『小谷元彦展:幽体の知覚』

何かきれいなものを見ようと思い、森美術館へ。
「小谷元彦展 幽体の知覚」
で、きれいだったから、良かったと思う。
「ホロウ」シリーズは白い壁に投影された影もきれいだった。
影だけでも撮影できればなー。

で、良かったは良かったんだけど・・・
なんか、どれもどこかで見たことあるような気が・・・。
い、いや、別に、良いんだけど。パクってるとかじゃないんだし。
「ファントム・リム」が、ダムタイプっぽくても、「ニューボーン」シリーズが、3DCGでよく見かける絵を実体化したみたいであっても、「ホロウ」シリーズが、何かマンガの表現をそのまま立体化したみたいであっても、鴻池朋子っぽいものや松井冬子っぽいものがあっても、鏡張りの部屋って、トリエンナーレとかのイベントものに1つはあるよねって思っても、

でもそれはまぎれもなく小谷元彦の作品であって、それらしさは維持してるんだし。
で、肉体をテーマとしている作家さん達の作品が似た雰囲気になるのは不思議でも何でもないことのわけで、気にしなければいいだけなんだけど。

うーん、なんか、この人、器用すぎる感じがする。
すごく見やすくて、無駄が無くって、「こういうアイデアから煮詰めていって、それを作るために適しているこの素材を使って、で、この作品になったんだな」って思考の過程も分かる気がして、
それ故にそれ以外の作者のもやっとした部分、心の奥の髄の部分が切り捨てられたみたいに感じ取れなくて、
それで他の誰かの作品に似ているとかつい思っちゃうっていうか。

こういうの優等生って言うのかな。
「優等生はそんなグロテスクな作品作らないで、もっと万人受けする物を作る」
っていう抗弁も用意しているほど賢い優等生って感じ。

いやほんと、作品は良いと思うから、後は好みの問題なんだろうけど、
こういう人も、難儀だろうなあ。


アートショップで鴻池朋子スノードームをみつける。
ミミオと6本足オオカミさんと、目のある活火山のスノードーム。
ちょっと欲しい。
・・・とか思ったら、Amazonにありやがんの。

ミミオ オデッセイ スノードーム:鴻池朋子
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by k_penguin | 2010-12-29 00:43 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
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