『THE SPOT』その2 王様編、うるう人編

『THE SPOT』深読み編。
『SPOT』と『THE SPOT』の比較で気になるとこいろいろ。

1 王様編

1坪王国の王様は、「目で見た物を信じない。見るものには騙される。」(例としてタングラム使用。同じ大きさの▲2つ。それは遠くのピラミッドと近くのテント。もっと近くの生八つ橋。)
「僕は直接体験した物しか信じない」
と言いはなって、「東洋の小国」に旅をして、様々なガジェットを持ってくる。
しかし、王様にはそれらの物の使いかたや由来がわかっていない。
それらのガジェットを1坪に並べ、ライトをある方向から当てると、後ろのスクリーンに象のシルエット。

これは『SPOT』から変わらない構成なのだが、疑問に思ったのは、
象のシルエットは「遠くのピラミッドと近くの生八つ橋」と同じ原理からなるものであって、それを象だと認識することは、王様本人がまさに「見るものに騙され」た結果だということだ。
見るものに騙されるのが嫌だから、わざわざ旅をしたのではなかろうか。
これでは旅するだけ無駄ではないか?

『SPOT』においては、王様はガジェットを並べながら、自分が物の使いかたや由来がわかっていない、と言った後、「わからないことだらけでこれでいいのかな?」とひとりごち、
「これでいいのだ。
1人しかいないから、自分がいいと思えばそれで良いのだ。」
と、言い切る。
間違うことを恐れない、と、言い切ったので、シルエットの象が本当は象で無かろうがそんなことはどうでも良くなり、
その瞬間、偽物の象は本物と同じになる。

・・・とまあ、このように考えていたのだが、
『THE SPOT』では、この部分がさっくり切られていた。

代わりにポツネン氏が登場。王様が物の使いかたや由来がわかっていないことにツッコミを入れ、これじゃがらくたばかり。とがっかりする王様に
「王様、1番欲しい物が、あるじゃないですか。ほら」
と、スポットライトを動かして象を投影。
となっている。
王様が「自分がいいと思えばそれで良いのだ。」と、発想の転換をすることによって初めて、シルエットはガジェットのそれから象のものへと変わるのに、
これでは単に「王様がポツネン氏に騙された」ということになる。

『THE SPOT』においては、キャラクター分けをはっきりさせたかったようだが、
物の見方を変える役目はポツネン氏がやることだからと、王様からポツネン氏を分離させてしまったから、王様自身の変化がただ騙されたみたいになってしまうわけだ。
王様は喜んでシルエットの象にリンゴをあげる。
「リンゴ」は、ハートを意味するものと解釈してるが、あげる相手が偽物の象では、その姿もなんだか残念な人に見えてしまう。
『SPOT』の方が良かったと思う。

・・・しかし、ここで話は終了しない。

王様が持つリンゴも『SPOT』と『THE SPOT』で変わっている。
どちらもだるまに変身できるフェイクのリンゴなのだが、まるで本物のように作られていた『SPOT』に対し、『THE SPOT』ではぺかぺか赤いいかにも作り物のリンゴに変わっていた。
何だったら、それがいかに簡単に作れるかについての解説まで入っている。
つまり、リンゴも所詮偽物なのだ。
すべてが偽物で、テーマなぞはなく、重要なのは、騙すことにチャレンジする、ということなのだ。

それで良いのかといえば、良いのだろう。
「1人しかいないから、自分がいいと思えばそれで良いのだ。」

もちろん客に見せる場合は、「1人しかいない」とは言えないから、騙さなくてはならない。
ポツネン氏の見せる象も偽物、王様のリンゴも偽物。
2人が結託して、客を騙しているわけで、うまく騙せれば楽しいし、失敗してもまた笑える。本人が。というわけ。
(KKTVのソフトに収録されているカニをマヨネーズにみせるネタは、リンゴをだるまに見せる過程を発展させたものであろう。騙すことにチャレンジすることが重要なのであって、結果は二の次だ)

2人で結託して客を騙す。
2人が互いも騙す。
この構造は、ラーメンズに似ている。
1人ラーメンズ。もしくは
ラーメンズに見せきれていない何か。

・・・どうよ?これ。
俺は、なーんか、うすら寒いんだけど。


2 うるう人編

『SPOT』のうるう人では、「1人になった経緯」が、語られている。
大まかなストーリーは『THE SPOT』と同じであるが、ややあっさりした感じになった。
話を整理した、というより感情移入の度合いが薄くなったという印象を持つ。

『SPOT』では、穴の底のうるう人は、土で象も作っていた。今回削除したのは、象は王様が担当だからキャラクターをきちんと分離しようとしたというのがメインの理由だと思う。
土で作る物は偽物なんだから、象を作っちゃっていいのか?と、思っていたが、
『SPOT』においては、偽物は「発想を変えれば本物になる可能性を持つもの」だから、それでいいのだろう。
ただし、『THE SPOT』では偽物はあくまで偽物で、本物に転化する可能性はない。
すべてを偽物にすることで逆に「偽物」という概念を無くす、という方向でモノゴトの処理が図られている。

ちなみに前回は(今回も)、土の家族と親友も作っている。
崩れてしまった親友は本物にはならない。


もう1つ変わったのは、ラスト46音アナグラムの後、眠るように体育座りで顔を伏せるうるう人は、『SPOT』ではそのまま静かに動かなくなるが、『THE SPOT』では肩をふるわせて泣く
、という点である。
アナグラムは「ねむれ」なのに、寝てないじゃん!
 というツッコミはおいといて。
孤独な状態で、完全に自分の中に引きこもってしまった『SPOT』に比べ、
『THE SPOT』では、寂しい、という感情を表に出したわけだ。

これを、人間的な感情が残っていた分、希望がもてる。
って感想もあると思うんだけど、俺はそうは思わなかった。
そもそも『SPOT』のラストでも、
・・・寝て、起きた後、こいつ多分泣くんだろうな。
って気がしたし、同時にそういう「後日談」はいらない、と思ったので、
それをマジでやられて、ちょっとがっかりした。

だって、
最初、疲れ果てて眠って、
次に、泣く元気が出たのなら、
もう少しすれば、上に向かって叫ぶ元気も出るってことだよね。

そのとき、叫ぶのか、またはしれっと土で新しい友達こしらえ始めるのか。
知りたいのはそこなんだけどな。
まあ、王様とポツネン氏からすれば、土で新しい友達こしらえてるようだけど、
どちらにせよ、
泣く元気が出たとこで話を切るって、あまり意味がないと思う。

一生、穴の中でつっぱる生き方。失敗を覚悟して穴を登る生き方。
小林さんは、いったいどちらを選ぶつもりなんだろう。


追記

うるう人については、「うるう人かわいそう」という感想が散見されるが、
それはちょっと早計なんじゃないか、と、言いたい。

彼が穴を掘るきっかけとなった出来事は、好きになった人、自分が余り物ではなく特別なのだと思わせてくれる人が、何の変哲もない普通の男と突然結婚したことにある。

でも、彼女はなぜ唐突に結婚したのだろうか。
あり得なさそうな相手と、突然結婚って、TVドラマなら絶対「特別な」理由がある。
例えばえーと、病気のお母さんを救うためとか?
何せ彼女は「特別」なのだ。そーゆーTVドラマ的事情がある可能性は捨てきれない。

そこを確認せずに穴を掘り出すうるう人は、
かわいそうなのか、単なる行動力がある早とちりなのか、どう評価すればいいか分からないのだ。

その辺が明らかでないままのこの話は、普通の話としては余りレベルの高いものではない。

この話はあくまでうるう人主観の一方的な主張なのだ。
裏切られたと訴えるうるう人を何の疑いもなく信じ、感情移入するのって、どうかと思う。
なにせ、相手は小林賢太郎なんだから。
(小林さんに積極的に騙されたいと望む、ファンの鑑に対しては俺は何も言わないけど)


追記その2 メモ 2012.1.17
『THE SPOT』パンフのアイデアスケッチには、井戸やけん玉などのスケッチの横に「内臓」と書かれている。

 内臓-ない象

 とすると、あれは偽の象というより、「ない象」なのであり、
するってえーと、王様はポツネンに騙されたことで無いはずの象を見るんだから、騙されて初めて「内臓」を見るわけで、
つまり、
騙された状態にあって初めて本物の内臓(作者の心の内)を見るってこと。
 なのか?

