『TOWER』 M2F タワーマニアの野望

前回、かなり長い評論を書いたのだが(しかも最後収拾がつかなくなった)、『TOWER』を再度観て、タワーマニアの話って、もっと簡単にまとめられるんじゃないかなって思った。
つまり、
 偽物が本物になろうとしてばれちゃった話。
でいいんじゃないかなって。
そこでM2Fとして追記することにした(2Fから下りてしまった・・・)。

偽物の「僕」が本物の「つるちゃん」になろうとして、結局ばれてしまい、平謝りしましたとさ。
というだけの話。
この際、「本物」とは何を指すのかにはあまりこだわらない。
人の個性は他に代えがたいってことを指すとしても良いし、もっと即物的に「片桐」ってことでも良い。

そうすると、この作品の問題点は、本物のフリをしている偽物を、本物であるべき人(片桐)が演じてしまっている、と言うところにある。
偽物は本物にはなれないという話なのに、本物と偽物の区別がつかなくなってしまうからだ。
とすると、この話は価値観の混乱の話になる。本物でも偽物でも違いはないじゃん、ということになるから。
(ちなみに「本物」を人の個性ととらえるなら、これは「レストランそれぞれ」と同じテーマになる。)

しかも、そうなると、「僕」がつるちゃんに謝る理由が
「つるちゃんをキャンプに行かせまいとしたこと」であって、決して
「つるちゃんになろうとしたこと」ではなかったということは
この偽物君は実は本物になろうとしたことを謝る気はないということになって、
それなりに頷ける結論となってしまう。

「僕」は卑屈にみっともなく謝りまくっておいてその場をしのぎ、次の反乱のチャンスをうかがうつもりなのだろう。

「僕」が全く反省していない、という点でまっとうなお話とは言えない代物なのだが、
これはこれで筋が通ってしまうので、とりあえず載せておく。

なお、話自体は前回観たときとほとんど変わっていないと思った。
「僕」がつるちゃんに変身するシーンがあっさりしたものに変わっているので(前見たときは「僕」が変装を解こうとするときやった巧妙な人の入れ替わりを、変身するシーンでも行っていたと記憶している)、
前の評論で「片桐に変身すること」に作者の思い入れがあるって書いたけど、それは今回感じなくなった。
その代わり、全体的に冷淡な印象に。

『TOWER』3F 小林さんとお客さん
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by k_penguin | 2009-06-17 20:53 | エンタ系 | Trackback | Comments(39)
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Commented by めがねぐま at 2009-06-17 22:33 x
k_penguinさん

初めまして。めがねぐまと申します。

私もグローブ座でタワーを観てきました。
初めてのラーメンズ公演だったのですが、観て何だかほっとしました。
タワーを観て「あぁ、いつものラーメンズだ」と思ってほっとしたのです。

観る前はトライアンフで感じたモヤモヤを本公演でも感じたらどうしようと不安だったのです。

トライアンフでは「しっかりした大人になるため」の挨拶だとか、電話の取り方とか、劇場でのマナーとか、重要なんだけど何だか薄っぺらいノウハウを聞かされてうんざりしました。
それはもうマジックに関してはどうでもよくなる程…
Commented by めがねぐま at 2009-06-17 22:36 x
続きます。

けれどもタワーは「いつものラーメンズ」だと感じました。(過去のはDVDでしか見た事ありませんが)
下手に「しっかりした大人になるため」の話をされるより「スターバックスにコーヒーを買いに行ける様になった」話の方がよっぽどましだなと。

「コツコツ何事も時間をかけて」というのはトライアンフもタワーも同じでしょうが、タワー(ラーメンズ)の方が独り言の様なので私にはしっくりしました。

やはり小林さんの独り言を観る(聞く?)のが好きなんだなと確信しました。(だからトライアンフはあんなにモヤモヤしたんだと納得もしました。)
Commented by めがねぐま at 2009-06-17 22:37 x
タワーはk_penguinさんが仰った様に共同作業だと思いますが、共同作業をしたからといって高みに上る事も、芋虫から蝶になることも無いのかなと思いました。
…そもそも高みって何処なんでしょう?「自分には無い何か」なんでしょうか?

