VALUを買い煽っても違法ではない、のか?

最近全然法律のことなんて書いてなかったら、その間に、世間はすんごく進んでいたのだった。
 どのくらい進んでいたかというと、こんなわけわかめなことが起きるくらい。

 YouTuberがVALUで買い煽りをして売り逃げてフルボッコされてる(←今ここ)。

…いやー、横文字多くて、もうおじさん、さっぱりだよ。
YouTubeはよく見ているけど、YouTuberの動画は見たことがない。ああいうの見るのって、小学生とか、せいぜい中学生の暇つぶしだと思っていた。
で、VALUも何それおいしいの状態なんだけど、どうも、個人を会社と見立てた場合の株式にあたるもの(VA)を売買するところ。らしい。

つまり、このほどVALUに参加して、自分のVAをたくさん発行した「有名ゆーちゅーばー」のヒカルさんは「自分株」を買い煽って値段を上げてから、手持ちの株(VA)を全部売って、何千万の単位で儲けたらしいのだ。 

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# by k_penguin | 2017-08-31 16:06 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(6)

ヨコハマトリエンナーレ2017

毎回行ってる横浜トリエンナーレに今年も行ってきた。秋に入ると混み出すから、今回は割と早めに見てしまおうと思ったのだ。
今回の会場は、横浜美術館と赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館の3つ。赤レンガ倉庫が会場になると横トリって感じがして嬉しい。

今回は、比較的少数の作家の作品を複数展示するパターンで、その作家の持ち味をじっくり味わう展示だった。
しかし、せっかちな小市民である自分は、とにかくさっさと回りたいのだ。作品の「つかみ」が悪いとすぐに次の展示に行ってしまう。60分の映像作品とか、絶対見ないから。
また、今回は生真面目な作品が多く、ぱっと見でわからない物も多かった。無料のガイドブックは読みにくく、解説のない作品も多くて、何が何だか分からんまま、前を通過せざるをえない作品もあった。多分音声ガイドを借りればフォローしてもらえるんだと思うが。
そういうわけで、つかみが良くて、ストレートにテーマを伝える作品が高評価になってしまうのは致し方なし。

ミスター
夏のワンフェスに出ていたでかいフィギュアが展示されていた。立体は何か塗りがこてこてしていて昭和のマネキンみたいで好きではない。平面の方が妄想感あっていい感じ。
で、やっぱ、まどほむだよね。
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プラバワティ・メッパイル
ワイヤーを張った空間は繊細だが、落ち着く雰囲気が良い。ミニマルだが、技術の高さが垣間見えて、安心感がある。

ザ・プロペラ・グループ
2つの銃弾をジェルブロックの中で衝突させた、「AK-47vsM16」はインパクト大でしかもかっこいい。
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ザオ・ザオ
今回の横浜美術館での展示の中で一番印象に残った作家。
タクラマカン砂漠に冷蔵庫を持っていく「プロジェクト・タクラマカン」は9つのモニターで行程を見せるやり方が、全体像を把握しやすくて良かった。
両親との共同作品(?)の「スーツ」も、ガイドブックの説明を必要とはするが、結局作者の父親の長文の文章を読んでしまうという引きつける力がある。
99,999元のふんだんに刺繍が施された高級スーツ(ジャケットだが)と、それを模倣して作者の母親が仕立てたスーツが並ぶが、作者の母親は、息子のためにとても丁寧な作業をしている。ぱっと見では差が分からないほどだ。それでも、コード刺繍の部分をビーズ刺繍で代用するなど、じっくり見るとオリジナルに比べ、見劣りがする。99,999元は伊達ではないのだ。
オリジナルのスーツをめぐる両親とのやりとりを読み、2つのスーツがまったく異なる「価値」を背負っていることにしみじみ。

赤レンガ倉庫1号館会場

クリスチャン・ヤンコフスキーと宇治野宗輝が楽しくてインパクトもある。
ラグナル・キャンタンソンの映像作品は通して見ると60分以上あるのだが、ちょうど入った頃に終わりにさしかかっていて、各スクリーンで演奏していた奏者たちが三々五々1つのスクリーンに集まり、歌いながら野に出て行くラストを見ることが出来た。これはラッキーだった。