それは一方的な理屈だと思うが。

追記その3 2012.1.29
自分の本当の感情(内臓)を嘘の話(ない象)に封じ込める。
嘘の話(ない象)が客に受け入れられれば(騙されて象を見る)、感情を表に出さない(内臓を内臓として出さない)まま、それをなだめることができる。一瞬だけど。

自分の本当の感情の埋葬。-埋める。掘る。穴を掘ることで「余らなくなる」。
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by k_penguin | 2011-05-21 21:59 | エンタ系 | Trackback | Comments(86)
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Commented by yuma at 2011-05-23 00:16 x
やっぱりあっちこっち変更点があるんですね。
特に、「王様が変わる」のと「王様がポツネン氏(自分)に騙される」では、全く違いますね。前の方が全然良い。あぁ、去年のも観たかったなぁ・・・(SPOTは未見です)

あと、王様はきっと、「外」には行ったけれど、何も「体験」してこなかったんじゃないでしょうか。
この分だと、「外」の道具の使い方を知ることよりも、それを「枠組みに囚われない」発想で組み合わせて作り上げたナニカを以て自分と他人の目を騙すフェーズがしばらく続きそうな気がします。
Commented by k_penguin at 2011-05-23 01:37
記事に書いてみたら、大きな変更のように見えますが、
見たときの印象は、それほど違わなかったように思います。
象のシルエットの鮮やかさの印象が強いからかな?

『THE SPOT』はキャラがやけに多いんですが、
それって、KKTVのように、たくさんの小林さんがわらわらやってるイメージなんじゃないか、と思いました。

でも
所詮全員が小林賢太郎だと思ってみているワタシには、キャラの役割分担が混じりあっていても見るのに差し障りはないし
むしろ混じっているほうが深読みしやすい。
SPOTの方が直球の分、良かったと思います。

>「枠組みに囚われない」発想で組み合わせて作り上げたナニカ
 ワタシもそう思います。
 リンゴに見せかけてるだるまは、リンゴでもだるまでもない「ナニカ」のわけで、
そういう「名前の付けられないもの」に心を寄せるのでしょうね、小林さんは。
Commented by k_penguin at 2011-05-23 13:03
うるう人について、追記をつけました。
Commented by yom at 2011-05-23 16:36 x
違うエントリですが、先日はありがとうございました。
「落とし所」は「小林賢太郎」についてのつもりで書いていました。説明不足ですみません。

追記について思うところがあるので書き込みます。
『THE SPOT』をまだ観ていないので『SPOT』を観た感想ですが、うるう人は彼女が結婚した理由を訊いたりしていないし、訊くことは出来ないんだろうと思いました。
彼女が結婚したことで付いた傷が更に大きくなるのが嫌なんだと推測しましたが、k_penguinさんが小林作品で推測されている「片桐さんが関わる問題」では無いのでは、とも思いました。
Commented by yom at 2011-05-23 16:36 x
設定がどうであれ、内実が身近に居る人に関わるものであるなら、訊けるんじゃないかなと思ったんですが…
そう考えると今までの作品も「片桐仁」に宛てられたものじゃない可能性もあって、でもだったら誰に当てられているのか?疑問が尽きません。
「片桐仁」に向けている振りで違う人のことを言っている気がしました。
友人が他の人を選んでそこまで傷つくかなーというのが最初の疑問だったんですが。
「うるう人」が本当に片桐さんに宛てられたものなら、二人で話をしろ、と言いたいです。
追記を読んで『SPOT』のうるう人が本人一人の考え方だけで、相手の女性がどう考えているのかというのが全く分からなかったのを思い出しました。
『THE SPOT』で印象が変わるか分かりませんが、改変部分は「現在の小林の心境」として観てみようと思います。
Commented by k_penguin at 2011-05-23 22:22
yomさん、コメントありがとうございます。

>今までの作品も「片桐仁」に宛てられたものじゃない可能性もあって

それはもちろんあります。
てゆーか、片桐さんに宛てられたものだと明言してるのは
うちのブログくらいなもんだと思います。
それは作品解釈の1つです。
だからyomさんが片桐さんじゃない誰かに宛てられたもの、と解釈をすることも可能です。

当ブログとしては片桐さんあてという解釈です。
つまり、ワタシとしては、
小林さんにとって片桐さんは必ずしも気軽に何でも聞ける身近な人ではないし、
また、単なる友人という認識でもない、
と考えています。
(この辺のことはあまりネットにはっきり書くと悪いかな、とか思って、あまり具体的には書いていません)

ですからyomさんの
>二人で話をしろ、と言いたいです。
  と、いうのにはワタシも全く同意です。
Commented by yuma at 2011-05-24 13:12 x
追記読んでて、ちょっと気になってたことを思い出しました。うるう人は、「特別な彼女」に自分の存在のポジティブな意味をもらって喜んでましたけど、そんな「特別な彼女」に彼は何かをしてあげていましたっけ?誉めてあげたとか、告白したとか、プロポーズしたとか・・・そういう描写が全然なかった気が。なので、「勝手に盛り上がって勝手に振られた気分になっている人」に見えちゃって、あんまりうるう人に感情移入できなかったんですが・・・
Commented by k_penguin at 2011-05-24 22:20
うわーyumaさんもきついっすねえw
なんだかうるう人の好きになったのは、脳内彼女のような気がしてきました。
でも、脳内彼女にふられるって、
そっちの方が話としてすごいような。

好きな人とちゃんとコミュニケーションしてないのは、
「悪魔のキャベツら」のキャベツも同じですね。
あれよりはましですが、お話の内容を理解する上で必要不可欠な情報が不足してる点では、やはりうるう人も同じなんですね。

多分作者的には、2人がコミュニケーションしたかどうかは不要な情報なんだと思います。
うるう人が「彼女」にちゃんと告白していようが、
実は「彼女」はアイドルで、TVの向こうで言った言葉をうるう人が自分に向けたものだと一方的に思いこんでいたのであろうが、
「彼女」の結婚がうるう人に辛いことにはかわりはないからです。

しかし、話を聞く側にとっては大きな違いです。

この話を楽しむには、
不足している情報を外部から適宜補ってやるか、
もしくは
客観的事実はどうあれ、うるう人が悲しんでいるんだから自分も悲しむんだ、という
おかーさんの様な心で見るか、
どっちかしかなさそうです。

ワタシにはおかーさんは無理ですけどね。
Commented by yom at 2011-05-30 12:55 x
『THE SPOT』観てきました。
会場の設備によるのか、舞台上にスタッフの姿は一度も見えませんでした。一階のほぼ一番後ろだったからかもしれません。

「うるう人」の改変部分は『SPOT』に比べるとテンポが悪くなったように見受けられました。足したものも引いたものも説明的過ぎるような。
「彼女」については今回観て、うるう人自身で無くても、「特別」な人が相手であれば何が何だか分からなくなったりはしなかったのではと思いました。
「普通」の人を選んだのがショックだったんじゃないかな、と。
あと、「うるう人」を認めてくれたのが「彼女」だっただけで、別の人でも同じかなー…とも。
そうなると益々片桐さんは関係無くなってしまうんですが。
Commented by k_penguin at 2011-05-30 19:14
yomさん
コメントありがとうございます。

>舞台上にスタッフの姿は一度も見えませんでした。
 私が見たときは、舞台に張ってある白い布の向こうがわで
幕間に舞台チェンジするスタッフの影が映ってたんですが、
それがない、ということでしょうか。
スタッフがそのまま舞台に出ることは、私が見たときもなかったです。