私は最初と最後の箱を使った話で聞こえてくる「天の声」は小林さんがよく言う「コントの神様」の声なのではないかと思いました。神様の言葉にしたがって箱を使ってコミュニケーションをしてみたり(陣地取りでしたが…)いろんなものを作ってみたり、けど正解が出るのは小林さんの方が多かった気がしますし、ピアノの音も小林さんしか出せないし…
片桐さんはその音をいきなり手で捕まえてしまう。
こんな関係がずっと続くのかなと…「二人は同じ」なんて事は有り得ないと分かっていながら、それでももがいてしまう。
Commented by めがねぐま at 2009-06-17 22:39 x
しんどいですね…いや、もうもがく事を止めて認めたんですかね?毛虫はそのまま大きくなりますし。

ダラダラと長くなってしまいすみません…。

長くなったついでに…あやとりの話の最後が三回位変わっているそうなのですが、あれはどうなんでしょう?
あの話の重心が「あやとりを言葉で説明するもかみ合わず試行錯誤する」なのは分かるのですが話の最後を
まるっと変えてしまうのは如何なものかと。全国行脚のサプライズ…?
Commented by k_penguin at 2009-06-18 00:09
めがねぐまさん、初めまして。
TOWER楽しまれたようで、よかったです。
本多の段階で、ワタシは「ラーメンズっぽくなくてふつー」と、記事に書いたのですが、グローブ座ではラーメンズっぽくなっていました。
2人の掛け合いにラーメンズっぽさがあるんだなー、と思いました。

>…そもそも高みって何処なんでしょう?「自分には無い何か」なんでしょうか?

それは私も疑問に思いました。「で、結局どうなりたいの?」って。
「あやとり」って遊びを知らない人に、あやとりの手順を説明するのはそりゃ難しいし、
で、あやとりを知らない人にあやとり作業それだけを教えても、楽しまないのではないかと思います。
同じように、何のためにタワーを造るのかわからない人に共同作業をさせても・・・って。
「天の声」にしても同じで、なぜそれに従わなければならないのかわからないのに(そもそも単語を言うだけで命令すらしていない)、
小林さんがやりだすから共同作業が始まるわけで、その声に従った結果、2人はどうなるのかも不明ですよね。
Commented by k_penguin at 2009-06-18 00:13
ただ、ピアノの部分だけは、ピアノを引ける方が片桐さんで、ひけなくてもがく方が小林さん(つまり逆転させて演じている)ととらえて、評論を書きました。
何となくそう見えたというのもあるし、
あの部分を逆転させれば、共同作業の結果、最終的に「音を手で捕まえる」という小さな奇跡を起こす、という結果が出た、という解釈が可能になる、という理由もあります。
ラーメンズにおいて、小林さんと片桐さんはときどき逆転したりして、しかも何のタイミングで逆転するのかよくわからなかったりします。

>あやとりの話。

・・・変わったと言われて、そういえば、前はシュークリームもあったなー、と思い出したけど、余りよく覚えていない・・・。
本多のときは、
やりたいこと気が済むまでやったら、終わりはどーでもいーや的な考えなんだろうな、と思ったのを覚えています。
ハイウエストとかも、特にオチとも呼べない終わり方だったし。
Commented by asuka at 2009-06-18 02:01 x
ご挨拶が後になりすみません。
お久しぶりです。

>2人の掛け合いにラーメンズっぽさがある
そうでしたね。
本多を見ていないので比較はできませんが。
でも、掛け合いも、ネタの一つ一つも、
どこかで見た「ラーメンズっぽさ」があるだけで、
「ラーメンズの面白さ」は無かったと思いました。
なんというか、劣化版ラーメンズというか。
ラーメンズが劣化したと感じたのではなくて。

共同作業の意味なんて、作ってる本人もわかってないのかもしれません。、
私には、苦労してタワーを積み上げることの意味も、
自分が劇場へ足を運んだことの意味も、全く見出せませんでした。
はっきり言えば、こんな公演、何十回もやる価値があるのか?と。