横浜市開港記念会館

会場間無料バスがこの会場を通らないのは残念。しかし、柳幸典の展示とあっては行かないわけにはいくまい。ガイドブックをチェックしていたら、今回は「アーティクル9」が出展されると書いてあった。俺はこの作品を生で見たことはなく、ずっと見てみたいと思っていた作品だったので、うれしかった。
会場は地下の階で、犬島精錬所美術館と同じ、鏡を使った仕掛けが施されていた。鏡にはこれまでの原爆実験や投下の記録が刻まれていて、今回は原爆や戦争をテーマとしていることがうかがえた。
「アーティクル9」はその名の通り、憲法第9条をモチーフとした作品。
俺が柳幸典の作品の好きなところは、社会問題の全体像をイメージとして一発で把握させてくれて、しかも政治的意図がない無色透明さがあるところだ。
「アーティクル9」を最初に知ったのは、もしかしたらもう20年前かも知れない。新聞で白黒写真が1枚載ってただけなのは覚えている。9条の解釈が諸般の政治的な理由によって、細分化した条文をあれこれ操作するという面倒なことになっていて、2項は1項を前提としているからその範囲でとかいろいろやってるんだけど、それでも、9条を無いものにはできない以上、戦争の抑止力は厳然として存在はする、という状況を、文節ごとにバラバラにした9条を電光掲示板でバラバラに点滅させたり、ときには全文が点灯するという、端的な表現で見せたことに感動した。
で、今回ようやくご対面、となったわけだけど、・・・あれ?こういう作品だったっけか?って、なぜか思った。
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初対面なのにおかしいんだけど、この作品が、こんなに不安感がある作品だとは思ってなかった。もっとニュートラルな顔をしている作品だと思ってた。
まず、電光掲示板がすべて消えて真っ暗になっている状況が長すぎる。それから、電光掲示板が全部点灯している状態でも、条文を通して読める状態にはならない。順番がめちゃくちゃになっている。最初に条文は全文通して掲示はされるけど。そして、全部の文節を見渡せる位置に移動すると、どうしても中心にある瓦礫を思わせるかわらけの中に踏み込まざるをえなくて、足元で乾いた音がする。
この作品、最初からこうだったのかな?それとも、リメイクしたのかな。最初に知ったときから、集団的自衛権とか憲法改正手続の法律とかあったしな。作品の年は2016年ってなってるけど、時代に合わせて変えたらこんな不安要素の強いものになったってことなのかな・・?

というわけで、今回の柳幸典は良かったぞ。
という感じで、まあ、チケット代分は楽しめた今回のトリエンナーレでした。

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# by k_penguin | 2017-08-27 02:39 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

『仕事の前にシンナーを吸うな、』

3ヶ月ほど前、外出中の同僚から「ねえ!この人、この人誰だっけ?!!思い出せない!」というメッセージと共に写真が送られてきた。そこには、神楽坂の団子屋の前でテレビカメラに囲まれてちんまり、というか、くったりと座っている初老の男がいて、そしてそれは、紛れもなくきたろうなのであった。
そんなわけで俺はシティボーイズを思いだし、今回の公演を観ることにした。
前回の公演のときは、ちょうどいろいろ忙しかったので観る機会がなかったのだ。

観ることに決めてから、ちょっと調べて、それで前回が「ファイナル」と銘打たれていたのを思い出し、なにしろシティボーイズのことだからと、あまり本気にしなかったことも思い出した。
それでも、今回の公演が、18時30分開演の回と20時30分開演の回があると知ったときはびっくりした。長くても1時間の公演と見積もらなければなるまい。おじいちゃん達は大丈夫なのだろうか?18時30分の回だけで、疲れたとか言い出さないだろうか?ゲストがライスで、シティボーイズが1本コントをやってライスが1本コントをやるらしいが、30分で全部終わったりしないだろうか?
そんな風にワクドキしながらよみうり大手町ホールの小ホールに向かう俺だった。
とかいっても、彼らが、チケット代として払っただけのものは見せてくれるであろうことは信頼していた。

