ヨコハマトリエンナーレ2011

横浜トリエンナーレも4回目だ。考えてみれば、今までの3回、全部行っていたので、今回もとりあえず行くことにして前売りを買った。
最近はアート関係のイベントも結構盛り上がって人出が多かったりするので、行くなら早めに、日曜美術館で特集なぞされる前に行こうと思って、公式HPなどをチェックしていたが、
どーも今回は今までとは勝手が違うのだ。

前回は横浜赤レンガ倉庫をメイン会場にしてイベント色が強く、作家も一応見たいと思う人がちょこちょこいたが、今回はなんかピンと来ないのだ。
そりゃ有名どこはいる。たくさんいる。でも、マグリットとか、横尾とか、国芳とか、つまり美術の教科書で見られるような有名どこだ。別に今さら感がある。
しかも横浜美術館収蔵作品が多い。展示に独自性があるらしいけど…。
そのわりにチケットは前回より割高のような気がする。値段は200円下がっているが、前回は2日間有効なのに対し、今回は1日のみ。
そして、街との連携とか言って、何か別のプロジェクトと手を組んでるし・・・。

うーん。金よりマンパワーだぜって、言いたいの、だろうなあ。
と、思いつつも、俺の頭の中には菱沼さん(『動物のお医者さん』の)がどこからともなく現れて、
「貧乏ということそれ自体が失敗のもとなのよ~。」と言い続けるのだ。

菱沼さんに支配され動く気が無くなる前に俺は横浜に出かけた。
11時半横浜美術館着。前回は10時から始まったが、今回は11時から。
まだ本気の宣伝をうってないはずなのに11時半で既に思った以上客が居た。日曜なので家族連れが多い。
俺の嫌いな人種「家族でお出かけテンションMAX幼児」もいて、早速注意書きを無視してウーゴ・ロンディノーネの彫刻に登り、その大きく裂けた口に腕を突っ込んでいる。
彼らは後に会場の絨毯の上で大の字に寝転がるのだ。12月の松井冬子の展覧会に行って泣き叫べばいいのに。



会場内に入ってみると、驚いたことには撮影可だった(フラッシュ不可)。
おかげでこういうことに。
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撮った写真をネットに載せるのは一応ダメなんだろうが、
そういうことはどこにも書いてないばかりか、ボランティアの係員も知らなかった。
ということは、ある程度ネットの口コミを期待しているのだろう。

展示は、なんか「雰囲気つながりで並べてみました」という感じだった。
正直あまり工夫は感じられなかった。でも、いろんな作品を1度に見られるからお得感はある。
撮影もできるし。
現代美術は説明がなければ分からないものも多いからちゃんと作品鑑賞をしたいなら、おそらく500円のガイドブックを買うか、音声ガイドを借りる必要があるだろう。
しかし音声ガイドの受付が混んでいたので、面倒くさくなってそのまま突撃した。
ヘッドホンは蒸れるから嫌いだ。

石田徹也の作品が見られたのはラッキー。「投棄」は良かった。嵯峨篤の白い壁を地味に磨く作品は、偶然ガイドツアーと一緒に見られた。そうじゃなくちゃ見過ごすとこだった。あと杉本博司は正直直島ではそんな面白いと思わなかったけど、こっちは面白い。あの人はひねくれてると思う。アラーキーはチロの一生(死後付き)。池田学のトウダイウオはシャチを食べてる。オノ・ヨーコからの電話がかかってくるかもしんない作品には、多いときは1日に5回かかってきたそうだ(ボランティア係員談)。まあ電話とっても話すこと無いけどな。
映像作品はほとんど飛ばしたが、それでも会場を出たときは1時を過ぎていた。
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これから日本郵船海岸通倉庫、新港ピア(特別連携プログラム)、黄金町(特別連携プログラム)を回らなければいけない。
やはり11時開始は遅すぎると思う。

美術館の裏から15分に1本の間隔で無料バスが出ている。
それに乗って日本郵船海岸通倉庫、新港ピア、の順に会場を回らなくてはならない。逆の循環のバスはないからだ。
知らなかったので先に新港ピアに行ってしまい、結局日本郵船海岸通倉庫まで歩き、しかも途中で赤レンガに寄って飯を食ってしまった。
横浜行ったらやっぱ赤レンガ倉庫行っときたいよね。

日本郵船海岸通倉庫は時間をかけないで見るつもりが、「プロソポピーア」の前で引っかかる。
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作品は3種類あって、これはココナッツソープにひらがながついている物。他には卵の中にひらがながあって、電球をすかしてみるものと、わさびの粉(!)の山にアルファベットのカードがさしてあるもの。
どれも自由に並べて良いのだが、このココナッツソープ編が1番人気だった。
みんな結構はまっている。で、だんだん手がすべすべしてくる。

「日本人ならではの作品だねー。」と言っている人がいたが、作者はリヴァーネ・ノイエンシュワンダー、ブラジル人。日系かどうかは知らない(と、ボランティア係員)。横浜美術館でシャボン玉がふらふらしてるビデオ作品を出した人だ。
せっかくだから「ぽつねん」て書いていこうかと思ったが、なぜか「ね」が無い。「ぽ」は3つもあるのに。よく見ると小さな「っ」、長音「ー」も無い。
多分最初は何かの文章が書かれていたんだろうなー・・・。
なお、ぴんぐどらむは最初から書かれていたもので俺が書いたのではない。


特別連携プログラムの新港ピア、黄金町(の1部)は、特別料金がいる。
会期中何度でもOK。

黄金町バザールは、街ぐるみの再生計画の1つらしい。
見かけた100円自販機の商品ラインアップがステキだった。
スコールを何年ぶりかに見た。
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何とか駆け足で見終わったのが、5時半。
やはり1日は無理がある。と思いながら、赤レンガ倉庫で買ったカレーパン
の匂いとともに帰宅。
前回と比較しなければ、一応満足できると思う。

以上、どとーのヨコトリでした。
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by k_penguin | 2011-09-06 00:30 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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