楽しんだと言う方の後にボロクソに書いてしまって申し訳ない気もしますが、
一般的には評判はどうなんですかね?
面白いところすら全く見出せなかったことに、思いの外ショックを受けていまして、
少なからず期待していたんだな、と気付いた次第です。
Commented by k_penguin at 2009-06-18 22:17
asukaさん
なかなか厳しいですねー。
でも、ワタシが本多を見たときに感じた印象と似ているような気がします。

「ラーメンズの面白さ」って、どういう感じを指しているのか、ちょっとはっきりしないのですが、
ラーメンズの本質である愛が失われている以上、「ラーメンズの面白さ」が無くなっていても仕方がないと私は思っています。
今彼らにできるのは「ラーメンズっぽさ」だけです。
あやとりという遊びを知らない人にあやとりの技術を説明してあやとりをやっているようなものです。
『TOWER』の2人は、最後の作品で、自発的にあやとりをしています。
形から入っても続けていれば、中身も充填されるかもしれない、
ということなんじゃないかと。

一般的な評価はワタシも調べていないので知りませんが、
クリムゾンメサイアはウケると思うし、公演単体としては、まあまあなんじゃないでしょうか。
・・・それ以前にKKPとか見せられてむかついて、
本公演のハードル上げちゃっていなければ、の話ですが。
Commented by めがねぐま at 2009-06-18 22:59 x
お返事有り難うございます。

>「で、結局どうなりたいの?」
ラーメンズって「で、何なの?」ってことなのかな~?と今日一日考えてふと思いました。
でも「何か」になりたいと匂わせているのに、語れないのは「教えられない」のでしょうか?
言葉に出来ない思い…?

>「天の声」にしても同じで、なぜそれに従わなければならないのかわからないのに(そもそも単語を言うだけで命令すらしていない)
確かに従えとは言ってませんね…そしたらあの二人があそこに立っている以前の背景も想像しなくてはいけないのかな?「説明はしないから後は個々に考えて」って。
Commented by めがねぐま at 2009-06-18 23:00 x
>ただ、ピアノの部分だけは、ピアノを引ける方が片桐さんで、ひけなくてもがく方が小林さん(つまり逆転させて演じている)
>ラーメンズにおいて、小林さんと片桐さんはときどき逆転したりして、しかも何のタイミングで逆転するのかよくわからなかったりします。

そういう見方もありますね~!
そうすると「ラーメンズでは人間の男という素材に徹する、無機質の象徴」と小林さんが言っていた事に何となく合点がいきます。
…片桐さんは器?その都度入れ替えるみたいな。

>やりたいこと気が済むまでやったら、終わりはどーでもいーや的な考えなんだろうな

そうだとしたら気持ちの良いくらい観客のことを考えてませんね~それはそれで良いのですが。
あやとりをまったくしたことの無い私はあの手順を聞いても「あやとりって楽しそう」とは思は無かったな~と思い出しました。

あとタワーマニアの「お金はあげます」って発想にびっくりしました。
私は物を買う時(それがたとえ不本意な買い物だったとしても)「お金はあげます」という考えがなかったのでそこが今回一番びっくりしました。
Commented by めがねぐま at 2009-06-18 23:44 x
「ラーメンズっぽい」というのを植えつけられた事は小林さんにとって計画通りなのかな、と思っています。
戯曲集出してますし。
システム的にしたかったのかなと。
けど「ラーメンズ」を観に行って「ラーメンズっぽかった」ったてのも何だか残念な話ですが、私はそこにほっとしたのも確かです。もしかしたら「本物」と「偽者」の話にも繋がってくるんじゃないかな…と思いましたけど考えると疲れてしまいそうなので止めました。
システム的にしては底の方にあるのは暗くて湿ってる感じですし、そこも「ラーメンズ」に引っかかる理由なのかと思いました。

>asukaさん
初めまして。めがねぐま と申します。
一般的な評判は分かりませんが私は「ラーメンズであれこれ考えて遊ぶ」という感覚が無くなったらもうラーメンズは観ないだろうなと思います。タワーはまだラーメンズで色々考えられそうなので感想は「楽しかった」になりますね。

(※自分の名前を間違えてしまったので書き直しました…すみません…)
Commented by めがねぐま at 2009-06-19 00:05 x
すみません。何となく訂正させて下さい。

「あやとり楽しそう」では無く「あやとりやってみたい」ですね…どちらも同じですが…

感想を詳しく言える人がいないのでこちらに沢山書いてしまって申し訳ありません…
Commented by k_penguin at 2009-06-19 00:21

めがねぐまさん

>ラーメンズって「で、何なの?」ってことなのかな~?

