『振り子とチーズケーキ』小林賢太郎演劇作品

小さくてかわいらしい作品だから
「私はこの作品が好き」という人はいるかもしれない。
レトロっぽいかわいらしさは女性受けしそうだし。

しかし、今、小林賢太郎の作品を見に来る客が何を期待して劇場に来ているのか、よく知らないのだが、
小林賢太郎の得意とする、マジックぽい表現や、脳トレ的な要素もほとんど無い。
もちろん話はgdgd。
つっこみどこがありすぎて、あらすじを書くだけで、悪口のオンパレードになるので、
とりあえずここで止めとく。
この作品を評価するという人の意見を聞きたいと俺は真剣に思っている。



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深読みは可能だけど、難しくはない。
この話は、
 "主人公が女物の日記を拾えば、その持ち主と結ばれるはずである"
という、先入観を使わなければ見続けることができないし、
先入観を利用して物語を作る作者のパターンからすれば、
最後、主人公が書き始める「日記」は黒い表紙の日記帳だったけど、
本当は花柄の日記帳であるべきである
ということがわかる。

ということは、
まあ、そういうことで、
最近の小林さんは、
振り子が止まるよりはましと
花柄スーツらしいです。

追記 11月10日

舞台を見てから1月ほどたって、当初の怒りが薄れてきた(というか、観たことを忘れ出した)ので、多少冷静な文章になれるかな、と思ったので、書いてみる。
記事の後半、何言ってるのかよくわからないと思う人も多いだろうし。

作品の内容をほとんど忘れた今でも、印象として残っているのは、
 日記の文章の不快感。
だ。
いちおー主人公が2人がかりで妄想を広げる謎の日記なのだから、
それ相応の魅力というか、「書いた人のこと知りたい!」と思わせる何かがあるべきなのに、
まっったくそれがない。
もし現実に、公園で誰かが置き忘れた日記を見つけ、
花柄の表紙にひかれて中を覗いてみたとして、
俺だったら、最初の日を読んだだけで、日記をそっと閉じ、
目の前の鳩を眺めることに専念するだろう。
最初の日の記述だけで、
それが事実を記載したものでなく妄想日記であること、
この書き手は嘘を事実らしく書くだけの文章力が全くないこと
嘘をつこうとしているのに、ネットに書かず、日記という、他人に読まれることを想定しない手段を選んだことから、
他人に評価されることを恐れている人であること
が、わかるからだ。
そういう女とはなるべく関わり合いにならない方が無難だ。

てゆーか、最初の日の記述で、それが妄想日記であるとわからないやつの方がどうかしている。
日記を巡って、旅行会社の添乗員だろうとかキャッキャしている2人が理解できなかった。
なぜ、こんな稚拙な嘘につきあってやっているのだろうか?
しかも、日記を読み進めると、食べ物の記述はやる気が感じられないほど短いのに、男の描写は長く、しかも、抽象的でありがちな表現を連ねるだけとわかる。
・・・もう完全にやばい奴じゃん。まだ801系の小説でも書いてる方が自分に正直でよろしい。とってつけたように美味しいものに興味があるふりをしてるとこがいよいよ気持ち悪い。

そういうわけで、
書き手を知りたいという気に全然なれなかったのが、この作品の一番の低評価である点だ。

と、
ここで記事を終わらせるのが通常であるが、
そこをもう1つ考えを進めるのが当ブログである。

なぜ、主人公達は、この日記に興味を持ったか。言い換えれば、
作者はこの日記が人の興味を引くに足りると考えたのか。
自分であれば興味を持つ。と思ったからだ。
つまり、そういう女が好みなのだ。
なぜ、好みなのか。
答えは明らかで、自分に似ているからだ。自分に似ていて、自分より能力が低い。

「振り子とチーズケーキ」は、彼の「理想の女性像」をご紹介した作品である。
俺には全く興味ない情報だけど。
でも、こんな女性は現実には存在しない。
だから、最後に書くべき日記は、黒い表紙のものではなく、花柄であるべきだ、
と、前の記事に書いた。
日記の存在も、もちろん彼女の存在も含め、すべてが空想話なのだ。

チーズケーキは見ていても味がわからない。食べてみなくてはわからない。
女性も空想しているだけではダメ、行動しなければ。
作品の最後はそう言ってるけど、
でもね。
まずそうなチーズケーキを実際に食べると、十中八九、まずいもんだよ。
チーズケーキの形ばかり眺めて、美味しいかどうかを見ようとしないで
かぶりつく奴を誉める気にはとてもなれないね。


12月30日
「振り子」の公演も終わりましたし、年明けには次の作品の告知があると思いますので
そろそろ、まとめに入りたいと思います。

久しぶりに、コメント欄での対話やご新規さんが多く、充実しました。その一方で、記事で募集した「作品を評価する方」からのコメントはあまり得られなかったです。
なんで私の評価と真逆の意見を募集したかというと、
この作品を
"花柄の日記を拾って、好奇心から中を読み、書いた人に触発され、自分の殻を破る第1歩を踏み出した。よかったね!"
 と、いう話ととらえる方も多いのではないかと思ったからです。
でも、そうとらえると、おかしな点がざくざく出てくる。

主人公達はこの日記を書いた人はどんな人なんだろう、ということはさんざん喋っていましたが、
職業とか、人物を特定する情報ばっかり話していて、
彼女の人となりについてほとんど印象に残る会話は無かった。
それはまるで探偵ごっこのようで、早い話が、
女性(多分若い)の日記を拾ったことをきっかけにHできないかなって思ってる男がやることと違いはない。
確かに下心の話はしないが、だからといって精神性の高い話もしない。
彼女をバカにもしないが、評価もしない。
それは、創作意欲を触発されている人の反応じゃないです。

そういうこととか、日記を書き始めるだけというオチの弱さとかを、この作品を肯定する方々は、どう処理しているのかな?
と、思ったのです。
まあ、
自分と反対の意見を述べているブログにあえてコメントする気になれないのも仕方ないことなので、意見が来なくて当然なのですが、
ネットなんだから、仲間内で群れ合うだけでよしとしないで、もう少し冒険してみたらどうなのかなって思います。特に、自分の殻を破りたいとか破れたとか、ほんとに思っているなら。
余談ですが、小林さん萌えの方はコメントしてくれたのは、興味深かったです。やはり愛は強いんですね~。

さて、作品の話に戻ります。
主人公達は、同一人物なので、嘘は言わない、という設定になっています。
そのかわり、本人が自覚していないことは、全く語られない。
だから、彼女についてどう思うか、なぜ日記の持ち主を苦労してでも探したいのか、全く触れられていない。
ホントは彼女に惹かれているけど、「好き」なんて言えないから言ってない。
のか
ホントは使い捨てだと思ってるけど、そんなこと言えないから言ってない。
のか。
その辺、観客に丸投げされてます。

でも、それらの答えは、無意識的な事柄として、作品の中に隠されているはずです。
Hが目的なら、エロい話が出る頻度が上がる、心惹かれているなら彼女の本質についての話が増える、という具合に、彼女に求めることが主人公達の雑談の中に浮かび上がるはず。
結果として、主人公達は、自分の話ばっかりしていました。そもそもタイトルからして、「振り子」が興味の中心らしいのはわかります。主人公が何か夢中になって、テンション上がれば振り子が動くらしいのもわかります。
とすれば、この話は、
夢中になれるようなものが何かほしいと思っているところに、手頃なおもちゃが来た。
いや、むしろ、
実はさして面白いとも思っていないんだけど、おもちゃはこれしかないから、テンションを無理矢理上げてはしゃいでみた。
そうとらえることになりそうです。

いろいろ妙なんだけど、その不自然さは
黒い表紙の日記が、ラーメンズの新作を指しているという仮定にたち、
主人公(作者)は、無理矢理でもテンションをあげ、自分から進んでおもしろがらなければならない立場にいる。
と解釈すれば、割とすんなり納得できてしまいます。
主人公たちが、彼女についてどう思うか、なぜ日記の持ち主を探したいのか触れないのも、自分を縛っている社会的事実を見ないようにしているためということになります。
青息吐息の現実を、花柄の日記に触発されて新しい1歩を踏み出したというポジティブな話にゆがめて、それを排外意識が強くなりそうな小さな劇場の観客に見せることで既成事実化して、終局的に自分に納得させる。
そういう作業のための作品なんじゃないか。
私はそう思います。

『振り子とチーズケーキ』 2個目
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by k_penguin | 2013-10-11 22:39 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(112)
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Commented at 2013-10-12 01:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-10-12 01:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-10-12 12:00
非公開コメントさん
コメントありがとうございます。

>ただ、好きなのです。好きな人には会いたいでしょ?

久しぶりに、原点を見ました。
原点にして最強。
「かっこいい小林さん」を舞台に求める方が多数派だと思っていたのですが、
今は「かわいい小林さん」が良いという方が多いのでしょうかね。
全然ネットをチェックしていないので、
ファンの変遷がわかっていないのですが
多分、あなたのようなお客さんが劇場の多くを占めていて、
(初期に見られたような、本気で小林さんを「ネ申」扱いするタイプはさすがにもういないよね)
だから、小林さん個人を好きではない私は、居心地が悪い思いをするのでしょう。

ともかく、
小林さんが好きな人でも、
別に作品自体を面白いとは思っていないし、
作品と小林さんを別のものとしてとらえている
ということがわかって、興味深いです。
コメントありがとうございました。
Commented by tomoco at 2013-10-12 14:54 x
penguinさん、大変ご無沙汰しております。
昨日のマチネ観劇してきました。
もうK.K.P.は行かないことにしようと思って帰ってきました。
こんなに居心地の悪さを感じてしまうとは。

「うるう」にはあった、絵作りという点での魅力が
再演ロールシャッハにも今回のものにも感じられず、
となるともう、私には・・・

Potsunen公演に期待。
はい、まだ小林さんが作るものを観たい気持ちはあるのです。
Commented by k_penguin at 2013-10-12 16:05
tomocoさん、お久しぶりです。
>絵作りという点での魅力
 繊細さは無かったですね。昭和レトロな抜け感がある舞台でした。
 女子に媚びている。という批判が出るかな?と、思ったり

>Potsunen公演に期待。
tomocoさん的にはP+はどうだったですか?

