルトペッパー..
by k_penguin at 23:33
ペンギンさん、コメントあ..
by クレイジーソルトペッパー at 13:57
公式HPの存在や自分のキ..
by k_penguin at 23:13
> 王様が悪かったから王..
by k_penguin at 13:21
ブログパーツ
カテゴリ
タグ
以前の記事
検索
リンク