会場は幅広い年齢層の成人の客がいて、男性も多かった。若い人たちの姿がほとんど見られないのは、20時30分の回であるためであるとも思われる。舞台に設置されたテーブルをはさんだ2脚の赤くて透明なレジンの椅子、下手にある赤い棚の上の赤い電子レンジがシティボーイズぽい。
阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんが安定の語り口で案内放送を担当していた。

時間になって、素敵なピアノの生演奏と共に幕が開いた。ピアノ奏者の顔をどこかで見た覚えが確かにあるのだが、イマイチ思い出せないうちに暗転してしまった。
話は、薬物更生施設での話、らしかった。と、くれば、シティボーイズの舞台を知っている人ならぴんとくると思うけど、「あの感じ」満載のドタバタだ。
演出が三木聡なんだけど、なるほどって感じ。「目が大きくなるプリクラで撮った百目小僧」とか「グーグルマップのピンみたいなすごい内出血」とか。どう?見たい?ほらね、「あの感じ」。
で、フリスク!。大量のフリスクが雨あられで、特に斉木しげるに大量にぶちかまされて、席は前の方じゃないんだけど、フリスクの匂いが座ったままで感じ取れたのはすごかった。
そんなわけで、すっごいシティボーイズらしいコントだった。演じる方も熟練の技で、きたろうは最初から絶好調でかんでいた。それにつっこむ大竹まことも「俺だっておまえに言いたいことはずいぶんあるよ」と言い返されるくらいあやふやな喋りがあった。でも面白い。
カーテンコールで、ライスの関町が「面白ければ、噛んでもいいんだって(思った)」と言っていたが、なんというか、面白い噛み方と面白くない噛み方があって、きたろうのは、「何を言いたかったのか雰囲気で分かるけど、でも変」という面白い噛み方なんだなあ。とか思った。斉木しげるは相変わらず無邪気で、比較的台詞が少なかったせいか、大きな破綻はなくてよかったよかった。

 シティボーイズのコントは40分くらいだった。で、ライスが新作を10分くらいやって、カーテンコールでぐだぐだ喋って、全部で約1時間だった。そうそう、最後になって思い出したが、ピアノ奏者は大竹マネージャーだった。人力舎でマネージャーやってる大竹まことの息子だ。マジ歌選手権を見たことのある人はその芸達者ぶりを知っていると思う。
そんなわけで、すごいじゅーじつした舞台だった。客はアンコール欲しそうだったが、電子レンジの音楽で追い返された。
物販もないし、なんてゆーか、潔い公演だったなって思った。
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# by k_penguin | 2017-06-14 17:07 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(0)

特に惚けた老人でなくても振り込め詐欺にひっかかるということ

何年か前に、俺の母親が振り込め詐欺に遭った経験を記事にしたことがあるんだけど、
その記事を書いた後に、ある人に
 騙された母親を非難したり、惚けたと思ったりしなかったのですか?
という質問をされて、そういう発想は俺にはなかったから、逆にびっくりしたんだけど、
言われてみたら、そう思うのは普通のことかもしれなかったから、それであらためて考えてみたら、
俺が普通と違ったように考えた理由は、以前この手の組織的詐欺系の被疑者の刑事弁護に関わったことがあって、そういう詐欺って、どんな感じで行われているのかって一応知っていたからで、
で、質問されたときは、それがどんな感じなのかっていうのがうまく言葉で表せなかったんだけど、今日になって唐突に思いついた。ので、書いておく。

あの手の分業で行われる詐欺って、
穴が何カ所も空いているぼろい地引き網のどでかいやつを二、三重で引き回すような感じ。
ぼろい網だから、穴から漏れる魚は結構たくさん居て、それが「楽勝だったよ」とか言うから、「網がぼろい」って点だけがクローズアップされちゃうけど、
網の大きさが一般のイメージよりもはるかにでかくて、さらに、何回もかけるから、たまたま穴の空いてない部分にひっかかる魚はいるわけで、その魚が特に間抜けというわけではない。網がでかすぎるだけ。
質よりも量を重視して行われているわけね。