私はもう小林さんは繊細な物を作らないんじゃないかと思います。
彼の色使いとテーマは深く関連していて、
言いたいけど、言えないこととか、察して欲しいこととか、
そーゆーデリケートなテーマになるほど色が語り出します。

でも、そういうデリケートさって、
対人関係においてでしか出てきません。
独り言にデリケートさは無縁です。自分に対しては、隠す意味が無いからです。
(これは今回の舞台でも繰り返し語られています)
P+で他人を完全に排除してしまったので、もう彼は独り言しかいうことはありません。
それまでいた彼の中の他人(片桐さんにしろ子供にしろ)すら消えてしまったのです。

振り子が振れなければ美しいものは作れないし、
振り子を振らすことができるのは他人だけなのです。
振り子を振らして欲しいと彼は思っていますが、
でも
いままで振らせていた人たちを追い出したのは彼自身じゃないですか。
Commented by tomoco at 2013-10-12 17:57 x
小さな演劇作品とのことでしたが、
ホント小さい、人形劇か人形の家サイズみたいでした。
ムーミンのパペットアニメーションの雰囲気まで作り込んでくれたら!
スナフキンみたいなの出てきたし。

>tomocoさん的にはP+はどうだったですか?
私は「P+」好きでした。
美術も技も堪能できました。

>彼の色使いとテーマは深く関連していて、
そうなんですよね。私が好きなのはそこの部分。
「P+」で使われていた赤は、本当に美しかった!
色に関するスイッチを入れたり切ったりする人なのでしょうかね。
私服からも分かる通り、通常色彩への感覚は鈍く、
何か表現したいデリケートなものについて思考を巡らした時にだけ
色彩の感覚がブワッと開くというか、
色が道具となって語りだすというか。

penguinさんの予想通り、もう繊細なもの作らなくなって
色彩の感覚が開くこともなくなってしまったら
非常に残念です。
Commented by tomoco at 2013-10-12 18:03 x
そう、書き忘れましたが
チラシと演劇本体のイメージの乖離が、かなり気になりました。
今までこんなに離れちゃったことありましたっけ?
Commented by k_penguin at 2013-10-12 20:10
P+、お気に召されたようで、良かったです。
深読み的には、「引きこもり宣言」なので、ワタシはそこが嫌だったのですが、
深読まなければ作品自体は良い物なんじゃないかと思います。

>私服からも分かる通り、通常色彩への感覚は鈍く、
 あはは、そうですよねー。
「大工の掘っ立て」ってやつなのかな。
Commented by k_penguin at 2013-10-12 20:10
今回の作品については、
小さくて、甘くて、安っぽい。
100均で買えるお菓子みたいだと思いました。

>チラシと演劇本体のイメージの乖離
 作り手的には、雲と妄想のもわもわを重ねてる、チラシのイメージだと思います。
ワタシが常に小林さんの作品に疑問を呈しているのは、
作り手と受け手の思惑がずれていて、それに作り手が気がついていないことです。
今回も、
「終演後はお腹がすくかもしれません。」(13.10.9 [WED] 公式メッセージ)
とか、
 「旅行に出たくなるかも」(カテコで言った)
とか、
あり得ないことをまじめに言ってました。
 「イタリア。ピザ。おいしかった。」の単調な羅列を聞かされて
腹のすくやつがどこに居るんだっつーの。

この作品を作る作り手の本当の動機は、
心が固まってしまうことへの恐怖
だと思います。
作中では、自己否定的なこと言い出すと出てくる干しワカメかぶったみたいな黒い人として、ちょっとしか出てきていないうえに描写が雑すぎですが。あ、雑なのは直視できないからなんでしょうが
チラシの暗い感じのモノトーンや小林さんのぼやけ具合とかに
不安感が出ていると思いました。
Commented by tomoco at 2013-10-12 21:14 x
ああ、そういうことですね。納得。
チラシと演劇本体のイメージの乖離は
作り手と受け手の思惑のずれを象徴しているわけですね。

不穏な黒い雲のような、大きな不安感を抱いている作者は
それを根本のテーマ(動機)としているから
イメージの乖離など感じていない、ということ。

美味しいもの食べたい、世界一周の旅がしたい、
たとえ本の中や空想の中でも・・・
という時に、曇り空を想像する人なんていないですもん。
Commented by k_penguin at 2013-10-12 22:11
チラシをあらためて眺めましたが、
見方によってどうとも取れるように感じました。
(両義的に作られている?)

レイアウトに安定感があるので、ぱっと見、不安はない絵です。

上部には抜けるような青空があるけど
モノクロだから青空は黒く表現される。
上部5cmを隠してみれば、どんより雲です。

モノクロなのは、雲の立体感を強調するためで
入道雲のように妄想がモクモクしている状態を表している、とも言えるし、
白黒のコントラストの強さが不安とのせめぎ合いともとれる。
小林さんがぼやけているのは、
今回のテーマが日記に関する妄想そのものにあるからだとも言えるし
自分が消えてゆくことともとれる。

雲を切って落ちてくる雨のような金色の文字だけは
はっきり自己主張していますね。
Commented by tomoco at 2013-10-12 23:09 x
チラシ撮影時のことを書いたstaff notes に、
狙うのは、今にも雨が降り出しそうな雲。
とありますねー。
Commented by k_penguin at 2013-10-12 23:24
ほんとだ!
staff notes全然読んでないから
気がつかなかった(・ω<) テヘペロ
Commented at 2013-10-13 12:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-10-13 13:56
悪口のオンパレードを聞いてみたいとのご要望が入りました。
いろんな嗜好の方がいるものだなあ。と、しみじみ。

観劇した夜にオンパレードをやりかけたのですが、
読んでると、まるでワタシが
悪いひとみたいに思えてきたので、
途中で止めて、記事やコメント中に悪口を小出しにしています。
まだ見ていない人に
いきなり身も蓋もないあらすじ読ませるのもどうかと思ったし。

と、これだけ前置きしといて、
身もふたもない悪口のあらすじ書きます。

空想癖のあるつまんない男がつまんない空想日記拾って、
男に関する妄想ばかりたくましくさせてるつまんない女が
運命の人かもしんないとかつまんない誤解して
つきあうことにする話。
です。
Commented by k_penguin at 2013-10-28 22:27
聞いてないです。
何か面白いこと言ってたですか?
Commented by k_penguin at 2013-11-10 15:06
記事に追記しました。
Commented at 2013-11-21 18:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-11-21 22:07
コメントありがとうございます。
昨日ということは、新潟公演をご覧になったのでしょうか。
小林さんと竹井さんの掛け合いを楽しまれたようで、
よかったです。

竹井さんはとても達者で良い雰囲気を作るのですが、
小林さんが誰かと掛け合い的なことをやると、
どうしても
 「片桐さんとやればもっと…」
と、比較されてしまうのが難儀なとこですねえ。
やはりお客さんの多くはどこかで
ラーメンズの小林さん、
を望みながら見ているのかも、ですね。
Commented at 2013-11-24 19:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-11-24 21:13
コメント、ありがとうございます。

投稿者さんが感じられたという疎外感は、私も感じましたし、
他にも感じたという方はいると思います。
私は記事に、
>この作品を評価するという人の意見を聞きたい
と書きましたが、その意図は、
 笑ってる人は多いようだけど、小林萌え以外で、純粋に作品に笑ってる人って、いるのかな?
と思ったからでした。

今のところ、作品自体を面白いと言っている人は見かけていないです。

KKP(『小林賢太郎演劇作品』)は、以前から、
 小林さんを愛でる集まりだから、作品自体の出来はどうでも良いんだ
と、言われているようですが、
小林さん自身は一応トライアンフくらいまでは
衣装や美術だけじゃない作品だということを見せたい、的なことを言っていたと
記憶しています。
でも、今回の作品は、
今までの小林さんの作品には一応見受けられていた
トリック的な驚きやサプライズ的な展開が全く見られなくなって、
もう、「作品を見せる」こと自体を諦めちゃったな、と思っています。
だから「振り子・・・」は
本人が客に「小林萌えしてくれ!」と言ってる作品だと思います。
Commented by ゆまき at 2013-11-28 00:25 x
 はじめまして。半年程前にラーメンズを友人を介して知り、このところ作品や作風に疑問を感じ始めた者です。高校時代、演劇部員だったというのもあり、小林氏の演技に対しては「ああ、こういう演劇部の男子いるわあ。」と遠巻きに見ていたのですが、(私は特段小林さんがお上手とは思いません。まあ、自然さが無くて好きでないだけなんですが。)ファンの方々の盲目的な入れこみかたに少々引いていました。ラーメンズと他の芸人さんのユニットコントに対しても、まるで他の芸人さんが邪魔であるかのようなレビューをしていたりする、モラルの無さが伺えます。
 それから、もう一つ疑問なのが、なぜ小林氏は他の演出家や脚本家と一緒に作品を作らないのでしょうか?ファンがよく言う事として、「ラーメンズは演劇界からも高い評価を受けている」というのがあると思いますが、小林氏がやっているのは「演劇」ではないのでしょうか?ファンはまるで小林氏が至上のクオリティを持つように言っていますが、「演劇界」の中を見れば、野田秀樹のような化け物的才能が多くいると思うのですが、なぜ「演劇界」を知ろうとしないのでしょうか。ペンギンさんはどのようにお考えですか?
 
Commented by k_penguin at 2013-11-28 21:34
ゆまきさん、コメントありがとうございます。

>「ラーメンズは演劇界からも高い評価を受けている」
 その評価の実態は、
 演劇畑にいる方の一部にラーメンズをよく褒めてくれる熱心なファンがいる。
というだけのことだと思います。小林さん自身はあまり「演劇」の話をしないです。
「舞台」の魅力についてはよく語りますが、言及する作品は、コントや、エンタメ系ステージがほとんどで、深く考えるタイプの作品について評価したり感想を言ったりすることはないです。
彼自身としては、基本「コント」と分類されるものを作っているつもりなんじゃないかと。
でも、褒めてくれる方に文句を言う必要はないし、
それで自分が得する仕事の話(「劇作解体新書」のような)を持ってきてくれるのなら「演劇」でも構わないし、
また、面白いコントが作れなさそうなら「小林賢太郎演劇作品」って言っときゃいーや。
という感じなんじゃないかな。
Commented by k_penguin at 2013-11-28 21:34
>なぜ小林氏は他の演出家や脚本家と一緒に作品を作らないのでしょうか?
 協調性がないから。

>盲目的なファン
そういう方々って、以前はいましたが、今もまだいるんでしょうか?
(小林さんのスタッフはそうみたいだけど、それは小林さんの協調性のなさがそれを強いる結果になっているだけだし)
小林さんが「至上のクオリティ」を持つかどうかに関しては、そういう方々からのご意見をいただきたいのですが、
まあ、いたとしても、確実にこのブログには書き込まないでしょうから、無理なんでしょうけど。
Commented at 2013-12-01 00:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-12-01 00:58
コメント、ありがとうございます。