>「普通」の人を選んだのがショックだったんじゃないかな
 もちろんそうです。
うるう人が認めるほど「特別」な人が果たして存在するのかはまた別ですが。

>別の人でも同じかなー…
 すみませんが、
別の人でも、どういう点が誰と、同じなのかがよく分からないです。
(「うるう人」を認めてくれてる)別の人が、普通の人と結婚しても
うるう人はショックを受けたのではないだろうか、
ということ?
Commented by yom at 2011-05-30 22:20 x
>幕間に舞台チェンジをするスタッフの影
 が見えませんでした。
 KAATの仕様なのか舞台の奥と手前の間に降りてくるのは白い布でもありませんでした。黒かったです。
 劇場の照明が暗いときは真っ暗に、明るいときは眩しい位だったのも関係しているかもしれません。

>(「うるう人」を認めてくれてる)別の人が、普通の人と結婚しても
うるう人はショックを受けたのではないだろうか、
 もし「彼女」では無く他の人が同じことを言ったとしても、その人が普通の人と結婚したら同様にショックを受けたのでは…と、平行世界のような考え方ですが、「彼女」にこだわる理由が「余り1」では無く「特別」と言ってくれたことに見えたので頭を過ぎりました。
誰かが出来ることは他の人にも出来ることだと思ってい
るのでこの考えに至りました。
全てのことが完璧に同じく出来る、とまでは言いませんが、発想の問題なら可能のように感じましたので。
カテコのコメントの御返事にあった「見張る誰か」と書かれたその「誰か」とあんまり変わらない意味で使ったように思います。
Commented at 2011-05-30 22:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2011-05-30 23:47
>舞台の奥と手前の間に降りてくるのは白い布でもありませんでした。黒かったです。

 えーマジすか。
じゃ、変えたんですねえ。会場とは関係ないと思います。
ふーん、ちょっと興味深いですね。


>「うるう人」
 なるほど、そういうことですか。

ワタシとしては、「うるう人」が彼女に引かれた理由は、
「余り1」であり自分と同類であること+「特別」と言ってくれたこと、だと思います。
彼女は「私たちは」「特別」と言いました。
つまり、「「うるう人」は「特別」」なだけじゃなくて、「私は仲間だよ」とも言ったのです。

「普通」な人たちの中で自分は孤独だと思っていたのに、孤独ではないと思わせてくれた、という点も重要だと思います。
彼女が「うるう」仲間だったからこそ「うるう人は特別」という言葉を
彼は信ずる気になったのではないでしょうか。

ペアがいる孤独じゃない「普通」な人に
「あなたはあまり1じゃなくて特別なんだよ」と言われたとしても、
単なる慰めにしか聞こえなかったのではないか、
そう思います。

だからこそ、彼女が「普通」の人を選んでペアを組んだということが
彼にはショックだったのではないでしょうか。
Commented by k_penguin at 2011-05-30 23:50
この話が
片桐さんに向けられているのではないんじゃないか、
という疑問が出るのは当然のことだと思います。

ほんとは、この辺もうちょっと詰めて意見のやりとりをしたいとこなんですが、
ちょっとネットに不向きな展開になる予感もするので、
それで、どうもレスしづらくなってるのです。

yomさんが、
片桐さんに向けられているのではなくて、こうなのではないか、
というご意見があるようでしたら聞きたいのですが、
まだそこまで話を煮詰めていないようですし。


あ。ついでに、
カテコのレスの「見張る誰か」も、
誰でも良いという意味で使ってはいませんよ。
そこらの知らない人に見張られたら誰でもいらいらしますからね(^-^;
Commented by yuma at 2011-05-30 23:50 x
え、キツいですか?? 無自覚でした。マズいですね・・・(汗

アイドルか・・・なるほど。確かに、それなら話は分かります。ていうか、すごく腑に落ちました。アイドルの言葉に一喜一憂したり、アイドルの結婚に打撃を受ける男子はどこの世にもいますものね。譬え、自分に彼女が居たとしても。
Commented by k_penguin at 2011-05-31 00:09
アイドルの結婚に打撃を受ける男子は、本気で落ち込んでると思うんです。
話を聞かされる側は「なんだ、アイドルかよ」ですけど。

しかしアレですね、
なんで聞く側にとっては
相手とコミュニケーションしてるかどうかって、
重要なんだろ?
抱いている愛情の強さは変わらないはずなのに。

あらためて考えてみれば、不思議です。
Commented by yuma at 2011-05-31 00:14 x
ところで、キャベツの話の記憶が曖昧だったので、久しぶりにポツネンのDVDを借りてきて観たりしてました。
キャベツの「縁」くんは、一応「緑」さんとコミュニケーションしてるんですね。
「ありがとう」とか「大好きでした」とか言ってて、軽く衝撃を受けました(あの言葉は届いてないのかもしれませんが)。

穴を掘る「うるう人」は、縁くんより悪魔に近い気がしました。「甘い誘いにのって本当は人間でないくせに人間に擬態した生活をして要らぬ悲しみをお前も背負え」と観客に投げつける、「スタイリッシュさ」という鎧の中に隠れた、あの悪魔。
Commented by k_penguin at 2011-05-31 00:48
縁くんは緑さんに名前つけてもらってますから、緑さんはTVアイドルでは無さそうですよね。(ほんとに縁と緑は似てますねー)

「大好きでした」は、独り言ととらえてます。
相手に言うなら「大好きです」だと思ったので。
「大好きでした」という言葉には、あきらめが混じってますね。
(そのわりにはそれ以後の未練がましい繰り言が長いが)

「穴を掘る」って、「悪魔」の悪と同じこと指してると思います。
観客に自分の悲しみを投げつけることが「悪魔」のしたことなら、
表現行為そのものが「穴を掘る」ことかもしれませんね。
でも
「本当は人間でないくせに人間に擬態」してるのは小林さんだからなあ。
どーせ客はただの人間だと思ってるんだろうし。
とすると、悪というより呪いみたいなもんかなあ。
Commented by yuma at 2011-05-31 01:14 x
なるほど、ペンギンさん的には独り言なんですね。
あと、あの話だと、相手に合わせて性別設定しちゃうところがちょっと切ないなと思いました。

> どーせ客はただの人間だと思ってる
宙に浮いた呪いっぽいですよね。
でももし賢太郎さんのように「擬態」してる人が客席(あるいは客の立場)に紛れていたとすれば、その存在に対してはアレは痛烈な「悪」となり得るので、「どーせ人間」というスタンスはちょっとした保険に見えなくもないです。

> 相手とコミュニケーションしてるかどうか
「人間関係」の悩みって、考慮する優先順位が高いからじゃないですかね?
相手とのコミュニケーションがあれば人間関係ですけど、「他者」という存在がなければある意味妄想ですものね・・・
Commented by yom at 2011-05-31 13:03 x
「彼女」自身もうるう日生まれの「特別」であることも、「普通」のひとじゃない「特別」な「私たち」だからというのも、「「うるう人」の話の構成の上で大前提だったので、書き漏らした状態での説明になってしまったことに御返事をいただいて気付きました。
その前提の上での、「彼女」と同じ「特別」で「私たちは仲間」と言ってくれる「誰か」、という意味で言っていました。
スペックが「彼女」と同じであるが、「彼女」では無い「誰か」でも、同じ経緯で同じ結果になったらショックだろう、というのはやはり変な捉え方ですね。
Commented at 2011-05-31 13:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2011-05-31 21:18
yumaさん
>「擬態」してる人
 ちょっと思ったけど、客の中にいる「擬態」してる人って、片桐さんですよね。
小林さん的には。
じゃ片桐さん狙いの攻撃ってこと?
え~、でも
実際には駅前で配るほどたくさんいると思うんですけどね。「擬態」してる人って。
1人殺すために群衆に機関銃掃射するのと同じですよ、それ。
迷惑な奴だなあ。

