『アウェイ部 完全版』   

1月にやった第0回アウェイ部ライブ『アウェイ部』の再演。

浅草橋はプロの街だ。タオル、販促品、風船、造花、などの問屋が軒を連ねる中、アドリブスタジオ小劇場に向かう。
小さい劇場だが、補助椅子も出ていて、ほぼ満員。100人入ったか、というとこ。
舞台の床に近いとこが補助椅子の客の陰になって見えなくて、
ころがりながら面白い顔してる(らしい)とこが全然見えなかったのが残念だった。

前回のライブのネタは小林賢太郎が指導しながら1ヶ月で作られた物だそうで、今回の完全版はそれにアウェイ部が手を加えたものだ。
新作1本を加え、かつ、体裁と内容を大きく変えたネタが1本。
小林さんは「まあ僕に言わせりゃちっとも完全じゃありませんが、」と、言っていたが(あいかわらずツンデレだ)、
完全じゃないにしても、前より良くなっていると思う。
前回はラーメンズに似てるのが気になったけど、今回は慣れたのか、新ネタがラーメンズっぽくなかったせいか、それほど感じなかった。

「国民性」のネタを、各話の間に挿入してゆく、というように作品の構成を変えたので、全体通しても新しくなった感じがする。

ノアの箱船の話のラストがわかりやすくなっていて良かった。
前回は、なぜ神様がノアに1番のクズだと言われなければならないのか全く分からなかったが、今回は感覚的につかむことができた。

新ネタも下らなくて面白かった。ONYのやる「サイボーグの電子音」が超うまい。

ただ、「国民性」は、全体通じての話になってしまったので、何か素敵な大オチを考えざるを得なくなり、最後に新しい話が加えられていたが、
最早「国民性」の話じゃなくて、単なる個性の違いの話になっていた。

これに限らず、話がアイデアに寄りかかっている感じでテーマの掘り下げが浅いため、話のドラマ部分に盛り上がりが欠ける点がひっかかる。
辛抱さんなんか、彼が喉の渇きや可愛い物を我慢しているだけではなく、「友情」も我慢していた、って設定にすれば、
もっと誕生日のシーンを楽しめる、とか思ってしまった。

まあ、そーゆー叙情的なことをあえて避けるって方針なのかもしんないけど、
それならそれで、何らかの別のテーマの掘り下げをしないと、結局何がしたいのか、何を見せたいのかがよく分からないままになってしまう。


最後の観客の拍手が鳴りやむタイミングで、「辛抱さん」のおまけのオチをやる予定だったところ想定外のアンコールが出てしまい、
2人がおたおた舞台を走り回るのが受けた。

10月に次の単独ライブをやるそうだ。
次はアンコールにもびびらないよう頑張って欲しい。
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by k_penguin | 2011-05-01 00:12 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)

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