抽象的な感想ですが、本当に感じたことであれば、
投稿者さんが危惧されているような見当違いということは
決して無いと思います。

私は投稿者さんが感じられたという
虚しさ、やりきれなさの中身が知りたいです。
私個人としては、
 小林さんは、情けないって思ってます。
 日記の持ち主と出会うこと、新しい日記を書くこと、
 それらはもう心を熱くすることではないことが明らかであるのに、
 その現実を見ようとしないで無理矢理はしゃいでいるからです。

投稿者さんが感じられたことが、
私の感じたこととと同じものなのか、また違うことなのか、
よろしければ、コメントいただければ嬉しいです。
Commented at 2013-12-01 01:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-12-01 13:22
そもそも、主人公にとって、
日記を書くことって何だったんでしょうかねえ。
前から考えてた空想話を
人に見せること前提としないでただ書き留めることにしたってだけでしょ。
投稿者さんがおっしゃるように、
世界と断絶して自分との対話に戻ったってことですよね。
でも、「振り子」のテーマとして最後に語られた言葉は、
"チーズケーキは眺めていても味はわからない。食べてみなければ"だったから、
作者としては、日記を書くことで行動した気でいるんですよね。

花柄お嬢さんに日記を返したとき、お嬢さんは日記のことを
"空想だけど、空想じゃない。日記を書いているとき、もう1人の私が旅をしている。"
そんな感じのことを言って、主人公を喜ばせてましたね。
日記を書くことが自分との対話にとどまらない行動になるというのなら、そのリクツは
 空想だけど、空想じゃない。
という主張に見るしかありません。
 たまたまお嬢さんと自分が「日記を書けば、それは空想じゃ無いんだ」という点で同意したから
そのリクツで作品のラストを作ってもいいんだ。
という発想は、バカという以前に、情けないです。
Commented by 五月 at 2013-12-02 00:54 x
こんばんは。一晩たって冷静になりました。泣くほどではなかったです。稚拙な文章申し訳ありません。

>そもそも、主人公にとって、
 日記を書くことって何だったんでしょうかねえ。
なんなんでしょうね。日記じゃなくで、新しい冒険小説を書けばいいのに。
日記という形をとっているのが理解できないです。

花柄日記の彼女の理屈もわからないですよ。
"空想だけど、空想じゃない。日記を書いているとき、もう1人の私が旅をしている。"
してないよ!
どこにも行ってないよ!
と思う私は想像力のないつまらない人間ですね。きっと。

振り子は揺れてもいないし、チーズケーキ食べることはないでしょう。この二人は。


すみません。まだ冷静ではないようです。
 
Commented by k_penguin at 2013-12-02 01:18
五月さん、公開でのコメント、ありがとうございます。

>してないよ!
>どこにも行ってないよ!

(・∀・)それそれwその通りw
これって、こちらの想像力が無いからじゃないんですよ。
花柄日記の内容がバカだからなんですよ。
もし、これがポツネン氏の世界旅行くらいの完成度であれば
"もう1人の私が旅をしている。"
も、まあ納得するのですが、
"イタリア。ピザ。おいしかった。"の連続だから
どこにも行ってないよ!
 って、つっこみたくなるんです。

で、さらに情けないのが、小林さんが
「終演後は旅行に出たくなるかも」
とか言ってること。

まさかの本気か~
 って、思いましたよ。
Commented by 五月 at 2013-12-02 01:57 x
こんばんは。さっそくの返答ありがとうございます。コメントを公開してしまったのは、チェックを入れ忘れたからです。でも、もういいです。花柄日記に負けず劣らずバカ文章ですが、このまま公開にします。

>花柄日記の内容がバカだからなんですよ。

そうなんですよ。あまりにも内容がひどいですよね。
ちょっと話は逸れますが、高校の国語の先生は、日記を続けるコツをこう教えてくれました。
「事実だけを記録すること」
下手に感想を書くと、続かないのだと。

だから、花柄日記はそういうことで、こういう文章なのかな?と一瞬思いましたが、違いますね。
"おいしかった。"って下手に感想入れているし、男性に関しての描写は詳しいし。最後のほうは、料理名だけになってるし。めんどくさくなったのでしょうね。

>「終演後は旅行に出たくなるかも」
そうですか。
どっちでしょうか。
現実で?
それとも、日記で?


Commented by k_penguin at 2013-12-02 12:20
>どっちでしょうか。
>現実で?
>それとも、日記で?

Σ (゚Д゚;)日記という手があったか!
…つか、むしろ小林さんの日記に
 「観客はみな、旅行に行きたいと言っていた。」
と、書けば万事OKなのでは…。
 むかし、
「と、日記には書いておこうっと!」
という流行語があったのを思い出してしまいました。
関係ないっすね。

>男性に関しての描写は詳しいし。
 そこがあの日記の嫌なとこの1つです。
食べ物に関して残念な記述になっているのは
表現意欲はあるけど、テクニックを持ち合わせていないからではなく、
表現意欲が無いからだということが
男性の描写との対比でわかってしまう。
劇中では"空想で書いてるから食べ物の味の記述が詳しくなくて、空想で書いてるから男の記述が詳しい"
と、いうような分析でしたが、それは間違いで
 意欲が低いものに対しては記述が雑になり、高いものに対しては饒舌になる
のです。
男性に対して意欲が高い人なら、餅つきに誘えば来るだろうけどさ…。
…正直、ワタシはつきあいたくないな~。
Commented by 五月 at 2013-12-02 22:11 x
こんばんは。返答ありがとうございます。

>そこがあの日記の嫌なとこの1つです。

私もそう思いました。
なにが嫌かは、うまく説明できないですけど。
これから、大阪と東京の公演があるそうですが、変更にならないですかね。花柄日記の文章。

あと、私が花柄日記の持ち主なら、日記を拾われた人に中身を見られて、それが嘘と見抜かれてしまったら、恥ずかしくて仕方がないですね。餅つきには絶対行かないし、図書館にも近づけないですよ。
Commented by k_penguin at 2013-12-02 23:34
>私が花柄日記の持ち主なら、
>図書館にも近づけない

おっしゃるとおりですね。
知らない人に日記の中身見られて、平気で
 もう1人の私が旅をしているんですー。だから空想じゃないですー。 
とか言うのって、かなりイタイ人か、
でなけりゃ、実はその日記は見られても良いと思ってる人です。
Σ (゚Д゚;)もしかして・・・
最初からすべて計算で、わざとベンチに日記を置いといたのかも・・・
 お、おそろしい子・・・!(姫川亜弓で)

日記の文章は、変更にはならないと思います。
わかっているのは、
小林さんは意図的に、食べ物の記述は薄くて男の記述は厚い女性のキャラを作り出したのだし、
そういう人がかわいらしい人なんだと思ったし、
かわいらしいからみんながその日記を気に入るだろうと思った
ということです。

公演を見てから1月以上たちましたが、
いまだにあの日記に90分近くつきあわされたことには腹を立てています。
もちろん、東京の2回目の公演は見ません。
Commented by 五月 at 2013-12-03 00:39 x
>最初からすべて計算で、わざとベンチに日記を置いといたのかも・・・

実は私も同じことを考えました。だとすると、あまりにもこの人は・・・。

>そういう人がかわいらしい人なんだと思ったし、
 かわいらしいからみんながその日記を気に入るだろうと思った

小林さんの[かわいい]は、こういう事なのですか。



ちょっと現実的に考えすぎでしょうか。創作なんだから、そこらへんは流して見たほうが、いいのでしょうか。
花柄日記のこと以外にも、ひっかかるところが多々あって、混乱しています。見終わった後、泣きたくなったことも、うまく説明できませんし。

あの小林さんのお芝居なのだから・・・という思いもあります。
つまり、信じたいのです。小林さんを。私は見当違いな見方をしているのだと。


Commented by k_penguin at 2013-12-03 19:08
小林さんを信じたいのであれば、
当ブログは五月さんには向いていないのではないかと・・・。
うちは、
 おかしいものはおかしいと言う。
という方針です。
あのラーメンズのコントを作った小林さんの作品なんだから、
何か考えがあってやったことであって、それを汲み取れないこちらが悪いのではないか。
と、考える方もいるでしょうが、ワタシは
普通に見ていてわからないような表現は、「良くない」と評価されても仕方が無い。
と、考えています。

>創作なんだから、そこらへんは流して見たほうが、いいのでしょうか。
 昔のラーメンズの作品で、そんなことを気にしたことがあったでしょうか?
そんなことを観客の方が気にしなければならないということは、
作品の減点対象です。
Commented by k_penguin at 2013-12-03 19:10
その一方で、小林さんの作品は、今も昔もある種のルールに沿って世界が構築されています。
ただのへたくそな作品ではなく、
作品のあり方が、私たち一般が考えるのと根本的に違うために、観客が理解できないのです。
小林さんにとって、作品は観客のためにあるのではなく、自分を表現するためにある。
作品は、今現在の彼の精神状態の完璧な反映です。
「振り子」もその例外ではありません。
当ブログは「深読み」をすることで、精神状態を解説したりしてきました。

だから、
小林さんの作品が好きということは小林さんが好きということとイコールだし、
小林さんが好きなら作品も好きなはず。なんです。
作品と彼自身を切り離す考えに彼はなじめない。
リクツでは作品と作者は違うということくらいわかっているのですが、
心の中では、
自分が好きなものは客も好きなはずだし、
自分がかわいいと思うものは客もかわいいと思うはず。
そう思っているし、
それが違うと注意してくれる方も周囲にいない、と言うわけです。
Commented by 五月 at 2013-12-03 21:42 x
こんばんは。

>うちは、
 おかしいものはおかしいと言う。
 という方針です。

理解しているつもりです。だからこそ、ここに自分の考えを書くことにしたのです。

いろいろと考えるうちに、自信がなくなってしまったのです。
私としては、これからもこのブログにコメントを書きたいのですが、いいでしょうか。






Commented by k_penguin at 2013-12-03 22:17
どうぞどうぞ、喜んで。

うちも、Potsunenからこっち、
8年近くずーっと、小林さんに文句を言い続けて、
いいかげんへたばりかけているので、
フレッシュな方は歓迎です。

まだ断片的な印象や疑問がバラバラしている状態のように見受けられますので、
コメントいただけるなら、
なるべく具体的な事項についてお願いします。

ワタシも結構内容を忘れてますし・・・。

五月さん以外の皆さんも、
言いたいことあれば
適時乱入お願いします。
Commented by 五月 at 2013-12-03 23:25 x
ありがとうございます。

では、早速・・・。
と、その前に、k_penguin 様はアンケートは書かれましたか?
というのも、終演後、観客のほどんどの方が書いていたもので。
熱心にペンを走らせて、裏側にまでいっている人もいました。
こういう光景は初めて見ましたので、びっくりしました。
聞けば、小林さんの舞台はアンケートの回収率がいい、とのこと。
それだけ、皆さん熱心に丁寧に見ていらっしゃるのですね。


