『罪とか罰とか』

成海璃子主演、ケラ監督、というのが売りらしいこの映画を試写会で。
試写会場が妙に混んでいる、と思ったら、舞台挨拶があった。
CM担当したオードリーが出てきて、春日がおきまりの台詞「みなさん、本物の春日ですよ。」を言ったが、本当に本物を目の前にしてその台詞を聞いたのは初めてだった。
その春日が映画をほめるコメントをしたとき、ケラが「『少年メリケンサック』見ても同じ事言いそうだな。」と、つっこんだので気がついたが、『少年メリケンサック』の対抗馬ってことになるのかな、この映画わ。

ストーリーは、売れないグラドル、アヤメ(成海璃子)の見た悪夢。
・・・って言っちゃった方が早いような気がする。
それくらい支離滅裂で、しかも素晴らしくご都合主義に話は進行する。
コンビニやアパートの部屋、街中はリアルなのに、アヤメが一日警察署長をやる羽目になる警察署の中だけはなぜか拷問室やら何やらが並び、廊下には鎖や首輪がごろごろしている非現実的な場所、というとこに最初はついていけなかった。
こーゆーのは映画よりも舞台の方がすんなり入り込める。

まあ、そーゆー細かいことにはこだわらないで、とにかく目の前のことに笑っていれば、話はぽんぽん進行していく。
何をやってもうまくいかないアヤメに、本当に署長としての権限が与えられていて、部下に指示を出さなくてはならない「一日警察署長」は悪夢だが、腹をくくって、思考を切り替えさえすれば大逆転は簡単だ。
悪夢は気の持ち方1つで楽しい夢になり、お目覚めすっきり、
夢と同じで30分もすれば内容は全部忘れて、油の浮いた水たまりのようなイメージだけが残る、といった感じ。
最後、風間マネージャー(犬山イヌコ)が、すごくまとめっぽい良いことを言いかけたのに「噛んじゃった。」ので、そこで止めてしまうのがいいな。

笑えるから良いけど、多分『少年メリケンサック』の方が入ると思う。



じゃあ、本当に何にも内容のない話なのかって言うと、そうでもない。
アヤメの元カレで刑事にして実は連続殺人鬼、春樹(永山絢斗)は、自首したいのだが、思い切れない。警察にもとっくにばれてはいるのだが、警察のメンツのためにもみ消されている。
アヤメも春樹に人殺しは止めて欲しいと思っているのだが、自首はイヤ。
署長になったアヤメの決断は、春樹に自首はするな、と言い聞かせてから、自ら彼に手錠をかけること。
自首じゃ解決にならないのだ。
自首するということは、今まで積み重ねてきたことの放棄であり、自暴自棄と言うことだからだ。
自分は捨てずに、やり直してね。そしてカツ丼は特上で。
「よし!」と、俺は小さくガッツポーズをした。
やはりこれは、贖罪の話、「罪とか罰とか」の話なのだ。
今やニッチなニーズしかないテーマだが。

・・・んー、やっぱり『少年メリケンサック』の方が入ると思う。
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by k_penguin | 2009-02-11 00:24 | エンタ系 | Trackback | Comments(3)
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Commented by バイダール二世 at 2009-02-11 18:34 x
あ、この舞台挨拶、めざましテレビか何かで見ました。
あの空間にペンギンさんも、いたんですね~。
・・・しょうもない感想ですみません。。。
Commented by uneyama_shachyuu at 2009-02-11 22:58
カツ丼で思い出した…

「ああ、あれね。『自腹』ですから。テレビドラマなんてそんなもんですわ~(笑)。」

…と、初めての取調べで言われました(笑)。

成海さん、少なくともエ〇カ様よりは相当印象に残る娘ですよねぇ~。

というより、結婚式やってもあれ程度の目立ち方というのが、彼女の限界なのかも…
Commented by k_penguin at 2009-02-11 23:10
バイダール二世さん

そういえば、TVカメラもたくさん並んでいました。
後から知ったけど、『少年メリケンサック』のイベントも同日にあったらしくて、
ネットニュースではそっちの扱いの方が大きかったような気が。
ケラと成海璃子と犬山イヌコとオードリーが出たんですが、
オードリーが一番拍手もらっていました。

畝山さん

エリカ様、なんか懐かしいですねー。
ワタシはテレビニュースを見ないので、エリカ様をここずいぶん見ていません。
もちろん結婚は知っていますが。
成海璃子も今まで知らなかったのですが、今回見て印象に残ったのは
 ・・・ずん胴。