網の全体の大きさって、魚目線からはわからないから、振り込め詐欺に騙される方がバカって思っちゃうけど、それは違うって言いたい。
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# by k_penguin | 2017-05-13 16:21 | ニュース・評論 | Trackback | Comments(2)

カジャラ#2 裸の王様

小林さんの、男5名による新ユニット、カジャラの第2弾がお目見えした。

で、感想の前にいうけど、
小林さんについては、去年の年末の公式HPコメントで、片桐さんが邪魔だから切り捨てたとも取れるコメントをしたこと(そうだと俺が受け取ったということだけど)、正月のラーメンズのYoutube配信の唐突さ、とかから、何か小骨がのどにひっかかったような気分が続いていた。
でも、楽しめるとこは楽しんでおきたいから、なるべくそういうとこは考えないようにして、銀河劇場に行くことにした。

銀河劇場に来る客層を観察するに、以前よりも男性率が上がってきている。年齢層も幅が広くなっているように思う。
前回がちゃんと面白かったので、今回もまあちゃんと面白いだろうけど、片桐がいない分だけ、インパクトには欠けるかもしれない。
と、漠然と予想していた。

で、まあ、
予想通りだったなって感想で
帰ってきた。

前回のは、ラーメンズ+ゴールデンボールズって感じだったけど、片桐がいなくなった今回は、野郎共が楽しく馬鹿やってる感が強くなって、KKPぽい感じになった。
面白いは面白いんだけど、野郎共が楽しく馬鹿やってるだけのコントは珍しくなくて、特別感が足りない。個性がないわけではなくって、幕間の動きとかに独自性はあって、隅々まで気を配ってる感はあるけど、それが、言葉遊びやナンセンスな作品とリンクして特別な雰囲気を出してる、わけではなく、頑張る意味があまり感じられない。
結局、何がやりたいの?って感じ。
「コントマンシップ」とか「上質なコント」とかしきりに言うけど、その中身がまったくイメージできない。

ネタバレと悪口があるよ!
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# by k_penguin | 2017-03-18 01:42 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(29)

小林さんの2017.01.01の公式メッセージについて

ラーメンズが、今までのライブ映像を全部つべにうpしました。

これによる広告収入は、日本赤十字社を通じ、各地での災害の復興に役立てていただきます
・・・だそうです。

 立派ですね。立派すぎて、何かきな臭い感じがします。
 前にポツネンDROPのチケットの転売禁止とかやったときもそうだったんですが、
なんでそんな感じなんだろうなってそういう感じの釈然としないそういうのがあります。
小林さんはいつもこうで、
自分の行動が自分個人だけのものだと思っていて、社会的地位に伴い、自然と行動も社会性を帯びるということに無自覚です。
で、取り巻きもそろってオタクなので、言われたとおりに処理して、ちゃんと説明した方が良いよとか言わないんですね。

おそらく、違法アップロード対策は、以前からの問題だったはずです。
事務所が小さいから、Youtubeに削除要請ができないからです。
そして、その対策の1つとして、「公式に全部つべに上げちゃって、アクセスを公式に誘導し、広告収入の利益を吸い取る」 はありうる選択肢です
その広告収入をどうしようと、それはラーメンズとその権利を持つ方々の勝手で、それは、今までのソフトの売り上げをポニーキャニオンや事務所や小林さんや片桐さんの間でどう配分されてきたのかを、いちいちお知らせする必要がないのと同じことです。
しかし、利益を放棄するとなれば、それには理由が伴うはずです。それは、違法アップロード対策とはまったく別の話です。

関係者各位のご理解とご協力を得て寄付する、つまり、みんなが権利を放棄することにしたよ。ということを発表するなら、どのような趣旨のもとで寄付をするのか、説明するのが当然だと思います。
それなのに、被災地に向けたメッセージが特に添えられているわけでもなく、ただ、広告収入は、各地での災害の復興に役立てていくよ。と、それだけ。

