「インターネット アート これから―ポスト・インターネットのリアリティ」展

ネットのおかげで、「現実って何?」という感覚が心の中に芽生えるようになった人は少なからずいると思う。
この問題意識を語る場合、なぜか「現実」というより「リアル」という横文字が使われることが多いのも、ネット以前の「現実」と、ネット環境を前提とする「リアル」が異なることを示していると思う。

・・・と、いうのは、置いといてえ。

面白けりゃいーんだよ。面白けりゃ。
と、ICCに出かけ、そして、面白かったのでよかったな、と思った。

期待通りエキソニモは面白かった。
「現実」との関わり合いを作品化した《ナチュラル・プロセス》が特に気に入った。
”A web page”をGoogle社に運ぶためくるくる巻いている映像を見ながらなんとなく
「あ、ブラウザIEなんだ」と思ったが、それがこんなことと繋がっていたとは。
ネットを介した現実を扱う作品が多い中で、ネットを介さない現実との関係をあつかったという意味でも面白かった。
ある意味chim↑pomっぽいアプローチ?


アーロン・コブリン+川島高《10000セント》は作品がWEBでも見られる。
1セントの労働に対する皆さんの意識がぱっと見で分かる点で面白かった。
いろんな人が居るね。(ギャラリー)


dividual《タイプトレース道――舞城王太郎之巻》は「TypeTrace」というソフトを使った、小説の執筆過程がリアルで分かる展示。
舞城王太郎は名前と、どんな雰囲気の文体の人か、ということだけ知っていた。
見た感じ、俺なんかよりはるかに迷いがなくすらすら書く。最初からほぼ完成形の文章書くじゃん。一晩おいて見直したりとかしないのかなこの人。
文の流れに気をつかっているらしいのが見ていて分かった。


特に面白かったのはこんなとこ。
あとは何だか内輪受けにしか感じないものもあった。
「それ知らないし」で済まされてしまいそうなやつ。
そもそも展覧会の紹介文にはインターネット環境としてTwitterやfacebookがあげられてたけど、
俺両方やってないし、ほとんど見てもいないしね。
ある人の「リアル」と別の人の「リアル」も違うと思うぞ。

ま、面白かったから良いけどね~。
500円で会期中何度でも見られてこれだけヒットすれば十分だと思う。
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by k_penguin | 2012-02-15 23:00 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
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