今までの公演では、一応「こうしたい、こうなりたい」という方向が
雰囲気的にですが示されていました。
今回はそれが無くて、むしろ「何とかなればいーなー」みたいな感じ。
「トライアンフ」からすればそうなっても不思議はないのですが、ちょっとノープランですね。
だからワタシは小林さんがラーメンズをシステム的にする計画をしているとかはあまり考えていなくて、
「ラーメンズっぽい」ことしかできないから、そうしている(そしてそれでよいと思っている)、くらいにとらえています。

>「天の声」
いろいろ想像できそうですね。
小林さんだけ「天の声」の意味がわかっているらしいこと、最初、片桐さんは、気がついたらここにいた、という風情なのに、小林さんは落ち着いていたことからすれば、あの状況を作ったのは小林さんで、「天の声」も小林さん、と言うことになりそうです。
また、「TOWER」のコンセプトが「共同作業」自体にあり、作業内容自体は何でも良い、という点からすれば、「天の声」はお客さんです。
お客さんは不可欠ですが、居さえすればよいのです。
Commented by k_penguin at 2009-06-19 00:21
>タワーマニアの「お金はあげます」

その辺、キャラが夏歩香に似てますねー。
小林さんの「お金」に対するこだわりについては、いま、ワタシは興味津々です。
でも、事柄が事柄だけに、ネットに書きにくい・・・。


>「ラーメンズ」を観に行って「ラーメンズっぽかった」

「ラーメンズ」に何を期待しているのかによって、満足したかどうかが違うと思うんですが、
あの2人の流れるような掛け合いとそれによって醸し出される特殊なシュールな雰囲気が、他のお笑いでは見ることができないのは確かだと思うので、
まあ、それを見られれば一応満足というお客さんも多いかと。

で、それがそれだけのものにとどまるのか、何か中身を伴うものになるのかは
今後の展開を待て、ということなのかなー・・・。
Commented by asuka at 2009-06-19 10:26 x
k_penguinさん
「ラーメンズの面白さ」が無くなったのは、別に今更言うことでもないかもしれませんね。
それが具体的に何を指してるのかは、言っといて私にも良くわからないのですが。
一般的な評価は私もあまり分からないのですが、
少なくとも周りの席の方々は楽しそうにしていましたし、
2年ぶりのラーメンズですし、チケットも手に入れずらい状況ですから、
「ラーメンズをやってくれれば十分」「見られるだけで十分」ってお客さんも多いのではと思います。
でも本人たちさえも「ラーメンズをやりさえすれば」って思っているんでは、ちょっとねぇ。
バカにされたような気がしてしまいます。
これから2人が箱の中に意味を詰めていければ良いのですが、
仏作って魂入れずって感じになりそうな予感が大いにします。
Commented by asuka at 2009-06-19 10:26 x
クリムゾンメサイア、そんなに面白かったですかね?
空想で暴走するキャラは片桐さんに合うし、
言葉の語感だけ使って新しく意味を作っていくのも、いかにもラーメンズがやりそうな感じだとは思います。
でも、語感ネタは今までにも色々あったし、今までの使い方の方が面白かった。
この「ネタは似ていてもっと面白いのがあった」って感じは公演中ずっとしていて、そんな事ばかり考えていました。

>「お金」に対するこだわりについて
私は、小林のお金と女性に対するコンプレックスが面白そうだと思っています。
下世話な意味とあまり下世話でない意味の両方で。

めがねぐまさん、初めまして。
割り込んでしまいすみません。
>「ラーメンズであれこれ考えて遊ぶ」
ラーメンズに限らず、何かを観たり聴いたりする動機の基本的なところだと思います。
単に私がもうラーメンズを必要としていないのかもしれません。