でも、穴掘っても、結局誰も落とせずに、自分が埋まっちゃったわけでしょ。
「擬態」してるのが自分だけだろうと思ってるあたりが中二病っぽい。
Commented by k_penguin at 2011-05-31 21:36
yomさん
鍵コメで指摘されたとおりです。
だからおいそれと書けてないですw
とりあえず、双方がフリップを伏せた状態で話をしている不自由があることがわかったので、話はしやすくなりそうです。
あと、「見張る誰か」についても了解しました。
誤解しててすみません。

で、「うるう人」なんですが。

うるう仲間+「特別」という2要件が「うるう人」が彼女を好きになった理由なので、
その2要件さえクリアしていれば誰でも良いのでは。
ということですよね。

うるう人の言葉からすれば、そうだと思います。
彼は「彼女」のパーソナリティに全く着目していません。
ちなみに緑さんに関しても、そうだったと思います。
彼女は「最初にあったきれいな人」なんですが、
そのどこが好きなのか、についての言及ってされたことがないと思います。

うるう人に話を戻せば、
世間広しといえど、2要件を満たす人が「彼女」しかいないと思われるので、思い入れがとても強くなり、思春期も加わって、恋になった。
という流れかと。

ただこれは、あくまで作者目線の言い分で、
ほんとにそれだけの話かなって私は思ったりしますが。
Commented by yom at 2011-06-01 16:21 x
やっぱりそうでしたか。
自分の考えの根拠ももう少し掘り下げられるんですが、表立っては書けません。


>彼は「彼女」のパーソナリティに全く着目していません。
>そのどこが好きなのか、についての言及ってされたことがないと思います。
 そうなんです。
 「うるう人」の「彼女」に至って漸く「パーソナリティーの不明」と「どこが好きなのか言及されていない」のが物凄く疑問になりました。

 k_penguinさんの持論だと説明するまでも無い相手なのかも知れないんですが、何か引っかかるんですよね…
 緑さんは見込みが無かったから自ら諦めて、落合さんには助けが無いと伝えられず、「彼女」にははっきりと振られる。
 …なんでそうなったのか気になります。
Commented by yom at 2011-06-01 16:41 x
>ただこれは、あくまで作者目線の言い分で、
ほんとにそれだけの話かなって私は思ったりしますが。
ほんとそうですね。
「彼女」自身に話が聞きたいです。
何だか思いこみとすれ違いのような気もするんですが。
やはり「二人で話せ」と言いたいです。

ふと思ったんですが、黒ヤギと白ヤギの話のような許しが欲しかったんでしょうかね。
利用しようとしたけれど、間違っていたと告白して、許されたかったのかな。
「うるう人」を見る限り相手は振り向いてくれそうに無いですが。
一人でも頑張れる、って自分に言い聞かせているように見えました。
Commented by yuma at 2011-06-01 18:34 x
ペンギンさん
仁さんですか・・・なるほど。
個人的には、仁さんは賢太郎さんにとっては限りなく擬態仲間に近いけど結局は「本物」側、だと思っているので、あの悲しみは「本来の目的には届かない」ことそもそもの本質なのではないかなとも思います。いや、その方がよほどアレですが・・・。でも、彼の世界の中では彼が感じていることが事実な訳で、彼が「届かないんだ」と決めたからには届かないのだと思います。(ちなみに、「群衆に機銃掃射」は「ハトを撃つ」に少し似ているような気もします)

だからこそ、王様が「これでいいのだ」と言うことはとても大事なことだったと思うんですが・・・ 結局ポツネン氏が王様に「ゾウ」を見せる役を担ってしまったことで、「これでいいのだ」が自覚的な自己欺瞞になってしまったのがやっぱり一番残念なような。
Commented by yuma at 2011-06-01 18:41 x
でも、逆に言えば「やっぱり本当はこれで良くない」ってことなのかもしれませんね。ロールシャッハを間に挟んでいることを考えると、まぁ、それならそれでも良いような・・・
Commented by k_penguin at 2011-06-01 22:13
yomさん
>「パーソナリティーの不明」と「どこが好きなのか言及されていない」
 ワタシはこれらの理由を
 「バニーはツンデレだから。」
で、かたづけていました。

作者の言い分としては、
パーソナリティーとかどこが好きなのかとかは、作品に不要だから表現しなかった。
のだと思うんです。
「とても好きだった」という気持ちの強さは表現したいけど、その気持ちが生じた理由はどうでもいい。
っていうか、もしくはほんとに
別に性格は好きじゃないし。
って思っているとか、そのあたり。
相手とのコミュニケーションが不足しているのも、パーソナリティーの軽視と繋がります。
その辺、「愛」というより「萌え」なんですね。
あくまでも自分の中だけの話。
自分じゃないパーソナリティー、「他人」はいらないんです。

好きになる要件として、「同類」であることが不可欠なのもそこです。
自分とより似ている人、言葉を使わずに分かり合えそうな人、自分を拡張できる人であることが重要なのです。
まるで、自分がもう1人いるような人。
それが重要。
Commented by k_penguin at 2011-06-01 22:13
なお、ワタシは緑さんと「彼女」は同じ人と考えていますが、
落合さんはそれとは別と考えています。
(人間じゃないのに人間ぽい)毛虫が小林さんととらえていますから。

>何だか思いこみとすれ違いのような

 そうだと思います。
相手とコミュニケーションとってなけりゃ、そりゃすれ違うでしょう。
でも、きっと二人で話すのはいやがるでしょう。
言葉で話さなければならない状態であると認めることは、
同時に、同類ではないと認めることで、
それは決定的に相手を嫌いになってしまう危険をはらむからです。


>黒ヤギと白ヤギの話のような許し

 これはどーなんでしょうねえ。
何をしたことに対する許しなのか、イマイチ分からないんですよ。
相手を利用して何をしようとしていて、
それが相手にとってどんな不利益を生じさせるのかがイマイチ分からない。

>一人でも頑張れる、って自分に言い聞かせている

そうですね。カテコの「頑張りましょう」っていうのも、
あれは自分宛だと思います。
Commented by k_penguin at 2011-06-01 22:30
yumaさん
>あの悲しみは「本来の目的には届かない」ことそもそもの本質

あー、そうですねえ。
「縁は緑と似ているけれど、違う字」なんですよね。
「でもキャベツにはいまだにその違いがよく分からない」けど。

やれやれ。

>「これでいいのだ」が自覚的な自己欺瞞になってしまった

あの人、最初の1歩はいいのに、ダッシュすると、
え?どうしてそっち行っちゃうの?
って方向にすっ飛んでいくんですよね。
バニーボーイも良かったのにな。バニー部になって
え?そっち?!
って思ったし。
どうも自己完結の方向にもっていく傾向があるなあ。
Commented by yom at 2011-06-02 13:06 x
>パーソナリティーとかどこが好きなのかとかは、作品に不要だから表現しなかった。
>「愛」というより「萌え」
 「萌え」にレスポンスは特に必要無いですからね…
 アイドルが相手だとしても、特に「自分だけ」に働き掛けて欲しく無いのかも知れない。「自分だけ」に働きかけられたものが好ましく無いものだったら嫌いになる要件になり得るので。

>自分とより似ている人、言葉を使わずに分かり合えそうな人、自分を拡張できる人であることが重要
 まるっきり自分と逆の感性で驚きました。
 自分以外全員他人だからこそ話をすること、言葉を交わすことで自分も拡張されていくと思っているので目から鱗です。
 小林さんとは全く気が合わなそうです。
 うーん、やっぱり持論は違うかな。