私は、どのように書いたか細かいことは覚えていないのですが、
 ・主人公は結局変わっていなくて、自分自身の中にはいってし  まっている。これはいかがなものか。
 ・女性の描き方がひどい。
の2点をかなり感情的な言葉で、乱暴な字で書きました。裏側までは書いていません。

あと、カーテンコールで竹井さんより
「あなたにとって無限な食べ物はなんですか?」
との質問がありましたので

ぽっぽ焼き 

と書きました。

たぶん、小林さんは知らないでしょう。
想像で食べた気になるがいい。という思いをこめて。

思い出しました。
私は相当気が昂ぶっていたようです。



Commented by k_penguin at 2013-12-04 00:19
アンケートは書いていません。
腹を立てていたので、一刻も早く劇場から立ち去りたかったからです。
また、
終演直後のアンケートより、
時間がたって、ちゃんとまとまった形でブログに書いた方が良い文章になるので
ワタシは基本的にはアンケートは書かず、
よっぽど言いたいことがあるときだけ書きます(もちろんクレームです)。

他の皆さんがアンケートにどんなことを書いているのかは知りませんが、
感想だけでなく、自分の近況やら、ファンレター的なことを書く方も多いようですし、
一度持ち帰って、手の込んだものを作り上げて、再度公演を見るとき提出する方も珍しくないようです(美術系の方が観客に多いですからね)。

ぽっぽ焼きは
ワタシも知らなかったので、Wikiを見ました。
新潟のご出身なんですか?
Commented by 五月 at 2013-12-04 01:47 x
新潟の出身ではありません。以前住んでおりまして、その時に知ったのです。私にとっては、正に「無限」でした。


>まだ断片的な印象や疑問がバラバラしている状態

そのとうりです。
なので、思いついたところから書きたいと思います。
いままで、書いた内容と重なるかもしれませんが、ご容赦ください。

最後、主人公が女性を餅つきに誘ったあたりで、セットの振り子が揺れました。つまり、自分の殻を破った。変われたという表現ですよね。後日、彼女の努めるスーパーに行って、話までしている。主人公は新しい一歩を踏み出した・・・。
と思いきや、彼女のマネをして空想日記を書くことにしました。

この部分が、私が虚しく、悲しくなったところです。結局変わってない。
それどころか、もう一人の自分ともっと密な関係になろうとしている。
この部分がなければ、ましな話になると思うのですが。









Commented by k_penguin at 2013-12-04 19:41
確かに
 日記を書くから、何なん?
て感じです。
しかし、竹井さんは日記を高くかかげて、やり遂げた感満載の笑みを浮かべてるし、旅支度の小林さんも大喜び。
振り子も揺れているし、やはり、主人公にとっては快挙なことらしいですね。

彼女と空想日記を交換して
互いの妄想を讃え合うつもりなのかとも思いましたが
そういうのでは無さそうです(そうであればそういうシーンがあるはずです)。
彼女を作ることよりも、むしろ、日記を書くことの方がゴールなんでしょう。

多分妖精の小芝居が「変わる前の旅」であって、「変わった後」の宇宙旅行と比較するためにあるシーンじゃないかと思います。
それ以外に、妖精の小芝居の必要性が思いつかないし。
宇宙旅行でも、釣り竿の先に妖精をぶら下げた小芝居と
内容は似たりよったりだと思うのですが、作者にとってはおそらくこの2つは大違いで、
「もう1人の自分」に宇宙旅行をさせること
が、達成すべきゴールとして設定されているのではないでしょうか。

言い換えれば、
自分の創作する物が停滞気味なので、
他人と交流することで新味を入れた新しいタイプの作品を作ることができたよ。
めでたしめでたし。
と、いう話。
Commented by 五月 at 2013-12-04 22:33 x
こんばんは。

空想日記を書く、ということは、主人公にとっては新しい視点を手に入れた。ということでしょうか。それで、以前よりも自由になったのだと。振り子のような、決まりきった生活ではもうない、と。

チーズケーキの考え方「視点が変われば、見方が変わる」が
ストーリーのどこにかかっているのか、よくわからなかったのですが、ここにかかっているということでしょうか?
Commented by k_penguin at 2013-12-04 23:18
「視点が変われば、見方が変わる」(作品の冒頭で紹介される考え方)は、最終的に「見てるだけじゃ味はわからない」と否定されます。
でかいチーズケーキをひっくり返し、ひねくり回す動作は、劇中何度も繰り返されますし、
見方を変えることで、花柄日記の謎(?)が解明されていきます。
チーズケーキが女性を意味していると考えるのが1番ぴったりすると私は思いますが、
それは、「振り子を揺らすため」すなわち、停滞状態を脱する、もしくは鬱状態を脱するための
道具立てに過ぎません。

しかし、何のために、停滞を脱するのでしょうか?
今の生活に満足していて旅行もしたくないと思っている図書館職員は
空想日記を書く必要も、新しい視点も必要ないです。
新しい視点を欲し、新しい作品を欲しているのは、
作者である小林賢太郎です。
つまり、最早舞台から飛び出して解釈を行わなくてはならないのです。
舞台と現実の区別がついていないのが、小林さんの悪いところなのです。

あえて作品に引きつけて説明すれば、
花柄スーツの小林さんの方が主人公で、竹井さんの方が「もう1人の私」です。
竹井さんが空想日記を書くことで得をするのは、旅行に行く小林さんだけですから。
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-05 00:18 x
お久しぶりです。
大阪初日。
行ってきました。
ハハハ、わかっていたとは言え、いやはや・・・
これは、いつもの脳内完結した小林の脳内を更にミニマムにした、何ともちっちゃい、それはかわいらしい作品ではないですか。
確かにね、小林萌の私としては、作品云々を問わなければ美味しい演出ではありますけど。
でも、振り子の振り幅なり、チーズケーキの存在感なりがなっていなさすぎて、小林萌どころではありません。
小林の得意技と言うか手法?言ってみれば悪い癖なのでしょうが「自分が演りたいから演る」的作風?
きっかけとかそれに付随する概念とか、そうするに至る説明をすっ飛ばす演りかたのオンパレード。
これは以前penguinさんも仰っていたと思いますが、忘れているとか、うっかりではなく、小林には必要無いのです。
それは俺様がそうしたいから。
演りたいことのオンパレードなのです。
Commented by 五月 at 2013-12-05 00:18 x
>チーズケーキが女性

なるほど!考えつかなかったです。そして、振り子を揺らすための道具である、ということも。

では、この物語は私が思っているような、「内に入ってしまう」
話ではなく、「今の状態を脱することができた」。という明るい話だということですか?

だとしたら、私の虚しい、やりきれない気持ちはなんだったのか。私には閉じていく話に見えたのですけれども。
見当違いな見方をしていたのでしょうか。




Commented by K☆SAKABE at 2013-12-05 00:18 x
スナフキンな自分も、花柄の自分も、そうありたい自分なのです。
ようするに、振り子云々と言っておきながら小林の振り子は一ミリも振れていないのです。
象徴的に舞台の上方につるされた動かない振り子は、小林自身なのでしょう。
だいたい「なりたい自分と嫌いな自分」って何?
それが振り子の振り幅なの?
なりたい自分のきっかけは上記の理由であきらめるとしても、これは反対語でなければ振り子はねじれてしまうでしょ。
「なりたい自分」に対しては「なりたくない」、ようするに将来のことであって「嫌い」と言う現在の自分に対しては「好き」でなければ、振り子の軌道に幅が生まれず、軌道の途中に折り合いを見つけることもできない。
小林のことですから折り合いなんかどうでもいいのは理解しています。
ならなんでチーズケーキなのでしょう。
見え方が違うという例え話に「正方形で長方形。ある時は三角形。さて何でしょう?」という問いはありませんでした。
それは小林がこの例題にチーズケーキが良いと思ったからです。
折り合いをつけるどころか、はなから小林の中でそれ以外の選択肢はなかったのです。
結果、振り子は一ミリも触れていないのです。
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-05 00:19 x
エンターテイメントじゃないですしね。
大がかりな装置も、大仰な演出も皆無。
見せ場といえば、小林の早変わりと多様性のある舞台装置くらいなもの。
それももう少し使い方があったんじゃなかろうかと思うのですよ。
コンビニを再現した冷蔵庫なんて、船にするだけではあまりにもったいない。
あの一角でコンビニコントするぐらいの遊び心は無いものでしょうか?(煙草に番号までふっておきながら使わないなんて・・・)

竹井さんのサーファー姿をねぶたと言っていましたが、小林の風雲児を見た時、「同じジャン」と思ったのは私だけでしょうか?
稽古場で誰も指摘しなかったのかしら?
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-05 00:30 x
あれ?
「さて何でしょう?」はあったかな・・・
Commented by k_penguin at 2013-12-05 01:09
SAKABEさん、お久しぶりです。
きっと、SAKABEさん、怒るだろうな~、と、
楽しみにお待ちしておりました
期待通りで、ホクホクです(*゚∀゚)
後から又じっくり読むとして、とりあえず思いついたことを。

「さて何でしょう?」は話の冒頭であったような気がします。
心の中で「三角柱」って、答えた記憶があります。

「なりたい自分と嫌いな自分」
あ、そっち、覚えていないや。
竹井さんが言ってたんですか?どんな自分が「なりたい」のかもしくは「嫌い」なのか
具体的に言ってましたか?

まあ、ワカメ男が「嫌いな自分」なんだろーけど。
Commented by k_penguin at 2013-12-05 01:13
五月さん
>「今の状態を脱することができた」。という明るい話だということですか?