本当に災害の復興を願ってのことなのか、それとも、儲けるつもりはないよってポーズにつかってるのかわからない。
て、ゆーか、儲けるつもりはないよって言うポーズだと私は思います。プロが儲けるつもりはないって言うポーズを取らなければならない理由がわかりませんが。

小林さんはこういう、オカネを忌避する傾向がぬけない。とくに、ラーメンズに関しては。

さらに続けるとすれば、去年の最後の公式メッセージの中の、リーダーの仕事と、組織の中の「困ったやつ」についての不愉快なグチと、今回の利益放棄を結びつけることは容易なんですが、
それをしても、自分的には新しい発見はないので、正月ですし、この辺でやめとこうと思います。


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# by k_penguin | 2017-01-02 01:04 | エンタ系 | Trackback | Comments(32)

瀬戸内国際芸術祭2016 夏 その3 豊島(2)と高松(ヤノベケンジ展)

岡崎展望台から瀬戸内海
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檸檬ホテル。
2人でカップルになり鑑賞するシステム。ですので、シングルの俺は知らない人とペアを組まされた。音声ガイドから流れるハイタッチしろとかの指示をすべて無視して、でもせっかくだから、レモンを持った写真を互いに撮影した。
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レモンスカッシュはすばらしい出来。スライス国産レモン(今年は寒波のおかげでレモンの出来はかなり悪いと聞いているが、良いレモンがごろごろしていた)がたくさん入っている。もちろんスライスレモンも残さず食べた。

暑さのあまり毎日お世話になったいちご家
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唐戸の清水
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清水の近くにウサギニンゲン劇場があるが、これは瀬戸芸とは関係ないんだそうで、パスポートとは別料金だ。手作りの大きい機械2台によるパフォーマンスで、1台は音楽を製造し、もう1台はリアルタイムで映像を吐き出す。
身近なものを大写しのカメラを通すことで新鮮な感じがするのだが、もう少しマテリアルに凝って欲しいというのが希望。ワイヤーをくしゃくしゃっとしたやつのどアップとか、そんな見たいと思わない。折角豊島なんだから、自然物とか、拡大することで面白くなるものはたくさんあると思う。

なお、トム・ナフーリに不具合が生じて、リアルタイムでは動かなくなっていた。
しかし、その説明書きによって、トムナフーリの色と現象の相関関係がやっと判明したので、メモっておく。
マルチカラーが超新星から検出されるニュートリノバースト
グリーンが太陽ニュートリノ
ブルーが大気ニュートリノ
 光りさえすれば全部ビッグバンというわけじゃあなかったのね・・

瀬戸芸も3回目になったが、今回は外国人観光客がめだった。欧米も多いし、台湾も多い。もともと何もない島(豊島に至っては負の遺産があり、それを特に隠そうともしていない)にこれだけの人が魅力を感じてやってくるというのはすごいと思う。
俺は去年、大分にしばらく住んでいたが、同じ観光を資源とする地域でも、瀬戸内の方が格段に人的なサービスが良い。大きくて便利なホテルが多いのは大分の方であるにもかかわらず。
大分も、別府「混浴温泉世界」など、瀬戸内型のアピールを行っているのだが、何となく、弱いような気がする。どこが違うんだろう
などと考えつつ、最終日に、高松市美術館のヤノベケンジ展へ。

福島で展示される予定の風神像をみながら、俺は、大分と瀬戸内の違いは、地方としての主張の強さにあるんじゃないだろうか、と、思った。
瀬戸内工業地帯のなかにあって、産業の発達の犠牲になってきた島々が、国や県の力を借りずに(福武の力は借りているが)自己主張する強さと、自然環境は豊かでありながら、あくまでも観光事業として地域の「魅力」を発信することを主眼に置く大分では、主張の強さが異なる。
そういう意味では、地方の怒りをも発信する福島は、強い発信力をもつことになろう。