 でも、同類じゃないかも知れないとは思ってはいる…?
 「うるう人」が現在の状況だとしたら、ですが。

黒ヤギと白ヤギの話の許しはずーっと出ている「何が悪いか語らないけれど許して欲しい」一貫かなと思いますが、具体的に出来ません。
…なんとなく、はあるんですが。
Commented by k_penguin at 2011-06-02 20:00
>まるっきり自分と逆の感性
 マジすか。
でも小林さんにとって言葉のコミュニケーションって
「銀河鉄道」に見られるように、誤解とすれ違いのかたまりだと思います。

言葉を使わずに分かりあえることにあこがれをもつ人がいる、ということは
yomさんも分かると思います。
ま、多くの場合は「分かりあえる」というよりも
自分を分かってもらえればそれで良いわけですが。

>同類じゃないかも知れないとは思ってはいる…?
ライブポツネンにおいては
yumaさんが言ってた「限りなく擬態仲間に近いけど結局は「本物」側」という扱いですね。
…あ、片桐さんだとしたら、の話ですけど。


>黒ヤギと白ヤギの話
>「何が悪いか語らないけれど許して欲しい」
 結局、何をやらかしたのかが分からないと、話になんないんですよね~。
それは何にからむ「悪」なのか、とか、うるう人の穴掘りと同じ事なのかまた違うことのか、とかいろいろ知りたいです。

実はワタシも「…なんとなく、はある」んですが、
これまたフリップを伏せなくてはいけない事項なもんで。
あの人、伏せるフリップ多いから書くの難しいんですよ。
医者話の記事なんて、寝言書いてるみたいになっちゃってるし。
Commented by yom at 2011-06-02 22:28 x
>マジすか。
 マジです。だから多分持論に辿り着いたんだと思います。
 近くに居るなら話せばいいじゃん。
 でも恐らくは有り得ない選択肢なんですね。
「言葉のコミュニケーション」が「誤解とすれ違いのかたまり」にならないようやり方を考える、というのは既に行った後なんですかね…
通じなかったのか、初めからしなかったのか。

>言葉を使わずに分かりあえることにあこがれをもつ人がいる
 のはわかります。
 「伴侶にするなら絶対に異性の自分」と言い切った友人が居ます。
 自身をそのままトレースで反転して以心伝心の関係が最高だそうです。
 初めて聞いたとき、二人っきりの閉じた世界に少なからず恐怖を抱いたのをよく覚えています。
 自分はそれぞれ違うその部分を楽しみたいので「同じ」であるのが好ましくないです。
 「似てる」って言われると微妙です。
 のびしろが無い感じがします。
Commented by yom at 2011-06-02 22:51 x
>「限りなく擬態仲間に近いけど結局は「本物」側」
 うーん。
 持論的には「擬態の素をくれた人」ですかね。
 「なりたい」自分を見つけてくれた人とも言えます。
 掘り下げたいんですが、掘り下げると帰れなくなりそうです。
 読み解くのに必要なフリップを幾つも伏せて舞台に上げてますよね…「言いたくないから説明しない。でも分かるでしょう?」と言われても。

>医者話の記事
 やり直しをしているのは同意なんですが、TEXT以降ずっとやり直しをしているように感じています。
 今のところどれをやっても結果は芳しくないようで、「うるう人」が出来たと思っています。
 あと、医者話は自分には読み解くのが難しいです。灯台を登ってラジオを見つけるのも怪獣弁当屋のくだりも怖いです。
 「結局何も無かった」と自分で言っているようで。
Commented by k_penguin at 2011-06-03 01:46
>「言葉のコミュニケーション」が「誤解とすれ違いのかたまり」にならないようやり方を考える
 「自身をそのままトレースで反転して以心伝心」の完璧なコミュニケーションを味わった以上、
言葉なんて欠陥だらけのツール、使う気になれないんじゃないすか?
小林さん完璧が好きだから。

この辺に関する小林さんの考察は、この記事でいくらか書きました。ご参考まで。
『TEXT』Act.3 誤植のない新聞(常磐視点)
http://shiropenk.exblog.jp/5574676
第5パラグラフから。
Commented by k_penguin at 2011-06-03 01:47
>「言いたくないから説明しない。でも分かるでしょう?」
 それです。
分かるのは彼と同じフリップ持つ人だけのはずなんです。
で、そういう人が客席にいるかのような表現をする。
ならばそのフリップ持つ客(同類)が彼の真の客であって、
で、それは過去のラーメンズにおいては片桐さんだったんじゃないか、
しかし、何かがあって、片桐さんは「結局は「本物」側」だ、という認識に変わり、
小林さんは孤独に苦しみながらも「言葉のコミュニケーション」はおことわり。と。

そんな自分に彼自身手を焼いて、「さかのぼってやり直し」をすることで現状の打開を図っている。
 ざっと、そういう流れとワタシは推測しています。

問題は「以心伝心コミュニケーション」が完全に行き詰まった今でも
なぜそこまで「言葉のコミュニケーション」を拒否するのか?で、
これを解く時点までかなりさかのぼったのが医者話なんじゃないかな、と。

ここまでくると、もう片桐さんもフリップ持ってないはずだから、
今の時点では、完全に作品は「独り言」なんだと思います。
えーと、ぼやっとしてますが(^-^; 
そんな感じ。
Commented by aki at 2011-06-03 20:04 x
だいぶ時間がたってしまいましたが、THE SPOT見てきました。
ちなみにSPOTは未見です。

皆様のような批評はできませんが、今回再確認したことは、

potsunenで私はどれもラストシーンで、心をぎゅっとつかまれたような感じがして、涙が出てきます。悪魔の炎も、大きな○も、毛虫のアタックも、機関車も、そして今回の象も、痛い、悲しい、つらい、イメージがします。

「圧倒的に、ひとり」という感じがします。

そこにいくまでは、結構笑っちゃうんですけどね。(私は、小林さんに積極的に騙されたいと望んでいるのかもしれません)
1週間以上経っても、「おもちですか」の呪いにかかっています(笑)

なぜ、potsunenを見て「ひとり」だと感じるのか。それは、

>でも小林さんにとって言葉のコミュニケーションって
「銀河鉄道」に見られるように、誤解とすれ違いのかたまりだと思います
これだと思います。
私もそう思います。
私もそうだと思っています。
小林さんのコミュニケーションに対する潔癖さが窮屈で、ただそれは私自身も持っていることで、なんかそーゆーのが嫌になってしまう(よくわかんないですね)のかなと思いました。
Commented by k_penguin at 2011-06-03 23:11
akiさんお久しぶりです。コメントありがとうございます。

potsunenて、笑って心開くと最後にいきなりナイフで一刺しされる。
って感じなので、ワタシはどうも警戒してしまいます。
余り笑う気になれないのはそのせいかなあ。

言葉が誤解とすれ違いの多いものであることは確かなんですが、
それでも、そこそこ使える便利なもんであることも事実なので、
だから私たちは使ってるわけですよね。

その便利さも拒否して一人になってしまうって、やっぱふつーじゃないので
小林さんには何か
「どうしても完璧に伝えたいこと」があるんじゃないか。
 とか思いました。
Commented by ren at 2011-06-03 23:41 x
はじめまして。いつも考察を読ませていただいています。
自分は先日の横浜公演を観に行ったのですが、みなさんが考察しているのを見て、自分も参加出来たらと思い、書きこませていただきました。
>『THE SPOT』では肩をふるわせて泣く
自分がみたうるう人は、しゃがみこむ前に大きなあくびをしていました。表情もやわらかく、最後うずくまるのも、泣いてるようには見えず、ねむったように見えました。
自販機から出たお金のくだり、penguinさんの解釈で少し、印象が変わりました。拾った珍しいコインとは、ラーメンズ、或いは彼の発想なのかなぁと。入れたら、際限なくお金が出て、周囲の人から色んな目で見られて、困惑したということなのかな?と。謝るような動きをしてたので。
ただの可能性ですが。私的に、怪獣の腹の中のくだりは、千と千尋の世界観に少し似ているように思えました。電車とか。