 明るい感じで終わっているので、明るい話だと解釈せざるを得ず、
明るい話という前提で、苦労しながら解釈すれば、
まあ、先に言ったような感じかな。 という程度です。

ただ、
この解釈が苦労しなければ出てこないということ、
さらに、五月さんが空しいと感じ、ワタシ(と、少なくともSAKABEさん)が腹を立てているミニマムさは、
作者は明るい話のつもりで作っているが、
その制作姿勢に既に無理があるためだと思います。

現実には今の状態を脱していない。だからこそ、「こうなれば良いな」と、この話を作った。
舞台美術も今までとはちょっと違う趣向。
でも、
「停滞を吹き飛ばせるような、かわいい女性が、出てきてくんないかな~」
という思考で、果たして、問題は解決するでしょうか?
無理無理w
無理だってこと、作者もうすうす感じてて、
それが作品全体からにじみ出るんじゃないでしょうか。
そういう感じのイヤさがあるように思うのです。
Commented by k_penguin at 2013-12-05 23:50
SAKABEさん
小林萌えとしてのSAKABEさんにおたずねしたいのですが。
今回の作品に萌え要素はあるのでしょうか?
マジックもないし、ぱっとした見せ場もなく、ずっとふざけているだけだし。
てゆーか、
あの花柄スーツで、良いのでしょうか?
花柄にもいろいろありますが、安っぽい花柄に見えます。
ウィリアム・モリスの花柄くらいになれば、おおっ、とか思うかもしんないけど、
あれでは、
 普通の服だとかっこよすぎる僕だから、ダサいスーツでウケを狙ってみました。
という感じで引きます。
最後のスナフキンにしてもそうで、
わざとダサいバランスにしてみました。
という、
計算しすぎたゆるキャラみたいな
(ゆるキャラはみな計算されているので、正確に言えば、計算していることが見えてしまっているゆるキャラみたいな)、
そういうとこに底冷え感があったのですが。
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-06 02:56 x
penguinさん
先ずはご期待に添えたようで・・・恐縮です。

>小林萌え
スナフキンも花柄も、どちらも嬉しそうにしてましたね。
演りたいから演ってる感、出てましたね。
竹井さんとの対比で、よりカッコよく見えてたし(竹井さんごめんなさい)。
それがこの芝居の振り幅なのでしょうが、ちょっとあざとい気がします。
小林萌的視点で言うなら、賢太郎七変化といった趣向だったと思います。
花柄の冒頭で、各国の男性を演じる場面では目がハートでしたからね。(すぐ覚めましたけど)
>安っぽい花柄
私には、キットソンの花柄みたいに見えましたね。
女の子が好きそうなんだけど、好きそうなだけっていうか、ありがたがる(想像をたくましくする)程の柄か?みたいな。
(キットソンの花柄にそそられないので、好きな方にはごめんなさい)
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-06 02:56 x
あのですねぇ。
私、間違えてました。
「好き」に対して「嫌い」とか、「理想」に対して「現実」とかという振り幅のお話ではなかったんですこれ。
自問自答している状況で、一番揺れていたのは手に余った「日記」をどうするかということ。
簡単に言うなら、「天使のカツオ」と「悪魔のカツオ」です。
捨てろと言う悪魔の声に、やっぱり返そうという結論に達した時、黒い男は一瞬にしてジャーンと花柄に変わって登場します。
あそこ見せ場です。
多分唯一の。
なりたい自分は、イタリア人でもアメリカ人でもなくて、餅つきの得意ないい人だったってお話です。
だからスーパーに買い物にいったところで、この男の生活は変わらないのです。
堂々巡りってやつですね。
こういうのは、教科書の角に書いたパラパラ漫画でやってくんないかなぁ。
Commented by k_penguin at 2013-12-06 22:28
>キットソンの花柄みたい
あ~、キャスキットソンと言われれば急にありがたい花柄に見えるような気がw

>手に余った「日記」をどうするか
>捨てろと言う悪魔の声に、やっぱり返そうという結論に達した時、黒い男は一瞬にしてジャーンと花柄に変わって登場

あそこは、「捨てる」vs「返す」の対立ではなく、
「解読を進める」vs「解読を諦める」の対立だと思います。
黒いワカメ男は、竹井さん(達)が日記の解読に行き詰まって自己否定的なことをぶつぶつ言い出したとき現れました。
(自分の否定的評価として"嘘つきだし"という言葉が入っていたことが気になりますが、それはおいといて)
ワカメ男は、おおよそ鬱っぽい、やる気をそぐようなことを言います。
でも、"どうせ日記の解読なんかできないなのだから何もするな"程度のぬるいことしか言ってなかったと記憶してます。
だから、日記の解読のヒントがひらめいたとたんに居なくなりました。
ぬるいヤツです。
ワタシでも
「そんなしょーもない日記を解読してしょーもない女とつきあっても、何も変わらないし、関係も続かないから、日記捨てた方が良いよ」
くらいは言えます。
悪役がその程度の「振り幅」が小さい劇という印象です
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-07 18:29 x
「うるう」の時に「大人の児童文学」(だったっけ?)などとほざいていたじゃないですか。
そういうとこ気取ってるんですかね。
私には、男女の機微や世間の厳しさ、それこそ現実を直視できていない小林の弱さにしか感じられないのです。
それがぬるさであり、何も変わっていないことに気づいているのかいないのか、それでも一歩なのだと言いきってしまう浅はかさ。
ワカメ男が暗黒面とするなら、この場合はその暗黒面に打ち勝ったわけではなく、ただ蓋をして見えなくしてしまっただけのようです。
蓋をするほどの暗黒でもなかったと思いますが、振り幅として「悪を表現してみました」的な。
小林自身が暗黒面に向き合っていないために、その処理の仕方がわかっていないのかもしれません。
私としては「戦えよ!」です。
それ以外に暗黒面に打ち勝つ方法なんてありえない。
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-07 18:29 x
「○の人」は試行錯誤の末、雪の玉に行きつきました。
食費を白い絵の具に変えて、現状打破を試みました。
「うるう人」は、現状を少しでも良くしようと落とし穴を掘りました。
方法は間違っていますが、現法打破を試みました。
図書館職員の彼は「日記」を拾ったことで、現状打破ができると思ったのでしょうか?
花柄の「日記」(の作者)は小林にとっての何なのでしょう?
いろんな答えに行きつくのですが、そのたびにムカつくのです。
「こいつ絶対世の中の女はみんな馬鹿だと思ってるに違いない。」
ってね。
Commented by k_penguin at 2013-12-07 22:23
>そういうとこ気取ってる

「カマす」って言うらしいですよ。
小林賢太郎のカマしっぷりはすごいんだそうです。
最近、当ブログに来る検索ワードとして、「小林賢太郎 カマす」が急上昇したことがあって、
逆に調べてみたら、エレ片で水道橋博士がゲストでやってきて、
そんな話で盛り上がったようです。
(検索すれば、書き起こしが見つかると思います。このエントリでも、エレ片について知られてくれたコメントがありました。)
「完売」の「朝生」のころの思い出話をしたようですが、
それなら、水道橋博士じゃなくて、小林さん本人を呼べば良いのに
って、単純に思いましたが、
多分、それはできないようなフクザツな何かがあるんでしょうな。
Commented by k_penguin at 2013-12-07 22:26
ワタシは、
小林さんは、
現実を直視できない弱さに気づいているし、何も変わっていないことにも気づいているし、暗黒面に向き合っていないことも知っていると思います。
以前からずうーっとそういう作品ばっかりだから。
でも、もう
戦うだけの力が無い。
体力温存するために、引きこもったけど、
自分1人じゃどうしようもない。心の振り子が止まっているのだもの。
誰かに助けてもらうしかない。
その誰かはどういう人なのか。想像したその「誰か」が
花柄日記の作者です。
気力が足りてないから、あんなもんしかできないけど、仕方ない。

>「こいつ絶対世の中の女はみんな馬鹿だと思ってるに違いない。」
 
馬鹿が好みなんですよ。彼は。
正確に言えば、
自分が馬鹿にしても怒らない人が好み。
片桐さんとかさ。
Commented by K☆SAKABE at 2013-12-09 01:27 x
>エレ片で水道橋博士がゲストでやってきて、
それYoutubeで聞きました。
片桐はかなり気にしてたみたいですけど、水道橋博士は気にしてなかったって言ったましたね。
その程度のことだったんですね、きっと。

>片桐さんとかさ
言い方変えれば、スタッフやキャストもそうなんだろうなぁって思います。
何せこのご時世に、文化振興補助金出なくても地方回れるなんて、老舗の小劇場だって逆立ちしても真似できないですよ。
劣化だのつまんないだの言われても、事務所にすればドル箱興行なんでしょうねぇ。
そりゃ、イエスマンにもなりますよね。
Commented by k_penguin at 2013-12-09 12:10
>スタッフやキャストもそうなんだろうなぁ
 いやいや、ファンの多くもそうじゃないですかw
今までは一応作品も誉めてた方々も
この作品に至っては、
小林さんを堪能できること以外にとりえを見つけていない。
でも、
それが小林さんの望みなんじゃないでしょうか。
とにかく口を挟まないで、俺のペースで俺の話を聞け
というのが、
小林さんの望みだと思います。

ワタシ最近、カウンセリングの基礎についての講習を受ける機会がありまして、
カウンセラーとしての対応が
小林さんの望む対応なんじゃないかと思いました。
クライアントに共感し、理解し、受容する。
クライアントの、わかってもらいたいという欲求に答える。
批評しない。レッテル貼りをしない。指示しない。
そうすることで、クライアントが自己を受容できるようにする。

まさに小林さんの望むことだと思います。
小林さんも彼なりに問題を解決したがっているということで、
ファンも無意識のうちに、それに答えようとしているんじゃないかと思います。
ただ小林さんと対面してない状態ではカウンセリング効果は期待できないし、
そもそも
当方は客だかんね。
Commented by 鼻風邪 at 2013-12-12 10:33 x
ちょっとだけ心理をかじったことがあるのですが
受容も傾聴も、カウンセラーとクライアントの信頼関係をつくるためのものだったような。
そして彼はお客さんをあんまり信頼してないような…

話はそれますが
開演前のアナウンスで、メモの禁止を明言しているのを聞いて、更にスタッフの方が肉声で声かけしてらっしゃるのを聞いて
ペンギンさんやこのブログの事を思い出してしまいました笑
Commented by k_penguin at 2013-12-12 22:20
鼻風邪さん、お久しぶりです。
>カウンセラーとクライアントの信頼関係をつくるためのもの
>彼はお客さんをあんまり信頼してないような…

 おっしゃるとおりです。
だから、いつまでたっても小林さんはカウンセリング効果(自己受容効果)が得られないんだと思います。
んでもって、小林さんはいらいらして「信頼できる客になれ」と、
客の立ち振る舞いに文句を言い、メモを禁止する。と。

本来、顔も見えてない観客にカウンセラーとしての振る舞いを要求する方が無理筋なんですが、
多分、初期のラーメンズで自己受容効果が得られたので、
密かにまたそれを期待しているのではないかと推測してます。

>更にスタッフの方が肉声で声かけ

おやまあ。
バニー絶好調で空回ってますなw
まあ、公式HPで文句を垂れ流すよりも賢いやり方です。
スタッフは大変でしょうが、
演者のためなので、がんばってほしいものです。
Commented at 2013-12-18 00:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-12-18 19:00
コメントありがとうございます。
今回の公演でメモが禁止されるに至ったきっかけについては
情報が無いので、何とも言えません。
でも、一般論として、
お芝居やクラシックのコンサートでスタッフに
他の客の言動が目障りだ、というクレームが出ることは多いです。
咳が耳障りだ。ストラップに着いてる小さな鈴の音がうるさい。とか。
こういうとき、まとまった数のクレームでない限り、
クレームをいう客の方を取りなすのが普通です。
客同士の争いに、劇場や演者側は関わりたがりませんから。
だから今回、スタッフが声かけまでしていると聞いて、
それは単なる客のクレーム対応ではなく、演者側の指示ではないかと私は思いました。
で、過去の例からいって、
小林さんはそういうことしそうな人だとも思っています。