衆議院のみならず、参議院まで1:2の定数均衡が要求されるとなると、人口が多い大都市の発言力がますます強くなり、地方が犠牲になってゆくことになる。
そんななかで、このような形で地方が発信し、自己主張している、ということに、しみじみ感じ入った俺なのであった。

お立ちあそばされるフローラと、スカートの中を激写する人々

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高松、おんまいルーヴのいりこ入りフロランタン
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# by k_penguin | 2016-09-08 23:44 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

瀬戸内国際芸術祭2016 夏 その2 豊島(1)

家浦港から見た夕焼け。明日も暑いぞ!
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俺は瀬戸内トリエンナーレには初回から行っていて、豊島に行くのはこれで3回目だ。3回目ともなると、そろそろアート作品にも飽きてきた。
アートを見に行っておいて、飽きたもないもんだが、大概のアート作品は、2回も見れば十分だ。3回以上見ても飽きないというのは、良い作品というよりも、個人的に好きな作品であろう。豊島美術館は初回は非常に感動したが、2回目、1時間くらい入っていたら、すっかり飽きてしまった。だって、ずーっと同じ様な状況が続くだけだからね。
俺が喜んで3回目をみていたのは、直島の角屋と豊島のストームハウスくらいなものだ。

ともかく、そういうわけで、今回は、豊島にはアートだけではなく、また違う角度で切り込みたいかな、と思った。で、産廃処理場を見学しようと思ったのだった。
豊島の産廃処理場は、1978年から不法投棄され続けた有害産業廃棄物を処理するために作られた処理場だ。豊島は産廃で大きく環境が破壊され、国と香川県を相手にした調停の結果処理場が建設され、今なお処理が行われているのだ。
しかし、結論から言って処理場見学の予約を取るのに失敗した。
豊島民泊の予約のHPに、夕食オプションなんかとならんで産廃処理場見学予約をポチれるようになっていて、それをポチってすべてOKな様な気になってほっておいていたが、よく考えてみれば、こっちにもあっちにも都合というものがあるから、民泊の夕食と同じ調子で予約できるものではないのだった。慌てて電話をしてわかったが、処理場見学の予約は1人ではHPからは取れず、担当者に電話をかけて時間を確認しなければならないのだった。HPに注意書きがないのもどうかと思うが。
で、あれやこれやでばたばたしているうちに、電話をかける機会を逃してしまった。
というわけで、見学は出来なかったが、これを機会にいくらか調べたところ、ついに、今年か、今年度中に産廃処理が終了するらしい。
ちょっとお勉強できたので、これで良しとして、新作巡りに出発しよう。

今回の主な新作は甲生地区にスプツニ子!その帰りにあたるところに大竹伸朗、唐櫃岡に檸檬ホテル、そのさらに山奥にささやきの森。家浦の行きやすいところに豊島横尾館。
そこで、甲生地区と、それ以外を別の日に振り分けた。
最高気温34度の予報が出ている日の朝、水をもち、パーカーのフードをかぶって,電動自転車にのって、一番遠いささやきの森へ。これが一番きついところにある。
十輪寺近くの駐輪場に自転車を止めて後は歩くようにとガイドには言われていたので、そのあたりで自転車から降り、十輪寺にはいって、そこにいたおっちゃんとしばし話し込む。
おっちゃんは俺が東京から来たこと、豊島は3度目であることを聞いて、あきれていた。
壇山に登れば良いじゃん、なぜ登らんの、的なことを言われる。電動自転車でもしんどいからなのだが・・。
ここからささやきの森まで、歩いても15分と言われ、ぎりまで自転車で寄せることにして、さらに自転車で登る。壇山頂上に向かう道との分かれ道あたりで、道が砂利道になって、自転車では危ない予感が強くなったので、そこで自転車を降り、歩く。けっこう歩いて、ついた。
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風鈴の短冊には故人の名前が記されている。5000円で、親しい故人の名前を書くことができるそうだ。
風が吹き抜くたび、風鈴がかすかにささやく・・んだろうが、そよとも風が吹かない真夏のじわじわくる日であったため、沈黙の森しか味わえなかった。
自転車を止めてあるところまで戻ったとき、ふとおっちゃんの言葉を思いだして、壇山に登ってみることにする。
電動自転車で10分ほど苦闘し、蛇が横切る道を上って、スダジイの森の横を通ると、簡素な神社?の前に出る。
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 ・・豊玉姫って、スプツニ子!の作品(豊島八百万ラボ)のモチーフだよね。てことは、豊島八百万ラボの本家ってこと?