「つまらなかった」って感想を、長々膨らませてすみません。
観た直後は「来るんじゃなかった」って後悔でいっぱいでしたが、
書いていたら元気が出てきてしまいました。
Commented by k_penguin at 2009-06-20 00:15
asukaさん
前に『TEXT』を、村上春樹『パン屋再襲撃』の様だとちょっとコメントしました。

あの話を私は、
昔の情熱を取り戻したいために、若い頃に出会ったエピソードを意図的に再現しようとする話ととらえています。
そーゆーことやってもうまくいくはずは無い、と思うものですが、
無惨な大失敗に終わればまだオチがつくのに、時代に合わせた修正を余儀なくされたおかげで全くの失敗でもなく、
何か中途半端に結果を得てしまいます
(話では、パン屋を襲撃しようとしてパン屋が見つからず、仕方がないのでマクドナルドを襲撃して結局消費期限切れのビッグマックをもらう)。
昔には戻れない。
そして、現在得たものを結果と評価できるかどうかは読者に委ねられている。

『TOWER』もそれに近い結果だと思います。
バニー君は、
「パン屋をまた襲撃するのよ」と言い張る「彼女」です。
そして、何かそれなりに得たようなんですが、
それに価値があるのかどうか、私にはわからない。
評価を決めるのもまた小林賢太郎です。
Commented by k_penguin at 2009-06-20 00:15
クリムゾンメサイアが面白いのは、要するに、片桐さんが汗かいて頑張っているからで、それ以上の要素はないと思います。
でも笑えるのは、笑えないよりは、いいので
その限度で評価します。
解析的には特に面白いところはありません。
小林さんは、自分の言いたいこと(「名は体を表す」)を理解しようとしない片桐さんに腹を立ててはいるが、徐々に片桐さんの暴走話の世界に興味を示しつつある人
として描かれています。
一方片桐さんは、人の話は全く聞いていないが、なぜか言わんとすることと同じ結論に至る人、です。

>小林のお金と女性に対するコンプレックス

小林さんの「秘密」にはLove&Moneyの2つが関わるんですよね。

女性というか、奥さんに関しては『TAKEOFF』で、軽トラと潜水艦と、2種類も乗り物を割り当てていますから、かなりの重要人物とみて観察していました。
もう少し大切にしてやれよ、とか思ってたんですが。
余計なお世話ですね。
Commented by めがねぐま at 2009-06-22 23:55 x
k_penguinさん

>今回はそれが無くて、むしろ「何とかなればいーなー」みたいな感じ。

そういえば何にでも「○○ならいいのにー」って言う団体がありましたね。

>今後の展開を待て、ということなのかなー…

そうですね~決め付けるのは良くないですね…
けれど「ラーメンズ以外のすべてがリハビリ」とありましたが(過去の評論とコメントを読み直しました)リハビリになってるんでしょうか…?
「中身を伴うもの」になるにはやはりラーメンズをやった方が良いと思うんです。
それには相方片桐さんの受身のスタンスも問題の様な気がします…
Commented by めがねぐま at 2009-06-22 23:59 x
>小林さんの「お金」に対するこだわりについて

私も興味があります。「お金はあげます」でますます興味が湧きました。
けど「つっこんで考えていい事なのかなぁ…」とモヤモヤしています。
是非評論を書いて頂きたいのですが難しいですよね…

「小林さんとお客さん」を読んで思い出したのですが、「NEWS」DVDのおまけにカーテンコールが入っていて小林さんが今回の公演で回収したアンケートの中に「ひどい事」が書かれていて傷ついたと、で「だったら来るなよ~」と愚痴をこぼしたのですが
それを聞いて「だったら誰に来て欲しいんだろ?」と疑問に思いました。
「ひどい事」の内容は分かりませんが、それは紛れもない「感想」なのに(公演とは関係無い個人に向けた悪口だったら話は別ですが)「感想」をくれた観客に対してその言い方は有りなのか?作品を否定されて自分を否定された気持ちになっても観客の前で言っちゃダメだろ~、と。
さらに、ぽろっとその場のノリで出てしまった愚痴ならまだしも「それをDVDに入れてしまうんだー」とびっくりしました。
Commented by めがねぐま at 2009-06-23 00:00 x
そのおまけを見た後とトライアンフのアンケートにあまりにも怒りをぶつけてしまった事でタワーではクリムゾンメサイアを描いて出してきました…。
何だか「だったらアンケート配らなきゃいいのに…」とさえ思ってしまいました。