ま、彼の舞台なんだから、彼の好きにしたら良いんじゃないですか?
やったことの責任はいずれ本人に返ってくるんだし。
Commented at 2013-12-19 15:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-12-19 19:12
ありがとうございます。
これからもよろしくです。
『ファイアボール』は面白いですよね。
これについても解釈の記事を書いてます。
http://shiropenk.exblog.jp/17537644
一番くじのクリアファイルはネットで全種類買いました。

ワタシとしては、
『ファイアボール』はラーメンズに
引きこもりっぱなしの『チャーミング』はKKPに似てると思ってます(^-^;)
Commented by のんきなK at 2013-12-25 09:37 x
片桐さんのツイッターによると
「振り子とチーズケーキ」を観て感涙 だそうです。
そっか、そーなのね。
よかったね、賢太郎さん。

・・・まぁ、それだけなんですけど。
Commented by k_penguin at 2013-12-25 11:52
情報ありがとうございます。

おやまあ。
まだ片桐さんは小林さんを信用してるんですね。
それは良かったですね、小林さん。
てことは、
片桐さんは無邪気に(?)ラーメンズを期待してるんでしょうねえ…
小林さんは、期待にこたえないといけないですね。
Commented at 2013-12-25 13:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2013-12-25 20:40
コメントありがとうございます。
当ブログが少しでもモヤったときの役に立てば、嬉しいです。

竹井さんの主人公が片桐さんに似ている
という意見は散見します。
ワタシはこれについて、
片桐さんと小林さんを混ぜた存在であり、それはつまり小林さんである。
と、考えています。
「意思が弱い、卑屈、腹筋が出来ない」は、主人公が自己嫌悪になったとき言ってた言葉だと思いますが、そこには「嘘つきで」という、あまりぴんとこない言葉も入っていました。
「嘘つき」は小林さんのキーワードですので、主人公の中には小林さんも入っていると思います。

で、片桐さんを混ぜたのが意図的であるとしたら、
主人公は片桐+小林で、ラーメンズということになり、
それが黒い表紙の日記を書くということは、作品を作るということになります。
ならば、
主人公が日記を書くこと自体が作品のゴールとなってもおかしくありませんし、
それは空想だけど空想じゃないことでしょう。
 あくまでも小林さんにとってだけの話ですが。
あの作品は小林さんにだけ意味があるもので、
客に向けたメッセージなんてないです。
Commented by k_penguin at 2013-12-25 21:17
(ここからは半分自分用メモです)
ただ、よくわからないのは、
「旅行」というキーワードです。
主人公が日記を書くことでもう1人の主人公(小林)は宇宙旅行に出ます。
空想旅行、作品といえばポツネン氏。
最初ワタシは、「振り子」はポツネンの新作に向けた創作意欲の復活の話なのかと思っていました。

でも、それがポツネンではなく、ラーメンズだとしたら、
「旅行」って、何なのでしょう?
TOWER以降、小林さんが旅を扱うことは、本物、空想含め多いのですが、
何のために旅行するのかについて語られることはありません。
空想旅行においては旅行すること自体が目的であるかのように語られます。
実際の旅行においては、旅行することが仕事の不可分な一部であるようです(マルポ便とか)。
「旅行」は目的地があっていくものではなく、自分の身体を動かして移動することそれ自体が重要のようです。
とにかく、今の小林さんには、「旅行」が重要なキーワードです。
Commented by 五月 at 2013-12-25 23:25 x
こんばんは。
いつぞやは、コメントに返答していただきありがとうございました。


雑誌での水野さんと小林さんの対談を読みましたが、次の作品についてもう始まっていると言っていました。そして、みんなびっくりするだろう、とも。

次の作品はどうなるのでしょうね。

Commented by k_penguin at 2013-12-26 00:24
五月さん、こんばんは。
「振り子」について、なにか結論的なものは出たのでしょうか。
気になってました。

デザインノート EXTRAは機会が無くて読んでいません。
「みんなびっくりするだろう」は小林さんが次回作に関してよく言う言葉なので、
あまり過剰な期待は出来ないという気がします。
「びっくり」にラーメンズを期待して「がっくり」となることはあります。
ラーメンズについては、片桐さんのスケジュールがわかれば、ある程度予想はできると思います。ワタシは片桐さんのスケジュール知りませんが。
Commented by k_penguin at 2013-12-26 00:25
前のコメントの続きみたいになっちゃいますが、
「振り子」がラーメンズに向けた創作意欲の復活の話だとしても、
それが成功しているとは私は思えません。
創作意欲は、他人に向けて作ることを決意して初めて強いものになります。
主人公は、彼女を喜ばせるために日記を書くと決意すべきだった。
なのに、逆に、自分の日記を書くために彼女を作っている。
それって、間違っていると思います。
でも
間違っていても、良かったと言ってくれる客が居て、感涙したとtweetしてくれる片桐さんが居る。
そういうのを見れば"やっぱりこの方向でいいんだろう"と思うようになるでしょう。
そうして作る作品は、どういうものになっていき、それは作者にどういう影響を与えるのでしょう?

次回作、楽しみですね。
Commented by しゃら at 2013-12-27 18:14 x
横から失礼します。
あの花柄はやはりキットソンだそうです。
千秋楽でご本人がおっしゃってました。
洋服用の布地ではないので1回着るとしわしわ・・・衣装さん泣かせだそうです(笑)
Commented by k_penguin at 2013-12-27 20:46
おお!ありがとうございます。
キットソンじゃあ仕方ないですね。流行ですから。
しかし、
キットソンの花柄の日記からイメージされる女性って、どんな女性なんでしょうか?
カントリーな女性?それとも、流行りもの好きな女性?
よくわかんないや。
Commented by 五月 at 2013-12-28 00:48 x
こんばんは。気にかけていただきまして、恐縮です。
K_penguinさんの説明で、疑問点は解消しました。主人公が最後に書く日記も、「日記=作品」と見れば必要ですね。
で、納得したのですけど・・・。
結論としては、やっぱり空しい話しだなぁと。
他人の存在は、きっかけだけで、創作には関与させないということでしょうか?




Commented by k_penguin at 2013-12-28 02:03
まあ、他人がまともに創作に関与していたら、
"主人公は日記を書くことにしました。めでたしめでたし。"
なんて話、作るわけないですからねえ・・・。
なんか、自己完結してる中学生のリクツ聞かされたような虚しさがあります。
ま、ロールシャッハもそうでしたが。

そして、
ワタシがこの作品に特に嫌な感じを抱いているのは、
主人公が書く日記が現実においての作品に対応しているのなら、
きっと、花柄日記のお嬢さんも、現実世界に対応している人が居る、
ということです。
その人は、自分がこういう扱いをされているとわかったら、どう思うでしょうか?
もちろん
"わたしが小林さんの創作のきっかけ?それって、ミューズってこと?!すてき!"
と、思ってくださる方なら、
ワタシが「振り子」を嫌な感じと思うのはすごい余計なお節介ってことになっちゃうんですが、
あくまでワタシの考えですが、
常識ある女性なら、もっと別の感想を抱くと思うんです。
Commented by 五月 at 2013-12-28 22:04 x
こんばんは。

>花柄日記のお嬢さんも、現実世界に対応している人が居る

だとしたら、その方に失礼ではないですか?あの文章だと、馬鹿にしていることになりません?創作のきっかけになったのだから、大切に扱うべきだと思いますが。 それとも、馬鹿にしている気はないのかな?
どちらにしても、失礼な話しですね。
Commented by k_penguin at 2013-12-28 22:43
主人公の意識がそのまま作者の意識と解して良いと思うので、そうだとすれば、
小林さんは決して、馬鹿にしているつもりはないと思います。
劇中も、主人公達は無邪気に花柄日記の解読に夢中になっていました。
食べ物に関する記述が短いことや表現がほとんど「おいしかった」しかないことは言及しても、
花柄日記の書き手が「バカ」という評価は決してしなかった。
バカだと言ってないから、バカにしていない。
そういう考えです。
口に出していないだけで、内心では明らかにバカにしていると
判断力ある大人なら思うのですが、
 そんなことはない。だってバカなんて言ってないもん。
と、反論する賢しさがある、いわゆる「可愛げのないコドモ」のリクツで
子供時代、可愛げが無かったことを自認していた小林さんらしいと思います。

そういう、ごまかしがある思考で、
"創作意欲が沸いてきたよ!めでたしめでたし"
と、一方的に自己完結されるとうんざりするし、
その創作意欲って、本物なの?
という、意地悪な疑問もわいてきます。
Commented by 五月 at 2013-12-29 01:15 x
>バカだと言ってないから、バカにしていない
一番たちが悪いではないですか。
では、花柄日記に対しては、「いいきっかけを与えてくれて感謝」ではなく、「あれなら自分はもっといいものが書けるなぁ」ということ?
そういう意味での、創作意欲の復活?
と、考えるのも意地悪ですかね?
Commented by k_penguin at 2013-12-29 02:10
むむ。
意地悪だけど、そうかも・・・とも思います。
だって、あの花柄日記で創作意欲をかき立てられるとしたら
「あれなら自分はもっといいものが書けるなぁ」
くらいしか思い当たりませんもの。

ただ、もしそうだとして、ワタシだったら、
書いた日記を、彼女に見せますね。絶対。
「僕も書きたくなって、書いてみたよ」みたいな軽い感じで。
で、落ち込ませて、密かにほくそ笑む。
「振り子」では書いた日記を彼女に見せる気があるのか
わからないあたりがちょっと弱いです。
が、
主人公の書く日記を現実の小林さんの作品ととらえれば、
作品作って発表することまでが当然含まれるから、
必然的に関係者全員見ることになって、
やっぱり「彼女」も見るんでしょうね。
日記を書きさえすれば、当然にそこまで含まれる。
うーん、とすると、
やっぱり「あれなら自分はもっといいものが書ける」ってことなのかなあ。
Commented by 五月 at 2013-12-30 01:26 x
こんばんは。

自分で書いておいてなんですが、少々意地悪すぎましたね。
でも、「花柄日記」をもっとステップアップさせれば、ちゃんとした作品として成立する、ということかなと。
どっちにしても、「彼女」は眼中になく「花柄日記」だけ注目しているように思います。

