『トイ・ストーリー3』

8年ぶりのTOY STORYの新作。
当初PIXARは2で終わりにするつもりであったが、オトナの事情により・・・具体的に言うと、TOY STORYに登場する定番おもちゃ達はべらぼーに売れるのでグッズを売りたいデズニーが3作目を作るためにピクサーを買収したため・・・実現することになった因縁の作品。
ちなみにこの後も『カーズ2』『モンスターズ・インク2』が作られる予定らしい。
そんなオトナの事情を反映してか(?)お話のなかでもおもちゃ達のご主人、アンディが17歳になってカレッジ入学。もうおもちゃで遊ぶ年ではなくなった。

前作とほぼ同じ時代設定にすると思っていた俺はこの設定にびっくりした。
そもそもピクサーがTOY STORY3を作りたがらなかったのは、
TOY STORY2で「子供が大きくなればおもちゃは捨てられる」という運命が提示されいるためであった。
アンディが大きくなればウッディ達は捨てられるか、ネットで売られるか、屋根裏にしまい込まれるか、いずれかの道をたどることになる。
それが嫌なら逃げ出して、別のご主人様を見つけるのだ。
しかし、アンディ以外のご主人様なんて・・・。
今回の作品はこの難しい問題に正面から取り組み、そして見事に別れを描ききっている。
特にウッディの選択に考えさせられた。
彼はアンディと母親のやりとりを見て自分の人生の選択を決める。
おもちゃたちの心情は子供に対する親の気持ちに近いものがあるのだろう。

・・・なんか、先に重いテーマについて語ってしまったが、決して辛気くさい作品ではなく、スピーディな展開に笑いも満載であっというまに時間が過ぎてしまう。
おもちゃ達の質感もリアルになっていて11年の間の技術の進歩も味わえる(ブルズアイが布製であることにやっと気がついた。個人的にはペンギンのウィージーがいなくなっていたのが残念)。
悪役のおもちゃ達もそのリアルな質感のおかげで「チャイルド・プレイ」的怖さがハンパない。
特にじょじょに悪の顔を見せ出すイチゴの香りのくまさんロッツォと、悲しい哀愁漂うピエロ、チャックルズは必見。
スポンサーの看板をしょっているバービーとケンもCMとは違う一面を見せてくれるぞ。(宣伝されているようにトトロも出ている。しかもけっこういっぱい映ってる)

いろいろ盛りだくさんで映画館で観ても損はない作品。

  あ、3D上映はレイトショー割引きかないから注意な。


追記
ICCで開催中の「トイ・ストーリー3の世界展」で展示されているロッツォのぬいぐるみからは
強烈なイチゴの匂いが・・・



トイ・ストーリー3 [DVD]
[PR]
by k_penguin | 2010-07-15 23:13 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://shiropenk.exblog.jp/tb/14779504
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]