因みに私はごあいさつの裏面にはまったく気付きませんでした…
Commented by k_penguin at 2009-06-23 00:58
めがねぐまさん
>片桐さんの受身のスタンス

片桐さんが今のまま、言いつけられたことを「片桐っぽく」こなしていれば良いというスタンスであれば、
いつまでやっても「中身を伴うもの」にはならないんじゃないかと思います。
「トライアンフ」「小林賢太郎テレビ」では、何か新しい目的が欲しい、成果を得たい、という意思をうかがわせていたのに、
「TOWER」は結局流れ作業みたいになって、しかもタワーマニアの話は、目線は後ろ向きのままで固定されてしまった感があるし、
これじゃ元通りだなーって思いました。

ただ、公演自体はウケてるようですし、
片桐さんに言わせれば多分、
これのどこがダメなのかわからない、ということになるでしょう。
やはり、ちゃんと言葉も使って説明した方が良いんじゃないか
と、ワタシは思うのですが・・・。
Commented by k_penguin at 2009-06-23 00:58
>「お金」
ラーメンズの作品にもお金が絡むものは多いし(しかもほとんどが違法な稼ぎ方)
小林さんと深いつながりがあるのは確かです。
ネット上で小林さん個人についてあまり変な推測をすることは出来ませんが、
作品評論は自由なので
これから何か「良い」作品が出るのを待っています。


>ひどい感想
『PAPER RUNNER』で似たようなやりとりがありましたね。
ひどい悪口が描かれた読者アンケートも読者からの貴重な言葉なのだから、大切に受け止めなければならない、と編集者が言っていました。
コバケンもそう思ってはいるんですね。
『news-NEWS』だったかに、「いただいた悪口メールに曲をつけて合唱する」というネタがあって、
自棄になったように歌う様が面白かったのを覚えています。
そういうように、ネガティブコメントをプラスの方向に転換するってネタは今は考えられないなー・・・。


クリムゾンメサイアはワタシも描きました。
横にハイウエストはいたウサギも描きました。
Commented by ふみ at 2009-06-24 00:43 x
asukaさんのコメントに大きくうなずいてしまいました。

ラーメンズでそこに立っていてくれれば、それに2年ぶり、チケット激戦とくれば、すでに前菜でお腹いっぱいってところでしょうか。そこにメインが美味しかったかどうか。本人達も、同じ味に慣れてしまっているのかもしれません。

今回初本公演ながら、もう一度観なくてもいいやと思ってしまったくらい笑えませんでした。penguinさんがおっしゃる通り、仁さんが面白いのは動きや表情などで、それらは前によりは幅が出てると感じました。それには笑いました。

最後も今までの自分達が階段を上って、積み重なっていくと言いたかったのかわかりませんが(そう思いました)、その演出すら軽いと感じてしまったのでした。

始まりだけは観客を掴むと言う意味ではよかったですが、痛いコントの後に五重塔で煙にまこうと思っても、小林氏の早口で余計に後味悪かったです。
Commented by k_penguin at 2009-06-24 12:25
ラーメンズってだけで、ありがたいって雰囲気はあるんでしょうね。
そういえば「いかにこのチケットは貴重なものか」を連れの女に熱弁している男の人を計3人ほど見かけました。
ワタシの周りの人はほとんどがラーメンズを知らないので、なんか違う世界って感じなんですが・・・。

作品自体の見方としては、
小林賢太郎の作品は
1番最初の作品-今回の舞台のテーマの明示
最後から2番目の作品-作者の現時点での内面の描写
最後の作品-次回の展開の方向の示唆
となっていることが多いです。

今回は、最初の作品が2つに分割されて最後にも来ているので、
タワーマニアが最後から2番目の作品、五重塔が最後の作品、ととらえました。
・・・が、
五重塔はわけわかんないだけでした。はっきり言って本多でワタシはどん引き。
これをもって、「作者も次回の展開の方向がわかんない」ととらえても良いかもしれませんが、
そう書くのはさすがに乱暴な気がするので、控えました
Commented by めがねぐま at 2009-06-24 22:53 x
k_penguinさん