>「振り子」では書いた日記を彼女に見せる気があるのかわから ない

最初の印象は、
「主人公は新しい遊び(空想日記)を知って、それに夢中になってしまった」
という感じだったので、私の解釈は誰にも見せないでした。それが、閉じていく感じで悲しかったのですけど。
不特定多数に向けて見せれば、そこに含まれる「彼女」にも見せたことになる、ということでしょうか?
でも、それはちょっと違う気がしますが・・・。




k_penguin さんの深読みはもう先に進んでいるのですよね。
すみません。コメントが戻ってしまって。
キーワードーは「旅行」でしたね。
なんでしょうか?
全然思いつかないです。



 
Commented by k_penguin at 2013-12-30 17:18
「旅行」については、ワタシもよくわからないので、課題にしときます。
どなたか、何か思いついた方は、教えてください。(丸投げ)

>不特定多数に向けて見せれば、そこに含まれる「彼女」にも見せたことになる、ということでしょうか?
 いえ、
「彼女」は小林さんの知り合いで、公演があれば、確実にそれを見る立場にある。
ってことです。例えば片桐さんみたいな。

片桐さんといえば、
小林さんの作品における片桐さんの描写も、まあ、ひどいもんで
何もそこまでバカにしなくてもって思うほどでした
本当にそう思っているのだとしたら、人間関係がこじれて当然だと
赤の他人の立場にワタシは思います。
Commented by k_penguin at 2013-12-30 17:18
でも、ひょっとしたら、それが小林さんの作品の原動力なのかもしれません。
ラーメンズを作るために、今までは片桐さんに求めていたものを
「花柄お嬢さん」に求めたのかもしれません。
だとしたら、創作意欲は、
「あれなら自分はもっといいものが書ける」
というだけにとどまらない何か(でも基本的方向は同じ)だと思います。
また、五月さんのおっしゃる
「主人公は新しい遊び(空想日記)を知って、それに夢中になってしまった」
も、方向としては正しいように感じます。
ラーメンズは、「新しい遊びに夢中」である2人を描くものですから。

小林さん的には、何かに夢中になれれば、それが何だって良いんだと思います。
それがたとえ他人を傷つけることであろうと。
Commented by k_penguin at 2013-12-30 19:00
記事に追記しました。
作品解釈のまとめっぽいことです。
Commented by K☆SAKABE at 2014-01-08 19:48 x
penguinさん
今年もよろしくお願いします。

さて、
>「旅行」
スナフキンないでたちで、冷蔵庫の船をこぎ始めた時に
「これはきっと想像力と言う大海原にこぎ出したに違いない」などと期待したのです。
花柄日記には手強いキーワードが書かれていて、それをRPGのごとくアドベンチャーに見立てて解き明かしていくのではと。
ま、期待した私が間違っていたのですが。
よって「旅行」とは、公演旅行以外彼にとっての「旅行」が何なのか私にもわかりません。
ポツネンにしても、外の世界に出ていっているようでどんどん閉じてる感が否めないし、海外公演を経てこのザマなら、彼はいったい外の世界(ここでは海外)でなにを見て、何を感じてきたのか疑問です。
そもそも、彼は外から何かを取り入れるなんて考えが無いのかもしれない。
Commented by K☆SAKABE at 2014-01-08 20:03 x
彼は外から何かを取り入れるなんて考えが無いのかもしれない
と、書き込みながら思ってしまったので書き込みます。
外にでることで、自分の世界により閉じこもると言うことなのかと。
小さなカマクラの外堀を何重にも重ねて大きなカマクラを作ってみたけど、穴は小さいカマクラのままみたいな。
その小さな穴の中で、このカマクラは大きいと言ってる感じ。
penguinさんのおっしゃっている、
>排外意識が強くなりそうな小さな劇場の観客に見せることで既成事実化して、終局的に自分に納得させる。
なのかなと思ったのですが、何か上手く表現できないんですが、そんな感じです。
すみません、新年早々支離滅裂で。
Commented by k_penguin at 2014-01-08 22:00
SAKABEさん、今年もよろしくです。
年明けすぐに、新しい作品(KKTV6?)の発表があるかと思いましたが、
まだありませんねえ。
さて、「旅行」ですが、正月実家で何気に読んだ、中沢新一の文に
良いフレーズがありましたので、長いですが引用します。

観光は楽しい.観光とは「ここでないどこかへ出かけること」である。そうだとしたら、その定義上、観光が楽しくないはずはありえないからである。
(ry)観光はけっして、どこかの目的地にひたすらむかっていくといった殺風景な行為とは意味が違う。そういう観光は貧しい観光だ。観光は、その道中のすべてが「ここでないどこか」へむかって動いていくことでなけれはならない。つまり観光は、変化の感覚、動きの感覚、差異の体験などといったものに、終始つらぬかれながら、変化や動きや差異そのものを味わうという、ほんらいきわめてゴージャスな行為なのである。
Commented by k_penguin at 2014-01-08 22:11
(引用その2)
喜びや楽しさの感情がよびさまされるのは、この新しいズレとか変化といったものによるのだ。差異の体験はこわばった意識をマッサージする力をもっている。それによって、わたしたちはふたたび、意識に自由でしなやかな流れをとりもどす。景色を眺めながら、意識のこわばりをマッサージする。観光はそのために考案された、サイコ・セラビーのための巧妙な仕組みなのである。
 中沢新一「観光音楽」より
これが「旅行」のイメージに似ています。
だから、SAKABEさんがおっしゃるように、
外から何かを取り入れるというのではないと思います。

・・・てゆーか、彼は「癒やし」をもとめてるのかな?よくわかんないけど。
Commented by yom at 2014-01-10 13:44 x
お久しぶりです。その節は返答いただき、ありがとうございました。
「花柄お嬢さん」が実在する、という言葉がpenguinさんから出るとは思いませんでした。
「振り子とチーズケーキ」はグローブ座で拝見しましたが、「花柄お嬢さん」の日記によって創作意欲が、という展開に、自説だった「誰か」が本当にいるのかも知れないと驚きました。
そして「振り子とチーズケーキ」での扱いがこれなら「花柄お嬢さん」に当たる「誰か」は小林さんの近くに今いないんだろうと思いました。
作品になったものを観に来ることはあっても、作品になる前に脚本の段階などで顔を合わす関係には無い、昔の知り合いなのではと推察しました。
やっぱり「花柄お嬢さん」の知らない内に、スポイルして作品を作っていて、気付かれて愛想をつかされた説になってしまうんですが、そうなると「振り子とチーズケーキ」は「「花柄お嬢さん」が作ったものは作品のヒントにはなるけれど自分だったらもっとうまくできる」=「内心バカにしている」なのかな、と。
(続く)
Commented by yom at 2014-01-10 13:46 x
「花柄お嬢さん」の日記に、天城の説明の足りない小説を思い起して、「君の普通は普通じゃない」人なのかなとお嬢さんのことを思っていたのですが、読み手は自分のみのまるっきりの創作日記であるならば、日記=「「花柄お嬢さん」に該当する「誰か」の創作物」?と想像しました。
そして他人の創作物をヒントにして作ったにしては対象に敬意が感じられないので「バカにしている」し、事前に「振り子とチーズケーキ」について知らせられる関係なら「花柄お嬢さん」との関係がレスポンスらしいレスポンスの無い一方的なものでは無いのでは、と思いましたので「今は近くにいない」と想像しました。
次の作品がどのようなものか情報がありませんが、びっくりするような作品が「ラーメンズ」であるとしたら、TOWERよりも一人相撲になるかも知れない、対話したいのは片桐さんでは無く「花柄お嬢さん」であるならば、小林さんの「内心バカにしている」意識が変わらない限り難しいのでは…と老婆心ながら心配になっています。
対話の対象が「花柄お嬢さん」の「創作物」であったとしても。
Commented by yom at 2014-01-10 14:06 x
補足させてください。
スポイルして、と書きましたが、台無しや損なうというか…魔改造のような…原型があるようで無い、小林カラーに染めたような感覚で書きました。
Commented by k_penguin at 2014-01-10 23:29
最近、小林さん関係はめっきり盛り下がってると思っていたのに、
ミニマムなこの作品のコメ蘭が意外と伸びるのにびっくり。
Commented by k_penguin at 2014-01-10 23:30
yomさん、お久しぶりです。
THE SPOTのコメントなど読み返してみました。
「花柄お嬢さん」は誰か、「うるう人」の彼女と同じなのか、Potsunenの緑さんとは、とかは、
あまり追求してもどうせ真実はわからないと思うから、ひとまず置いておくことにして。

小林さんの心情の流れをざっくり言うと、
 以前は片桐さんを触媒にして創作していたけど、うまく行かなくなったので、
 今は別の人を代わりに立てて作ろうとしている。
と、いう点で、yomさんとワタシは意見が一致するのではないかと思います。

>「自分だったらもっとうまくできる」
後から思ったのですが、こういう動機で創作する場合って(ワタシもありますけど)、
その創作物(花柄日記に相当する)は、絶対、ある程度の評価を既に得ているものですよね。
「この程度で評価されるのなら、自分の作った物はもっと評価されるはずだ」
が、動機になるのですから。
公園で拾った知らない人の日記よりうまく書こうと、やる気出る人って、いないと思います。
しかもこういう場合、1度そいつより上手にできたら、気が済むからもう2度とやりません。
何か他の魅力を発見すれば別だけど。
Commented by k_penguin at 2014-01-10 23:31
でも「振り子」の場合、イヤミ半分でも「自分だったらもっとうまくできる」が動機かな、と思えてしまうのは、自分の創作意欲を目覚めさせてくれた作品の割に、それに対する敬意が感じられず、バカにしているように思えるからです。
THE SPOTでのコメント欄でも、好きな人なのに、コミュニケーションが取れていないことや、パーソナリティが全く無視されていることが挙げられていました。
この点が、昔からのネックですよね。
コミュニケーションがない表現がうまくいくとは思えませんから。
この点をめぐって、小林さんは堂々巡りをずっとしているように見える。
Commented by k_penguin at 2014-01-10 23:33
最近、ワタシはこの点に関して、発想を転換してみました。
彼は、そもそも、言語を使用したコミュニケーションに不自由な人なのです。
それは、語彙が足りないとか表現の引き出しがないとかいうことではなく、行間を読む能力が低く、語られないものは「無」だと受け止める傾向が強いということです。
日本語をテーマとする作品が多い人が、言語コミュニケーションに不自由であるという逆説的な仮説にたどり着くのに苦労しましたが、
「友情」「愛情」「心が通じる」というような、言葉ではない次元の事柄を感じ取る因子が先天的に不足していると考えれば、
語彙自体が乏しいため表現に不自由がある「花柄日記」にすんなり共感し、作者に思いをはせることができる。そこに敬意がないのも、同類であることこそが重要なのであって別に尊敬する必要は無いからだと理解できる(そもそも「尊敬」という概念に価値を認めない)。
自分の「同類」であることを重視し、パーソナリティという、あるのかないのかよくわかんないものを無視するのも理解できる。
そして、世間一般の作品概念を無視して、自分の話しかしないのも、それしかできないからだ、ということになる。
Commented by k_penguin at 2014-01-10 23:39
そうすると、今までの作品は
 世間的にあるとされているけど、彼には全く実感できない「愛」や「友情」を探す物語
というとらえ方ができることになって、また別の見方が出来るんじゃないかな
とかも思います。
で、そこんとこに意識的になれば、もっと一般に理解される作品も作れそうなものなのに。
とか思う今日この頃です。

