植草さんvsサンデー毎日 二審   

2009年 02月 19日

一審ではかろうじて勝った植草さんですが、二審で逆転しました。
一審判決のときに記事を書いたので、軽くフォローしておきます。

一審判決は「セクハラ癖は事実」と認めたが「業界では有名」の部分が名誉棄損に当たるとした。

これに対して、山本裁判長は「『業界では有名』の部分は性的モラルが低いことを強調するための記述とみることができる」と指摘。記事全体は真実と認められ、名誉棄損には当たらないとした。


一審が「業界では有名」を「セクハラ癖」と別の事実と扱ってそれぞれに真実証明を求めたのに対し、
いや、「セクハラ癖」一個でいーんじゃね?
っつー判決のわけだ。

一審判決のときの記事に、セクハラ癖が真実ならもう真実性の証明として十分なんじゃないかという、町村先生の意見を追記したが、二審はそれとほぼ同趣旨の判決と見られる。

まあ、「セクハラ癖があって業界では有名!」と週刊誌に書くのと
「セクハラ癖があるが業界で知られてない!」と週刊誌に書くのとで、大した差は無いからなー。


追記

久しぶりに2ちゃんの植草さん関連スレを覗いてみまして、
ちょっと書きたいことなどもありましたが、植草さんの擁護にもアンチにも関わりたくない気分なので、ここにこっそり書き加えます。

今回の裁判は04年5月の記事についてのものなので、3年以上経っていて、時効消滅しているのでは、という話がありましたが、訴えたのは、07年4月です。
ギリギリセーフなんですね。

04年5月の記事が真実であることの理由として、雑誌が発売された時以降の有罪判決、及び現在係争中の裁判の判決(確定していない)をあげたのはおかしいという意見が、擁護のみならず、アンチからまで出ていましたが、
04年5月に植草さんにセクハラ癖があったという事実を認定するのに、04年5月以降に出てきた証拠を使ってはいけないというルールはありません。
06年にセクハラ癖があるおっさんは、普通に考えて04年にもセクハラ癖があるでしょう。
ただ、現在係争中の裁判の判決については、それがひっくり返らないだろうとかなり確実に見込めるかどうかが吟味されていると思われます。

こーゆー証明が可能ということは、つまりは、
確たる証拠もなくてきとーに記事を書いたら、たまたまそれが真実だった。
というときもオケになってしまうということですが、
刑法230条の2は、真実でありさえすればそーゆーのでもオケという立場です。
そして民事でもその基準が使われます。
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by k_penguin | 2009-02-19 00:43 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)

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Commented by バイダール二世 at 2009-02-26 22:31 x
確かな証拠も無く、とりあえず書いたらオケだったって、
法律素人には、わぁ~、わぁ~、そんなんアリなんか、衝撃です。
でも、ごめんなさい、一番印象深いってか笑ったのが
セクハラ癖はあるが、業界では知られていない!って
ん~、その方が、訴えてやるって感じで、
二三日、実は密かにニヤニヤ思い出し笑いしてました。
・・・こんな私が裁判員なんかになったら最悪ですよね。。。
Commented by k_penguin at 2009-02-27 01:56
名誉毀損罪は裁判員裁判の対象ではありませんから、大丈夫!
・・・って言っておきます。
理由になってないけど。

>確かな証拠も無く、とりあえず書いたらオケ

読むサイドから見れば、記事が本当のことでありさえすれば、
書いてる人が実はてきとーな人だったことは大した問題じゃない
ということなんだと思います。

>セクハラ癖はあるが、業界では知られていない!

 自分でも書いててすごいなって思いました。
 「業界では知られていない」ってことは、業界以外の一般人は知っているってことになりますもんね。どんだけ閉鎖的な業界だ。
・・・で、この見出しの記事はやっぱり業界誌に載るのかな。

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