>『PAPER RUNNER』で似たようなやりとりがありましたね
ありましたっけ…ダメだ全然頭に入ってませんでした…
もう一回レンタルして見てみますね。

>「いただいた悪口メールに曲をつけて合唱する」というネタ
私は何だかいたたまれない気持ちになって飛ばし見してしまいました…
Commented by めがねぐま at 2009-06-24 22:55 x
「あやとりやってみたいと思わなかった」って書いといて難ですが、やっぱり気になってあやとりを教えてもらいました。
難しかったです…説明する方もされる方も。
で、二人でやるあやとりも見せてもらったのですが、あやとりって過去にやった「感覚」というか「記憶」を確かめ合いながらやるんだな~と思いました。
見せてくれた人たちは「ここを取ったらあれが出来るよ」とか「そこを取ると失敗する」とか懐かしがりながらやっていました。
最後の話のあの二人も確かめ合いながらあやとりしてたのかなと。

それが「昔の情熱を取り戻したいために、若い頃に出会ったエピソード」の様なものかな?と思いました。
うまく説明できないのですが見当違いでしたらすみません…。
村上春樹さんの本を読んだことが無いので読んでみようと思います。
Commented by めがねぐま at 2009-06-24 22:57 x
あと書き込み違いで申し訳なのですが、
「わかって欲しい」と「わかった顔するんじゃねーよ」が小林さんが作品を作る原動力の一つなのかな?と思いました。

そういえば五重塔の時小林さんが「無理について来なくてもいいからな~」とぽろっと言った事を思い出しました。
Commented by k_penguin at 2009-06-25 01:06
>何だかいたたまれない気持ちになって

めがねぐまさん、優しいですね。
ワタシは完全に傍観者目線で面白がってしまいました・・・


あやとり、やってみたんですかー。
確かにやってみた方が、理解できるかもしれませんね。
いわれてみれば、手に直接触れないで糸を通じてふれあうあやとりの微妙な距離感は
感覚的に今の2人の状態にふさわしいですね。
(やっぱり真の客は片桐だな・・・)

2人がやったあやとりの手順は
幼い頃に親から教えてもらったので知ってはいましたが、
あそこから後が続かないので、すぐに飽きてしまったワタシでした。
「東京タワー」も作れないし。

>「無理について来なくてもいいからな~」

言ってましたっけ?覚えてない・・・。
片桐さんが五重塔の着ぐるみの下に、黒に銀のだんだらが入っているサポーターはいていたことしか覚えていない・・・。
Commented by めがねぐま at 2009-06-25 22:56 x
「無理について来なくてもいいからな~」はアドリブだったのかもしれません。
もしかしたらぽか~んと観ていた方がいたのかな…?
私も口半開きで観てました。

>黒に銀のだんだらが入っているサポーター
それは凄いですね…目に焼きつきますね。
Commented by k_penguin at 2009-06-26 00:35
五重塔は明らかに
「わかった顔するんじゃねーよ」型の作品ですから
わかった顔しないで、ぽかーんとしてた方がむしろ良いのかもしれませんね。

グローブ座では、お隣の方は失笑という風情で、前の席の人は、鼻で笑っていました。
Commented by imazeki at 2010-10-22 00:20 x
おたくらラーメンズの本質を知らずに語ってんじゃねえよ。
DVDでいいから何べんも見直してから言えっての。
彼らはお前らみてえに“薄っぺら”じゃねえんだよ。
Commented by k_penguin at 2010-10-22 08:50
imazeki さん、コメントありがとうございます。
確かに私はよく理解していないかも知れません。
勉強のためにimazeki さんの思う「ラーメンズの本質」を是非お聞かせください。
Commented by はな at 2011-04-04 18:18 x
小林さんを検索してこのサイトを拝見しました。突然のコメント失礼いたします。
この「TOWER」を観に行ってラーメンズを知ったにわかファンです。その後の公演や過去のDVDも観ましたが、考えるより感じる派なので、k_penguinさんを初め皆さんのコメント興味深く拝見しました。
他のコメントで小林賢太郎が好きではないとおっしゃっていましたが、自分がさらっと流してしまったことを受け止めよう理解しようされている労力は、すごい事だなと感じます。
前置きが長くなりましたが、
別のブログで、k_penguinさんとは全く違う方向で理解されていたモノがあったので、ぜひご紹介させてください。