あまり返事になっていなくて、すみません。
とりあえず書きたいことを書いてしまいました…
Commented by yom at 2014-01-11 08:53 x
ご返事いただきありがとうございました。
拝見して「難しい…」と呟いてしまいました。
「同類である」ことが一番大事で、「同類」であれば「コミュニケーション」は不要のはず。でも「世間」には「友情」や「愛情」という自分には感知できないものがある。それってどういうこと?
ということでしょうか。
「俺なりの友情」や「俺なりの愛情」を作ってきたのがKKPで、一番身近かつ実感のある「孤独」を題材にしたPotsunenの方が比較的精度が高いんですかね。
Commented by yom at 2014-01-11 09:07 x
「花柄お嬢さん」に該当する「誰か」の「創作物」についてですが、自説では「誰か」と対話できなくなったのが大分作品を遡るので、「花柄日記」は昔のものになります。
創作意欲を刺激される「創作物」は他にもあって、それは「花柄日記」のような直接の存在として表現されなかったけれど、作品に使った。そのうち対話ができるだろうと思ってきたけれど、叶わないまま年月だけが過ぎ、手元に残っていた「創作物」が減っていき、焦って直接の存在として「花柄日記」を出して対話を図ったのかな、と思ったのですが。
対話ができていた頃と仮定する作品の最後は以前のコメントの通りなのですが、そこまで本当に遡ると片桐さんと「誰か」の併用があったようになってしまうので、そこまででは無いのかなとも思います。
いずれにせよ、「花柄お嬢さん」は「振り子とチーズケーキ」を観ても「振り子」は揺らされなかったのではないかと考えました。
ここまで放置しているので「同類」じゃなかったんだと思います。
Commented by k_penguin at 2014-01-11 14:22
彼は「自分の話」は得意です。自分の中にある感情なら、言葉に出来ない微妙な揺れも視覚的に美しくかつ精確に表現することができる。
しかし、「他人」の話となるとダメダメで、ただ自分のコピーがたくさん居るだけみたいな話になる。
「伝わっていない話、誤解してる話」ならうまく作るけど、「伝わった話」はほとんど成功してない。

彼に対して、客のことを考えていない、という批判を今まで散々してきましたが、
「受け手」というコミュニケーションを前提とする概念がそもそもないのであれば、客のことを考えろという方が無茶なのでしょう。
Commented by k_penguin at 2014-01-11 14:22
「花柄お嬢さん」なのですが、まあワタシも思い当たる方が居ないわけじゃないのですが、
それはとりあえず伏せておいて、
コミュニケーション能力が低い人は、「対話」を重視しないと思います。
多分、本人と直接語るより、創作物を介した方が彼にとってはやりやすいのではないでしょうか。

そして、誰か特定の方に何かを言いたいのであれば、3ヶ月かけて作る舞台だけでなく、気軽に表現できる公式HPも使うと思います。まあ、ワタシだったら使います。
P+と今回の「振り子」では、公演後に質問アンケートに答えています。あれらの中に、特定の方を想定した「お返事」が混じっているんじゃないでしょうか。
まあ、ワタシは少なくとも最後のやつは、特定の方を対象としていると思いますね。

なお、ラーメンズにおいても、ワタシとしては、片桐さんだけが、創作の触媒ではなかったと考えています。
「自分」と「他人」をつなぐもの(コミュニケーション)が乏しいということは、自他の意識を分けることにも不慣れということです。
「同類」であればみんな同じなので、自分と他人、その他人と第三者が自然に混じることも起こると思います。
Commented by yom at 2014-01-12 14:58 x
御返事いただきありがとうございます。やっぱり難しいです。
直接「対話」ができないので「作品」を介した、そこまで拒絶されている、と考えていましたが、それ以前に「直接の対話」は望んでいない、「作品」は「自分の気持ちの現況」であり、「誰か」は関係無く、質問アンケートの答えが「返事」となるとお手上げです。想像が及びません。
片桐さんとのコミュニケーション不足ならば直接できるんじゃないのかと以前コメントしましたが、ここまで捻じれていると基準が分からないので何とも言いようがありません。

「花柄お嬢さん」かな、という相手は未だ本当に女性なのか確信が持てません。関口まみとか岡崎しのぶとかわざとな気がするんですよね。
「ボーイミーツガール」の話を「創作意欲が刺激される」隠れ蓑にしたような。
Commented by k_penguin at 2014-01-12 17:34
そうですね。考え出すとわからなくなりそうです。
ワタシも、まだはっきりはわかっていません。
今回の考えに至ったのは、たまたま発達障害に関する勉強をする機会があり、言語によるコミュニケーション能力は、表現力とはまた別物なのだ、ということを知ったからです。
でも
コミュニケーションに不自由している人って、程度は異なれど結構な数います。それが全部「同類」で、同類なら誰でも良いって、本当にそう思っているのなら、もっと人付き合いがあっても良さそうなものだし、てゆーか、かなりのトラブルメーカーになりますよね、それ。
だからやっぱり基本的に「個」に着目していると思います。
Commented by k_penguin at 2014-01-12 17:35
片桐さんとのコミュニケーション不足も、能力が無いからやっても無駄って言い切れるのかなって思います。頭はいい人なんだし、「行間部分」が読めないだけなら、他の手段で補うことはできると思います。今まで彼を勝手に完璧扱いしてた方が間違ってるんじゃないでしょうか。

>「ボーイミーツガール」の話を「創作意欲が刺激される」隠れ蓑にしたような。
 創作意欲を刺激してくれる人こそが、求める人なんだから、
この2つは同じだと私は思います。関口まみと岡崎しのぶ使ってコント作ってたしね。
ワタシはむしろ、
関口まみとかの話をずっとやって、最終的に日記捨てちゃう方が面白いのに、
なんて、鼻ほじりながら思ってました。
Commented by yom at 2014-01-13 10:51 x
御返事いただきありがとうございます。
「同類」でも誰でも良いわけでは無く、「同類」の中でも小林さんにとって大事な「個」が、「創作意欲が刺激される」「誰か」…ということですかね…
実際のコミュニケーション能力に乏しい分「作品」で語る「芸術家」に「ミューズ」がいてもおかしくはないですが、完璧に作れていた「作品」に破綻がどんどん見えてきた理由を「ミューズ」である「誰か」の存在にあると見ていた自論に自信が無かった分「振り子とチーズケーキ」に疑念が出ていました。
>関口まみと岡崎しのぶ使ってコント作ってたしね。
そういわれればそうですね、コントでしたね。竹井さんに「お前の女(の演技)は気持ち悪い」とか言いながら。
あ、「関口まみ」が「理想の女」のくだりの「妹が欲しい」から入った「妹と自分」コントに若干退きました。お見合いのくだりは完全に「妹以上彼女未満」のただの異性でしたので。ラノベやゲームの妹萌えと一緒に見えました。あれが「小林賢太郎の理想の女との関係」だとしたら「誰か」も対応に苦慮するか、と変に納得しました。
Commented by k_penguin at 2014-01-13 22:07
「関口まみ」みたいな、妹タイプのキャラは、初期のラーメンズやKKP(「good day house」)に見られます。ここしばらくは見てなかったキャラだけど、好みは変わってないんだなって思いました。
yomさんは引いたそうですが、まあ、男が無責任に言うことは、あんなもんだと大きな心で見てやってください(^-^;

>「同類」の中でも小林さんにとって大事な「個」が、「創作意欲が刺激される」「誰か」
 いや、小林さんの作品で語られるのは「同類かそうでないか」だけなんです。「個」を見ているんだったら、「僕にとって大切な人」という語られ方がされるはずだけど、そうじゃなくて
 「同類だと思ったのに他の男と結婚したから、実は同類じゃなかったんだ。しくしく。」
っていう言い方をする。「うるう人」の彼女は、「私たちはピンクと緑の冷や麦」と言うけど、どっちがピンクでどっちが緑かは言わない。まるでどっちでも同じと言わんばかり。
ただ、ピンクと緑、2本のリボンを持っているんだから、さすがに2人という認識は出来ている。
まあ、コミュニケーション能力にちょいと不自由しているってだけじゃ、「同類」にはしてもらえないみたいですね。やはり好みの問題なのかなあ。
Commented by at 2014-01-13 22:10 x
初めまして。いつも興味深く読んでいます。話をぶったぎる上に、かなり遡りますが、思いきってコメントします。
なりたい自分と嫌いな自分と振り子についてです。台詞は、理想の自分と嫌いな自分、振り子は間をいったりきたり、もしくは揺れ動く、といった内容だったと思います。理想の自分は、なりたい自分、なれたら好きな自分。嫌いな自分は、なりたくない自分。理想の反対は現実ですが、現実ではなく非理想で、間をいったりきたりしている振り子が現実、ということではないでしょうか?現実は理想と非理想の間を振り子の様に揺れ動いている。
とんちんかんな事を書いていたらすみません。
Commented by k_penguin at 2014-01-13 22:37
幸さん、
ワタシが、覚えてないって言ったところを教えてくださってありがとうございます。
>なりたい自分、なれたら好きな自分
 その「なりたい自分」の具体的な内容が知りたいのですが、小林さんはそれを言ったためしがないんですよね。どんな自分が好きなのか。
そこがわからないから、振り子が行ったり来たりと言われても、ぴんとこない。
教えてもらった台詞からすると、
振り子が揺れない状態というのは、
嫌いな自分にならなくて済む代わりに、好きな自分にも近づけない状態で、それが単調な毎日を過ごす図書館職員の毎日。ということになりそうです。
でも、「好きな自分」がどんなもんだかわかんないうえに、「嫌いな自分」も、ワカメ被ってぶつぶつ自虐してるだけなんだから、別に今のままで良いじゃん。
…て、思うんです。
「旅行」が好きな自分のキーワードで、引きこもることが「嫌いな自分」のキーワードのようなんですが、それ以上の具体的なことがわからないんですよ~。
Commented by k_penguin at 2014-01-13 22:39
コメント欄が長くなってきたので、
2つめのエントリを作っちゃいました。
皆さん、移動よろしく。
http://shiropenk.exblog.jp/21465993


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