うるう人、私は好きです。最後、日本に対するさみしさや、愛みたいなのを感じて。日本語はアンニュイ!って言ってたのを思い出して、確かになって。ポツネンでは、日本をテーマにしてるのかなと。maruの絵描きが居たのも、日本だし。日本に対する愛情表現のようなものを感じます。
Commented by ren at 2011-06-03 23:45 x
それと、うるう人が掘る穴、最後一坪におさまるのを観て、彼は結局、自分の墓穴を掘ったのかと感じたんです。土の中だし。人にはどれだけの土地がいるか、とか、そういうことかと。
人を陥れようとして、でもそれが、自分の墓穴になっていた。その後どうなるとしても、「誰かを陥れようとする彼」は、精神的に一度死ななければならない。考えを変えた彼にならないといけない。
その死や、企みにスポットを当ててくれたことが、何だかいとしかったんです。かなしいけどやさしいように見えて。一坪で出来ることには、誰にも知られない埋葬もある。だけど観てる人には、それが伝わるから、救いかな、と思えたんです。
手男のくだりでも、真黒になった手男が、太陽の王様、神を表すような絵が出てきて、もう一度元に戻りますが、あれも闇で死んで生まれ変わった様子に見えました。最後星に触れていく所とか。

象って、その漢字の意味もあるんですかね?
象るとか、形象や象徴とか、実像と虚像みたいな…。
象を好きなイメージがわかなくて。漢字的な意味合いもあるようにふと思いまして。小林さんは、漢字好きそうですので。
私的にはドヤ顔好きです。なんかツボにはまっちゃいます。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 00:27
renさん初めまして、ご参加ありがとうございます。

公演内容、けっこうビミョーにころころ変わってますねえ。
懐中電灯も水を出さないらしいし。

うるう人は泣くのをやめましたか。
んー、それでスタッフの影も登場しないとなったら、またSPOTに似てきていることになりますねえ。
…震災の影響かな?
しゃがみこむ前に大きなあくびはmaruの絵描きもそうでしたね。
じゃ、地底生活に満足してるんですね。

医者話に関しては、ワタシの解釈はrenさんのとは違うんですが、
それも面白いですね。
自販機に入れるコインは、ワタシの聞いたときは「珍しいコイン」とは言ってなかったので(多分)ワタシは100円玉をイメージしましたが、
「珍しいコイン」ならそういうのもありかもしれません。
電車は「千と千尋」の電車でイメージしたいですよね。

>日本に対する愛情表現のようなものを感じます。
 46音アナグラムにそれを感じましたか。
うーん、いろんな感じ方があるんですね。

手男のくだりもそうだし、最初の作品でけん玉が結局上に引き上げられることからしても、
いずれにしろ最終的には彼は地上に出るつもりなんだと思います。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 00:27
>象るとか、形象や象徴とか、実像と虚像
 それは考えつきませんでした。
そういわれると、象は小林さんの友達っぽく見えますね。
ありそう。

>私的にはドヤ顔好きです
それにはついていけないです(キリッ
Commented at 2011-06-04 00:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 01:16
非公開コメさん
はあ~・・・そーきましたか。
なら、奥さんですよ。
ふっふっふっ。
元の説に戻す必要はありません。
Commented by yom at 2011-06-04 11:30 x
すみません、記名無しで投稿したかと思います…

とりあえず「それは無い」、「ありえない」と言われなくて良かった…のかなぁ。
持論の基礎が「簡単に話すことが出来ない距離(精神的にも物理的にも)がある相手」だったので奥さんだと弱いんですよね…
多分伴侶となる人は比翼連理の相手じゃないと選ばない気がするので、k_penguinさんの説に納得していたのですが。
自分としてはここまでくるとほんとただの妄想で、でもはっきりしたことは観客には分からないだろうから納得していた元の説に戻りたいです。

モヤモヤしていると「今の小林の考え」を見たくなるので、次がロールシャッハ再演だったら一層モヤモヤしそうです。
向こう側に何にも無いかも知れないんですよね…在るって開拓局が言っていても。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 17:28
記名はありましたが、一応非公開の意思を尊重してみました。
yomさんの説は別に私の見解と両立しない説ではないと思いますけど。

小林さんの作品の中に以前から奥さんらしき女性の存在は影を落としていると考えてます。「釣りの朝」にも。
うるう人も土で親友だくでなく家族も作ってますし。
ただ、それは間接的で気配しか感じさせないため、文章での指摘が難しく、
そして何より奥さんに関するデータがなさすぎなので、裏付けが全くとれないことから、あまり書いていません。
今までとは別の意味でフリップをふせているわけですね。

TAKEOFFが1番はっきり表に出ているので、その記事のコメント欄で少し言及したことがありますが、みんなの食いつきが悪くて全く話は進展しませんでした。
ラーメンズの話のほうがやりやすいですしね。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 17:29
>「簡単に話すことが出来ない距離(精神的にも物理的にも)がある相手」

えーと、yomさんの考えだと
「その人」は(それが誰かはおいといて)、彼の作品を具体的に構成する上で重要な役割を持っていたわけですよね。
いなくなったとたん作品がgdgdになるんですから。

それなのに、物理的に簡単にコミュニケーションがとれないというのは、どういうことなんでしょうか。
コミュニケーションなしで、それまでどうやって作品を作り上げていたのでしょうか。

ワタシは「その人」と小林さんは実際に協力して作品を作っていたわけではないと思います。
作品を作るのはあくまで小林さんで、小林さんの現在の心模様を描くものである、
「その人」は、小林さんの心に占める割合において登場し、しかも「小林脳内フィルター」がかかった姿である(これならアイドルでもOK)。
だから現実に存在する「その人」とは別物である。
 そう考えてます。

>次がロールシャッハ再演
 あ~、ありそうっすね(´Д`)
Commented by yom at 2011-06-04 20:37 x
尊重していただきましてありがとうございました。
その辺はもうk_penguinさんの裁量でお願いします。すみません。

>「その人」と小林さんは実際に協力して作品を作っていたわけではない
 そうなんです。
 実際には一緒に作ってはいないはずです。
 誰かと一緒に作っていたらこうはならないだろうという展開、バニーボーイからバニー部への変化を指摘されていましたが、え?そっちに?という方向へ走っていくのは、小林さん一人で「作品」は出来ているからだと思います。
 自分が思ったのは、「作品をつくる」ということを一緒にしていたのでは無くて、普通に生活している中で話をしたり聞いたりしていた人が居たのではないか、ということです。
 …すみません、表に出すのが危ぶまれるので以降は非公開にします。
Commented at 2011-06-04 20:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 21:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 21:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 21:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 21:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 22:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 22:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-06-04 22:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_penguin at 2011-06-04 23:08
いやあ、yomさん、炸裂してますねー♪
別に非公開じゃなくても良いんじゃないかって気もするけど、
とりあえずTHE SPOTから話が離れてきているので、
語るエントリ6の方に移動します。
http://shiropenk.exblog.jp/15859263

続きはそっちにコメをつけます。
Commented at 2011-06-04 23:12 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yom at 2011-06-04 23:12 x
すみません!更新しないで書き込みました!
エントリ6、承知しました。
Commented by aki at 2011-06-04 23:20 x
>potsunenて、笑って心開くと最後にいきなりナイフで一刺しされる。
ああ、まさにそんな感覚です。だから構えて観ちゃいますね。「刺されたい」と思っている時しか観られないです(笑)
いまは刺されたくないのでラーメンズの昔の作品を観ています。
こっちはまだ比較的安心して笑えます。


「『完璧に伝えたいこと』はことばでは伝えられないから、察してほしい。」
つくづく、窮屈だなと思います。もう少し、肩の力が抜ければいいのに。
Commented by k_penguin at 2011-06-05 00:20
最近、ラーメンズの昔の作品をちょっと見て、2人の表情が柔和なのに驚きました。
顔見てるだけでほっこりしますね。

