ポツネン『SPOT』 3 ガジェット群一解釈

リニューアルされた公式HPのデザインからも推測できるように、ライブポツネンはポツネン氏(小林賢太郎)にとって意味のあるガジェット群の構成によりできている。
そこで、ここでは『小林賢太郎テレビ』『DROP』『SPOT』に出てくるガジェットの一部について、どのような意味を持っているのか、およびそれらを使って『SPOT』のテーマについての一解釈を行う。

あと、ふつーの文章で書いていたらすげーややこしくなったので、めんどくさいからもう箇条書きみたいな感じで書くからね。



1 ポツネン氏in『小林賢太郎テレビ』vs王様in『SPOT』

a『小林賢太郎テレビ』

「機関車」・・・望んでいる生活、現状打破。
 なぜ機関車が欲しいか(=なぜ現状に不満足なのか)については語られず。

「自転車」・・・現在の生活、自分の置かれている状況。
 「腑に落ちない物」を商って生活している。(ということは現在の生活は腑に落ちないと思っているらしい。しかしその淵源は不明)


b『SPOT』 王様

「象」・・・望んでいる物(「機関車」と同じものと思われる)王国の発展目標の1つ。
 なぜ象なのか・・・第一大きいし、ペットにもなるし友達にもなれそうだから(by王様)。
  大きい象をペットにすればみんなにバカにされないから。(byうるう人)
 
以上の理由からすれば、少なくとも他人の目を意識している。
このことから、何らかの社会的な成果ととらえることができる。

「ハト」・・・現在の生活、自分の置かれている状況(「自転車」と同じものと思われる)。
 「たまたま飛んできた鳥」であるハト。それを取って経済活動をしているのだから、現在の生活にあたる。
「腑に落ちない」とは言っていないが、かなり収入が不安定とはいえそうだ。


なお。
「王冠」・・・ラーメンズ「王様」にも登場したアイテム。
  「王様」と同様に考えて、「個人的な価値」と、とらえている。イメージ的に、奈良美智「PUP KING」みたいな感じ。

王様が「これでいいのだ」と言い切れるのもこれのおかげかも。



2 「リンゴ」について(『DROP』vs『SPOT』)

リンゴは『DROP』のフライヤーに登場するだけなので、フライヤーも作品の一部ととらえる。
ライブポツネンは、作者の思念が、いろいろなガジェットの集積として現れるようにできている。
従って、ガジェット群の「最後」に現れるリンゴは「心」「伝えたい思い」にあたる。
おそらく作者個人の個人的な思い入れであろう。


『SPOT』
けん玉の「赤い球」は王様の手の中でリンゴに変わる(だるまにも変わるが)。
よって、赤い球=リンゴ=個人的思念。
赤い球にけん玉の棒が「すぽっ、と」「はまる」ことによって、けん玉は棒ごと上に引き上げられる。
ガッチャンコ(井戸)はけん玉を引き上げるための装置。
個人の心を引き上げる→うるう人の穴からの脱出方法。
すなわち、『SPOT』は穴から脱出するための第1段階として「すぽっ、と」「はまる」ための作業。

「はまる」・・・一般に、適切な表現形式の発見により自分のテーマが一般に理解されるに至ることを「はまる」という。

「りんご」は、最後に王様の手で「象」に食べさせられる。
 →自分個人が追求することが何らかの社会的な成果につながり、同一化すること。
 それにより、社会的にも成果が出るし、個人的にも「穴から脱出」できる。



とりあえず、こんな感じ。

あと、『小林賢太郎テレビ』あたりで、俺は「気合いだけで夢を現実化しようとしている」という批判をした。夢を現実化する決め手に欠けるのだ。
『SPOT』においては、象のシルエットを作るにあたり、王様が言っていることがあてどころになるらしい。
遠近法とか(象を構成するシルエットは、光源と物の遠近の差で、本来の物の大きさと異なる大きさの影で作られる。「見るものは信用できない」)。

でも、言ってることわからない。
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Commented by K☆SAKABE at 2010-04-17 23:24 x
penguinさん
「書かないんですか?」などと振っておきながら、今日まで書き込み出来ませんでした。
>言ってることわからない。
わからないです。
3日悩みました。
3日間、あれこれ思いを巡らせては打ち消しての繰り返しです。
一見「うるう人」よりも取っ付き良さげなんで、甘く見ていたんですよ。
前に書き込みましたが、私は当初、王様は片桐だと思ったんです。
根拠は王冠です。(それだけです。)
後付で、自由に世界を飛び回っていたり、経済的なことに心砕いていたりするのもそうかなって。
もしそうだとしたら「象」って・・・?「ハト」は・・・?
いろんな考えが浮かぶんですが、どれもしっくりこないんです。

>「象」
手に入れたい大きなものなんでしょうが、この「大きい」がわからない。
自身のことなのか、よりどころのことなのか。
現在個人的には、ドロップ缶的な臭いがずっと消えないままです。
>「ハト」
ただ単に「普通」。
意外性があるわけでもなく、かと言って特別「残念」なわけでもない。
penguinさん的に言えば、そんな日常となるのでしょうか。

なんにしても、どツボはまってます。
Commented by k_penguin at 2010-04-18 00:54
SAKABEさん
おやおや、またどツボっちゃいましたか。

『news』の王様
片桐さんの王様が「小林さん」だと考えています。
彼は「偉いかどうか自分で分かる」ので王冠をかぶっているわけです。
つまり王冠はそういった「根拠のない自信」的なものだと思います。
これと同じ作用でSPOTの王様も
わからないことだらけだけど、「これで良いのだ」と言い切っています。
ありすぎても困るけど、全くなくても困るものですね。

ライブポツネンの独白形式の話の場合、これまでの例からして語り部=小林さんなので
王様も小林さんだとワタシは思います。
Commented by k_penguin at 2010-04-18 00:54
>「大きい」
王様とうるう人の言葉からすれば、「大きい」ということは、
「見栄えがよい」「かっこいい」ことの様です。
KKTV「機関車」の段階では何のことやらさっぱりでしたが、
今回、象にリンゴを食べさせたので、
最終的には、自分が「大きく」なりたいのだな、と思いました。
言いかえれば、
自分の追求することがもっと大きな仕事に繋がれば、内面的にも対人的にも助かる。
とゆーよーな感じ?

>ハト
たまたま見かけて気に入ってくれた人から入場料取って暮らしている生活。
つまり、客席の皆さんが「ハト」。
「普通」なのか「残念」なのかはビミョーなところですね。一応「国鳥」だし。
まあとりあえず「ハト」。
Commented by K☆SAKABE at 2010-04-19 01:16 x
>客席の皆さんが「ハト」。
同意。
そういえば、「通りすがりの鳥しだい」って言う台詞にカチンときて、アンケートに嫌味書いて帰ったんですよ。
Commented by k_penguin at 2010-04-19 01:38
そのへん馬鹿正直なんですよね。バニーわ。
客を前にして「ハト」って言い切っちゃうっていう。

別に悪気があるわけじゃないし、
むしろこれまでと違って、客は大切にしなくちゃなとか思ってるんだろうけど
(客の支持がなければ王国は繁栄しないし、本物の「象」もやってこないから)
それよりも何よりも、
自分を正直に出すことが第一なんですよね。

まあ、こっちも腹蔵ないところを聞きたいと思っているから、
ワタシ的には構わないんですけど。
by k_penguin | 2010-04-13 00:01 | エンタ系 | Trackback | Comments(5)

法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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