豊島八百万ラボ
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新作の分家とのギャップに目が点になりながら、鳥居の裏に回ると、平成20年ころ建てられた鳥居らしい。

ふーん、と思いながら、岡崎展望台へ。(壇山の頂上の展望台とはまた別で、こちらの方が少し低い位置にあると後でわかった)
そこには、ぽつんと銅像が。
岡崎金次郎翁
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 ・・これは大竹伸朗「針工場」のモチーフである針工場を建てた人だね・・。

針工場
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2つの新作の元ネタに関わる建造物を2つも連続してみることができた。
それらが、鳥居とか、公園の銅像とかのいわば古い表現方法をとっていることから、あらためて、豊島の作品は、あらかじめ島の歴史に関する事柄からいくつかをセレクトして、アーティストに、これこれに関する作品を作って下さいって頼んで、作ってもらってるんだなあって、思った。

長くなるから、続く

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# by k_penguin | 2016-09-07 00:48 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

瀬戸内国際芸術祭2016夏 その1 女木島、男木島、犬島、直島

ざっぱーーん
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今回の瀬戸内トリエンナーレは、春会期についで、夏会期も出かけた。パスポートに5000円も取られたので、2会期くらい行かなければもとが取れないと思ったのだ。
春会期は予定を詰め込みすぎてまったり度が足りなかったので、その反省を込めて、5日間という比較的長期の旅行。行ったのは、女木島、男木島、犬島、直島、豊島,高松。
今回は、新作を観ることが一応の目的なので、新作がたくさんある豊島がメインだ。

女木島
今までちゃんと回ったことがなかったので、ちゃんと回ってみた。
タイかなんかのラジオ音楽ががんがんかかる、東南アジアのデコトラ風の内装のバスに乗って鬼ヶ島大洞窟へ。
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バスはナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクションの作品の1つ。
女木島は昭和の頃、観光的な理由から鬼ヶ島伝説を主張している島であったことから(そういう話も鬼ヶ島大洞窟の案内の島の人が語る)、鬼をテーマとした作品が多い。カオス*ラウンジの中では、第2会場の今井新の展示が面白かった。
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やっぱりうどんの絵

あとは、レアンドロ・エルリッヒの"不在の存在"、盆栽も面白かった。

空中盆栽
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男木島
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カレードスコープ ブラック&ホワイト
風景を大きな万華鏡で見られる。青い部分は空と海(多分)

犬島
精錬所美術館はもう2回行ってるので、今回はパス。
今回は今まで行ってないところを見てみよう、ということで、裏手の犬の家まで行ってきた。
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向かいは犬ノ島。ガスに匂いをつけてる工場がある。
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直島

トリエンナーレ3回目にして、ようやく「きんざ」の予約をゲットしたので、行ってきた。
きんざは1回15分、1人だけ鑑賞ができるので、なかなか見られない。
入り口がすっごくわかりづらくて、係員に聞かなくてはわからなかった。
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見るのは初めてだったが、予想通りの作品。豊島美術館の方がインパクトが強い。
きんざはしょっちゅうメンテナンスをしているというイメージがあるが、それは客が歩き回ってビー玉を蹴ってしまうのではないか、などと作品を見ながら考える。
これで家プロジェクトをコンプリート。

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# by k_penguin | 2016-09-05 00:29 | エンタ系 | Trackback | Comments(0)

KAJALLA#1『大人たるもの』

カジャラ、と読むらしい。
この記事を書くにあたって、ちょっとだけネット検索をしてみたら、なんか知らんけど、カジャラをラーメンズの新作ととらえてる人もいるみたいで、そんなこと露程思ってなかった俺はびっくらしただよ。
ラーメンズなんてどこにも書いてないし、小林と片桐だけじゃなくて、竹井亮介と安井順平と辻本耕志も出るわけだしね。