>『完璧に伝えたいこと』
窮屈っていうか、彼の中で
ものすごく傷ついたことがあったんだと思います。
深く傷つくと、普通自分の中に閉じこもって伝えることを放棄してしまうのに、
それでもなお、表現しようとしていること自体がすごいと思います。
Commented by ren at 2011-06-06 22:49 x
penguinさん、こんばんわ。
初めて書き込んだ際、自分、かなり見当はずれなこと言ってるかな?って心配でしたが、同意していただけたりもして、ホッとしました。SPOTについて語れるのが嬉しくて…またお邪魔しにきました。

>懐中電灯も水を出さないらしいし。
そうなんです!自分は横浜公演二日行きましたが、そういうくだりはなかったんです。だからまだ使えるんだな、と思ってました。
実際水が出るシーンがあったって事ですか~。それは是非見てみたかったです。
>スタッフの影
これは、影と言うか、気配を感じましたよ!はじめの王様のくだりのときです。
二階時は全く分かりませんでしたが、二度目は一階のセンター付近で見れまして、あ、いま人がセットの後ろを通ってる・・・っていうのが分かって、ドキッとしました。いきなり人の気配だけを感じる、っていうのが苦手なので、ちょっと怖かったです。それで話がちょっと入ってこなくなって…。
でも感じたのは1,2回でしたけど。あれが伝わるのは、スタッフの匙加減か、人にもよるのかなと思いました。
Commented by ren at 2011-06-06 22:52 x
>珍しいコイン
確かにそう言ってたと・・・。ああそれで、お釣りがいっぱい出てくるハメになったのね、と解釈しましたので。
自分のイメージでは外国の古い銅貨みたいなのをイメージしました。またそれは元々自分の物じゃなく、拾った、っていうのが興味深かったというか。拾っただけのコインに、そこまで振り回されちゃうなんて・・・と思いました。
うるう人は、二階で見た時は、ポーズだけで泣いてるように見えたんですが、一階で見ると、違うと感じました。あくびも二階からは見えなかったですし。
それと、そうめんのくだり・・・自分の時は、ひやむぎでした。
そうめんとは言ってなかったです。
もしかしてそうめんから変更したのかな…と思って。
私的には冷麦の方が綺麗な響きに聞こえます。
(流れで調べてみましたが、そのピンクと緑があるか否かで、ひやむぎとそうめんを区別していたとか・・・?)
Commented by ren at 2011-06-06 22:54 x
それとリボンの動きで、自分は彼女とうるう人が、一度は実際に通じ会えたように見えました。
性格も含め、好き合えたのかなと。
ただ、常に余り物に慣れていたという彼には、同じだね、と言いつつも、それほど余り物ではないだろう、と思えてしまう(汗)彼女を、多角的に評価するのは、元々難しすぎたんじゃないでしょうか。
多分、少しずつ性格を知り始めた矢先、特別であることなんて、彼女にとってはもう重要じゃなくなって。
うるう人は置いてかれちゃったのかな、と感じました。

あと、うるう人、運動会では~って部分は、鼻兎にほぼ同じくだりが出てきますよね。それがビックリで。その話はハッピーエンド的に終わったんですが、うるう人は鼻兎の孤独をより深めたのかなぁと感じました。
Commented by ren at 2011-06-06 22:59 x
>それにはついていけない
爆笑しましたw 好みって面白いですね。
観に行った日、お客さんのウケがほんとすごくて、距離感が近く感じました。へぇ~とか、おお~とか、全体からわきあがる、あったまってる感が。賢太郎さんものびのびしてました。
即興で考えたことに対する拍手に、やめて~って照れた(?)仕草をしていて、あ、ホンモノだ!ってw

公演内容ビミョーに違うといえば、お医者さんのナースに対するセクハラって、ありましたか?なんか、印象に残っているんです。
何度かやっていたので。
(最後の所で、「なるほど、あれはムツゴロウさん的なことか」と認識が改まるのですが)

ない。のドヤ顔なんですが、日によって違うみたいですね。
自分が見た時は、どやってよりはキリッって感じでしたので。
他の方は、笑ってた、って感想が多くて、いいなぁ・・・と。
次はもっとすごいのを期待していますw
Commented by k_penguin at 2011-06-06 23:43
>懐中電灯から水
医者が退場間際に、水を出しました。

王様が物産展のため象を組み立てるとき、懐中電灯を、「水筒」と説明するので、その伏線だと思ってたのですが。

懐中電灯はなぜか「懐中電灯」として紹介されません。王様はそれの正しい役割を知らない、という設定です。
SPOTでもそうだった…と記憶しています。
あれは象の部品としては、あくまでもガジェット扱いだと思います。

スタッフの影は、ワタシのときは2階席からはっきり見えました。
舞台の奥と手前の間に降りてくるのが黒スクリーンじゃなくて、灰色の紗のときがあって、そのときはスタッフの影が見えました。
変えたんでしょうね。

>珍しいコイン
 あれなんでコインにしたのかなあー(ワタシの解釈的にはそこんとこ重要)。
チャリンって音がトライアンフのコインと同じ音だから、小林さん的にはトライアンフのあの金色コインなんだなっていうのはわかるけど、
客から見れば100円玉だと思うんだよね。そこの解釈、客に委ねた方が良いと思うんだな。
だいたい外国コイン自販機に入れるって、100円入れるより犯罪度高いじゃん。
Commented by k_penguin at 2011-06-06 23:43
>うるう人
みんなうるう人好きだなあ。
>リボンの動きで、自分は彼女とうるう人が、一度は実際に通じ会えたように見えました。
 お、いいですね。恋のマジックっぽくて。小林さんはうまいですねえ。
ひやむぎは、言われてみれば冷や麦だったような気もします。
SPOTのときはそうめんでした。誰かから指摘されたんでしょうね。
鼻兎、実は読んでいません(^-^;

>ナースに対するセクハラ
ああー、思い出せない。すみません。

ドヤ顔はねー、「ない。」でやるのは良いんです。ギャグのうちだから。
ふつーに旨くやったときとか、フライヤーとか、そーゆーときのがね、
なんか条件反射的にむかつく。
Commented by tomoco at 2011-06-07 01:20 x
penguinさん、はじめまして。
いつも興味深くこちら読ませていただいています。
「THE SPOT」何度か観てきました。
思うことはいろいろですが、私はこの作品がとても好きです。

お役に立てるか分かりませんが何度が観て記憶しているところを
情報として少し・・・

>スタッフのシルエット
毎回降りてくるのは紗幕で、その後ろにスタッフさんは登場していました。見る位置により動きまでちゃんと見えたり、紗幕に照明が反射してほとんど見えなかったり。劇場によって紗幕の素材が違うのでしょうか。
>懐中電灯から水
銀河劇場ではありましたね。でも大阪公演ではここはカットされていました。膝の水を抜くシーンも動きが少なくさらっと終わらせていたように感じたので、もしかしたら震災に配慮して水の表現を控えたのかと思いました。横浜公演では水に飛び込むマイムなど、また膨らみ始めていましたよ。
>ナースに対するセクハラ
横浜公演中盤で看護婦さんを「ナース!」と呼ぶようになっていました。「かわいいねー。」などと声をかけたり、徐々にナースの存在が前へ出て来た感じです。共演者と仲良くなって来たという感覚でしょうか。
Commented by k_penguin at 2011-06-07 19:00
tomocoさん、情報どうもありがとうございます。
助かります。

紗幕なのにシルエットが見えないなんてことあるんですね。びっくり。
じゃ、スタッフは毎回登場しているんですね。
むう。
ふつーの動きで、美しくはなかった。とか書いちゃって
スタッフのみなさんごめんなさいm(_ _)m

>懐中電灯から水
銀河劇場でやったときドヤ顔で水出したのに、客の反応は薄かったなあ。
まあ、削ったのなら、きっと大して重要なことじゃなかったんでしょうね。

>ナース
>共演者と仲良くなって来たという感覚
 なるほど。共演者と仲良く、ね。
楽しそうに演っているみたいで、それはいいですね。
Commented by tomoco at 2011-06-07 20:58 x
>楽しそうに演っているみたいで、
はい、私にはそう見える箇所がたくさんありました。
王様とお医者さんのキャラクターは特に。

また少し思い出したので昨日に続き追記しますね。
>うるう人は泣くのをやめましたか
基本のストーリーとしてはあくびをして膝を抱えて
顔をうずめながら静かに泣くというのは変わっていないようです。
ただ、公演によって顔を伏せたタイミングで
完全に照明が落ちきってしまって、間近で観ていない限り
泣いていることがわからない・・・という時がありました。
ほんの少しのタイミングで、結末の印象が大きく変わってしまいますね。
Commented by k_penguin at 2011-06-07 22:42
tomocoさん、追加情報ありがとうございます。

泣くか泣かないかは、照明のタイミングに左右されているようですね。
小林さん、そーゆーとこは厳密そうなんですけどねえ。
「泣くか泣かないかビミョーなとこでカットアウト」っていう指示なのかな?