つづく
Commented by はな at 2011-04-04 18:19 x
つづき

その方の解釈は
一番最初のタワーズ1
⇒小林さんだけがピアノを奏でることができて片桐さんは演奏できないのはラーメンズに対する周囲の見方
やめさせないとでの二人の関係
⇒テレビや映画に進出し人間関係を築く片桐さんと自分の舞台にこだわる小林さん(でも小林さんも片桐さんみたいになりたい)
最後のタワーズ2では
⇒小林さんしか奏でられないピアノだけれど、そこに片桐さんが加わることでハーモニーが生まれて昇華されていく
というような内容でした。
このストーリーは、ロールシャッハで使われていた「AUGUST」という曲の歌詞とほぼ同じだったので、「なるほど~」と私は感じました。
k_penguinさんはこの解釈をご覧になってどのように感じられますか?
もしお時間があればぜひ感想を伺いたいです。
Commented by k_penguin at 2011-04-04 21:52
はなさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

紹介してくださったブログのような解釈も成り立つところだと思います。
小林さんの解釈は色々あっていいと思いますし。

ただ、はなさんの書いてくださったことだけを読むと、
よく分からない点もあって、
たとえば、
タワーズ1は「ラーメンズに対する周囲の見方」を描いたものとして、その「周囲の見方」に対する作者(小林さん)の意見はどうなのか。
その通りと思っているのか、違うと思っているのか。

タワーズ2で2人の協力で「ハーモニーが生まれて昇華されていく」のなら、
「周囲の見方」は間違っていると思っているのか、
それとも、今までは「周囲の見方」通り自分だけがピアノを弾いていたけどこれからは2人でやっていく。ということなのか。

とかです。

タワーズ2については、
最後の手を開いたところから聞こえる1音をどうとらえたか、
音を捕らえたのか、叩きつぶしたのか、
というあたりから解釈が分岐するようですね
(ワタシは、手を開くのを覗く瞬間がむしろ山場。という優柔不断な説です)。
Commented by k_penguin at 2011-04-04 21:52
「やめさせないと」については、紹介してくれた解釈ほど作者に優しい解釈はワタシはしていません。
『TOWER』2F タワーマニアの謝罪 で書いたように
知らない人たちと語り合うキャンプの過程を総て省略したことから
作者は別に、人間関係を築きたいとはおもっていない。
と、ワタシは考えています。

ただ、友達を増やせたらいいのに。とは思っているでしょう。
他に友達がいれば、独占欲に苦しむことはないでしょうから。
Commented by はな at 2011-04-05 12:27 x
ありがとうございます。
なるほど、深く深く考えれば考えるほどその先があるのですね。
私は、そのブログを拝見して先に述べたようなレベルで「なるほど~」と思ってしまったので
その先の
1音の解釈や、小林さんの気持ちまで表現されている可能性は考えもしていませんでした。
もう一回見直してみます。
あと、「やめさせないと」で知り合う友達が、今の小林さんの交友関係に似ているっていう説もありまして、
私はそれを拝見して、なるほどなぁ、思い切って外に出て実際に交流を持ってみたら楽しかったんだろうなぁって思ったんですが、
それではおっしゃるようなキャンプの過程を省略した理由が見つからないですよね。。。

軽い気持ちで聞いてしまってすいませんでした。
新しい見方で、DVDを楽しめそうです。
突然失礼しました。ありがとうございました。
Commented by k_penguin at 2011-04-05 21:07
いえいえどういたしまして。
ワタシもいろいろ考えるきっかけになるので、軽いコメントでも大歓迎です。

>「やめさせないと」で知り合う友達が、今の小林さんの交友関係に似ている

 似てるとワタシも思うけど、そこはほんとだったら片桐さんの交友関係に似せなくちゃですよね。
それが出来なかったってあたりが、なんかワタシ的には
(ノ∀`) アチャー でした。


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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