俺的に気になっていたのは、小林と片桐の共演じゃなくて、「高校生以下のお客様を対象としたチケット」(公式HP)である学割チケットがあることだ。この作品は、高校生以下のお客様を意識したものなのだ。
ということは、タイトルからして、これから大人になろうとする人へのメッセージが含まれていると思って良いんじゃなかろーか。と、俺は思ったわけだ。
そういえば、今年は2016年で、2000年に生まれた人は16歳になり、その多くが高校に入った年なのだ。そうか、もうそんな経ったかしみじみ。
しかし、それはおいといても、小林さん自身があんまり大人とも思えないので、大人になろうとする人へのメッセージなんて、果たして上手くいくんだろうか。いやそれ以前に、ちゃんと面白いんだろうか?

ともあれ、仕事の後に、ポケモンがたくさん出そうな外観のグローブ座に向かった。客の構成は、いつもの小林さんソロの舞台よりも男性率が高いように感じた。
チケットをもぎるときに、劇場スタッフから撮影、録音の禁止を伝えられた。さらに、場内アナウンスで撮影・録音の禁止、携帯電話の電源オフが伝えられ、ご丁寧に開演5分前に舞台に黒子が出てきて、マイムと場内アナウンスで、携帯電話の電源オフを指示し(黒子の中の人は小林さんでは無いようだった)、さらに劇場スタッフがさざ波のように携帯の電源を切るよう呼びかけた。
俺は小林さんのこの手のしつこさが嫌いだったのでうんざりしたが、携帯の電源OFFは確認した。確かに上演中に携帯を振動させてしまうのは大人的では無い。

内容は、GOLDEN BALL LIVE+ラーメンズ÷2という感じで、ひらたく言って、面白かった。久々に小林さんの舞台でよく笑った。
全員が基本的にスーツ姿で、ほとんど着替えをしなかったから、場面転換が早い。さらに、場面転換の間も照明を落とさずに、全員が計算された動きで場面転換を行う。
連続医者コントがしんどかったが(医者コントは、医者がイカレているか、患者がイカレているかの2パターンしかないから)、後は面白かった。
片桐は天然を発揮していたし、脚本も彼をよく生かしていたと思う。小林と片桐が絡むと客が無駄にきゃあきゃあ言うのが多少うっとうしかったが。

舞台は幕間も含めて流れるように進行し、メッセージ性は見事なほどに無い。
この手のショートコントが積み重なる舞台は、全体を通して語られる話があり、全体を通したテーマがあるのが普通なのだが、見事にそれが感じられず、後に何も残らない。
いや、あるはあるんだと思う。最後の第二成人式の話とか、やはり大人になろうとする人へのメッセージなんだとは思う。嘘をつかないようにとか、そういうことよく言ってるし。
でも、あの辺のメッセージは、いつも何言ってるのかわかんないし、今回も多分伝わらないんじゃないかと思う。いや俺なら第二成人式断るよ。60にもなって酒池肉林とか身体壊すじゃんよ。年寄りは健康第一なんだよ。どっちかって言えば野生の藪医者の方に興味あるよ!

口うるさく携帯を鳴らすなって言ってるんだから、この作品に力入れてることはわかるし、きれいに流れる優等生的な作品だとは思う。ただ、なんていうか、言ってることが宙に浮いてる感じ…。
 と、そこで気がついた。フライヤーの、びしっとスーツで決めた、宙に浮く男達。
   宙に浮いているオトナ。
大人になれと子供には言いながら、なぜ、何のために大人にならなければならないのか自分でもよくわからないオトナ
小林さんは、やはり、常に自分の現状を正確に作品にする人だ、ということなんだな。


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# by k_penguin | 2016-07-30 02:25 | エンタ系2(ライブレビュー) | Trackback | Comments(10)


法律事務所勤務。現代アート、NHK教育幼児番組、お笑いが好きな50代。


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