まあ私はすっぱり泣かない方が良いと思うんですが。
Commented by tomoco at 2011-06-07 22:48 x
>「泣くか泣かないかビミョーなとこでカットアウト」
私もそうなんじゃないかって思いました。
小林さんお得意の、(といっては失礼かもしれませんが)
はっきり自分から言いたくないの
でも気付く人だけ気付いて欲しいの
でもでも本当に泣いてるかどうかは秘密なの!
みたいなビミョーなラインを意図しているのかと。
Commented by k_penguin at 2011-06-07 23:18
うわーww
バニーって、乙女ー!

うぜえーっ!
・・・って思ってしまうのは、ワタシがおっさんだからですね・・・。
Commented by k_penguin at 2012-01-17 01:53
記事に追記。
『THE SPOT』パンフのアイデアスケッチには、井戸やけん玉などのスケッチの横に「内臓」と書かれている。
 内臓-ない象。
 とすると、あれは偽の象というより、「ない象」なのであり、
するってえーと、王様はポツネンに騙されたことで無いはずの象を見るんだから、騙されて初めて「内臓」を見るわけで、
つまり、
騙された状態にあって初めて本物の内臓(作者の心の内)を見るってこと。
 なのか?

それは一方的な理屈だと思うが。
Commented by tomoco at 2012-01-17 19:41 x
>内臓-ない象
なるほど!
騙される人代表として王様がいたのですね。
ない象が「大きなお土産」とは・・・王様かわいそ。

で、これが『うるう』の
「キャベツに内臓なんか無いのに」
という台詞につながっていたというわけですかぁ。
ほぉー。
Commented by tomoco at 2012-01-17 19:49 x
『THE SPOT』DVDを観ました。
うるう人の最後、しっかり泣いていました。
「泣く」で、正解のようです。
ちゃんと嗚咽の声まで入ってましたよ。
収録を意識しての演出かしら。
Commented by k_penguin at 2012-01-17 23:49
「ない象」は「ある内臓」という意味なんですね。
つまり「無い」というのは「ある」と言うことで、
お客人、そのへんを汲んでおくんなまし。
ということで、
さすがツンデレキング!uzeeeeeee!

で、やっぱり作品の本質は「内臓」なんだ。やれやれ。

>「キャベツに内臓なんか無いのに」
 絶対つながってますね。

>うるう人の最後
おやま、結局泣きましたか。
 収録は意識していると思います。
多分収録の時が「最終決定版」なんじゃないかなあ。
泣いた方が「うるう」につながりやすいのかな?
Commented by k_penguin at 2012-01-18 00:21
あとですねえ、『THE SPOT』のパンフを今になって見たのは、
グランダールボ達関連で、「彼氏が木」が気になったのです。
「人(自分)が樹に変身してゆく」ていうイメージが何か意味してるように思います。
ラーメンズのBOX2も樹になりつつある2人でした。
まー、パンフ見ても良くわかんなかったんですけど。
ただワタシ的にはあのBOX2のパッケージ、好きじゃないんですね。
なんか独りよがりな印象をうけました。
Commented by tomoco at 2012-01-19 01:03 x
>「人(自分)が樹に変身してゆく」
ほんとだ。このイメージも繰り返されていますね。
ちょっと気持ちが悪い感じ。
樹に何を重ねているのか、気になります。

樹といえば、THE SPOTのアナグラムの最後の絵で
お母さんとトモコ以外が樹の家族写真が出ますが
あの絵、左後ろに1本リアルな樹が描かれているんです。
あれが何だか不気味で「誰なの!?誰か、なの!?」
と思ってました。
Commented by k_penguin at 2012-01-19 12:13
>騙される人代表として王様がいた
 だとするとお。
一坪王国は「ない象(=内臓)」を「ある象」だと騙される人(でもほんとは「ない」と知ってる人)の国ですから、
キャベツに内臓を仕込んでおいてから、それを切って、いったん内臓があるみたいに見せてから
「キャベツに内臓なんか無いのに」
と言うのと同じことですよね。

やはりヨイチのお仕事は王様とポツネン氏をあわせたものと同じ
つまり小林さんのお仕事と同じと考えて良いでしょう。
tomocoさんが指摘したようにタビュレーティングマシンは、
ポツネン氏の机の変形と考えるのがイメージ的に落ち着きが良いですし。

そういえば昔どっかで小林さんの作品を
「いきなり内臓を見せつけられたような」と評したことがあったけど、
どこに書いたか忘れたなー。
Commented by k_penguin at 2012-01-19 12:13
樹に変身
なんか樹にはネガティヴな印象受けますよね。
感情が無くなっていくことような。
一般的には樹に変身するって、
必ずしもマイナスのイメージばかりじゃないと思うのですが、
この場合にはマイナスのイメージしか感じません。

…そーいやトモコの彼氏って、眼が鼻兎の眼じゃなかったですか?
 だとするとお・・・。

ま、いーや。今回は掘らないでおこう。
樹だけに。(なーんつて)
Commented by k_penguin at 2012-02-11 11:56
「内臓」の描写(作品全体が「内臓」なんだけど、それを1つのアイテムで表す必要があるときはこの形態)は
DROP→SPOT→うるうで
りんご→赤い球→トマト(キャベツの中に仕込む)。となる。

で、最後に「トマトとバジルを合わせたらマジル」につながる。
Commented by yuma at 2012-02-11 13:05 x
そういえば「交じる」の中には「父」がいたりもするのですね。漢字的に。
Commented by k_penguin at 2012-02-11 16:29
お、そうですねえ。
何か、小林さんというより野田秀樹っぽいイメージ。
でもさー、どちらにせよマジル(or息子)に丸投げって感じがするんですよね。
自分は何もしないのかよって思う。
Commented by tomoco at 2012-02-11 20:50 x
そうかぁ、赤い丸いもの(内臓)が作品ごとに出てきているんですね。

「交」
ほんとだ、父が入ってる。
そして父にふたしちゃってるわー。
Commented by k_penguin at 2012-02-11 22:07
DROPのリンゴは作品中じゃなくてフライヤーでしたね。
SPOTのときは赤い球は内臓というより心臓(ハート)ってイメージもちましたが、
トマトはいかにも内臓っぽいですね。

父にふたされると、こっちも記事書きにくいんだよなー…。
なるべく作者の意思は尊重してるつもりですからねえ。

あと、「掘るシルエット」ですが、
うるうで最初に象徴的に使われていることや、うるうびとのイメージからして、
最初に「掘る僕」のイメージがあって、
掘る理由は後付けなんじゃないかって思います。
多分「余らなくなるために掘る」というのは確かで、そこから後が
他の人を落とす。とか、ウサギ罠を作って子供を捕る。とか畑を作る(作品を作る)。とか
具体的ケースによって意味が変わるんじゃないかな。と。